なにやらチートのような体を手に入れたので楽しく生きたいと思います(願望)   作:nonose

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お久しぶりです。最近忙しかったり続きが思い浮かばなかったりで続きを書けていませんでした。申し訳
なので初投稿です

本編どうぞ


主人公達の邂逅

「ねぇ、ランサーさんは一体何処から来たの?」

 

「遠い場所です」

 

「ランサーさんの服装って変わってるけど、どこで買ったの?」

 

「家にあったものです」

 

「ランサーさんはどうしてずっと笑顔なの?」

 

「笑顔だと嫌なことも忘れられるからですよ」

 

「そうなんだ。ランサーさんってとても強い人なのね。私じゃそういかないもの……」

 

「そのうち慣れます」

 

「ランサーさん。私に冷たくなーい?」

 

「あはは、まさかまさか」

 

 ……なんだこの人。とてもグイグイ来る。

 目をとてもキラキラと輝かせていて若干ウザったい。

 

 別に悪意を向けられているわけではないから、特段気にすることでもないのだろうが一歩歩くことに質問されているのではないか? というほどに怒涛の質問攻めを受けている。

 

 彼女に悪気があるわけじゃないんだろうけど、なんていうかこう。そうだな、世間知らずの箱入り娘……といったところでしょうか。

 なにも知らず、全てが新鮮で触れるものが未知なものばかりと。

 

 うん、とてもウザい。

 最初は俺も色々と彼女に聞いていたりしてたんだが、いつの間にか質問攻めを受けているこの現状よ。

 

「……ところで、エミリア。貴女が困っていた理由は捜し物でしたよね」

 

「え、えぇそうね」

 

「私との話に夢中で少し忘れていたなんてことありませんよね?」

 

「そ、そんなこと。ない……わよ?」

 

「あー、うん……えーと、それは良いとしてです。貴女は小さな女の子に物を盗まれた。それはとても大切なもので絶対に取り返さなきゃならない。ここまではエミリア、貴女から聞いた話ですが間違いないですね?」

「うん、間違ってない」

 

 先程までの浮かれた表情とは打って変わって真剣な眼差しでこちらを見てくる彼女を見てよほど大切なものなんだろうと俺は見る。

 それを探し当てたとなれば、うん。恩を売ることも出来るだろうな。

 

「はいはい、聞けばその小さな女の子は盗むことに慣れている様子。

 ならば、ここいらの人が多い場所を拠点としているわけではないでしょう。やはりここは裏か、多分もう少し治安が悪いところでしょうか」

「えーと、それならそうね。ここより寂れた場所があるのは聞いたことあるけど……」

「ほうほう、十中八九そこでしょうね。盗品を捌く場所を見つけれれば尚良しですね。早速行きましょうか」

 

「それは、いいんだけど……」

「どうしました?」

 

「どこなのか、わからないの……」

「おっと、役立たず……」

 

 

 彼女は思っていたより頼れないようだった。

 

 

 

 △▼△▼

 

 路地裏に居たチンピラに優しく尋ねたり、リンガ屋さんのおじさんに聞いたりすることで一刻も掛からずに盗人の本拠地を見つけることが出来た。

 

「いやー、やはり持つべきものはコネですね」

「うーん、すごーく言ってることが微妙な気がする」 

「気にしませんよ。ほら、見えてきましたあれが盗品蔵じゃないですか?」

「多分そうだと思う」

 

 煮えきらない言い方をされると、こっちも少し困惑するな。間違ってないよな? あのなんかボロい家みたいなので合ってるよな? 

 うーん、わからん。そもそも突撃するほか選択肢は俺達にはないわけだけど。

 

「行きましょうか、扉を開けましょうかね」

「その前にノックはちゃんとしましょ?」

「エミリア貴女、変なところで律儀ですね。やりますけど、それじゃノックを3回。入って「殺されるぞ!!」……おっと」

「むっ、殺したりなんてそんなおっかないこと、いきなりしないのに」

「最悪、殺し殺されの覚悟で入る方が身のためでしょうがね。___入りますよー」

 

 中に入って見ればそこに居たのは件の少女と大柄の男。そして、ジャージ姿の青年だった。

 

 △▼△▼

 

「___どういうことだ。だ、誰だよ」

 

 おかしい、ここまでのループの中であの女の人は見掛けてない。白髪で黒色のメッシュが入った。戦国武将さながらの甲冑ってェのか? 鎧かなんなのかわかんねぇけど、あんな目立つ恰好してるやつなんて見てない。

 おかしい、おかしい。まだあの女が来るならわかる。だがアイツは一体……。

 しかも偽サテラが来るのも早すぎる、前回は俺が居たから遅れたってことなんだろうか。

「俺が居なけりゃこんだけ早く辿り着けたってことか」

 

 自分がお荷物だった。などという考えは取り敢えず置いておいて。

 ふと、見れば前方でフェルトと偽サテラ、と謎の女性が言い合っている。

 

「えー、そこの童。この人の盗まれたものを返しては頂けませんか?」

 

 謎の女性の方は落ち着いた物腰でフェルトに話しかけて徽章を返すように話しかける、がフェルトは忌々し目に唇を噛み謎の女性の方を睨んでいた。

 流石に俺でもわかる、空気感が悪い。向こうの女性の方はたいしたもんじゃねぇが、フェルトの方が今にも爆発しそうな勢いだ。

 

「ハッ、ムリだな。私も商売やってんだ。簡単に渡せないね」

「そう……なら」

「やめておきなさい。ここは私がやります、そこの童」

「童じゃねー、私にはフェルトって名前があんだよ」

「それは失礼、ではフェルト。そちらが盗んだものを今すぐこちらに手渡しなさい。それを貴方達が持っているだけで、メリット以上のデメリットが貴方達に襲いかかる」

「……へぇ、どうするってんだよ」

「貴方達3人諸共、殺害するのも容易いことですが?」

「脅しかよ姉ちゃん」

「勿論、これだけの大きな国です。そんな中で盗みなんてするようなら、それだけの覚悟があってやっているのでしょう?」

「確かにそれは間違っちゃいねぇが」

「なら、構いませんね。ここで貴方を殺しても文句は言えませんね? 死ねば喋ることなんて出来ないのですが」

 

 俺にも当てられる無造作にバラまかれる殺気が身を凍らせる。

 サディスティック女なんて、比にならねぇほどの……。

 思わずチビリそうになっちまう。動けるわけがない、ただ呆然と見守るしか出来ない。

 

「……ロム爺」

「動けん。……いや、動きたくても動けないが正しいの。厄介なもんを持ち込んでくれたもんじゃな、フェルト」

 

 フェルトの静かな呼びかけに、脂汗をかきながら答えるロム爺。腕が少し震えて見える。あれ程の巨漢のロム爺が震えている姿は、少し恐ろしく見える。

 

「厄介なもんに更に厄介なもんが上乗せされてる気分じゃわい」

「……そこまで言っていただけると私も自信が付きますね」

 

 盗品蔵に入ってきたときから絶えないその笑顔が、この場ではとても不気味で仕方ない。

 一触即発の空気、もうここまでかと目を細めたその時。偽サテラの後方から轟音が鳴った。

 

「な、なんだ!?」

 

 思わず、叫び声をあげちまった。

 音が鳴ったその先、そこに居たのは先程までフェルトと話していた謎の女性だった。

 

 

 

他Fateキャラ投入するかしないか

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