サイコロの1は幸運か?   作:白熊隊員

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プロローグ

俺はあっけなく死んだ…

 

普通に会社に行こうとした時に、信号無視の車との正面衝突であっけなく即死だった。

 

そんな事が分かったのは目の前にいる神と名乗る男だった。

何でここにいるのかを聞くと、「暇つぶしで君を別世界に転生させたくなったんだよね…」と笑みを浮かべながら冗談を言ったが、なんかそこらで小腹が減ったからお菓子買いに行くみたいなノリで俺は殺されたらしい。

 

その事に文句を言った時に、「世の中で突然死とか不幸な事故とかあるでしょ?あれってこうゆう事だよ」言われてそれでも理不尽と思う。

文句を散々言って疲れていた時にその神の言った言葉は誰よりも残酷な俺の生き方の感想だった

 

「でもさ…君は言っては悪いけど人生を楽しんでいいていたのかな?僕にとっては君達人間の人生なんてなんてつまらなく…下らなく…愚かで…楽しそうなんだと思う。

君の人生物語を出版しても廃棄物しかならないクッソつまんない漫画だからそれを面白くしてあげる僕のやさしさに気がついて欲しいよね」

 

この神は何を文句を言っても無駄だと判断して早い所、転生して自分なりに生きていこうかと思う。

 

「僕と話すのがめんどくなった顔してるね~じゃあさっさと終われせちゃおうか!!

二次創作でおなじみの転生者の特典の数はこれで決まるよ」

 

出されたのは…サイコロだった。

 

「分かっての通りサイコロの目で特典の数が決まるよ~

全ての美女や美少女あるいは美少年でもいいけど魅了しまくってハーレム作るとか、転生先の世界を気分次第で亡ぼしたり、どんな事を願っても受理される…只、僕を特典に選ぶのはやめておいた方がいいよ…それしたら君が発狂して僕が返り討ちにして殺しちゃうから」

 

俺も「アンタみたいな性格破綻者と一緒の転生なんて嫌だ」と吐き捨てる様に言った後、サイコロを振ったが…

 

「あらら…ついてないね~1が出たよ。因みに振り直しは可能だけどどうする?」

 

俺は考えるよりも先にやらないと言った。

 

「ふ~ん…大体の人間は6が出るまでバカみたいに繰り返すんだけどね」

 

悔しがるどころか俺の顔を見てなんかニヤニヤしてるのが気になるが、後でその理由は分かった。

 

「じゃあ、君の特典を聴こうかな…初めに言っておくけど容姿と性別は特典とは関係なしで選べるからね…只、僕が面白くない特典とかアドバイスしようか?」

 

そんなのいらないと言い俺は特典を言った。

 

「なるほど…『ハンターハンターの念能力の習得』を特典にするなんてね」

 

神は思いのほか納得してるようだったが、一応は理由も聞くと意外な事が分かった。

 

「もう、受理して変更出来ないからネタばらしするけど…もし『ハンターハンターのゴンの念能力』とか『とある魔術の禁書目録の一方通行の超能力』みたいに個人名を指定されていたらその能力しか特典が習得できないようになってるんだ。

 

分かりやすく言うとね。転生先がもし『ワンピース』で特典がオリジナルの悪魔の実を食べる事を希望した時に、覇王色の覇気の習得を含めた本来その世界で手に入れる事が出来る事が可能なスキルが全て習得出来ないんだ。

だって、特典で申請したその能力以外はいらないって言ってるようなものだから、習得出来ないには当たり前でしょ?

つまり君は、念能力がどの系統なのかは、分からないけど修行次第ではどんな能力でも発現が可能なんだ。

 

でも、君にはあえて言わなかったけど、振り直しをしなかった人に限定して出た目で強化される仕様になっているんだ…」

 

…この神は何言ってんだ?

よく分からないのでこの事に関してはよく聞いておこう。

 

「簡潔に言うと君の特典は出た目が低い程強化されるんだ。

君の念能力は発動させれば転生先の強者でも裸足で逃げ出すか、星一つ亡ぼす事も可能になる度の強い力を持つことが可能なんだ…まあ、そこまでになるには実戦や自己鍛錬しないと無理だからそのぐらいは自分で頑張ってね。

 

それと振り直ししなかったから、多分本当に運が良ければ転生先のスキル手に入れられる条件があるけど、それ教えるとつまんないと思うし、力を求めていないなら別にいいとおもうけど、もし興味が出たら頑張ってみてさがしてみてね」

 

運がいいのか悪いのかよく分からんけど、全く…俺は普通でいたいのにチートオリキャラ決定か…

ガックリと脱力していると追い打ち掛けるように神から衝撃の一言があった。

 

「それと君と同じ転生者が君を含めて7人いるから」

 

…おい!!それ重要だろ!!

 

「まあ、どんな性格でどんな特典かは言えないけど、僕の予想だと原作に介入したい派が二人と、トラブル巻き込まれ派が一人で、何もしないでスローライフするマイペースが一人…後は、自分の欲望で動く奴が二人って所かな?

まあ、他の転生者に殺されない為の特典だから頑張って鍛えてね~」

 

やっぱり一発殴っておかないと気が済まないが、それを実行しようとした時に神は察したように一言。

 

「じゃ、転生先で頑張ってね~バイビ~」

 

その一言が引き金になって床が抜け落下していく感覚を感じながら最期のツッコミを俺は大声で言った。

 

「何所の転生世界なのか聞いてねえ!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

俺の魂の叫びだった…

 

本当に原作知識があったらどれだけいいかと思った事は無い…

 

転生先は…荒廃し紛争が続く最悪の世界だった。

 

 

 

「転生する世界は僕でも分からないんだ…だってその方が見てて楽しいんだもん…君はどんな物語を見せてくれるのかな?」

 

 

 

 

 

 

 

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