なにやらチートのような体を手に入れたので楽しく生きたいと思います(願望) 作:nonose
褒めて褒めてっ!!
「ビックリするほど体が軽い、前世の体にもこれほどの身体能力があれば……いや、やっぱり良いですね。こんな身体能力があってもどうしようもないですし」
というか勝手に話し方が変わってないかこれ……思考まで流石に変わってはないけど。
それにしても本当に身体能力が凄まじいな、五感も冴え渡ってる気がする。
そんな風に木々の間を抜け駆け、淡々と走っていく
抜けた先に街でもあるとありがたい━━━
「おっと、漸く抜けましたか……これは幸い、街もあります。まだ日は昇ってますしね。それでは行きましょうか」
ここから俺の2度目の生活が始まる
……わけがなかった。こんな超常現象が起こってる時点で察してはいたけど
死亡フラグとかないよな?
初っぱなからなんかヤバいこと起きてた気がするにはするけど。あれってなんだったんだろう、口から血が出た気がするし
ん~、考えても仕方ないなっ!!
「へぇ~、やはり定番の中世風の町並みですねー。何か面白いことはありますかね~」
ニコニコと、といってもこの体になってからずっとニコニコしてる気がするけど
……はっ、そうじゃなかった。面白いだとかそうじゃなかった。容姿を確認せねばっ!!
ガツガツと、勢いある足踏みで街のなかを歩いていく。
周りの人には不審な目で見られてるけどそれは我慢する。
「おっと?ガラス発見です。ここで1つ華麗な容姿でもお恵み頂きましょ……う……か……えっ?ん?待ってください……綺麗すぎませんかね?んー実にいい顔です、でも、この顔どこかで?」
「おいっ、ねーちゃん。そんなとこでなんしてんだ」
「うにゃっ!?」
唐突な闖入者の声を聞き、ビクリと体を震わせ ギギギと音がなっているような珍妙な動きで声が聞こえる方を向くと
なんとも恐ろしい形相をした男が
「おいおい、そんなにビビらなくてもいいじゃねぇか。見慣れねぇ服装だが、どっから来た?」
「えっ、あぁっ……どっから。どっからですか……あまり分からなくて?」
「なんだぁ?良い歳して迷子か?ほらっ、これやっから」
「……おじさん、思ったよりいい人ですね。私ビックリしました……」
「余計なお世話だッ!!」
急に怒鳴られると、すごく怖いんだけど
おじさんは怒鳴るとすぐにその場から離れていって建物の正面の方に行った。
チラリと覗くと、どうやら店になっているらしい。八百屋?
それにしても渡されたコレは……リンゴでは?
赤い皮に、少しの重量感。手の中にちょうどよく収まるサイズ……リンゴじゃね?
パクリと一口、ふむ……ふむふむ…リンゴだコレ。美味しい
はむはむと口のなかにリンゴを詰めて食べていく。
果物特有の瑞々しさに、ほのかな甘味
そんな少しの幸福を味わっている……そんな隙に唐突にやって来た。
心臓を握り潰されるような痛み……口のなかに入れていたリンゴを思わず吐いてしまうほどの苦痛……。
口からは、生温いリンゴと同じような赤い赤い血が零れ落ちて、地に転がった果実に垂れる。
そのまま体は倒れ込み……俺は━━死んだ
他Fateキャラ投入するかしないか
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する
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しない
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麻婆豆腐だけなら