ダンジョンで手を休めるのは間違っているだろうか 作:語り下手な語り手
間に合いました。
え、話は進んだかって?
…読んでみればわかると思います…まぁ、物書き初心者なので許して、許して。
林に続く道に突如として、林に不自然に置かれた拒馬がちらほらと現れる。そしてカーブを曲がったところで、一回りおおきな拒馬が現れ、避けれないと判断したカイドウは、緩やかにブレーキをかける。カイドウとしては、まだまだ目的地が遠い故に馬に負担を傷を負わせるわけにはいかない。十中八九野盗が襲う目的の為に仕掛けたものだろう。馬車を止めたカイドウはカムイに声をかける。
「カムイ降りろ」
「...奇襲はなしでいいのか?」
「ああ、構わん。」
カムイは考えていた。この2人で数も分からない野盗を相手取るなら、片方が馬車の中に隠れ奇襲をかけるのが良いのではないかと。
「おそらくだが、この状況2人で背中あわせて戦った方が勝率は高い。」
「成る程、心得た。」
カイドウは商人でありながら冒険者でもある。メタを入れればこの世界の冒険者であるのだ。生粋の商人ならばこうは行かないだろう。カムイはそれを知らずとも長年の勘でカイドウは腕が立つと、そう考察した。カイドウから忠告される。
「気をつけろ、もしかすると恩恵もちかもしれん」
「どう言う事だ…?」
あーオラリオ行ったことがないのかとカイドウがぼやく。
「とにかくそこらの騎士より強い可能性があるって事だ」
「そうか、そうはならないといいのだが」
「兎に角降りろ、話はそれからだ」
カムイは言われるがままカイドウの方から馬車を降りた。
周囲を警戒する2人を囲む林の木々や草花、その中獣道と思わしき凹みの方から2つ人影が現れる。人影はどんどん大きくなり木漏れ日が人影を照らす
その2人は獣の皮を用いた肩当てに前だけ開けた長いスカートのような服装のガタイの良い男だった。
「よお!そこのお二人さん!こんな辺鄙なとこに馬車止めてどうしたのさ!」
約10メートルほど距離から此方に歩きながら声を掛けてくる。
「はーろー!名も知らんが親切にありがとさん。俺らよ旅人でよ、次の街、オラリオに向かってるんだが、拒馬に止められちまったよ。どうにかできねぇか?」
カイドウは臆さず返事を返す。カイドウもカイドウでスキンヘッドに強面で筋肉質な男だ。野盗だとわかっていても交渉する様に、この場合ならば威嚇として答える。
その中カムイの耳に微かな草を掻き分け此方に進んでくる音を感知する。
気付きを小声でカイドウに伝える
「此方に1人向かってきてる」
「了解」
カイドウも小声で答える。そんな事に族たちは気づくことなく声をかけてくる。
「おお!そうか、そうか!俺らが手伝ってやるよ!」
2人の野盗との距離が5メートルを切る
カイドウが近づいてくる2人に対して口を開く
「いんや、それは必要ない。柵を退ける事くらいお前さんの手を借りる程非力ではないさ」
と腕を横に広げ、笑う。
「へぇそうかい…まぁ、正直よ…俺らも貧乏だからモノ目当てで臨時バイトしたかったんだが、叶わなくて悲しい…」
言葉を一度切って続ける
「だからよぉー…」
腰に携えた曲刀を勢いよく抜き出しカイドウ達に襲いかかる
「無理やり取らせてもらうぜ」
言葉を返す暇もなく、刀が最も近くにいたカイドウに振るわれる
カムイもすぐさま剣を抜刀しカイドウの守りに入ろうとするが、もう片方の賊が隙を与えず、カイドウに振るわれた物と同様のもので襲いかかる。視覚の内に入っていたため、横に転んで避ける。所謂中ローリングだ。
その最中、真横で大きな金属音が響く
「おぅっと、親切なのはやっぱ皮だけだったか!」
「野暮な事は言うなよ」
カムイは賊を正面に捉えながら後退する。間合いを保ち、カイドウを見る隙が生まれた。張本人は振るわれた刀を腕で防いでいた。
「金属の籠手か…」
賊がぼやく
「ご名答、そしてお休みだッ」
上段から振るわれた刀を斜め下方向へ弾き、腕が解放されたすぐに構えを作り腰を落とし、前へステップをし、弾きによってがら空きになった賊の足元に潜り込む。勢いそのまま顎へアッパーが叩き込まれる。
賊の体が地面から離れる。
「ム、軽いな」
もう片方で浮いた体の腹ににボディブローを叩き込む。1メートル程飛んで地面に落ちて、そのまま動かない。
「アレは凄まじいな」
数秒にも満たない出来事だった。
観戦していると、賊が詰めて来ていた。カムイは当然それが見えている。なんならば、この賊はやけに威勢がいいと感じていた。仲間の1人が一瞬にして倒れたのだ、なのにもかかわらず今もこうして距離がなくなると刀を振るって命を取りにくる。
恐らく、というよりほぼ確実に何かがある。まだ別に作戦がある、という訳だろう。まさか3人目という訳ではないだろう。だとしたら、いや、それしかない様に感じる。
