鉄華団全員生存ルートRTA 【参考記録】   作:オールF

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ジャスレイ・ドノミチコロスが死ぬところでRTAは終わりそうですね。
(今回はそんなに面白く)ないです。


頭ペシャン公がこんなやつのはずがないという意見をいただいたのでちょいとばかし修正しました。


ジャスレイ戦②

 ジャスレイ・ドノミコルスが念仏を唱え終わるRTA、は、じ、ま、る、よ〜〜!

 

 

 前回はホモくんがエーコを庇って左腕を貫かれたところで終わりました。撃たれたところが悪かったのか、ホモくんは昏睡。その後に歳星内の病院に担ぎ込まれます。ホモくんのステータスは防御力に全振りしてるのでそう簡単に昏睡するはずもなかったのですが……弾丸に睡眠薬でも含まれていたのでしょうか……? (サーッ!)

 

 

 けれども、さすがは鉄血世界の誇るヒットマン。不意打ちだったり睡眠薬入り疑惑があるとはいえ、ホモくんを一撃ノックダウン。こちらも負けじとお返しにホモくんのスーパーエイムでヒットマンの足をぶち抜いた訳ですが、恐らく得られる情報は少ないでしょう。

 

 

 1年ぶりの医療カプセルの心地は……ナオキです。病室の外ではエーコネキや話を聞いて駆けつけた名瀬ニキと団長ォ! がガラス越しに不安やら怒りの混ざった複雑な顔をしています。ていうか、このシーン飛ばせないんですね。

 深刻な顔でオルガがテイワズの重鎮の担当医にホモくんの容態を尋ねます。……ふむふむ、ホモくんの占い師スキルの恩恵である運の高さで致命傷は避けたようです。左腕に当たったくらいで死ぬわけないと思ってるニキは失血死の可能性も考慮してどうぞ。

 まぁ、背中とか肩を隅々まで撃ち抜かれたのにカウンターで発砲したり、数メートル歩きながら詠唱した団長見るとちょっと信じられないかもですが。

 

 

 とりあえず、オルガ達がホモくんを撃ち抜いたヒットマンの雇い主を探しに向かったところで操作可能になりました。といっても、映画版の刹那みたく起き上がるまでは何も出来ない……わけねぇんだよなぁ。けれど、フミタンとエーコネキがまだいるのでここでは行動を起こせません。

 

 

 なので、時を加速させます(メイド・イン・ヘブン)。時の加速(スキップ)は重要イベントがなければいつでも出来ますので、RTA走者は活用してどうぞ。

 

 

 

 病院が閉まって、夜勤の看護師しかいなくなったらアイテムの欄から戦利品などで入手した回復系アイテムをドバーッと使います。(HPが満タンになって)めちゃくちゃ気持ちがええんじゃ。もう顔中(回復)薬まみれや。

 アイン戦後もこうすれば早めに復帰できたんですが、2期になると勝手に回復したんでね。

 さて、ホモくんが動けるようになったのでさっそく行動開始といくかぁ! と、その前にやることがあるんですよ。ホモくん‪が重傷、軽傷に関わらず殺し損ねると一日目の夜にジャスレイの遣いがトドメを刺しに来るので、寝たフリをして待ちます。

 

 

「……ここか」

 

 

 アサシンのくせに声出すとか、コイツさては3流品だな? 病院内なので、発砲すると警備員や夜勤の方々に駆けつけられる可能性があるので暗殺者はナイフを使用してきます。元傭兵のおかげでCQCのコマンドがあるので、手際よく打ちましょう。そんなに難しくは無いですが、傭兵スキルや対人戦向きのスキルがないとコマンドが多くて面倒かもしれません。

 

 

「なっ!? てめっ、なんでっ!?」

 

 

 はい、アバヨシャバヨ。患者が新しい患者を生み出してしまいましたが、ヤクザの世界で硝煙と血の香りは当たり前なんだよなぁ。さてさて、服を汚さないように気絶させたら身ぐるみを剥いでやります。身体は縛り上げてホモくんの代わりに回復ポッドにぶち込んでやるぜぇ! あぁもう! たまんねぇぜ! 

 彼から話を聞いても、用心深いジャスレイは依頼を部下のそのまた部下くらいにさせてるので、ジャスレイに辿り着くことは難しいのです……。

 

 

 はい、黒スーツとサングラスに着替えたら、外に出ます。すると、ノコノコとジャスレイの部下のそのまた部下がやってきます。

 

 

「やったか」

 

 

 ここで文字ありの選択肢を選ぶとワンチャンホモくんとバレるので「無言で頷く」を選択します。すると、謝礼金が貰えますがそんなものに興味はありません。

 

 

「ん? 少ないか?」

 

 

 違う(真顔)。本当の依頼者は誰なのかを聞きたいんですが、さすがに無言で聞くのは難しいですかねぇ……。

 仕方ないので金だけ受け取って男の視界から消えます。そうしたら、男がジャスレイに報告を入れに向かうのでストーキングして証拠を掴んでやりましょう。

 まぁ、そんなに上手くいったらテイワズでナンバー2を名乗れてはないんですがね? 部下も尾行に気をつけてか同じ道を何度も通ったりしてRTA的には嫌すぎる嫌がらせをしてくるので、つけずに近くの電話ボックスに入ります。

