ヒーリングっど❤プリキュア〜新たな伝説の誕生〜   作:ssgss

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最近全然タイトルが思いつかない…どうしよう…


ひなたとニャトラン!

 俺は変身したグレース、フォンテーヌと共にメガビョーゲンの現れた場所にたどり着いた。

 

「フッ! 来たなプリキュア! そして、プリキュアと共に戦う男!」

 

 俺たちを見るや大声で叫ぶ巨漢。

 ダルイゼン、シンドイーネと違い、筋骨隆々であいつ自身でも戦えるんじゃないかと思えるような奴だった。

 

「アイツは、ビョーゲンズのグアイワルラビ!」

 

「ビョーゲンズって…、色んな奴が居るんだな…」

 

「そんな事を言ってる場合じゃないわよ!」

 

 ラビリンの言葉に俺が返す。

 すると、状況を見ているフォンテーヌからお叱りを受けた。

 

「お前たちの力! オレに見せてみろ! やれ、メガビョーゲン!」

 

「メガッ! ビョーゲン!」

 

 グアイワルの指示で攻撃を開始するメガビョーゲン。

 今回は何がモデルなんだ?

 今回のメガビョーゲンは、マフラーとコート、それからハット帽を被るというなんともオシャレそうな格好をしている。

 

 が、どうやらちゃんと攻撃手段はある様だ。

 俺はメガビョーゲンのマフラー攻撃を躱して思う。

 

「やれやれ、攻撃しないでくれるとあいつらの浄化も早くて助かるんだけどな!」

 

「フン! ダルイゼンやシンドイーネの軟弱なメガビョーゲンと一緒にしてもらっては困るな。メガビョーゲン! その男は後回しだ、まずはプリキュアをやってしまえ!」

 

「メーガー!」

 

 ……はあ、まったく!

 

「俺も思ってるけど、甘く見られたもんだぜ! ……フン! ぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 メガビョーゲンの被害で崩れた瓦礫の山。

 俺はその中からなるべく大きめの物を持ち上げる。

 

「食らえ!」

 

 俺はメガビョーゲンの頭部めがけて瓦礫を投げる。

 だが、メガビョーゲンはくるっと一回りしたかと思うとマフラーのはたきだけで瓦礫を俺に返した。

 

「いぃぃっ!?」

 

 そして、瓦礫は俺めがけて飛んでくる。

 

「治くん!」

 

「危ない!」

 

 グレースとフォンテーヌが言う。

 危ないのは俺だって分かってるけど、俺だって強くなってんだ。

 

「舐めんなぁ!」

 

 メガビョーゲンに負けじと俺も回し蹴りを出す。

 その回転の勢いを利用し、俺は瓦礫を粉々とは行かないまでもかなり小さいサイズまで砕くことに成功した。

 

「おー、イテテ…」

 

 それでも結構痛かったけど…。

 

「ほお、中々やるな」

 

 それを見ていたグアイワルから褒められる。

 

「敵に褒められても嬉しかねえな。それに、俺だってあいつらの隣で、あいつらと戦ってんだ。そろそろこれくらいは出来ないとな……あと、俺にばっか集中してていいのか?」

 

 俺はその言葉と共に、宙へ飛び上がったグレースを指差す。

 

「ハアーッ!」

 

 グレースはラビリンが変身したステッキからハートのビームを繰り出す。

 ……いや、あんなんあんなん出来んのか…。

 

「メガ!」

 

「!?」

 

 だが、メガビョーゲンはあろうことかグレースの攻撃をそのままの威力で彼女へと返す。

 いや、この場合……反射させたって言い方の方が良いのかもしれない。

 

「グレース! 避けろ!」

 

 俺の言葉のまま、グレースは攻撃を回避する。

 

「まさか、攻撃を反射させるなんて…」

 

 フォンテーヌが動揺して言う。

 そして俺はグアイワルを見ると、アイツは笑っていた。

 

「なるほど、確かにアイツの言う通り、前までメガビョーゲンとは違うって事だな」

 

「治…。どうして笑ってるペエ?」

 

 俺は指をコキコキ鳴らしながら言うと、ちゆのステッキからペギタンが聞いてきた。

 …俺、笑ってた?

