孫悟飯が強くなることに意欲的ならば   作:naonakki

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沢山の感想有難うございます!

また、前回感想に対し、活動報告にて回答させて頂きましたが、どうでしたでしょうか?
個人的には、やっぱり普通に返信でいいかなと思って今回は普通に返信させて頂きました笑
ご要望があれば別ですが次回以降も普通に返信させて頂こうかなと……
お手数おかけしました。

最後に、毎度ですが誤字脱字報告していただいた方ありがとうございます!



第10話 ナッパ&ベジータ

 くっ、凄い衝撃だな……。

 

 悟飯とラディッツが衝突したことにより、戦いは始まった。

 悟飯のことも気がかりだが、それよりも目の前の敵に集中だ。

 

 大柄でクリリン同様の輝くスキンヘッドが特徴であるサイヤ人、ナッパを見据える。

 向こうは、内輪での揉め事が原因なのか、かなりいらいらしているらしく、荒い息を吐き、こちらを睨んでいる。

 向こうの3人の中では、一番弱い気の持ち主とはいえ、それでも俺が全力を出して何とか互角と言ったところか……。

 ナッパから感じ取れる気の量を分析し、そう結論付ける。

 

 これなら、こちらには俺以外の4人もいることから数で圧倒し、勝てるだろう。

 それに、こちらは悟飯から相手の情報を事前に聞いてある。

 気を付けるべきことは、短い溜めで口から大出力の気砲を打ち出してくる攻撃だろう。

 次に、万が一にも大猿化されないように、尻尾を切ることを優先することだろうか。

 悟飯に聞いた話によると、サイヤ人は月を見ると尻尾が反応し、大猿化するらしい、それもかなりのパワーアップをするとのこと。

 それでは月を破壊すればいいのでは、と提案するも、どうも敵のチビのサイヤ人―悟飯はベジータと言っていた―は、人工的に月を作れるらしく、月を破壊しても無駄とのことだ。

 まあ、月を見られる前に倒してしまえばいいだけの話だ。

 後は栽培マンとかいう、緑色の化け物も大した強さはないが追い込まれると自爆をしてくるから注意が必要と言っていたが、今のところそのような奴はいない、後で出てくるのだろうか?

 まあ、冷静に対応していけば大丈夫だろう。

 

 「俺がメインで奴と戦う! 貴様らは俺をサポートしろ!」

 

 この四人では、ナッパとまともに戦うことはできないだろう。

 そう判断し、指示を飛ばす。

 四人も特に異論はないのか、了承の意を示してくる。

 

 「……貴様ら雑魚どもなんて、このナッパ様が一瞬で片付けてやる。」

 「ふんっ、やれるものならやってみろ。あまり地球を舐めるなよ?」

 

 「いきがるなああ!!」俺の発言に対し、そう叫んだナッパは一気に戦闘モードに移行していく。

 ラディッツや悟飯には遠く及ばないが、それでも今の俺たちには、手ごわい敵に変わりはない。

 ナッパから放たれる気に圧されないよう、歯を食いしばり前を見据える。

 それと同時にこちらも気を開放していく。

 

 「はああぁぁぁ!」

 

 敵と同レベルの気を開放していく、それを見た他の四人も同様に気を開放していく。

 ナッパはこちらを見て、「な、この俺と同レベルの戦闘力だと……」と、驚きの表情を浮かべている。

 敵が動揺しているならチャンスだとばかりに俺は解放した気の勢いをそのままに敵に真っすぐに突き進む。

 それを見たナッパも混乱したままではあるらしいが、構えをとり、迎え撃つ態勢をとる。

 

 

 

 ナッパと戦いを開始してから、どれくらい経っただろうか?

 一瞬も気を緩める暇がなく、戦い続けているため時間の感覚はなかった。

 しかし戦い自体は、順調であった。

 

 実際にナッパと戦ってみると、やはり俺とナッパに強さの差はほとんどなく、互角の勝負を繰り広げた。

 そうなってくると、当人同士以外の要素で戦局が大きく傾くのは必然。

 その点についていえば、クリリンをはじめ、天津飯、餃子、ヤムチャの存在は大きかった。

 あいつらの適切なサポートのおかげで、見る見るこちらが有利になっていく。

 俺が作り出した敵の隙を見極め、攻撃を打ち込み、逆にこちらに隙ができた時は、その隙を埋めるような動きをとってくれていた。

 こちら側にはほとんどダメージはないが、敵には着実にダメージが入っていく。

 一度、口からかなりの破壊力を持つ、光線の如き輝く気泡の大技を打ち出されたが、事前にその技を知っていたため、なんとかぎりぎり躱すことができた―正直、事前に知らなかったら危なかった―。

 ナッパはかなりタフのようだが、奴の体力はもう限界に近いようだ。

 

 「くそがああああああ!!」

 

