荒野からやってきました外伝 荒野の災厄のやらかし集   作:マガミ

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※女子小学生の意味ではありません。


外伝集・MGLN世界 JS事件後

>JS事件から数年後の世界に転移

 

(無人世界に作っておいたセーフハウスみたいな物だろうし、あの事件後だから殆ど接収されてるよなそりゃ…)

「ゆっくり手を挙げなさい」

「あー、なんだ、どういう状況なのか質問してもいいかなレディ?」

「動かないで。私は時空管理局次元航行部隊所属のティアナ・ランスター。貴方には、数年前の事件における犯行グループ幇助の疑いがあります。ご同行願えますか?」

「…拒否も出来なさそうだな。此方もまあ、軟禁状態まがいながらアレと一緒に居たのは事実だし」

「承諾と判断しても?」

「拒否できる状況じゃない。ええと、武装解除等は必要か? 俺の所持装備は多分、そちらで言う質量兵器に該当するんだが」

「一度、艦の方の隔離エリアに移送後、武装解除願います」

「了解だ」

 

 

 

>スカリエッティのセーフハウス跡を調査しに来た次元航行艦の中

 

「…なんです、これ」

「手持ち。火薬式の拳銃に小銃、それの予備に、ガウスライフルとガトリングレーザー、ミサイルランチャー、ヘビーレーザータレット、パワーアーマー、偵察ドローンに…」

「既に部屋が一杯ですけど!?」「後は弾薬と医薬品と資材と食料があるんだが…」「まだあるの!?」

 

「降りた世界が以前から巨大生物がいる場所だし、魔法もデバイスも使えないから護身用だったんだよ。提出する気はあるぞ」

『ランスター補佐官、重要参考人の武装解除は…何ソレ?』

「…個人の護身用だそうです。量子化、亜空間、どれにも該当していませんし、魔法反応もありません」

「魔法使えないって言ったろ。取り調べはいつからになる?」

「随分聞き分けの良い…執務官?」

『っ! …こほん、管理施設に移動し、そちらで伺います。くれぐれも変な行動は…何です?』

「何でもありません、マム」

 

 

 

>艦の独房内でインプラントPip-Boy内のJrと話すトール

 

「…戻ってから今更気付いたんだが、そうだよなぁ、アレと一緒だったんなら、色々と関与を疑われて当然だよなぁ」

(…)

「ん? ああ、お陰で魔法科学と多元世界での理論は基礎だけは覚えられた。あれはぶっ飛び過ぎてた上に、人に教えるとか全く下手だったから、古い資料だけが頼りでな」

(…)

「大丈夫だろ。アレに聞いた所で、俺自体は巻き込まれた挙げ句、あの隠れ家ごと放置された訳だし。実際、戻ってからアレの所業を調べたが、複数世界に跨る厄ネタだ。俺だって第一村人…第一遭遇者がアレとか夢にも思ってなかったよ」

(…)

「そういう事。不祥事でもあるけど、時空管理局が上手くやってりゃ、アレとその裏もきっちり調べてとっ捕まえてるさ。証言も出れくれば何年か保護観察で済む」

 

 

 

>護送中のトールの様子を見るフェイトとティアナ

 

「通信波形は?」「ありません」

「誰と話しているんでしょう?」「イマジナリーフレンド?」「…あの年齢でそれは」

「いっそ聞いてみましょう」「フェイトさん!?」

「大丈夫大丈夫。…えーと、ミナセさん? 誰と話をしているんですか?」

『うお、やっぱ監視してたかフェイトそん』

「そん?」

『あー言い間違えました、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官殿。話してたのは、インプラントされた人工知性アシスタントだよ。到着まで暇でな』

「こちらの調査では、貴方は生身の筈ですが?」

『あれ? 結構あからさまなタイプが幾つか導入されてるんだが…、スキャンしても出てない?』

「出ていません。詳細は後で聞きますが、構いませんか?」

『ええで』

「…何かイラっとしますね」「はやてが言うなら気にならないんだけどね」

『好感度低いなオイ…』

 

 

 

>監獄でスカリエッティに質問するクロノ(CV:杉田)

 

「成程、研究には無関係であったと言う事か」

『彼自身と習熟しているという技術や理論の殆どには何ら面白味は無かったが、唯一、彼の次元転移先が不明であった事は残念に思っている』

「珍しく饒舌だな、スカリエッティ」

『そうかね? まあ、彼とは解り会えない程、彼そのものは秩序を重んじる人間だ。外見だけで本当に人間であったかは私も最初は首を傾げたが』

「何かの強化体の可能性か?」

『いいや? 彼自身、本当に人間なのだよ。ただし、生物構造的に極限まで鍛え上げられ、それを物理限界まで肉体を使い切っていた。そこに少しだけ魔力に似た力を加えるだけで、ナンバーズ達を圧倒する所謂、達人という奴だ。戦闘データは大いに参考にさせて貰ったとも』

