『コンコン』 と部屋をノックする音が聞こえる。
「ノンナです」
「どうぞ〜」
許可を出すとノンナが入ってきた。
「カチューシャは寝たか?」
「直ぐにグッスリと夢の世界へ行きました」
「相変わらず寝かすのは上手いな〜俺でも寝付くのに30分位はかかるぞ」
「寝かし方にコツがあるのですよ」
互いにカチューシャの話をすると話が止まらない、二人ともカチューシャを思う事は同じ証拠だ。
「よし、んじゃあ新入部員の人達は既に講義室に集まって貰った感じか?」
「はい、既に全員集まっているとの事です」
「よし!それじゃあ行こうかな」
これからの作戦をメモしてあるパソコンを閉じてノンナと共に講義室へと向かう。
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「ニーナさっきの隊長ニーナより小さかったっぺ〜」
「んだ〜アレはちびっ子隊長だな〜」
田舎の訛りが強い二人の女の子がカチューシャの事を話している、そりゃ初めて彼女を見た人は大体そう思う、同級生、一つ下の後輩も同じ思いだ。
新入部員生がガヤガヤと喋っていた時にタイチとノンナが入ってきた。
入ってきた途端に教室が静かになる。
「では改めてようこそ、プラウダ高校戦車道部へ!私が先ほどプレゼンを行なっていました、戦車道部参謀総長のタイチです今回の流れは俺が私が説明します!今日はよろしくお願いします!」
俺がが頭を下げると座っている新入生も俺に向けて礼をする。
「私が副隊長のノンナです、本日はタイチのアシスタントをするのでよろしくお願いします」
俺と同様頭を下げると座っている新入生もノンナに向けて礼をした。
「早速ですが戦車に乗っていただきます!皆さん外のグラウンドに向かってください!」
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場所は変わってグラウンド、既にチームメイトにお願いしてt-34を10両を車庫から持ってきてもらった。
「では50人居ますので5人1組でチームを作ってください」
とりあえず最初はチーム決めだ、一つの戦車を5人で動かすのだから知り合、友達などコミュニケーションを取りやすい人と一緒になるのは大切な事だ。仲の悪い人とチームを組む事になると互いに戦闘に集中しにくく、せっかく楽しい部活動が無駄になってしまうからな。
チーム分けは意外にもすぐに終わった。俺の世代の時は結構悩んでたもんだぞ!そもそも俺だけしか男がいなかったんだから皆遠慮しちゃって中々チームが決まらなくて後で話すが今組んでるチームが無かったら戦車道はやってなかった。
「では次は5人の中から車長、砲手、装填手、通信手兼機銃手、操縦手を決めて下さい」
チームが出来たら次は役割決めこれが一番重要、人それぞれ得意不得意があるから一先ず自分達で決めて練習戦をやってから再び役割を変えるってのがプラウダ流。ちなみに俺は最初から車長ではなかった。
「各チーム決め終わったとの事です」
「よし、では各車両の車長は集合!」
役割を決め今度は各チームの車長を呼んで戦車の操縦方法、砲弾の狙い方、撃ち方、装填する砲弾の種類、装填方法、通信機器の使い方、暗号の打ち方、解読の仕方、車長の戦闘での立ち回り方、が載っているマニュアル本を車長に渡す、貰った車長はチームメイトにコレを配りある程度理解したうえで集合地点へと向かってもらう。
「では各車両準備ができ次第この地点に向かってください」
『了解しました!』
「じゃあノンナ集合地点で」
「はいタイチも道中気をつけて」
以上の事を車長に伝え俺とノンナは各自車両に向かい集合地点へと先に向かう。道中には同級生、一つ下の後輩らが万が一の時に備えて待機している為事故をしても大丈夫だ。
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ノンナと別れて俺は自分の車両に向かう、既にチームメイトが準備しているので直ぐに向かうことができる…がウチのチームメイトは面倒な奴らが多くてね〜
「遅いよ!どんなけ待たせるのよ!」
「まぁまぁジーナそんなに怒らないで♪」
「タイチ君こっちは準備できてるよ……!」
「目的地は何処タイチ?」
まぁ…こんな感じだ、ついでに俺の乗る戦車とチームメイトを紹介しよう!