 

 

 

 

 とうおるるるるるるるる、とうおるるるるるるるる 、ガチャり。

 

 

「誰だ? この番号を知ってるのは彼を除けば1人しかいないが」

 

 

 どうもその1人のホモくんです。

 

 

「やはりお前か。その感じだと聞いていたほどの怪我ではなさそうだな」

 

 

 そうだよ(適当)。

 

 

「それで? 何の用だ? まさか自分の無事を知らせるための連絡というわけでもないんだろう?」

 

 

 当たり前だよなぁ? ちょっと調べて欲しいことがあるので裏社会に詳しい傭兵さんにお電話させてもらったんですが。

 

 

「なるほど。わかった、ヤツにも手伝ってもらおう。それはそうとお前が撃たれたと聞いてジュリエッタが」

 

 

 ガチャり。

 ヨシ! (現場猫) これで早くて明日にはジャスレイの部下の部下がヒットマンを雇った形跡が発見されます。雇い主の上司がホモくんや鉄華団、さらにはタービンズに怨みがあると分かれば、報復するには十分でしょう。

 まぁ、こんな回りくどいことしなくても、たった1人の最終決戦みたく、単身殴り込んでもいいのですが、さすがに阿頼耶識ナシで寄せ集めの傭兵やヒューマンデブリに勝てるほど2期は楽をさせてくれないので、時間を有効活用させてもらいましょう。

 

 

 とうおるるるるるるるる、とうおるるるるるるるる 。ガチャり。

 

 

『こちらは地球外縁軌道統制統合艦隊だ』

 

 

 あ、マクギリスの旦那はいらっしゃいますか? 

 

 

『准将に用か? 准将はご多忙故に、お前のような名を名乗らない者の相手はしない』

 

 

 鉄華団の星原・モーリノから電話だよって伝えると出てくれると思うんですけど。

 

 

『星原……? あ、准将っ』

 

 

『部下が失礼な態度をした。すまない星原・モーリノ』

 

 

 マジで出たよこの人。仲間じゃないから好感度分からないけど、愛人くらいにならなってくれそうなくらいには高そうですね。

 

 

『そういえば身体はいいのか? 気を失うほどの出血をしたとオルガ団長は言っていたが』

 

 

 それはアンタが聞いたんだろ。まぁ、知ってるなら好都合です。実はですね、その怪我で腕の調子が悪くて(大嘘)。それでモビルスーツを動かすのに不都合なんでいい治療法があれば教えて欲しいんですけど。

 

 

『なるほど、そういうことか』

 

 

 あるなら治療費とか医療費はいくらでも出すので、なんかないすかね〜。あるって知ってるんですけどね! 阿頼耶識が最良だと言っているお兄さんならきっと言ってくれるはずだ! 

 

 

 

『ならばちょうどいい。私も近々、手術の予定があってね、この前のお礼も兼ねて君にも施してあげよう』

 

 

 この前? 2週間くらいの戦争のことでしょうか。おそらく時期的に阿頼耶識の事で間違いないので乗らせていただきましょう。ちょうど近くにトドの乗るモンターク商会の船が来ているらしいので乗せてもらって地球に向かいましょう。そこでついでに置きっぱなしになっているバティンを回収したら、ちょうどよくジャスレイ・ブチコロスができるようになるのでそれまではスキップでいきます。

 

 

 

 

 ###

 

 

 

 

 星原・モーリノが秘密裏に暗殺者を返り討ちにして病院を抜け出した翌日の朝。

 

 

 

「ひぇぇぇぇぇぇ!!! やめてくれぇ! お、俺は何も知らないんだァ! 気絶してるヤツの首を切れって言われただけで、おっ、お、起きてるだなんて……!!」

 

 

「じゃあアンタに俺の家族を殺すように命令したのはどこのどいつなんだよ」

 

 

「だから知らないって! お金を渡されて殺せたら倍を出すって言ってきたくらいで……! どこのどいつかなんて俺は知らねぇよ!」

 

 

「チッ……! クソが!」

 

 

 星原がいた病室に見舞いにきたオルガはいるはずだった男ではなく、全く見覚えのない顔や首にアザのある男を怒り任せに殴り飛ばすと共に見舞いに来た名瀬とその妻たち、そしてフミタンの方を振り返った。

 

 

「恐らくは星原を襲って返り討ちにあって身ぐるみを剥がされたんだろうな」

 

 

「依頼主を見つけようとしたのでしょうか?」

 

 

 名瀬の呟きにフミタンが口を開くと、部屋にいる全員がそうだろうなと頷いてみせる。

 

 

「全く病み上がりで無茶するよ」

 

 

「ほんとだよね……輸血したとはいえそんな直ぐに動けるのかな?」

 

 

