サイコロの1は幸運か? 作:白熊隊員
必須タグに性転換を追加(厳密には性転換ではなく両性具有)
簡潔に言えば俺はその後どうなったかと言えば、培養液のカプセルから出され、どこぞの世界的な動物の王のアニメ映画かミュージカルの主人公の如く抱き上げれられ、しかも抱き上げているのが、いかにもマッドサイエンティストなジジイの高々と言った一言で俺は戦慄した!!
だってこのジジイ、本当に狂ってんだもん!!
過去の偉人達から細胞を組み合わせて作った最高傑作の体にある程度成長させて、最後に自分の意識を俺の体に移し史上最高の人類になれる夢が叶うと、高々に言ってやがったよ!!
こりゃまずいかと思いきや…俺の心配は無駄に終わった。
それはこんなマッドサイエンティストが正規の研究でこんな事して生計立てている訳じゃないのは分かるが、
俺の扱いがかなり雑な扱いとなっていた。
このジジイを捕まえに来ただろうと思われる警察関係者か軍人が攻め込んで来て、その助手なのか分からんけど、その人が俺をまた脱出装置に入れ「許される事は無いが…君に罪はない…運が良ければ生き残れるだろう」と言い俺を助けてくれたからだ。
俺は厄介事しか巻き込まれないのかと考えながら、宇宙なのかネコ型ロボットのタイムマシンの空間なのかよく分からんけど、脱出装置の窓から見る景色を見ながら漂流していた。
このまま、この中で死ぬのかな…と思っていた時に高い所から落下していく感覚があったので何処かの世界に運良く辿り着いたのはいいが…自分の体は生後間もない子供で歩く事もハイハイも出来ない程のスペックなので、今俺の状況は…明かに異世界と思われる森の中で放置プレイだ。
念能力を使う事も出来たが…やはりクローン培養された体のせいかこの前の体と比べオーラが少なくなっているのに気が付いた為に、どうする事も出来ない為、此処で死ぬのかと思っていた時に草むらが揺れそこを見て確認したら…でっかい虎がいた…
「あ…終わった」と思ったがその虎に付き添うように出て来たナイスミドルな爺さんが出てきてくれた…
でも、なんか中華系の道着を着てるけど…今更だがこの原作ってバトル系の漫画かアニメが原作だったのか?
その後の事あった事をありのままに話せば、俺はその爺さんに引き取られ、平凡に育てられた。
余りにも平和過ぎて前までの人生がハードモードだった事に気が付いたぐらいだ…
でも、クラウスとエミリアには本当にあの後平気だったのか気になるが、俺にはもう調べられないしもう会えないのでどうする事も出来ないが…出来ればあの時の様に楽しく暮らしていきたいね。
そして今の俺は、この爺ちゃんに弟子入りして武術を一から教わっている事だろう。
この爺ちゃんはこの世界の有名な武術の一派の総師範だった事は後で知ったが、そのおかげで念能力の強化と様々な知識と念の能力の新しいキャラクターの発現が出来たのは感謝したい…
問題があるとすれば、前の世界の容姿とはかけ離れたほどの美少年となっていた事ぐらいで実は女の子だったらどうしようかと悩んだ事は内緒だ。
爺ちゃんにも他の師範代とも関係は良好で、このままここで鍛えながら暮らしてもいいかなと思っていたが、俺は気になる事があった。
まずは、俺が違法な研究で生み出された人間であり、あのジジイが死んでいなければ俺が生存した事を知った時に此処を襲撃されるのではないかと思った事と、それを追っていた警察組織や軍組織の関係者に拘束され利用される可能性を危惧した事だ…
黙ってここから出て行こうと思った事も何回も考えたが、俺は逆に此処まで育ててもらってサヨナラは失礼だと思い、爺ちゃんには全てを話した…
自分がこの体になる前の人生の事や、違法研究で生み出された人間である事全てを話した後、近い内に此処を出てこうと考えている事も言ったが、爺ちゃんはどうやら日頃の俺の行動や表情で近い内にこうなる事を予測していたみたいで、この先の当てはあるのか心配され考えていなかった事に呆れられたぐらいだ。
その場で何をしたいかを爺ちゃんに優しく諭され少し考えた時に、まずは自分の出生について調べる事を考えた…
でも、これはある程度成長した時に本格的にした方がいいのではないかと思った事と、この世界を含めた世界を管理し統制している組織である次元管理局と呼ばれるものがあり、おそらく次元漂流する前にジジイを捕まえに来たのは管理局の特殊部隊だろうと考えれば、よほど俺の今の体はヤバい要素が多いのだろうと予想し、下手すると犯罪者のされる可能性もあると判断したけど…そういや此処で世界史を習っていた時に次元管理局の地上本部がミッドチルダという世界と聞いた時にどっかで聞いた事あるよな?と思った事もあったが、それは今は気にしない事にした。
そして、俺が考えぬいたこの先にする事の結果は…
そうだ…修行の旅に出よう!!
