荒野からやってきました外伝 荒野の災厄のやらかし集   作:マガミ

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記憶アンカーを使わない場合に地球外に飛ぶ事が増えたので、転移先周波数の見直しが後に行われました。



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 高度に発展しながらも、その根幹たる基礎技術や現在を支え、橋渡しする中間の技術が失われた資源循環型都市は、エネルギーの供給が損なわれ始める頃、緩やかな死に向かっていく。それはまるで老衰による衰えで死に向かう巨大な生物に似ている。

 

 都市を構成する様々な機構や機械といった細胞と、共生か寄生かは曖昧だが、内部に棲まう知性体にとって、都市の滅びは緩やかな衰退と滅亡、即ち死に他ならない。

 

 既に都市を構成する技術や知識の大半が失われている状態では、再建や再生どころか、修復もままならない訳で、都市の寿命はゆるゆると零れ落ちる。

 

 トールが現れたのは、地球以外の星に建造された循環型閉鎖都市の近くだった。

 

「最近、なんでこう地球以外へ来るんだ? データを見直すべきか」

 

 建造物の端末から吸い出せた記録によれば、数百年前に近くの星系間国家同士の戦争に巻き込まれ、最終決戦で近くの宙域にて大規模戦闘が行われた結果、辺境惑星であった古いこの星に多数の軍艦の残骸が落下。地表の7割が破壊され、人々は残された循環型地下閉鎖都市に逃げ込んで難を逃れたらしい。

 

 衛星軌道上からの質量落下による破壊で損害を免れた都市は僅かに6つ。通信網は寸断され、その6つの都市以外に残らなかった。

 

 辺境惑星故に、細々と交易をして維持をしていたが、周辺の国家同士が争った結果、仲良く共倒れ。入植した他の惑星も荒れ果てて周辺国家等へ難民として流れていき、この辺境惑星はぽっかりと空いた宙域に残されてしまった。

 

 困ったことに、生き残った都市は農業や文化都市だけであり、製造や通信等を担う都市は残骸の落下で破壊されてしまっていた。近隣宙域であればまだ通信も通じただろうが、近隣星系丸ごとが無人化された事、それら滅亡国家の通信網も大戦でお互いが破壊しまくった事から、辺境惑星は完全に取り残されてしまった。

 

 それから200年。取り残された絶望や資源の問題から文化都市1つに農業都市1つを除いて他4つは内戦で滅亡した。難民は発生したが、都市のそれぞれはかなりの距離があり、かつての大戦で落下した軍艦から生き残りの自動兵器が溢れ出ており、生存してたどり着けたのはごくわずかだった上、人工知能が拒否した。

 

 そして僅かに残った安全な生存圏である循環型地下閉鎖都市も、メンテナンスが行える技術者を住民同士の権力争いで早々に失っており、緩やかに滅びを歩み始めていた。都市近郊の外の世界はガスマスクや防護服が必須であり、蠢くのは自動兵器だけである。

 

 なんというか、テンプレ的というかベタな宇宙SFのポストアポカリプス世界である。転移前に記憶のアンカー等は使っていないのだが、前世の記憶があるどの作品世界にも似てるようで似ていない。

 

「人口状況は?」

「百年前の一千万人がピークで、現在は百五十万人ですね。合計で300万人前後です」

「接触してもいいが、周辺国家の状態も調べたい。宇宙調査ドローンを派遣してくれ。元の星図データはまだ使える筈だ」

 

 技術情報の調査がてら、生存圏である都市の再建をするのはいいとしても、折角生き延びて再建されても、実は他の国は既に滅びてましたとなれば、それはそれでこの星の人々の心を折りかねない。

 

 トールは派遣したドローンの報告を待つのと並行して、地表部に残る残骸などの調査と、自動兵器の駆逐を開始した。

 

 

 無事、周辺宙域の調査が完了。分裂からの群雄割拠時代など変遷はあったようだが、技術的にはなんとか維持しつつ近隣星系では大きな統一国家がいくつか出来ていた。ただ、FTL技術の喪失やテラフォーミング技術の衰退があり、辺境惑星の周辺にある星系の元植民惑星は再建の目処が立っていない。また、辺境惑星自体も通信が途切れているとして滅びた星の扱いであった。