まぁ、そんな考えをする前に刀を振う賊の右斜めにローリングし、背後に回り方を掴んで直剣を体に差し込んむ。
「…がっ…!」
そして、引き抜く。刀が抜かれた切り跡から噴水の様に血が飛ぶ。噴水程美しものではないのだが。
と、軽くあしらったところで3人目へ気を向ける、先程カムイが剣で1人を突き刺した所で草むらから何かの音がしたのだ。
ここでカムイは気がついた。この者達は状況が把握しきれないほどのか弱き者達だと。つまりカイドウの攻撃に反応出来ていなかったのだと。それを証明するべく、3人目の元へ近づこうとする。
「カイドウ、先に3人目を確認してくる。」
「わかった、だが少し待て。先に此奴らを紐で縛る。」
カイドウの指示は攻撃される隙を賊に与える様なモノだった。
「いいのか?」
「ああ、問題ない。確実を俺は取る。」
カムイは困惑した
「確実?何をするんだ。」
「背中を見るんだ。十中八九此奴らは恩恵持ちではないだろう。が、万が一がある」
カイドウは腰にぶら下げているナイフを含めいくつもの道具のうちの、レンジャーが持っている様な縄をベルトから外す。
「カムイ、お前のやった獲物の止血だけしといてくれ。ほら」
縄と同様に筒状に巻かれた包帯をを渡される。だか、此奴らは賊なのだ。助ける理由がない。
「…わかったが、この者たちは死んでも構わなくないか」
「ああ、別に構わん。ただ此奴らをギルドへ渡せば金が手に入り、俺に伯が付く。メリットが大きのさ。」
成る程、カムイは納得した。つまり生け捕りにして賊を渡すと信用や、名誉が得られる訳だ。
しかし、とカムイは思う。なぜ、多く捉えないのか、3人、4人、出す者は多い方が伯が付くに決まっている。それをしないのは謎だ。
捉えないデメリットは何か、 こうして生け捕りにしていると闇討ちの可能性がある事だ。また、賊の長に我々の存在が知られて襲われる可能性がある。
ではメリットは何か、戦わなくて済む。つまり生け捕りにしないという事だ。運ぶ人数が少なくて済む。何だかんだ馬車には荷物が多く乗っている。そこに3人も乗せる、いや、もしも賊の援軍が来た場合更に積む人数が増えるのか。そうなると馬に負荷もかかり、全員を積めない可能性もあるわけだ。その上、生け捕り前提になる故、賊の本隊とわざわざ戦う必要も出てくる。
それならば拒馬を退けて、2人のみ積んで逃げるが吉だろう。更には、情報も売る事が出来る。また、そのまま仕事として受諾すれば更に金が稼げる。恐らく、いやほぼ確実にカイドウはこれを狙っているはずだ、
「成る程な」
「どうした」
「なんでもない、独り言だ」
「そうか」
カイドウ、商人カイドウ。どうりで一人で商人が出来る訳だ。
考え事をしながら作業を進める。失血で気を失っている賊に包帯を巻き、縄で縛る。縛り終えた後に気がついた。やけに賊の顔色が良い。失血で気を失った顔の青さではなく、少し風邪にかかている程度の悪さなのだ。
「やけに顔色が良い、回復したのか?」
「ああ、回復しているはずだぜ。」
賊を縛り終えたカイドウが答える。
「それはここから一週間ほど旅してたどり着ける隠れ街の特製湿布だからな」
「湿布だと、何もただの包帯じゃないか」
湿布といえば、文字通り濡れて、又は薬品で粘つく。だがこれにはそれが全くと言っていいほどそれがなく、真っ白なのだ。
ああ、それはとカイドウは続ける
「粉状にされた治癒薬を包帯の繊維に組み込んであるんだ、血で溶けて体に染み込んで行くから速攻性も高い。いいだろ?」
「成る程、素晴らしい技術だ。」
そんなものも取り扱うのかと内心で驚く。
「この技術を扱えるのは限られた奴らだからな。因みに俺も含まれるぜ」
「聞けば聞くほど貴公は凄いな。」
それほどでも、とカイドウは鼻で笑う。ああそうだと、言葉を続ける。
「カムイこれ企業秘密だから喋るなよ」
「それは…理不尽ではないか」
くっくっと、抑える様に笑うカイドウ。
「ばら撒かれちまったら、俺の元にディケアンケヒトの奴らが刺客を向けてくるかもなぁ」
「…まさか、とは思うがそれでも一儲けする気ではないだろうな」
「まさか、 俺はしがないか弱い商人だぜ」
なんとも白々しいと、声には出さないがそう思いながら、賊を台車へと積み込む。
「カムイ、俺は此奴らに手枷を付けて、服を剥いで恩恵の確認をする。その間に道の拒馬を退けてくれ」
「心得た」
了解したカムイは道に設置されている拒馬の前へ動く。拒馬は見た目以上に軽い物で成人男性2人ならば普通に運べてしまう。しかし、手が足りてはいないため、一人で行わなければならない。故に時間もかかる。軽く息を吐いた。
「出来る限り早く済ませようか」
そんな事を1人呟いた
雀魂タノシー
アッ、そんなやってないですよ…?
CODの方がプレイ時間は多いですし…?
次の完成度0
ケータイ、カエタイ…タッチガバグッテル…非正規に勝手に治された故、直してもらえんくなった…
ファック