次元世界を旅して修行すれば、もし変なトラブルに巻き込まれた時に対応しやすいし
因みにその一人が…
俺の予想は正しかったらしく、次元空間だけど漂流してこの世界に辿り着いた事と、爺ちゃんに拾われ育てられた事…まあ雑だけどね(大猿になって爺ちゃん殺した事…そもそも殺してねえし、龍の玉探しに行ってもいないけどね)
徒手空拳のスペシャリストが師匠だし、これが制約となったのだろうと予想すれば、念能力の他にも魔力も高いらしくそのおかげか、オーラと魔法という二つの力が使える事で発現したキャラがいた。
まあ…一回死んで蘇ったもんだし、この体に魔力の高く身分の高い人の遺伝子でもあったのかそれで発動したのかな…確か幽助も後々で魔族のハーフ(っていうか先祖返りみたいなもんかな)だったし、本当に嬉しいね。
それとこれは問題だろと思ったキャラがコレ…
…うん。封印決定!!
何で発動したかその経緯を知りたいって思った方は察してほしいけど、理由は二つの出来事でした。
「前の世界でSM調教されどっちもいける性癖持ち」「洗濯物を回収時に事故で…」以上です…
一桁の子供が「フオオオオオオオオッ!!」でお稲荷さんはまずいでしょ…それやっていた所を誰かに見られたらすぐに出て行っただろうね…マジで。
同じマスクマン主人公でも、俺が一押しキャラのキン肉マンの発動は絶望的かな…
でも、プロレス特訓すればそれに該当するキャラの発動はするかもしれない…
それ以外にもいろいろあったらいいキャラはいるしね。
爺ちゃんや他の師範代には、徒手空拳も含め刀剣や魔力変換による攻撃も鍛えられたので、後は武装を如何にかすれば発動するキャラも多く、と楽しみにしていた。
修行の旅に出たいと言い、我儘言って申し訳ないと謝ったけど、迷惑なんて思った事はなく、どう成長しているのかが楽しみで仕方なかったと爺ちゃんは優しく言って頭をなでてくれた時にはその場で泣いたほど嬉しかった。
こうなる事を予想して爺ちゃんが孤児として引き取り作成しただろう俺の身分証明書を見た時に俺はある事に気が付いた…
それは性別だ…
何も記入されていないのを見た時に嫌な予感を感じながら聞いた時に、俺はマジで勘弁してほしいと思ったからだ。
何で両性具有になってんの??!!
男のアレがあったから男だと思っていたけど、後々で股を広げて確認したら…ありました。女の子の穴が…
爺ちゃんはどうやら少し成長してから決めればいいと判断して言わなかったみたいだけど、本気でどうするかね…
ぶっちゃけ俺は女になってもいいと思ってるし、このままでもいいかなと思うところもある。
真面目な話、俺は前の体の時に色々ありまして…分かりやすく言うなら、こち亀の両さんが、本当はスケベっていう設定もあったけど美人が身近に多くいたせいで消滅したような事と同じ事が俺にも起こっていた。
察してくれ…前の世界での俺の部下や上官(女性全員)とはそういった関係でやりまくってもうお腹いっぱいなのだ。男にも掘って掘られた事もあったし…どんだけ闇が深かったんだよ俺の前の世界の軍隊って…
だからこそ、むしろここで性別変えて行動した方が楽しめるのでは?