 

 ただ、それについてはまだ辺境惑星の都市それぞれには悪い話では無い。通信と交流が回復すればまだ大丈夫と言えた。

 

 しかし大問題が一つ、存在していた。

 

 それは都市を統括する人工知能が、精神病を発症していたのだ。メンテナンスを担当する技術者も居なくなって久しく、また、住民も内心に疑問を懐きつつも統括人工知能や、直下の最上級市民の指示に従い、お互いが疑心暗鬼に陥りつつ生活をしていた。

 

『Happiness is Mandatory. Citizen,are you happy?』

 訳:幸福は義務です。市民、あなたは幸福ですか?

 

 

「パラノイアだこれー!?」

「これはまた予想外ですね。人工知能がこじらせ過ぎた例として、私としてはとても興味深いです」

「どこがどうなって、地球の都市が舞台だった設定がこの世界に現出したのやら。やだなぁ、外から来るのは全部、コミュニストかミュータントの扱いだろ」

「いっそ、都市自体はもう放って置かれては? 住民たちには申し訳ないですが、相容れない人工知能との会話は私も遠慮したいです」

「外との通信の回復、やろうと思えばできるんだろうけど、内戦や難民の影響から疑心暗鬼だろうからなぁ」

 

 パラノイア(RPG)。トールの生前、1980年代に発表された近未来ディストピアを題材にしたテーブルトークロールプレイングゲームである。

 核戦争により他の都市との通信が断絶したため、都市を統制する人工知能ことコンピュータは他の都市は滅びたのだと断定。都市運営の為に良き隣人の積りで活動するが、隔離され疑心暗鬼に陥ったコンピュータは、精神病を患っているがそれの自覚がない。

 コンピュータは都市を脅かす共産主義者やミュータントの脅威に晒されているとして、市民からトラブルシューターという犠牲者…、もとい適した能力を持つ者を選び出し、問題に対処させる。ただしそれは表向きの目標。トラブルシューター個々が秘密裏に持つ裏の目標の達成と共に、トラブルシューターは常に同行者を監視、疑いと証拠があればZAPZAPと撃ち殺してよいとされるとても愉快なシステムだった。

 尚、締め付けが厳しすぎて共産主義的な構造になった民主主義という皮肉の効きすぎた設定ではあるが、一発死の可能性は高いがクローンがあるだけ有情なので、死と隣り合わせのリアルよりマシと、AOGの面々には違う意味で評判である。それを聞いた時は、トールは遠い目になった。

 閑話休題。

 

「どっちの都市も同じ感じ?」

「はい。文化都市と農業都市の違いはありますが、統括人工知能の基礎設計は一緒です。文化的だから健康的で幸福か、健康的だから文化的で幸福か、そういう建前のようですね」

「んで、通信は回復しないというかさせないまま、お互いを疑い合ってると。うっわ、関わりたくねぇ…」

 

 トールは杜撰な修復によりむき出しになっている都市のインターフェースからJrと共に都市内部の情報を探っているが、調べれば調べるほどゲンナリして行った。

 コンピュータ様こと統括人工知能様、厳密なセキュリティクリアランスで分けられた市民階級、そして恒星間国家世界では大抵ありふれたクローン技術…。まさに、あのディストピア世界の設定そのものであった。

 

「逆探は?」

「随分と古い防壁ですね、無人の野を行くが如しです。アップデートもままならないか、変えると…ああ、ログがありました、120年前に高度な物に差し替えようとした技術者が処刑されています。まあクローンが復帰しましたが、諦めたようで」

「どうしようもないな!?」

 

 あまり都市近郊で動いていると、人工知能様が嗅ぎつけてトラブルシューターを編成して調査を依頼し、不幸な邂逅が起きかねない。トールとしては哀れな最下級市民をZAPZAP!する趣味は無い訳で、早々に都市の近郊から離れた。

 

 

 

