ただ、感想については相変わらず返信ができていないと……。
(すべてもれなく読ませていただいています。)
その感想ですが、ありがたいことにたくさんいただくようになってきました。
そこで、今回は感想(特に指摘・意見)についての返信については、活動報告で行おうかなと……
感想の内容をまとめて、QAの形で回答しようかなと思います。
あとがきにURLを貼りますので、よければ見てください!
様子をみて、今後もその形をとるか考えてみます。
最後に誤字脱字を報告して頂いてありがとうございます!
(どうやったら誤字脱字しないように書けるのだろうか……)
ラディッツから放たれる暴力的ともいえる膨大な気が、辺り一面に迸る。
大地は揺れ、あまりのエネルギー量にラディッツの周囲では放電現象さえ起きている。
……予想できていたとは言え、これほどとは
相手の気迫に飲み込まれないよう、しっかり踏ん張り、まっすぐにラディッツを見据える。
一体ラディッツにこの一年間で何があったんだ?
以前とは比べ物にならないないぞ、まるで別人だ。
僕は100倍の重力空間での修行を行い、力を身に付けた。
では、ラディッツは……?
「ひ、ひいいぃぃ、な、なんだよこのでたらめな力はよぉ!!」
「ぐっ……」
「……す、すげぇ。」
皆は、ラディッツから放たれる経験もしたことがない力にただただ圧倒されている。
しかし、それは何も味方に限った話ではない。
視線を前に向けると、ベジータさんとナッパは驚愕の表情を浮かべ、味方であるはずの ラディッツを立ち尽くしながら見つめていた。
「ば……馬鹿な……ご、5万の戦闘力……だと? あ、ありえない、スカウターの故障か?? し、しかし、この押しつぶすような圧力はギニュー特戦隊のやつらと同じ……」
「い、いやいや、あり得ないぜ! あのラディッツが5万の戦闘力だなんて!」
ラディッツは、そんな慌てふためく味方の二人にジロリと視線を向けると
ビッ!
ラディッツは唐突に姿を消した、否、超速でベジータさんとナッパの後ろに回り込んだ。
しかし、二人がラディッツの動きについて行けるはずもない。
「ど、どこへ行った!?」
「き、消えた!?」
「……後ろだ。」
底冷えするような、短いその言葉に
バッ!とベジータさんとナッパは後ろを振り返った
「い、いつの間に……」
「……っ」
今のラディッツの動きで、スカウターが故障ではなかったことを感じ取ったのか、ナッパは、ぼそりとそう呟き、ベジータさんは、ギリリと歯ぎしりしながらラディッツを睨んでいる。
その様子からは、とても三人が味方同士とは思えない。
先ほどのベジータさん達のラディッツに対する発言から予想するに、二人はラディッツのことを弱いからと、馬鹿にし続けてきたのかもしれない。
しかし、今、その立場は逆転してしまった、それも圧倒的な差をもって。
そう考えると、三人の関係が穏やかでないのはうなずける。
「俺がカカロットのガキと戦う。残りの奴らはお前達が相手をしてやるんだな。」
反論は受け付けないとばかりに、二人の返事を待つことなく、こちらにゆっくりと歩を進めてくる。
事実、ベジータさんとナッパは、そんなラディッツを黙ってみることしかできない。
「そういうわけだ、俺と戦え。」
ラディッツは、僕を真っすぐに見据え、そう言い放ってくる。
ニヤリと挑発的な笑みを浮かべるその表情は、ようやくこの時が来たと言いたげだ。
「……わかった。でもここは町中だ、場所は変えさせてもらうぞ?」
「ふん、勝手にしろ。」
ラディッツはどこで戦おうが構わなかったのか、特に反論もなくそう承諾した。
だが、次の瞬間
「ふ、ふざけるなあああっ!! ラディッツがこのナッパ様より強くなるなんてあってたまるかぁ!!」
ラディッツに強さで上に行かれてしまったことをようやく頭で理解できたのか、突如としてナッパが怒りに身を任せ、叫びだした。
それに伴い、ナッパから怒りを体現するかのように荒々しい気がまき散らされるが、ラディッツが気を開放した後に感じるその気は、あまりに小さい。
ナッパは額に血管を浮かばせながら、そのまま続けて
「ああ、もうわけが分からねえ!! ……へへ、こういう時は派手に暴れるに限るぜ、ちょうど良いサンドバッグ共もいるみたいだしな~。後、カカロットのガキ、町中だから戦えないって言ってたか? いいぜぇ、このナッパ様がすぐに戦いやすい舞台を用意してやるぜぇ。」
どこか吹っ切れたようなナッパはそういうや否や、全身の気を指先に集めていく。
っ!
