荒野からやってきました外伝 荒野の災厄のやらかし集 作:マガミ
>答え合わせ
HZD:ホライゾン ゼロ ドーン
FSN:fate stay night
CG:コードギアス
MH:モンハン
TSK:転スラ
ASSS:ありふれた職業で~
TMID:月が導く異世界道中
GIO:骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中
DDM:ダンまち
MLAL:マブラヴ オルタ
一般ヲタ的には基礎教養から、ちょっと知る人ぞ知る作品もありますので、興味が少しでも出ましたらググってみてください。お勧め? 全部です(にっこり)
>来訪世界への対応
訪れた世界は、本編開始前や最中に転移した世界もあれば、全てが終わった後に邂逅した例もあります。転スラと骸骨騎士様~は、全てが終わった後の遭遇(主にWeb版ベース)です。
なるべく干渉しないのが基本方針(守れた例は少ない)ですが、記憶が無いのもあり不運にも(120%)、何かしらの形で主要人物と遭遇してます。
最初の転移の際、作品世界の記憶は無いのですが、主に調査と、AOGの面々向け観光先として考えているので、現地の人物とは穏便に交渉するスタンスです。ただし、放置すると世界自体が壊れる可能性があるなど、どうしようもない相手(BETA等)はいるので、そういう場合は殲滅です。CG世界でのシャルル達については、事前調査でブリタニア本土へ遺跡を移転させてるので版図はそこまで広がりませんでした。転生者ちゃん頑張った。だがルキアーノ、てめーは駄目だ。
「やあ久し振りだ、三日月。調子はどうだい?」
「久し振り。元通り身体も動くし、何ともないよ」
「そうか。ここは随分、農地が広がったな」
「あんたのお陰。アトラも桜ちゃんも機械乗って元気に働いてる。所で今日は何の用事?」
「単に様子見。色々引っ掻き回したからな、アフターケアは大事だろ?」
「そっか。地球は今も騒がしいみたいだけど、こっちは静かだよ。クーデリアやビスケット達はいつも疲れてるけど」
「嫁さんは労ってやれよ、お父さん?」
「うん、だからなるべく、こっちに居る時の家事は料理以外は俺がやってる。暁も最近、手伝いできるし」
「お、暁くんは今の時間は施設?」
「そう。随分育った。クーデリアも本当は子供が欲しいってさ、仕事を色々と他に任せてる」
「そっか。三日月も立派にお父さんしてるのを見ると、俺も歳を食ったなと思うわ」
「ミナセは会ったときとかわんないね。ずっとオッサンだ」
「少しは加減してくれんか、鉄華団の死神」
「人型災禍に言われたくない。あれ? 荒野の災厄だったっけ?」
「…なあ、その最初のやつ、誰が言った?」
「シノとダンジ。うちとテイワズだと有名」
「あいつら、基地行ったら後で泣かす!」
「程々にね。別にいいけど」
「なんだ、ミナセの旦那、ここに居たのか」
「よっ、火星の王様。こんな所に来ていいのか?」
「あのな旦那、その王様ってのはよしてくれ。万事上手く行ってる訳じゃないが、俺が居なくてもここは回ってる。旦那に王様とか言われたとして、旦那は何なんだって話になるぜ」
「うん、ミナセは魔法使い」
「…だな。常識外れにも程がある」
「解せぬ」
「俺らに逢う前に、太陽系の端から端まで総浚いして海賊と傭兵団を捕縛してデブリにされてた連中を回収、ちょっとした船団組んで火星軌道上に居住区構えて周囲ににらみ効かせるとか、普通はねぇだろ」
「オルガ、リアクターとか厄祭戦のジャンク回収が抜けてる」
「それもあったな。旦那が丁度商談に来てたときで、お陰でCGSを乗っ取るのがすげぇ楽になったけどよ」
「金と人手、あとコネが欲しかったんだよ」
「そういえばオルガ、チョコの人達は? 今日は定期の報告でしょ」
「俺も気になってた。地球の方面は騒がしいって聞いたぞ。マッキーは何て?」
「この間のミカ達の出張で、軌道上は落ち着いたってよ。ただまあ、ギャラルホルンとアーブラウからはインフラ用にハーフメタルの催促が来てる。他の国やテロ屋に、サルベージされたリアクターが随分流れてたみたいでな」
「地球上でエイハブリアクターの奪い合いか…、こればっかりは俺の反省点だなぁ」
「あの時はギャラルホルンの5年の生産数を超える数を宇宙艇であっちこっちから掘り出して来た訳で、売り先がどうするかは俺らじゃ操作できねぇだろ」
「ぶっ殺しはしなかったが、あの狸親父、最初にまわした分を厄介な所に撒いてくれたもんだよ。火薬庫に火種どころか爆弾放り込んだようなもんじゃん?」