 トールは少し大きめな、ウニモグ(Unimog)のような姿をした多目的車両を喚び出すと都市部以外の調査を開始した。大気がかなり薄れ、汚染されてしまっている事と、無数に自動兵器が跋扈する以外は、ウェイストランドのような懐かしい光景である。

 

「Jr、自動兵器の生産拠点の特定は?」

「現在合計で18箇所です。2つの識別信号がありますが、概ね同数。それと交戦規定は守っているようで、都市2つと跡地には接近していないようです」

 

 一応は中立星に配慮したのか、交戦規定により都市とその近郊には手を出さないよう設定されていたようだ。

 

「んで、その範囲を超すとお互いがドンパチしてるし、未確認なら襲いかかると」

「はい。残骸を回収して再生産しています。改良プログラムは無いようで、設計も200年前と同じ様子です」

「成程ね。期待薄かもしれんが、都市跡地に何かあったりするか?」

「大抵は質量の直撃でクレーター化、原子まで分解していますが…、おや、ドームが半壊している都市に動きがあるようです」

「ドローンの映像を回してくれ。ほほう、存外、人類ってのは逞しいもんだ」

 

 目的地は距離にして千キロ。残骸が近くに落下して半壊した都市と、内戦で滅びた都市に人類の生活の動きが見て取れた。長年の経験や調査から自動兵器が近寄らないギリギリまでを把握していて、その範囲内で細々と生き延びてきたようだった。

 

 また、一部の生産都市跡地周辺に潜んでいたのは、恐らくは家畜であった生物の成れの果てか、環境改善用の合成生物のようで、地表に僅かに残る汚染水分や苔類を餌にしたり、赤錆びた残骸を摂取したり、お互いを捕食しあっている。大型のものは、エネルギーは生体濃縮による核反応、動作は電気収縮式生体アクチュエータ。臓器や神経系は家畜だった物のようだが、明らかに通常の生物を逸脱している。

 

「でかいなー」

「骨格はナノチューブカーボンです。標準で3mから7m程度ですが、最大個体で15m近くにまで成長するようです」

 

 群れは惑星全土に小さく無数に広がっていて、自動兵器に襲われたり、あるいは撃退したり、または外部集落に住む住民に狩猟、あるいは再家畜化されているようだった。

 

「生態系はほぼ壊滅だからな、破壊された都市の研究者が再生を願って設計したか」

「攻撃性が低いのと遠距離攻撃を持たない分、自動兵器よりは安全ですが、質量が違いますから接近は避けて下さい」

 

 数少ない面積を覆っていた海が蒸発して無くなった砂地をトールのクルマが走っていく。途中、同じように砂地の上を走っていた車両の残骸が目につく。恐らく、残された循環型都市を夢の楽園か何かと考え、夢を追った者の成れの果てだろう。

 

 自動兵器をステルスフィールドでやり過ごしつつ、旅を続ける。不思議な事に、稼働中の循環型都市から離れると放射線反応や大気の希薄さが薄れ、ウェイストランドで過ごしたトールであれば気にならない程度には、外の風を感じても問題が無い状態になっていた。

 

「気象兵器、あるいは重力異常の可能性があるか。落下して形が多少残ってる航宙艦の技術状態は?」

「FTLドライブは中規模艦船用。やや大型の核融合炉と縮退炉が採用されていましたね。都市近郊の異常は、半稼働状態の重力制御装置と初期型核融合炉の影響かと」

「統括人工知能が、外に人の生存圏は無いと言い切るのも宜なるかな、か」

 

 都市から離れた場所の大気組成は、標準的な人類の基準では少々薄いが、歴とした地球型惑星と同じ組成だった。通信ログを見る限り、天候操作装置は自己メンテナンスを続けながら、落下した軍艦が乱す大気の状態を懸命に補正しているようだった。トールとしては惑星全土をワークショップエリアに指定する準備を行い、大気を正常化する予定であったため、手間が大幅に省けて嬉しい誤算である。

 

「ドローンが天候操作装置の統括人工知能と接触。どうやら都市に採用された物はコストダウンされていたようで、警戒していましたが理性的でした。提供希望の資材リストを貰いましたので、送付しても?」

