荒野からやってきました外伝 荒野の災厄のやらかし集   作:マガミ

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20/06/06:改行修正


SCP-■■■-JP「次元渡り(のオッサン)」

:SCP-■■■-JP

 

:アイテム番号: SCP-■■■-JP

 

:オブジェクトクラス: Euclid

 

特別収容プロトコル: SCP-■■■-JPの出現と活動が確認された場合、速やかに財団職員を派遣し、交渉によって財団管理下にある宿泊施設に誘導して下さい。Dクラス職員並び武装職員については対象を刺激する可能性から、100mの範囲内には近づけないよう厳守して下さい。また、財団影響下にない組織からの接触を防ぐため、SCP-■■■-JPを収容した宿泊施設とその周辺地域5kmについては、カバーストーリーの使用により追加の接近者が居ないよう偽装した職員を配置して下さい。

 

 

説明: SCP-■■■-JPは、20■■/■/■に、日本の■県■市■で存在が確認されました。準限界集落に該当する■の税収が前年度比で■1■00%増加し、企業誘致等の情報も無い事から調査した所、地域活性化の要因となったSCP-■■■-JPの活動が確認されました。

 

 

SCP-■■■-JPは、30-40代の日本人男性に酷似した身長180cm程の人型存在です。使用言語は正しい文法の英国英語の他、訛りとスラングの交じる英語と流暢な日本語、更には謎の言語を複数使い分けます。言語学者の■■博士と会話した際、ラテン語やヘブライ語等も使える事が確認されています。自己申告で「■■■■」と名乗っていますが、少なくとも日本において国籍や出生記録はありませんでした。左腕側に特徴的な造形のハンドヘルドコンピュータ型物体やそれの同等品(SCP-■■■-JP-1と2)を所持しています。SCP-■■■-JPは時折、側に誰かが居るものとして独り言を言う場合がありますが、現時点ではその対象は確認できていません。自己申告によれば、インプラントされた自律思考人工知性と会話しているとの事ですが、外部調査ではSCP-■■■-JPに人工物の埋め込まれた形跡は確認されていません。

 

 

SCP-■■■-JPは外見上と比較して同じ体格の成人男性の1.2倍の体重をしています。動作は機敏で、よく訓練された軍経験者、あるいは武術家のようにバランスが取れています。

 

 

SCP-■■■-JPの異常性は、何の前兆も無い出現箇所の不特定さ、どのような場所であっても消失する能力、ネットワークへのハッキング能力、既存法則を無視した物質出納能力にあります。SCP-■■■-JPは出現から暫くの間、出現地域において一般男性のように生活を偽装した上で近隣地域の住民と友好関係を結んで情報収集を開始し、SCP-■■■-JP-1及び2を用いてインターネットを含むネットワークに侵入、様々なデータを正規、不正問わず収集します。幾度か、SCP-■■■-JP-1による接続を監視するシステムの構築が試みられましたが全て失敗しました。

 

 

SCP-■■■-JPは出現ごとに異なりますが、使い古しの戦闘服や古い流行の服に似た物を纏っています。場合によっては武装していますが、出現地域の法律に抵触する場合は武装を何処かへ隠蔽、あるいは消し去ります。

 

 

SCP-■■■-JPは財団に対して中立あるいは非協力的ですが、敵対の意志は示していません。出現後の活動に自己を必要以上に隠蔽する事から、ネットワークを目視で監視し、問題が無さすぎるエリアとその移動を確認した時点で職員を派遣する事で、速やかに接触する試みが一定以上の成果を上げています。

 

 

SCP-■■■-JPは何らかの目的を達成すると消滅しますが、それより前に財団職員と接触した場合は行動を中止します。宿泊施設に移動した場合、一週間はそこで過ごします。そしてサービス提供者に礼を伝えた後、痕跡を残さず消滅します。次回出現時は前回の活動内容を覚えています。

 

 

補遺■■■-JP-1: 接触したSCP-■■■-JPをサイト■へ移動させる試みが行われました。しかし、SCP-■■■-JPは幾度かDクラス職員に質問と確認をし、移動について拒否の意志を示しました。無力化は全て失敗し、武装職員を含む財団関係者はSCP-■■■-JPにより全て無力化されました。全員が深刻な精神的外傷を請けた為、記憶処置が行われました。尚、負傷した職員に注射器型薬物(SCP-■■■-JP-3)を刺して注入し、負傷を治療していますが、投与された職員は余りの痛みに気絶しました。

 

 

補遺■■■-JP-2: SCP-■■■-JPがSCP-■■■が収容される施設近郊に出現した際、収容室から一際大きなSCP-■■■の叫びが聞こえた後、SCP-■■■が秘密裏に破壊しかけた収容室に戻った事が確認されました。収容室はSCP-■■■-JPが去るまでの暫くの間、SCP-■■■がこれまで発したことの無い唸り声と振動が記録されています。収容室の強化修復が無事に終わりました。

 

 

補遺■■■-JP-3: SCP-■■■-JPが出現、あるいは確認される位置が財団収容施設あるいは、他管理オブジェクトに近くなっている事から、財団の隔離データベースに何らかのアクセスを試みているか試みた可能性があります。特定オブジェクトへの接触は未知の(Kクラスシナリオを含む)事態を招く可能性から、オブジェクトクラスをSafeからEuclidに変更することが提案され、受理されました。

 

 

:インタビュー1

■■博士:やあ、Mr■■■、質問をしたいがいいかね?