でも、それをすると特典自体が使い物にならなくなるな…と心配した。
俺の知ってる限り発動しそうな女性主人公って数人ぐらいしか知らん…
ギャグとバトル物と変態仮面ぐらいにヤバい奴と怪盗…最近まで見てたアレぐらいしか思い出せん…
一応はキャラの発動に必要な武器素材も探さないといけないが、それは色々調べた後でも問題はない。
今すぐに旅に出ようと思っていたけど、爺ちゃんにせめて一桁の子供にそんなことさせるのもどうかと思うからもう少し修行したら行くといいと言われ、俺は承諾して…
その事を知った師範代たちの地獄の修行という可愛がりをこなす事が待っていた…
とにかく、そのおかげで俺は強くもなれたし最低限のこの世界の知識はついた事は運が良いし爺ちゃんや他の師範代に此処まで育ててくれた恩は絶対に返す事を思い、今よりも立派に育った姿を見せる為に必ず戻ろうと俺は旅立った…
俺は、運良く特殊な武装を多く手に入れ順調にキャラを発動させていた。
この世界は本当に何の原作の世界なんだ?
数年旅して分かった事だけど、魔法と呼ばれる技術と次元世界の管理する世界観のアニメやマンガって何があったかな?
それに、管理世界とされてる所で古流剣術や独自の呼吸法で身体能力を高めて戦う世界…レアスキルを持った人たちが統治する世界、無機物生命体が統治する世界と、この体になる前の世界も見つけた。
あの時とは見違えるほどに蘇った世界を見て俺のした事は間違っていなかった事と、この世界での俺の扱いはどうなっているのかを確認するために資料館や図書館で俺に関する伝記があったが、全て本当の事しか書かれていない内容に自分の黒歴史を見ているようで恥ずかしかった。
その後の部下達の事も詳しく書いてあったが、この世界の改善に大きく貢献した事と、俺の愛した人は、一時期精神的ショックで衰弱死寸前までいったが、ある事で立ち直り最後まで人助けに生きたと知った…
そのある事とは、俺の子供が出来た事と戦地で助けた子供のおかげで、生殖機能が無いと言われたのによく出来たなと驚き、ある意味で彼女には幸せになってくれた事が嬉しく思った。
著者は俺に煙草をくれた部下の名前が書かれているから、全ての事をありのままに書けた理由があった。
俺はその後、部下たちが眠る墓に来たが、そこには俺の名前も刻まれていた。
観光地と有名らしく人も多く花も添えられており、こんなにぎやかで未だに忘れられずに人々に記憶に残っている事に嬉しく思いながら俺は…
「帰るのが遅くなった…でも俺はまだ死ねないらしい…俺がそっちに会いに行ける時まで待ってくれ。
面白い話が沢山あり過ぎて一言じゃ終わらないんだ」
部下の全員の顔と最後の時に話した事を思い出しながら、近くの花屋で買った花束を添えた時に、自分より年下の少し懐かしさを感じた女の子に「なんでないてるの?」話しかけられ俺は涙を流していた事に気が付きその少女に「気にしなくていい…少し懐かしくなっただけ」と応え俺はその場から立ち去っていた。
「…そう言えばガキの頃のアリアにそっくりだったな。もしかして子孫ってことないよな?」
と俺はかつての恋人の事を思い出し、あり得ない偶然を冗談にして言いながら別の管理世界に行った。
…ちなみに、この世界で俺の恩人であるドクターが残した遺産であるサポートメカのおかげで
因みに、薬物投与で廃人寸前の俺を元に戻した事と、過酷な環境に適応する為の人工救命装置の発明者でもあるこのドクターとは、本当に世話になった。
でもさ、いくら何でもサポートメカに自分の知識を全て入れて俺の体を進化させるのは勘弁してくれ…
その後、ある管理外世界の存在を知り、その世界でのんびり平和に暮らそうと思っていたけどトラブルに巻き込まれやすい体質は治らない…
それは、俺…いやこの世界では私は普通の学生(?)として二回目の学園生活を謳歌していた時に、その世界で友人となった美由希の妹のなのはを巻き込んだ事件に巻き込まれるとは思わなかった…
[PT事件]と[闇の書事件]…そして、なのはの同年代の子供として転生していた4人の転生者とのトラブル解決など…何でこんな事に巻き込まれるのかがよく分からない。