花咲川の異空間   作:ノッキー

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とある事情があり大阪に行ってこころが帰ってきた。

 

「ただいまぁ!」

 

「お帰り、こころ」

 

目の前にあったバンっと弦巻家の扉が開きこころが扉の裏から現れる。そして、黒服さんの手引きにより弦巻家にいた私がこころが帰ってくるのを出迎える。それと言うのも早く美咲に見せたいものがあるって言った為黒服さんに呼ばれた為である。

 

「みさきぃ!!!!」

 

「だからって、いきなり抱きつかないでよ、こころ」

 

そして、出会って数秒で抱きついて来たこころに苦笑を浮かべつつも金髪の髪を撫でる。

 

「それで、今回は何しに大阪行って来たの?」

 

「んーそうね、マディス……なんちゃらって言う会社のパーティよ!」

 

マディス……?あまり聞いた事ないなぁと思いつつも頭を捻らせる。捻らせた物のなんなのか分からず、なんなの、その会社とこころに聞き返すと、こころは私に抱きついたまま顔だけこちらに向ける。

 

「んーそうね、エーアイって言う物を作ってるらしいわ!」

 

「エーアイ……あーはいはい、AIねって事は人工知能を作って会社なんだね……」

 

ふーん、そんな会社あったんだと思っていると私に抱きつくのを辞めたこころがおもむろにスマホを取り出し少し弄った後私に見せてくる。画面には近未来的な感じでMと書かれたマークが表示されていた。

 

「そうなの!それで、そのエーアイを使ったEMMAって言うこのアプリを作ってるらしいわ!」

 

「へぇーそれがこころが見せたい物ってそれなの?」

 

そうよ!と言ったこころは目を輝かせて私の方を見てくる。

 

「美咲もインストールしてみて!凄いから!」

 

「はいはい、わかりましたよっと」

 

そう言いつつ私はスマホを取り出しアプリストアからコンシェルジュアプリEMMAをインストールする。そして、EMMAのアイコンをタップする。

 

『初めまして。EMMAです。アナタに会えて嬉しいです。アナタの名前を入力してください。』

 

「うぉ!?しゃべった!」

 

そうなのよ!と言ったこころを他所に私は自分自身の名前を入力する。

 

「よし、登録完了っと」

 

「じゃ!友達になりましょ!みさき!」

 

わかったよと言い私は友達登録のボタンを押すと、トモダチキーワードをお願いしますとEMMAに言われる。

 

「トモダチキーワードはなんなの、こころ」

 

「ハッピー!ラッキー!スマイル!イェイ!よ!」

 

こころにそう言われて、はいはい、いつものやつねと答えつつ、トモダチキーワードを言ってこころのアカウントを友達登録しようとするがーーー

 

『ーーーキーワードが入力されましたナビゲーションを開始します』

 

「え?」

 

ーーー突然ナビゲーションが始まり、ど、どう言う事っと思った次の瞬間、私の目の前が暗転したのだった。

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