 そんな状況に対し、最後の抵抗なのか、あるいは地球人ごときに劣勢であることに対する怒りなのか、そう叫んだナッパは、こちらに真っすぐに突っ込んでくる。

 

 馬鹿め……、理性をとばしやがって、動きが単調すぎるぜ。

 敵が繰り出してきた拳をぎりぎりのタイミングで、しゃがむ形で躱し、カウンターの要領でナッパのガラ空きの胴体に全力の拳を叩き込む。

 確かな攻撃の感触と同時に何本かの骨が折れる感触も伝わってくる。

 ナッパも「おっ……っご!」と、苦痛の声を漏らし、そのまま気を失ったのかその場にズシャッと音をたてて、地に落ちて、動かなくなった。

 

 ……本来ならここで殺してしまうほうがいいのだろうが悟飯は非殺を目指していると聞いた。

 別にそんなこと無視して殺してしまえばよかったのだろうが、殺そうとすると、どうしても悟飯の顔が頭をよぎってしまう。

 

 「ちっ…」

 

 俺は足元に転ぶナッパの尻尾を掴み、そのまま「ブチッ」と引きちぎった。

 ナッパは一瞬ビクンと反応したものの、起き上がる様子はない。

 

 ……これで仮にナッパが気付いても、大猿化もしないし、この気の量では、なぜか辺りをウロチョロしているヤジロベーだったか?すら殺せまい。

 そう考えた俺は、ナッパを殺さずそのままにすることに決める。

 念のため、この世で一番丈夫なロープを作り出し、敵を拘束しておいた。

 

 そうこうしていると、他の奴らが集まってきて

 

 「やったな! ピッコロ!」

 

 真っ先にこちらにやってきたクリリンが笑顔を浮かべながら、そう言ってきた。

 クリリンだけではない、他のメンツもどこか安堵の表情を浮かべこちらに集まってくる。

 ……こいつらは、俺が敵だということを忘れているのだろうか?

 

 「勘違いしているようだが、俺は仕方なしに手を組んでいるだけだということを忘れるな!」

 「え……あ、あぁ、いや、そりゃそうかもしれないけど」

 

 そう答えるクリリンは、何ともいえない残念そうな、少し物寂しい表情を浮かべている。

 鬱陶しい表情だ…っ。

 

 「それより、他の二人の元へ行くぞ! まだ戦いは終わっていないんだ!」

 

 そう言って俺は、まず近くにいた孫悟空のもとへいくことにした。

 気を探る限り、恐らく界王拳とかいうもので飛躍的パワーアップを果たした孫悟空がベジータとやらを圧倒しているようだが、その技のデメリットの影響で孫悟空の気の減りが早い、早く行ったほうがいいだろう。

 

 「あ、おい、待てよ!」

 

 そう言って、他の奴らも俺の後を着いてくる。

 

 

 

 気を失っているナッパの胸元から『コロン』と5つの粒が入った瓶が転がり落ちるが、それに気づくものはいなかった。

 

 

 

 ~悟空vsベジータ~

 

 ベジータは、ラディッツに圧倒的差をつけられて、多大なショックと怒りを感じていた。

 

 くそ……っ、この俺がラディッツなんかに……!!

 

 奴に何があったかは知らないが、サイヤ人の王子である俺が戦闘力でラディッツに上回られるなどあってはならないことだ。

 そのラディッツは、俺のことなど最早眼中にないようにカカロットのガキと戦うことにしか興味がないようだ。

 そのカカロットのガキも、ラディッツと同等に、戦闘力5万を超えている。

 悪夢だと思いたかったが、これはまぎれもない現実だ。

 

 この時点でもベジータのプライドはズダボロであったが、さらに屈辱的な展開が待っていた。

 

 「よう、お前の相手はこのオラだ。」

 

 俺の前に立ったのは、カカロットだった。

 カカロットのガキほどのパワーアップはしていないようだが、それでも8千ほどの戦闘力を持っていた。

 

 普段なら、笑いながら遊び気分で相手をしてやるところだが、ラディッツとカカロットのガキの件もあり、とてもそんな気分にはなれなかった。

 

 まさか、こいつもあいつらのような戦闘力を……?

 

 こいつらは、戦闘力を自在に操るため、スカウターの数値をまともに当てにしないように、その辺に投げ捨てた。

 しかし、いざ戦ってみるとそれが杞憂であることが分かった。

 カカロットの戦闘力は8千そのもので、動きも全て自分にとっては、取るに足らないものだった。

 その結論に至ると胸の内にたまった怒りをぶつけるようにカカロットを圧倒していたが、途中から展開がガラリと変わる。

 

 このままでは、勝てないと踏んだカカロットは、集中するかのように深く息を吐き、目をカッと見開き、

 

 「界王拳……2倍だああぁ!!」

 