 ペギタンの言葉を不思議に思う俺。

 けど、多分ちゆの表情から見てもそうなんだろうと思う。

 

「なんでかな、ホント最近おかしいんだけどよ。強い奴見ると、ワクワクしちまうんだよ」

 

 というと、近くに寄ってきたグレースが俺の手を取り

 

「治くん…」

 

 と、不安そうに声を上げる。

 何を不安にしてるかは知らないけど、

 

「安心しろ。俺は今もこれからもお前らの知ってる俺で変わらね……ええ!?」

 

 俺がグレースにカッコつけようとしたその時、視線の先にはありはしない、あって欲しくない姿があった。

 

「うそ…、え、何? プリキュア…? ……ってあー!おさむん居たー!」

 

 そこには、ひなたが居た。

 しかも近くには、ニャトランも居る。

 そしてひなたは俺を見ると一直線にやって来た。

 

「おいメガビョーゲン!」

 

「メガッ!?」

 

「ちょっとあいつと話す。お前の相手はその後しっかりするから、邪魔すんな…!」

 

 俺が言うとメガビョーゲンは両手を下げた。

 いや敵に言うのもなんだけどそれでいいのか!?

 ……いやいや、それよりも

 

「ひなた、お前なんでここ「ええ〜!? 可愛い〜〜〜っ!!!」……」

 

「「え!?」」

 

「はっ!?」

 

「ハアーーーーーー……」

 

 俺の言葉を遮るひなた。

 その彼女の言葉に、グレースとフォンテーヌはもちろん、グアイワルまでも気が抜ける。

 

「ええ! うそめっちゃ可愛い! ……あ、じゃなくてねえプリキュアの人たち、この辺で女の子二人見なかった!? このおさむんと一緒に居て、一人はショートヘアの子で、もう一人は髪を一つ結びにしてて、どっちもあたしの大切な友達なんだけど〜!」

 

 そんな俺たちに構うことなくひなたは言う。

 てかお前、のどかとちゆ探しに来たのかよ…。

 ……もう隠せねえか。

 俺はそう思って一瞬ラビリンたちを見る。

 そして、

 

「そこに居るよ二人とも、そのプリキュアがのどかとちゆ。分かったらお前は危ないから早く離れてろ」

 

 俺はひなたに言った。

 すると彼女は、

 

「うぇぇぇ! マジで!? のどかっちとちゆちー!? どうりで可愛いと思った! ねえねえ、どうやって着替えたの? 魔法? 誰デザイン!? もう超可愛い〜〜〜〜!!」

 

 と大はしゃぎした。

 

「こいつ、ある意味大物だぜ」

 

「ぷっ、にゃははは! だよな治! やっぱり俺の目は正しいぜ。ひなた、さっきまでビビってたのになんだそれ?」

 

「え? あっはは、あたし可愛いもの見るとついね。……そう言われるとまた怖くなってきちゃった」

 

 ひなたはまたしてもマイペースに言った。

 その言葉に思わず俺もグレースもフォンテーヌもその場でコケる。

 

「あっはは…、マジすげえやこいつ」

 

「も、もう…」

 

「ひなたちゃん!」

 

 俺たちがそう言うと、それまで動きを見せてなかったグアイワルが声を出した。

 

「……ハッ! いかんいかん! おいメガビョーゲン! いつまであの茶番に付き合っているんだ! やってしまえ!」

 

「……! メガビョーゲン!」

 

 メガビョーゲンはその指示で再びマフラーを俺たちに向ける。

 

「しまった…!」

 

「きゃあっ…! うっ、苦しい…!」

 

 咄嗟のこと過ぎてひなたを庇うので精一杯だった俺。

 そのせいで、グレースとフォンテーヌはメガビョーゲンに捕まってしまった。

 

「のどかっち、ちゆちー! コラーッ! そこの怪物、二人を離してよー!」

 

「おい、危ねーから逃げろって…! ニャトラン! なんでひなたをここに連れてきたんだよ!?」

 

 俺の手から抜け出し、メガビョーゲンに叫ぶひなた。

 それを見ていた俺は思わず、ニャトランに話しかける。

 

「見つけたかもしれないニャン。俺の心の肉球にキュンと来る。俺のパートナーを!」

 

 ニャトランは俺にそう返した。

 そしてひなたを見る。

 ひなたが、ニャトランのパートナー…?