「売りまくったのはジャス…なんとかだろ」「ドスコイだっけ?」「忘れた」「ドゴスギア?」「違うんじゃない?」「ジャスコ…も違うな」「どうでもいいよ、あの顎」「あの顎でいいか」
「ああくそ、あの顎、思い出したら腹立ってきた。オルガや名瀬っちの手前退いたが、やっぱり狸親父の嫌がらせに新造のガンダムフレーム満載して3隻目新造して送りつけてやる」
「止めてくれ、親父もドルトコロニーとジャスレイの件でキレたアンタが、ジャスレイを返り討ちにした手打ちにリアクター追加分を歳星の同型艦に満載して送った時は、流石に顔が引き攣ってたんだ」
「ちょっと面白かった」
「ミカ…」
「わかった、わかった、オルガの頼みだ、止めとく」
「頼むぜほんと…」
「…どうしたんです、親父?」
「気の所為ならいいが、えらく厄介な話が舞い込んでくる気がしてな。だが、気の所為だったらしい」
「そうですか。所で親父、こっちに来る航路の途中で、あのミナセの船と行き合いまして…」
「!? …またぞろ、厄介事か?」
「いえ、ハーフメタルやリアクターの運搬についてうちが忙しくなりすぎましてね、オルガに加減するように伝言を頼んだ程度です。相変わらずわからん男でしたよ」
「そうか、変な話でなけりゃいい。信用できる運送業者をいくつか見繕ってやれ。所で、お前ん所の子供、また連れて来ないのか? 癒やしが足りねぇ」
「…オルガの依頼数が少なくなったら余裕できますんで、その時に連れてきますよ」
「おう、そうか。…俺も歳だな、ガキが遊んでる姿で和みたくなるとは。名瀬よ、そろそろ俺も退く時期だと思うんだが?」
「よしてくださいよ。俺もまだまだ若造だし、オルガは俺を差し置いて上になんざ考えません。親父もまだそんな年齢じゃないでしょうに」
「…ったく、親不孝共め。おっ死んだジャスレイだけだぜ、俺をちゃんと老人扱いしたのは」
「そういや来る前、名瀬の兄貴には会ってきたんだろ。何か言ってたか?」
「キレられた。航路が綺麗なのはいいが、依頼する量をオルガに加減しろって伝えてくれと」
「げっ…そうは言っても信頼できる業者が少ねぇんだよ。鉄華団でも船団組むか…」
「まあ、キレた理由は、悠々自適の爛れた生活を送る積りが、アミダ嬢が二人目を妊娠したのもあって仕事尽くしで夜が寂しいんだそうだ」
「んだよそりゃ、惚気けかよ!」
「所でよ、フミタンや姐さんの治療にも使った装置、あれって販売してよかったのかよ? 商会の人気商品の一つになってるぜ」
「阿頼耶識失敗例の治療にも特化させてるが、別に構わんよ、寿命が伸びる訳でもなし」
「あれで回復した奴から志願者増えて大所帯になった。昭弘達が指導してるから筋トレ多め」
「…背が伸びづらくなるから、小さい時の筋トレは程々にって伝えてくれ」
「え…それホント?」
「ああ。…どした、三日月?」
「背って、もう伸びない?」
「年齢的に無理かな」
「…そっか」
「何やってんだミカ!?」
「地面って意外と硬いんだねミナセ。もう少し早くそれ、知りたかった」
((意外と気にしてたのか…))
「怪我した手、スティム刺しとくぞ」「ん」
「ほい、お茶」「ありがとよ」「いい匂い」
「そういや旦那、こっちは平和なもんだが、なんでまた地球にこだわるんだ?」
「一応は地球生まれだからな、余計な争いで汚染とか出るのはちょっと頂けないと思うんだよ。それに地球だって住む奴が居れば市場になる」
「まあ、そうなんだけどな。ハーフメタルの取引は右肩上がりだし」
「環境再生、ギャラルホルンは簡易版GECK生成機、使えてるか?」
「チョコの人の指示で、ガリガリが「ガエリオな」…ガリガリが、変なの「イオクな」…イオクとかいうのと白いの「カルタな」カルタを連れて色々回ってるみたい。その地域に住んでる人に感謝されてるって言ってた」
「とはいえ生成機のGECK?の生産数もたかが知れてるから、小競合いを避けた富裕層の宇宙移民も増えたらしい。あんだけ大規模なコロニーをすげぇ数の大盤振る舞いとか、普通は考えられねぇが」
「流石にあれはやりすぎ」
「解せぬ」
「あのマクギリスの指示というのは少し気に入らないが、地上を荒らす賊徒の討伐と荒れた地域の再生は重要な任務。困窮する民草の為と思えば苦にならんな!」
「それはいいが、もう少し遠距離の腕を磨いたらどうだ? 流れ弾で破壊した家屋については経費では落ちない。自費だぞ自費。落ち着いて狙え!」