「…それ、本当に人間だったのか?」

『この私が保証しよう。トールという男は人間だ、とてもつまらない程に。他の区画に居るあの男、レジアスにも一切、面識は無い筈だ』

「わかった。質問は以上だ」

『久方ぶり、無聊の慰めとなった事を感謝しよう。しかしそうか、再度、訪れたか…』

 

 

 

「マリエル、どう思う?」

「脳波データも必要以上の安定やストレス値はありませんでしたから、概ね真実かと思います。しかし、魔法を使わない生身の人間が、戦闘機人を圧倒というのは未だ信じられませんね」

「確かにな。だが、提出されたという外部動力倍力装備…パワーアーマーというのは、その位の人間でなければ扱えない代物だったんだろう?」

「はい。管理世界では禁止された核融合電池の使用を除けば、PAモードという標準か巡航モードは、あのサイズでは至って普通の装着型兵器です」

「ああ。増加する力も、救急魔導師の身体能力強化と然程変わらないと聞いた。耐久性能、防御性能は著しく高いようではあるが」

「ただ、ASモードという限界反応モードは、魔力強化した上でバリアジャケットを装着中の魔導師、しかも何らかの近接格闘技を収めているテスターすら持て余す代物でした。下手をすれば身体の重心移動で吹っ飛んだ上、筋繊維断裂が起きます」

「先程、フェイト達から診断データが来たよ。身体構成、遺伝子構造は地球系の人類だったそうだ。だが、戦闘機人以上の頑丈さ、反応速度を持つ人型の何かで無い限り扱うことができない兵器、裏を返せば、ミナセ・トオル氏はそういう存在だという事になる」

「だから未熟とはいえあの戦闘機人に勝てた…。何なんですかね、ミナセ氏って」

「それだけ、管理外世界は厄介だと言う事だろう。どのような経緯で、地球人類の彼が管理外世界に行ったのかはわからないが、そこまで至るような過酷な世界なのかもしれない」

「一応、ミナセ氏が提出したという時空転移周波数というのを確認しましたが、私達の技術体系とは全く異なるものでした」

「トレースの許可は?」

「本人から出ていますが、多分、追えない可能性が高いです。かなり遠いと言うか細いのと…」

「出身世界は既に、数百年前の核兵器で汚染されている、か。拠点世界も遠いか?」

「そのようです。確認した感じ、後継艦でも年単位ですね」

「調査は保留だな流石に。人手が足りない」

「あ、一息入れますか。すぐにお茶入れますね」

「…コーヒーを頼む」

 

 

 

>時空管理局支局内取調室

 

「管理外世界の未開惑星に降り立った際、ガジェットドローンに囲まれて拉致されて、そこの秘密研究所みたいな所で一ヶ月程度居たと」

「出ても過酷環境だったからな。あの時は何をやっているか教えてくれなかったが、基礎的な魔法と関連技術の資料は観放題だったから、後で研究すればいいかとコピーを貰った」

「見た範囲にあったのは、整備設備だけ?」

「ああ、見せてもらったこの概略図と写真の通りだ。半ば軟禁状態の最中、何やら騒がしくなって、気付いたら誰も居なくて独り。そっちの、管理局の作戦時、必死で逃げた。スカやんに恨み言を言いながら」

「「スカやん…」」

「多分アレは、慌てふためく俺も監視続行してたと思う。性格悪いよなスカやん…」

「成程、スカや…でなくて、スカリエッティ本人の証言とも一致しますね」

 

 

 

「現在監獄で拘留中の人物達とはどの程度、関わりがありましたか?」

「さっきのリスト? 髭のオッサンや後半は知らない子だが、起動したばかりのナンバーズ達の基礎戦闘訓練に付き合わされた程度かな。一部、メガネかけたのにはイラっと来て泣かし…あーだからクアットロ辺りが囮にするよう言ったのかも」

「ふむ、成程ね」

「個人的に、泣かせたという顔、見てみたかったかも」

「…執務官?」「冗談です、冗談」

「写真あるけど? 顔面崩壊して鼻水垂らして腰が抜けた姿とか」

「それを提出頂ければ管理局は貴方に幾つか便宜を図る用意があります私の権限において最大限の助力も考えましょう」「ちょ、早口!?」

「Pip-Boyを返却して貰い次第、すぐに用意する。…美人の笑顔って怖いんだが」

「んんっ。ご協力、感謝します。…ふふふ」

「それ、監獄で脅迫をする積りじゃ…?」

「違うよ? これは本人がかのセーフハウスに居たかの確認だけです、ええ。拘留中の他のメンバーにも見せて確認します」

(…ヴィヴィオの事、やっぱ許せて無いんだなぁ)

「何度か手合わせしたから、色々角度を変えたのと、動画もあるから提出しとく。管理局はSDHCカードは使える?」

「なのはに…いえ、地球出身の友人に聞けば大丈夫かと」

「ほいほい、後でデータ移しておく…どしました、ティアナ補佐官?」

「え、いえ…」

 

 

 

>監獄組ナンバーズ

 