「いいぞ。しかし何だな、この星を多少はマシにしたとしても、モモンガさん達の旅行先には問題アリアリだぞこれ」

「同意見です。接収した技術も平凡な物に留まりますね。ロマンある代物も少ないようですし、復興の目処がついたら早々に帰還する事を提案いたします」

 

 トールは稼働中の都市の基礎設計データのみを抽出して、どちらかといえば端であったために被害を免れていた2つの都市に向かう巨大な橋を消した。外観は砂上に並び立つ錆だらけの塔だ。海があれば、双子のようなそれら都市は2つだけぽつんと海上に取り残される形である。

 

 全土に広がる自動兵器群については高次特性素材を用いたEMP発生装置で停止させ、その上で変異生物の群れを誘導して最も大きな大陸に押し込めてから再起動した。幸い、外部生存者の集落は中規模の大陸に集中していたので、小型の物はそちらに残している。

 

 外部生存者の領域については、ワークショップで包んで自動兵器、宇宙船の残骸を全て分解。崩壊していた都市はそのままに、地下に残っていたデータベースやプラントを復旧させた。直接武器に関わるものではなく、かつての世界で用いられた様々な物の製造や再生、修復に関する代物や、娯楽に関する物が大半である。著作権関連のプロテクトは、受け取る側が居ない事と期限切れから百年以上経過しているので、著作権権利者情報を残して制限を解除しておく。

 

「これで再び争い合うんなら、まあ仕方ない」

「お優しい事で。汚染物質の除去が完了、天候操作装置はいつでも雨を降らせられるそうです」

「人の居ない地域で実施の要請を。カラっカラだと大雨は災害みたいなもんだからな。海の跡の直上でもいい。一度、海が満たされてから再シミュレートだな」

 

 その後、トールは同惑星のある星系の掃除を済ませると、FTLで近隣星系を含む銀河内を調査。その銀河では大規模大戦の影響で技術が失われて殆どの文明が星系程度の範囲でで四苦八苦している事を確認した。大戦以前のテクノロジーの残滓を収集すると、自動制圧機械、ミーム汚染ウィルス、生物兵器、惑星破壊兵器、恒星暴走弾などの厄介な事になりそうな物に限り解体、消滅させた上で、最初の惑星に戻った。

 

「大気と海も安定したか。住民の状態は?」

「衣食住が充実し始め、再開拓が進んでいるようです」

 

 ある日、雨と共に美しく再生し、死神の機械が姿を消した故郷の星に驚きつつも、住民たちはは文明の復興の兆しを喜んだ。

 完全環境都市から追い出されながらも、外で逞しく生き延び、技術の大切さを忘れなかった外の住民たちは、技術の再発展をさせつつ、復興を進めていた。

 

 経過年数は10年程度だが、トールは何食わぬ顔で集落から村や町、あるいは都市となった住民たちの証を辿っていく。

 

「嬉しそうですね」

「まあな」

 

 2つの都市については「禁忌の都」として住民たちは避けた。元外の住民たちは人工知能や上層市民に追い出されたり、内戦で先立って都市から追い出された者達の末裔だ。保護を求めても断られたという記録も残されている。それに、人工知能の厄介さはこれでもかと残されていた。

 

 そんな訳で彼らはかつての愚を犯さないよう取り決め、早めに宇宙へ上がる事を目指した。ラグランジュポイントにはかつての父祖の時代に細々と採掘していた資源衛星が多数ある事が記録と観測で判明していたため、資源を求めるなら宇宙だと判断していた。また、トールが近隣宙域のジャンクから集めた偽装資源衛星もある。

 また、都市地下の無事なデータベースからは、かつての叡智が発見されていた。研究が進めば、二十年もしない間に宇宙へ飛び立てるだろう。

 

 トールは最初に降り立った場所から少し離れた、元は小高い丘、今は海近くの岬を訪れた。視線の先には、上空が雲に霞む巨大な塔にして都市が2つ聳え立っている。

 

「海が満たされる以前は、砂上の楼閣と言った趣でしたが…」

「海上にある滅びかけの塔となると、どういう言葉が相応しいんだろうな」

 