「わ、わかっている! ボードウィン卿、何だか奥方に影響を受けてないか?」
「あのな、ジュリエッタもそうだがエリオン卿にもくれぐれもと頼まれてるんだ、いい加減、乱射と突撃癖をどうにかしろ、機体のコンセプトが違うだろ!」
「はあ、何でこんなのと地上を這い回らなければならないのかしら…」
「ギャラルホルン、ひいてはセブンスターズの権威が地に落ちた以上、働きを持って民意を取り戻す必要があるからだ。マクギリスに言われた事だろ。てか、いい加減諦めろ」
「わかってるわようるさいわね、理性と感情は別なのよ! というより残念当主ペアに同行する私の身にもなりなさい! 二人のうっかりのフォロー、私なのですよ!」
「「誰が残念当主ペアだ!」」
「えー…ご歓談中失礼します。こちらアイン、ボードウィン一佐、制圧完了です」
「了解だ。例の機械の準備を開始、効果範囲に生存者が居ないか歩兵隊に確認指示を。哨戒は…」
「私が行く。いつまでも役立たずではいられん。貴殿らは休憩がてら待機していてくれ」
「あら、ついに自覚できたの?」
「アインも含め、貴殿らと比べられれば、仕事ぶりを間近で見続ければいくら察しの悪い私でもわかる。…目の曇りを取るまで、随分時間はかかったがな」
「ならいい。生きていて、理解ができたなら、成長の余地はいくらでもあるからな。これでエリオン卿にいい報告ができる」
「この至らない自分への怒りは、まだ居るであろう賊徒へ向ける!」
「「だから突撃は止めろ!」」
「はい、そこまで」
「…アルミリア様、レッスンは有難いのですが、私にはとても向いていないと思います」
「いいえ、ジュリエッタ様も随分と振る舞いが整って来ました。セブンスターズの権威も落ち、お相手があの兄上とはいえ、それでも兄上はボードウィン家の次期当主にして、貴方はその伴侶なのです。振る舞いが粗暴なままというのは許せませんので!」
「…お、お手柔らかに」
「んじゃ俺は本部に行くが、お前らは?」
「少し古株二人で話してからいくよ、トドの野郎は今日は来てないだろうが、居たらいたであんまりいじめんなよ」
「考えておこう」
「止めないんだ。まあそうだろうけど」
「久し振りです、ミナセさん!」
「よっ、ビスケット。今日は久し振りにアステロイドを浚ったら仕入れができたから、その商談な」
「…またジャンクとリアクターですか? 値段は下がりますよ流石に。先日の在庫、少し残ってるんですが」
「悪い、前回の倍」
「…テイワズとモンターク商会に流したばっかりなんですけど、いいです、買いますよ」
「あー、ビスケット、2点の頼みを聞いてくれれば割引する。一つは写真、一つはサインだ」
「え、うちのエースとなるとミカとか…」
「いやビスケットの。友人にファンが居てね」
「冗談ですよね?」
「いや、マジで」
「どういう事…?」
「はい、これで…本当にいいんですか?」
「オーケー、ばっちりだ。地元の厄介事が済んだら、友人達と遊びに来るよ」
「構いませんよ。あー、書類は明日に回すか…デクスターさん位に書類できる人、雇わないとなぁ」
「お疲れ。食堂に保存食だけど色々積んだから、皆で食ってくれ。持ち帰りもある」
「ありがとうございます。ミナセさんの所の保存食、クッキーやクラッカーも喜ぶんですよ」
「料理人やってる友人に伝えておくよ。それじゃ、荷は鉄華団の軌道上ポートに入港させてあるから後はご随意に」
「はいはい、いつも通りですね。ありがとうございました」
「ミカ」「何、オルガ?」
「相変わらず不思議な人だったな」「うん」
「…」
「…」
「なあミカ、俺らのアガリ、考えてた以上の今だが、今も夢を見てるんじゃねぇかって気がする時がある。どっか下らねえ所でヘマやって、前のめりでも這い蹲って死ぬ、そのとき見てる奴だ」
「俺もそう思う時があるよ。バルバトスの中で、全部ぶちまけて落ちる前の、夢なのかもとか」
「…」
「…」
「はあ、止め止め、いい状態だってのに不安になってるようじゃ手ぇ貸してくれた旦那に申し訳無ぇや」
「だね。所でオルガ」「何だ?」
「まだ結婚しないの? …って、前見ないと危ない」
「っおま、ミカお前な、相手が二人居る余裕か、余裕なのか!?」
「そういう訳じゃないけど。まあ、頑張って」
「くっそ、余裕ぶっこきやがって…!」
「変なのは御免だけど、オルガならいい人、見つかるさ」
「…だといいがな」
「貰って来たで、かぜっち」
「ありがとナス! うっひょー! ありがたやー」