「ぶぇくちっ!? …ぅぁー」

「…空調フィルターの交換時期か?」

「私達が風邪をひく訳無いからな…、何かアレルギー反応か、クアットロ?」

「違いますドゥーエ姉様。診断情報もクリアですわ。…でもなんだか、凄く、凄く嫌な予感、いえ悪寒がします」

「物凄い顔になってるぞ…?」

「ふふ、大丈夫ですわ、何らかの精神的圧力をかけられようと、時空管理局には厳格な法律規定がある以上、一切害される事はありませんもの」

「そうだといいがな…」

 

 

 

>ミッドチルダ管理局支局ロビー

 

「確認は以上です。管理世界では一定期間の自動監視の受け入れ、居場所の提出が必要ですが、ミナセ・トオル氏の管理世界での活動が許可されました。ご協力、ありがとうございました。ただ、所有装備の大半については質量兵器に該当しますので…」

「ティアナさん達には色々手間を取らせてるし、あの程度は構わない。管理外世界になるが、自分の拠点に幾らでもあるものだ。それに、腕のこれさえあれば、逃げるだけなら何ら問題無いからな」

「そうですか…」

「とりあえず、ミッドチルダのこの管理局支局前に転移座標を作っておくから、今度来た時は正規の滞在手続きをするさ」

「わかりました。もう帰還されるんですか?」

「ああ、アレのその後の確認だったし、拠点世界に嫁さんが待ってるからな」

「「!?」」

「嘘、でしょ…!?」

「げ、ゲンヤさんのような場合もあるから!」「失礼ですよ!」

「…もう慣れた。因みにこの写真の美人二人が嫁さんね」

「「!!??」」

「い、一夫多妻制の世界!?」「は、犯罪では!?」

「何気に失礼だな!?」

 

 

 

「変な人、でしたね…」

「うん、本当に…。デバイス関連の技術書を買ったら帰ると言ってたけど、経由先は聞いてる?」

「地球だそうです。なのはさんの出身世界でしたよね?」

「ええ。ただ、あの人は検査でも地球人類だった。…どんな過酷な環境に置かれたかは一切不明だったけど」

「時空管理局の管理外世界か。あの質量兵器といい、一体全体、どんな危険地帯の出身だったんでしょうね…」

 

 

 

>拠点世界

 

「わ、見たこと無い魔法陣ですね!」

「ベルカ式だ、ベルカ式デバイスだ…」

「デバイスというか、あの世界の魔法としては多分邪道ですよ」

「トールさん、オーラ以外の不思議パワー系って使えませんよね? どうやって使ってるんです?」

「カートリッジに電力から変換充填した魔力をデバイス内のコンデンサに貯めて、Jrに制御を任せて、幾つかの記録した魔法を使っています」

「威力的には…あれ、第三位階程度? 結構派手ですけど」

「まだ要研究です。デバイスもそうですが特に、魔力コンデンサと魔力カートリッジが試作段階なんです。正規の魔導師なら自己の魔力、正規品カートリッジとデバイスで、第九位階クラスまで行けるみたいなんですけどね…」

「俺達も使えたりするのか?」

「舞子に持って貰いましたが、残念ながら人化でないと無理みたいです。異形種だとシステムと言うか法則制限が大きいようで…」

「少し残念だなぁ」

 

「そういや、あの世界の魔導師って、バリアジャケットとかいう変身装備ありましたよね?」

「ええ、これも魔力の反動抑制用に…こんな感じで」

「「「一瞬な上に地味!」」」

「オッサンの変身シーンとか誰得でしょうに…」

「「「確かに!」」」

「でもやまちゃんとユリの変身シーンなら見てみたいかも!」

「同意はするけど許しません!」「えへへ…」「満更でもないようだ…」

「トールさんのけちー。姉貴はノーセンキューね」

「逃げるな愚弟!」

 

 

 

「所で、俺達の大半、魔法使えますけど…やっぱり?」

「ええ、ユグドラシルの位階魔法は強力な反面、この世界だけの力の可能性がありますし、失うか封じられた際の手札は多い方がいいかなと。いつか行くかもしれない他世界の旅行対策もありますが…余計でしたか?」

「いえいえ、ユグドラシルの常識を外れた裏の手、いいですね! 時間が空けば手伝っても?」

「無論です。モモンガさん達の協力があれば、この技術の世界よりも多様に、術式を用意できるかなと思います。竜王国の件が済んだら、本格的に研究しましょう」




映像クアットロ『へゔぁあ!?』
クアットロ「いやぁあぁああああ!?」

トーレ「こんな画像とか動画、アイツいつ撮ってたんだ? …ぶっ」
セッテ「……ぷふ…」
ウーノ「こら、笑っては可哀想でしょ二人共…ふふ」
クアットロ「穴があったら入りたいぃ!」
ドゥーエ「こういうクアットロも可愛いわね」

映像トール『どした、鼻水出てるぞ?』
他全員「「「あっはっはっはっは!!」」」

クアットロ「あんのモブ顔親父ぃいいい!」


ほんの僅かな滞在での介入でしたが、ドゥーエとレジアス氏は生き残りました。
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