俺が乗っている戦車はkv-1sだ、そこそこある機動力と威力の高い122m m砲を乗せている。基本プラウダは重火力の戦車が半分軽火力の戦車が半分の編成になっている為その間の戦車が足りないためウチのチームだけこの戦車を使っている。
「早くいくわよ、タイチ!」
この強い口調で俺に怒ってくる子の名前はジーナ、通信手を担当している、髪はオレンジ色のセミロングで性格は本人以外は分かっているがツンデレだ何かしら文句を言うがチームの中では一番みんなの事を気に掛けている。過去に車長をやっていた経験がある為俺がカチューシャらに会いにいく際等に変わりに車長をやってくれている。通信手としては最高レベルで暗号製作から他校の暗号解読を瞬時にやってくれる、ウチのチームには勿体ない人物だ。
「タイチ君…言われたとうり、HE弾を多めにしたよ…!」
この引っ込み事案な女の子の名前はリーネ、装填手を担当している。性格はおとなしく引っ込み事案、髪は銀髪のポニーテール、初めて会う相手にはあまり喋らないが慣れてくると普通に話してくれる良い子です!チームの中では1番の頑張り屋さんで相手の戦車の装甲の厚さに合わせて砲弾を変えて常に装填第一を掲げている、装填の速さは学校1位でかなり早い、しかし力が余りない為連続での装填が苦手で頑張って装填している姿は可愛い!
「タイチ君!今日の相手は新入部員でしょ?ここは私がカッコ良く決めたいわね!」
このお姉さん系な口調で話してくるこの子の名前はカリーナ、砲手を担当してる、性格はお姉さん系でジーナ並みに皆んなの事を気にかけている。髪は茶髪のロングヘアー、本人は皆んなから頼られる存在になりたいらしいが実は重度のおっちょこちょいである、この前の試合もパンツァージャケットを忘れてくる始末な為チームの皆はあまり頼っていない。しかし彼女凄いところは射撃である。ノンナと一位二位を争うほどの実力の持ち主である、この前の試合ではノンナには負けたが撃破車両12両中3両は彼女である。この事が悔しかったようで毎日射撃の練習をしている。
「早くいこタイチ、帰ってアイス食べたい…」
このクールな口調で話してくる女の子の名前はアーニャ、操縦手を担当してる、性格はさっき言ったようにクールだメンバーの話を聞くと的確なコメントを返してくれるのだが面倒そうに言う為もう少し感情を入れて欲しいと言われている。本人もそれに困っている様で自分の家の鏡で笑顔の練習をしているらしい。操縦手としての働きは良くどんな地形の道でも止まらず普通に操縦している、それには理由があり彼女はとてつもなく頭が良い、そのためこの車両の操縦マニュアルを見た途端に操縦をマスターしていた。
以上の四人がチームメイトだ俺は4人とも仲は良い、たまに5人で焼肉に行くほどだ。
「よし、じゃあアーニャ集合地点までたのむ」
「了解〜」
俺の呼びかけでエンジンをかけて戦車を発進させ集合地点へと戦車を向かわせた。
「ところでタイチ、今年のチーム分けは意外と早かったわね?」
「それは俺も驚いたよ!まさかあんなに早いとは思わなかった」
「もしかしたら意外と団結力が高いかもですね!?」
「そこなんだよな今問題なのが」
「大丈夫よ、タイチなら出来るわ!」
「カリーナに言われてもな〜」
「そんな〜…」
大体試合でも目的地まではこの様にたわいもない話をしながら楽しんでいる。
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「ふぁ〜…さてカチューシャも行こうかな〜車を!」
お昼寝から覚めたカチューシャも車に乗り集合地点へと向かった。
次回も楽しみに!
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