 星原の無茶苦茶ぶりは今に始まったことでは無いので、アジーとラフタは呆れたように言うが名瀬はオルガに殴り飛ばされたパンツ一丁で気絶している男を見る。

 おそらくはどこの組織にも属していないゴロツキだろうと悟った名瀬はあの男から星原を狙った人間の特定は難しいと判断すると帽子のつばを摘む。

 

 

「にしても、星原はどこにいったんだ……?」

 

 

「依頼主も簡単にしっぽ掴ませるほど馬鹿じゃないだろうしねぇ」

 

 

 姿を消したまま行方知らずの男の行先を考える名瀬とアミダであるが、やはり見つかるには早すぎるだろうと思考から離れるとアジーとラフタに指示を出す。

 

 

「とりあえずウチの手の空いてるヤツらに探させてくれ。俺は今からオヤジに連絡してくる」

 

 

「あの、兄貴」

 

 

「わかってる。アイツには知らせはしねぇよ。もしかしたら、お前らにも被害が及ぶかもしれねぇからな」

 

 

 オルガの目を見ながらも名瀬はこれまで黙ったままであるエーコの方を一瞥する。昨日は自分のせいだという自責の念に心が締め付けられているような顔であったが、今は顎に手を当ててブツブツと何かを考えているようだった。今は何も言うべきではないかと名瀬は再び口を開くとオルガに尋ねた。

 

 

「オルガ、三日月達はいつ頃こっちに?」

 

 

 

「昨日の夜には火星を出たらしいんで、早くて半月くらいかと」

 

 

 

 昔はギャラルホルンの航路を使えなかったが、マクギリスとのパイプに加えて、星原のおかげでラスタルとのパイプも手に入れた鉄華団には最速で歳星に向かうための航路があり、そう時間はかからないというのがビスケットとユージンの計算であり、乗り込んだ団員達は自分達の大切な家族を殺めようとした者に報復を下したいと気が立っていた。それは家長のオルガも同じで男へと振り抜いた拳は未だに握られたままであった。

 

 

 そして怒りを燃やすのはオルガだけではなく、月の外縁軌道を漂うイオク・クジャンの船の中にもいた。

 

 

「ダメです! 行きます! お兄様を殺そうとした愚か者を妻が討つのは当然でしょう!」

 

 

「落ち着けジュリエッタ。お前はまだヤツと婚約していない」

 

 

 自分を星原・モーリノの妹で妻と思い込んでいるジュリエッタは仮面の男・ヴィダールの制止を振り切ってモビルスーツデッキにやってくると、彼女専用に改造を施されている白いレギンレイズに乗り込もうとしながら、しつこく止めてくるヴィダールに向かって目くじらを立てる。

 

 

「何を言ってるんですかヴィダール! アレはお兄様の私がもっと素敵なレディになるまでとっておこうという優しさです! だからもはや結婚してるも当然なのです!!」

 

 

「何を言っているか俺には分からないがとりあえずレギンレイズから降りるんだ」

 

 

「違います! これはお兄様とラスタル様を護るための剣、レギンレイズ・ブライドです!」

 

 

「そんな名前じゃないんだけどなぁ」

 

 

 勝手に色と名前を変えられた整備長が零すが、怒り心頭のジュリエッタとフルフェイスのマスクのせいもあって2人の耳には届かない。その様子を垣間見たイオク・クジャンであるが、バカに付き合うほど暇ではないと部下と共に部屋へと足を進めていく。一方で、自分達には止められないと判断したイオクの部下は上司であるラスタルに止めてもらおうと彼のいる部屋に向かう。

 すると部屋からはラスタルが誰かと話している声が聞こえ、部屋に入るのを躊躇うも自動ドアのセンサーが反応して扉が開く。

 

 

「うむ、あぁ。そうか、わかった、連絡は私から行おう。お前も悪いな」

 

 

『別に構わんさ。ところでジュリエッタはどうだ? 大人しくはないだろうが……』

 

 

「あぁ……昨日に引き続きまたのようだ」

 

 

『そうかそうか、あっはっはっはっはっ!』

 

 

 ドアの前で額に汗を浮かべて困ったような顔をするギャラルホルン兵士を見て、大体を察したラスタルは苦笑すると電話の向こう側の人物は愉快そうに笑っている。そのままラスタルは一言なにか告げて電話を切ると、部屋にやってきたギャラルホルン兵士へと目を向けた。

 

 

「すまん、待たせたな。その顔はまたジュリエッタか?」

 

 

 

「えぇ、あぁ、はい……。また歳星に行くと……」

 

 

 

「そうか。ならば望み通りに行くから落ち着けと伝えてきてくれ」

 

 

 

「へ……?」

 

 

 呆気にとられる兵士にラスタルは友と、そしてパイプ作りか、あるいは彼を恐れてかは分からないが、届けられた情報を見て今回の騒動の原因となった人物にアタリをつけるとパネルを操作して先程とは違う人物へと連絡をとった。木星圏で最も恐ろしいと呼ばれている男に。




土曜日が地元で大雨になって外に出れなくなったら続き書いて出しますね。

ギャラルホルンルートの需要

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