ナッパの気の動きから何をしようとしているのかを察知した瞬間、動き出す。
「くらえっ、地球人共!! これはほんの挨拶代わりだ!!」
ナッパが叫ぶと同時に二本の指を上向きに伸ばす形で腕を振りあげ、集中させた気を一気に解き放とうとした刹那
「……やめろ、このクズ野郎」
「なっ!?」
一瞬でナッパの元へ迫った僕は、そのままナッパが振り上げた腕をネジ切れんばかりの力で捻りあげ、無理やり繰り出そうとしていた技を中断させる。
「ぐあああぁあ!?」と、掴まれた腕の痛みから苦悩の声をあげるが構わない。
ナッパは何とか、僕を引きはがそうとするが、この程度のパワーで僕をどうにかできるものか。
この東の都には大勢の人たちが暮らしている、すぐ近くには先ほどのラディッツの気の解放のせいで気絶している人たちもいる。
そして、今ナッパが使おうとしていた技は恐らく広範囲に対して破壊を振りまくものだ。
つまり、罪のない人たちが今のナッパの技で殺されかけるところだったのだ、後、一瞬でも遅かったら、辺りは何もない荒野と化していただろう、そう、元の世界のように……。
僕は全身から湧き上がる怒りを感じつつ、ナッパの腕をつかんでいる手を自分の体に引き付ける。
それに伴い、ナッパは抵抗虚しくバランスを崩したように僕のもとへ引っ張られる、そしてそのナッパの腹に向かって、拳を、突き付ける。
ドゴオオッン!!
殺さない程度に、しかし気絶するには十分な威力で。
「が……ぁっ!」
胃液と血を吐き出しながら、あまりの衝撃のためか、ほとんど声にならない叫び声を出すナッパに対し、僕は続けて
「はあっ!!」
ブウンッと、掴んでいた腕を振り回し、東の都の外まで投げる。
既に気を失っていたナッパはなすすべもなく、与えられた運動エネルギーに従って、東の都の外まで飛んでいく。
この間、ラディッツは特に僕に干渉することなく、冷静にじっと僕の様子を観察していた。
僕はそんなラディッツをちらりと一瞥すると、すぐにナッパを追いかけるように、飛び立つ。
すぐにラディッツも僕の後を追いかけるように後を追ってくる。
「父さんたちも行きましょう、ここで戦っては東の都に被害が出てしまいます。」
僕がそう声をかけると、これまで放心状態だった父さんたちは、ようやく我に返ったのか、慌てたように遅れて後を追いかけてきた。
そして東の都から少し離れた場所―生き物の気配がしない無機質な巨大な岩山のみで形成されている―に辿り着いた。
僕は、目に入った岩山の一つの頂上に着地する。
父さんたちもすぐ近くに着地していく。
ベジータさんとラディッツは、少し離れた、岩山に降り立つ。
少し離れた岩山には、先ほど投げつけたナッパが、倒れているのが見えた。
しかし次の瞬間、想定外のことが。
なんと、ナッパがモソモソと起き上がりだしたのだ。
「……ぐ、くそ、何が起きてやがるんだ。」
しかも多少のダメージは入っているようだが、まだまだ問題なく動けそうだ。
確実に気絶させるように十分な威力で殴ったつもりだったが、手加減しすぎたのだろうか? それとも投げつけたショックで意識を取り戻したのだろうか?