 

「これ以上二人に何かしたらあたしが許さないからねー!」

 

 今もなお叫ぶひなた。

 そんな彼女をさすがに鬱陶しいと思ったのか、グアイワルはメガビョーゲンにひなたを攻撃するよう指示を出す。

 そして、メガビョーゲンは右手でひなたを張り飛ばさんとしている。

 

「っても、危険すぎんだろ!」

 

 俺はニャトランにそう言った。

 そして俺はメガビョーゲンの攻撃からひなたを庇い、彼女もろとも壁へと飛ばされ、俺たちはそのまま店内へ突撃する形になった。

 

「おさむん!? ……大丈夫?」

 

「なんとかな、これでも鍛えてるから。……まあ、今背中すげえ痛いけど…」

 

 多分ひなたを庇うのを最優先にさせたから、なんだろうけど背中に激痛が走っている。

 つか、腕も熱い…。

 と思いながら俺は自分の腕を見る。

 

「あー、出血か」

 

「え! 血!? は、早く手当てしないと!」

 

 俺は自分の腕から流れる血を見て静かに言う。

 しかしひなたは、俺以上に俺の心配をしていた。

 

「俺のことはいいから、早く逃げろって…俺は二人を助けないと、仲間だからな」

 

 俺はそう言って店から出ようとする。

 すると、崩れた壁の上にニャトランが立っていた。

 

「おおニャトラン、無事だったか。悪いけど、ひなた連れてさっさとここから離れてくれよ」

 

「あ、ニャトラン! あの怪物に怪我とかされてない!?」

 

「へっ…?」

 

 ニャトランは意外そうな顔をする。

 そしてひなたを見て、

 

「……ハハ、ニャハハハハ! やっぱり最高だよひなた!」

 

 と言った。

 

「なあひなた、俺と一緒にプリキュアにならないか?」

 

 ニャトランは急に雰囲気を変える。

 そして、真剣にひなたに言った。

 

「え、プリキュア…? のどかっちとちゆちーみたいなの? あたしもなれるの?」

 

「ああ、あの怪物。ビョーゲンズから地球を守るんだ!」

 

「地球を、守る……」

 

「そう、お前の中の好きなものや大切なものを、お前の手で守るんだよ!」

 

「……!」

 

「ひなた、お前ならできる! ていうか、俺はお前と組みたい!」

 

 ニャトランは強くそう言った。

 ひなたもまた、拳を握り立ち上がる。

 そして、ニャトランに歩み寄る。

 

「うん。分かった。やるよ、ニャトラン!」

 

 ひなたはニャトランの手を取った。

 そしてその瞬間、二人を中心に一気に激しくなった光に俺は思わず目を閉じる。

 その光がある程度収まったとき、俺の目の前にはグレースやフォンテーヌが持っていたステッキが現れていた。

 

「しゃあーー! 来たぁ!!」

 

 喜ぶニャトランと何も言わずにステッキを手に取るひなた。

 

「ひなた! この光のヒーリングボトルをヒーリングステッキにセットするニャン!」

 

「オッケ〜!」

 

 そういえば、初変身を見るのはこれが初めてだな。

 

「「溶け合う2つの光!」」

 

「キュアスパークル!」

 

「ニャ!」

 

 そんな事を俺が思っていると、俺の目の前に三人目のプリキュア、キュアスパークルが立っていた。

 

「ええ〜っ!? めっちゃ可愛い〜!」

 

 あ、やっぱ中身は変わんないのね…。

 まあ、のどかもちゆも変わってないから当たり前か。

 てか、変身しただけで性格なんて変わらないか。

 

「あー、はしゃいでるとこ悪いんだが。スパークル? そろそろ行ってもいいかな?」

 

「うわ〜! ごめんねおさむん! よし、二人で一緒にアイツをやっつけちゃお〜!」

 

「俺も居るから三人だな!」

 

 スパークルとニャトランはそんなやり取りをした。

 

「くぅっ…またプリキュアが増えた! 仕方がない、やれメガビョーゲン!」

 

「メガビョーゲン!」

 

 グアイワルからの指示。

 それに合わせてメガビョーゲンの両目が不気味に光った。

 

「二人ともジャンプだ!」

 

「うん!」

 

「了解!」

 

 スパークルは上、俺は横に回避する。

 その瞬間、メガビョーゲンからの激しい攻撃。

 一歩間違えば確実に喰らってた。

 

「うわっ! すごっ!?」

 

「これで驚いてもらっちゃ困るぜ。行くぜ、俺のパートナー!」

 

「オッケ〜!」

 

 スパークルは落下の勢いのまま、ヒーリングステッキを使ってメガビョーゲンのマフラーを切り裂く。

 そして、フォンテーヌとグレースは解放された。

 

「よっと、二人とも大丈夫か?」

 

「ありがとう、治くん。助かったわ」

 

「ありがとう〜」

 

 俺は落ちてくる二人を受け止める。

 その様子を見ていたスパークルは、

 

「よ〜しこのままやっちゃうよ〜!」

 

 と言い、グレース同様に空中からビームを出す。

 が、さすがのメガビョーゲンも馬鹿ではないようで、その攻撃に対してバリアを張っていた。

 ちょうどさっき、グレースの技を反射させたのと同じものだ。

 

「あのままじゃ、また反射されちゃう」

 

 グレースが言う。

 その中で俺はある事に気づいた。

 

「メガビョーゲン!」

 

 ……アイツ、バリア張るとき手塞がらね?