SCP-■■■-JP:構わない。

■■博士:端的に、君の目的は何だね? 情報収集など。

SCP-■■■-JP:この世界の危険度調査かな。厄介な物をそちらは沢山抱えて大変そうだ。■■や■■とかな、ケテルだったか? 厄介なものだ。

■■博士:色々ご存知のようだね。なぜ調査をしているんだ?

SCP-■■■-JP:友人達の観光先としてだ。ただまあ、ここは既に候補から外して、次元間で影響が出そうな物を中心に確認と対策の選定かね。

■■博士:次元? 君は別世界の住人なのかい?

SCP-■■■-JP:そうなる。よくある多次元的世界の概念、その別世界からここに来て、調べて帰ってる。一応は挨拶してからだが、痕跡無く消えてるだろう? あれがそうだ。

■■博士:実証できないのが歯痒い。今日はとても興味深い話をしてくれてありがとう。

SCP-■■■-JP:形振り構わずの手段を選ばずとはいえ、世界存続のために活動する貴方達に敬意を表するよ。まあ実験台になるのは御免だがね。

 

 

補遺■■■-JP-4: 20■/■/■に、サイト-36にある特別輸送コンテナ内のSCP-■■■によるタイプ-S事象が停止しました。プロトコルM8の進行初期中にSCP-■■■-JPが近隣に出現し、SCP-■■■に対して何らかの言語を激しい口調で用いました。後の調査でカナン語だと推測されます。SCP-■■■-JPは会話を止め、SCP-■■■の前で腕を組んで目を閉じた所、SCP-■■■の外見に変化が起きました。

 

 

:音声記録

SCP-■■■-JP:黴の生えたる者、糞便の古い悪魔よ、理を曲げる偽りの予言を止めよ、生贄を求めるな(黴生えた古いクソ悪魔が、事象介入したエセ予言で生贄要求してんじゃねぇぞ!)

SCP-■■■:(せせら笑う何かの声)

SCP-■■■-JP:なれば、私は打擲する。容赦なく打擲する。精神と魂を保つ術が無ければ、高き場所の真実の身、それは盛大に砕かれる(じゃあ殴る。手加減無しで殴る。耐えなけりゃ高次領域の本体も砕ける勢いでな!)

SCP-■■■:(警戒するような唸り声)

SCP-■■■-JP:小便を済ませよ、神に祈れ、建物の端で震え、命を願う祈りを用意せよ、よろしいか?(小便は済ませたか?神様にお祈りは? 部屋のスミでガタガタふるえて命乞いをする心の準備はOK?)

SCP-■■■:(怒りのような声)

SCP-■■■-JP:それは一撃では終わらない、死を乞うまで!(一発で終わらせねぇ、死にたくなるまでな!)

-

(怒りの声から一転、悍ましくも苦痛に喘ぐ声)

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SCP-■■■-JP:驚きを得ただろう。これは終わらない、私は終わらせない。この手で連続して苦痛の悲鳴は続けられる!(驚いたか?だが俺は終わらないし終わらせねぇ!この拳で何度でも悲鳴をあげさせてやる!)

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(悲痛な叫びが何度も繰り返され、弱々しい懇願らしき声に変わる)

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SCP-■■■-JP:私の耳は静かだ。逃亡の行いは破綻する。千年紀に手を加える考えを破棄する為、行われる打擲は深く広い!(聞こえねぇな。逃がすわけねぇだろ。向う千年は余計なちょっかいを考えられんよう、徹底的にボコるからな!)

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(一時間後に一際大きな叫びの後、声が消える)

-

SCP-■■■-JP:これで暫くは大人しいか、千年ほど生贄は要らん筈だ。

■■職員:…我々は捧げなくてもいいのか? 本当に?

SCP-■■■-JP:取り零しがあるかもしれないから、戻るついでに途中で目星つけて落とし前つけてくる。…苦しい中、頑張ったな。あの親子については後は頼む。

:記録終了

注釈:SCP-■■■-JPはこの後、早い段階で消失しました。

-

補遺■■■-JP-5:SCP-■■■は現在もサイト-36にある特別輸送コンテナ内にありますが、20■■/■■/■■現在、タイプ-S事象は停止を継続し、またSCP-■■■の発話事象も確認されていません。発話日 20??/04/04のSCP-■■■-Bは、SCP-■■■-Aと共に監視下に置かれていますが、双方共に健康です。




グーグル翻訳っぽい所が一番力を入れた所
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