どちらにしろ、ナッパは見た目に相応しい異常なタフさを持っているようだ。
そのナッパもベジータさん達がいる辺りまで飛んでいき、僕たちと対面する形をとる。
「お、おい、どういうことだよ? カカロットのガキ、とんでもない力を持ってやがるぞ? 本当にあれは、カカロットのガキなのか?」
「知るかっ、糞ったれめ……。」
「カカロットのガキと戦うのはこの俺だ、お前たちは他の奴らと戦う事だけを考えていればいい。」
ラディッツを除くベジータさんとナッパが混乱している中、こちらも同様に戸惑いの声が上がっていた。
「お、おい……向こうのラディッツってやつ、やばすぎるんじゃないか? いくら悟飯や悟空が強いっていったってあれは無理だぜ? やっぱり逃げるのがいいんじゃないか?」
「馬鹿め、逃げたところで奴らは地球人を皆殺しにするつもりだと言っただろう、逃げ場なんて最初からないんだ。戦うしか道はない。」
そこでピッコロさんは言葉を切り、僕の方に真剣な眼差しを向けて
「……やれるな悟飯?」
と、ただ一言
それに対し
「はい!」
僕の返事に満足したのか、ピッコロさんはニッと笑った。
「そういうわけだ、俺たちは残りの二人を相手にするんだ。」
ピッコロさんは、すぐにそう切り替えると、みんなにそう指示を出し、まとめる。
しかし
「いやいや!? あんな化け物をこんな子供一人で相手をさせるのか?? 正気じゃないぜ! ここはみんなで力を合わせて……」
ピッコロさんの言っていることは無茶苦茶だと、ヤムチャさんが猛反発する、が、途中でピッコロさんがそれを遮り、
「……貴様は相手との力量差もわからないのか? 俺たちが一緒に戦っても足手まといになるだけだ……。」
「……あぁ、情けねぇけどオラたちじゃ一瞬で殺されるな。」
「そ、それは……っ」
父さんもピッコロさんに同意したことに加えて、ヤムチャさんも相手との力の差については分かり切っていたのか、それ以上反論することはなかった。
何より―悟飯からは見えなかったが―ピッコロ本人が悟飯と一緒に戦えないことを心の底から悔やんでいるような表情を浮かべていたことがヤムチャに何か感じさせるものがあったのかもしれない。
ヤムチャさんの想いは凄くありがたいが、この場合はピッコロさんの言う通りだ。
元々、ラディッツが生き残っているのは僕が仕留めそこなったせいなのだ、僕が戦うのが筋というものだろう。
「じゃあさ、オラに一人であのちっこい奴を相手にさせてくんねえかな?」
ここで、父さんがベジータさんと一騎打ちをしたいとの希望を切り出してくる。
この場でベジータさんとまともに戦えるのは、界王拳を取得している父さんだけだろう。
父さんもそれを理解しての、発言だろう。
それに、父さんとベジータさんは元の世界では、永遠のライバル関係だ。
この世界でも二人が闘うのは必然であると感じてしまった。
残るはナッパだが、ピッコロさんはナッパと同等の力を持っているし、クリリンさんに、天津飯さん、餃子さん、ヤムチャさんがいる。
ナッパが驚異的なタフさをもっているとはいえ、数で圧倒できるだろう。
方針が決まったところで、僕は敵に向き直る。
「ラディッツ……、どうやったかは知らないけれど、お前がこの一年の間にとんでもない力を身に付けたのは分かった。」
―だけど―
僕はそこで一度、言葉を切る。
ラディッツは静かに僕の言葉に耳を傾けている。
僕は再び、口を開き
「……僕は、負けるわけにはいかないんだぁああ!!!」
全身の気を―100倍の重力に打ち勝ち得た気を―瞬間的に開放させる。
ブワアアッ!!
僕を中心に、嵐のような突風が吹き荒れる中、僕はラディッツを見据える。
ラディッツは一瞬驚いた表情を浮かべるが、一年前の様に冷静さを欠くことはなく、すぐに集中し、そのまま静かに構えをとる。
行くぞ!!
足元の岩山を踏み砕くほどの勢いでラディッツの方へ一直線に爆速の勢いで突き進む。
ラディッツも応じるように同等の速度をもってこちらに向かってくる。
そのまま、示し合わしたように互いが拳を突き出し、そのまま拳と拳が衝突する。
その衝撃はすさまじく、辺りにその激突の余波がビリビリと伝わる。
こうして戦いの幕はきって落とされた
つづく
第9話読んで頂いてありがとうございます!
やべぇ、今回の話で戦闘シーンかけると思ってたのに、全然そんなことなかった。
また、前書きでも言いましたが、今回は感想の返信については、活動報告でしようとおもいますが、よければ見てください!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=237419&uid=223978
※すみません、URL押したら飛べるようにしたかったんですが、やり方がわからなかったです……
では、また次話でお会いしましょう!