 その咄嗟の閃き。

 だが今はそれに賭けるしかない。

 

「やってみよう。グレース、フォンテーヌ、スパークル!」

 

 俺の呼び声に三人は反応する。

 そして、近くに寄った。

 

「どうしたの?」

 

「多分だけど、アイツバリア張る時手塞がる。んで、そうすっとその場から動けなくなるから…………」

 

 俺は作戦の指示を出した。

 こういうのは苦手なんだけどな。

 

「オッケ〜! それで行ってみよう〜、おさむんナイスアイデアだよ!」

 

「ええ、私もそれで良いと思う。ありがとう、治くん」

 

 スパークルとフォンテーヌはそう言い、グレースはこくんと小さく頷いた。

 

「よっし! んじゃいっちょやってみっか!」

 

 俺の合図で、グレースとフォンテーヌがメガビョーゲンの左右に陣取る。

 

「「ハアーッ!」」

 

 そして二人は同時にメガビョーゲンへ遠距離技を放つ。

 

「フン! 無駄だ、そんな物は跳ね返せる」

 

「じゃあやってみよう」

 

「何っ!?」

 

「行くぞスパークル! 上手くやれよ!」

 

 俺はバレーのアンダーレシーブポーズで構える。

 そして、スパークルが腕を足場にし、高く跳び上がる。

 彼女を投げ飛ばした俺は全力の一撃を込めてバリアを殴りつけた。

 

「ハアーーーッ!!」

 

「たあああああっ!!」

 

 誰の攻撃によってかは知らないが、メガビョーゲンのバリアは粉々に砕け散る。

 そしてそのまま頭上から空いているメガビョーゲンの頭部めがけて遠距離技を浴びせ、スパークルの攻撃を直に受けたメガビョーゲンは後ろに倒れそうになるも、なんとか留まる。

 

「よし、このまま一気に倒しちゃお〜!」

 

「倒すんじゃなくて浄化すんだ!」

 

「え? 浄化…?」

 

 いきなりそんな事言われても、という風に困惑するスパークル。

 そして、メガビョーゲンはなんとかそのスパークルに近付こうとしていた。

 

「うわわ!」

 

「させねえ!」

 

「メガッ!?」

 

 俺は本日二度目となる瓦礫飛ばしをした。

 そして二度目は、メガビョーゲンが後ろを向いていた事もあったおかけで見事頭部に炸裂する。

 

「「キュアスキャン!」」

 

 その隙にニャトランが教えたんだろう。

 キュアスキャンをしてエレメントの場所を特定するスパークル。

 そして、

 

「「ヒーリングゲージ上昇!」」

 

「プリキュア! ヒーリング・フラッシュ!」

 

「ヒーリングッバイ…!」

 

「「お大事に!」」

 

 スパークルのデビュー戦は彼女の活躍で華々しく終わった。

 

「ちっ! 今日はこれまでか…。まあいい。一つ分かったことがある。そこの男は!」

 

 戦いが終わり、グアイワルが去る前に俺を呼んだ。

 

「なんだよ?」

 

「お前は、プリキュア達の足手まといにしかならない。何故ならお前には、プリキュア達のようにメガビョーゲンを浄化することも出来なければ、メガビョーゲンに大したダメージすら与えられない。今日の戦いでお前が誇れる事が一つでもあったか…?」

 

 グアイワルはそう言って去った。

 

「ちっ…、人が気にしてる所を突いてきやがって」

 

 俺はグアイワルが去った後、そう呟いた。

 

「…………だ、大丈夫だよ! おさむんはめっちゃ助けになってるって!」

 

「そうよ! 今日だって、あのバリアを壊せたのは治くんのおかげなんだから!」

 

 そんな俺を見かねてか、ちゆとひなたが励ましてくれた。

 

「……いや、どうなんだろうな」

 

 それでも少し、俺の心は晴れなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本日放送された11話の内容を見て、アニメ11話のこの小説内での展開を決めました。

あと、もしよろしけば、感想、評価、お気に入り登録よろしくお願いします。

みなさんもコロナにかからないよう万全の注意をしてください
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