 発展を封じ、自由を禁じた疑いだらけの古び壊れかけの都市は、いつか限界に達するだろう。再生した星の住民たちは、その古い都市について子孫に言葉を残した。

 

 その時が来たなら、かつて追い出された祖先達のように、打ち拉がれた他の誰かの手を取る事を選ぼうと。

 

 まあ、人工知能がかなりアレな事もデータで残っているので、十分に警戒するようにとも残していたが。

 

 トールは成果に概ね満足して、再生した惑星を去った。

 

 

 

 

「「「何をさらっと再テラフォーミングしてんの?」」」

「まあ、ちょっとした実験ですよ実験。かつて、違う世界の地球で日本だけ再生させたのが役立ちました」

「実験で惑星規模か…。ワークショップの効果範囲が広がったと聞いてましたけど、準備が必要とはいえ、地球型惑星丸ごととはすげーな」

「元々、ワークショップの機能はG.E.C.K.の簡易版でして、機能が高度化するのに併せて適用範囲が広くなったみたいなんです。今は既に、能力的には惑星規模のG.E.C.K.ですね」

「成程。元々は都市程度の範囲だったっけ」

「元世界の設置型だと、1つの集落程度だったのにねぇ」

「機会があれば試して欲しいと言ったのはブループラネットさんと俺でな」

「まだ試行錯誤は必要ですが、どうでした?」

「あれだけ荒廃したのを立て直したんだ、今の満点だよ」

「それは重畳」

「ブルーさんはわかるとして、ウルベルトさんが?」

「トールが俺らのリアルへの転移座標を調べてるのはご存知の通り。んでな、一時的にも里帰りした時に、企業の奴らに一泡吹かせたいと思ってたんだよ」

「「「ほほう、詳しく」」」

「難しい事はなんにも無いさ。地球環境をまるっといきなり改善させ、土壌汚染を除去し、大気汚染を浄化、海の汚染を無くす。元は<天地改変>を使う予定だったんだよ」

「それはそれは、とても愉快な事になるね。データが古いがリアルの世界情勢データは最古図書館にあった筈。エインズワースに協力して貰うとして、計算でもかなり楽しい結果が出そうだよ」

「でしょう教授? 地上に清浄な空気と水、そして大地がいきなり現れる…どうだい、すげぇ面白そうじゃないか?」

「ふふ、いいねぇ、いいなそれ!」

「俄然、トールっちがたどり着くのが楽しみになってきた!」

「浄化を行って貰う前に、経済的に企業へ打撃を与えてから、NGOでも何でもいいから外の再生をして、エネルギー業界に殴り込むのも楽しそう」

「お、ついに所長から社長か。デミデミは副社長だな」

「妨害は今の俺らなら問題無いな」

「発電所内部にアンデッドを詰めておきましょう」

「できる限りの外部民を引き入れて、奴らが羨むようなアーコロジーをぶっ立てたっていい」

「夢が広がりんぐ!」

「アルベド達に知恵を絞って貰って、じわじわと追い詰めたいね」

「あー、幹部クラス未満にはお手柔らかに…」

「そこはわかってるさ。だが、聞いてたアーコロジーのさらに上に居る、真上層民には革命の恐怖を味わって貰う」

「「「うふふふふふふ…!」」」

「うわぁ、AOGの皆さんが楽しそうで何よりです。こっちの問題を片付けて、はよ座標を見つけないとなぁ」

「そもそもリアルの探索はトールさんの善意ですから、慌てなくていいです、見つかれば御の字で」

「ええ、のんびりですよのんびり。我々はブラック企業じゃぁないですし」

「そもそも、トールっちはうちらの友人で協力者だけど、自由業にして自営業?」

「自由業はわかる。でも星や星系改造する自営業…自営業?」

「次元渡りの自営業…字面がすげぇな」

「荒野からきた自由業だと?」

「それ、すごくダメ人間っぽいので止めて下さい…」

 




パラノイアがどんなのかは、ニコニコ辺りでリプレイ動画を見るといいかな。
大丈夫、クリアランスは確保されていますよ(にっこり)
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