 そう叫んだ、瞬間カカロットの前身は赤いオーラに包まれた。

 ビリビリと、戦闘力を読み取ることはできないはずの俺でも、カカロットが何かしらの手段によってパワーアップしたことを感じ取る。

 そして予想通り、これまでの動きからは考えられない、スピード、力を持って俺に立ちはだかってきた。

 

 かなり戦闘力差を詰められたような感覚だが、それでも俺には通用しない。

 すぐにカカロットの動きを見極めると、またカカロットを圧倒していく。

 

 だが、ここまでだった。

 

 「体持ってくれよ……3倍界王拳だああぁ!!」

 

 なぜか意を決したようにそう叫ぶカカロットから感じる戦闘力はこれまでとは比較にならなかった。

 

 そこからの展開は一方的だった。

 

 こちらの攻撃は、すべて躱され、防がれる。

 逆に向こうの攻撃は、かなりの威力をもって俺に刺さっていく。

 もはや、カカロットの動きを目で追う事すら困難であり、反撃の目がない。

 

 「が。がはっ……こ、こんなことが。」

 

 あまりのダメージにヨタヨタと後ずさりながら、驚愕の表情を浮かべながらカカロットを見つめる。

 なぜか、カカロットのやつもかなりの疲労を感じているようだが、どうでもよかった。

 

 馬鹿な……馬鹿な馬鹿な馬鹿な!!??

 

 ラディッツとカカロットのガキに加えて、カカロットまでが俺の戦闘力を超えている!?

 こんな下級戦士の一族にこの俺が負けるはずがないんだ……。

 

 ここまでくれば、地球にあるドラゴンボールとやらの存在もどうでもよくなった。

 地球を巻き添えにするように、上空から俺の中の一番の大技、『ギャリック砲』を打った。

 

 しかし

 

 その攻撃も、俺のギャリック砲によく似た、しかし俺のギャリック砲を上回る技で押し返された。

 

 もはや、何が起きているのか分からなかった。  

 何をしても、上をいかれる。

 下にいるカカロットを見て、あまりの出来事に全身がワナワナと震える。

 

 ……。 

 

 ……仕方がない。

 まさか、大猿化をこんなところで使うことになるとは思わなかったが、カカロットを片付けるのが何より優先だ。

 本来は、地球人のやつらを手っ取り早く殺すために、満月の日を選んできたわけだが、まさかカカロットとの戦いで大猿化するとは……。

 

 空を見上げると、まだ夕方であるらしく、月は出ていないようだ。

 だが問題ない、すでに夜になっている東に移動すれば月が見えるだろう。

 

 辺りを見渡し、そう考えた時だった。

 

 ドンッ!!

 

 上から、突然圧力を感じ、そのまま地上に叩きつけられるように、吹っ飛ばされてしまう。

 不意打ちであり、まともにくらい、驚いたもののダメージ自体はない。

 そのまま、地上にスタッと着地する。

 

 そして突然の事態に辺りを警戒しながら、攻撃した奴が誰かと上を向いた瞬間、突如後ろから殺気を感じた。

 

 ……っ!

 

 慌ててジャンプし、下に視線を向けると、黄色く輝く、円盤状のモノが自分の元居た場所―もっと詳しく言うと、尻尾があった場所―にかなりの速度をもって、通り過ぎ去っていくのが見えた。

 エネルギーを刃状にしているのか……あれに当たれば、間違いなく尻尾が切られていた。

 

 キッと視線を、今攻撃が打たれた方へ向ける、そこには、攻撃を打ったと思われるチビのハゲ野郎が、攻撃を放った態勢のまま固まっていた。

 その表情はまるで、まさか躱されるとはと言いたげだ。

 

 そして上空からゆっくりと降りてきたのは、恐らく俺を攻撃したであろう緑色の皮膚をした地球人……ん? あれはナメック星人じゃないか? なぜ地球に……。というよりナッパはやられたのか?

 

 そんな疑問が頭に浮かぶが中、そのナメック星人は口を開き、こう言ってきた。

 

 「はっ、全力で攻撃したのに、ダメージはなしか……。だが、今みたいに足止めくらいはできるらしいな?」

 

 そして、ナメック星人は、ニヤッと笑いながら、こう続けた。

 

 「月を見れる余裕なんてあると思うなよ?」

 

 つづく

 




第10話読んで頂いてありがとうございます!

というわけで、今回は悟飯が登場しない、ナッパ戦とベジータ戦でした!
次回はベジータ戦が本格化していきます!

あと、悟飯の戦闘力を推察するうえで、重要なキーとなってくる100倍の重力トレーニング直後の悟空の戦闘力ですが、色々調べたんですが6万派と9万派の意見があるようです。
正直どちらに合わせてもよかったのですが、作者が勝手に6万と思っていたこともあり、100倍の重力室でのトレーニングを行った悟空の戦闘力は6万という前提で話を進めようと思います。
(すみません、もし公式で9万という数値なら指摘いただけると嬉しいです)

では、また次話でお会いできるのを楽しみにしております!



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