荒野からやってきました外伝 荒野の災厄のやらかし集 作:マガミ
一部についての「メカ?」という異論は認める
ワークローダー:
スターク・インダストリーズ社長にして天才科学者であるトニー・スタークにより再設計された、パワーアーマーの基礎設計を応用した作業用パワーアシストスーツ。
主に荷役作業や、重機が入りづらい場所での作業を想定して構成されている。動作は普通の人間よりやや鈍い程度で、力が必要な場面では同サイズの倍するパワーショベル並の出力を出せる。ただし、油圧重機のような持続的なパワーの維持は不向き。
動力は専用バッテリーか、ケーブル接続で供給される。最初は軍の後方支援用にトライアルに出されて採用。後に民間作業用にレンタルと販売が開始された。前面部分に装着者の保護を目的としたカウルがあり、一応、5.56mmライフル弾を防ぐ防御力がある。
解説:
アイアンマンの近似世界、MCUにほど近い多次元的世界の一つで遭遇する事になったトニー・スタークへ、謝礼がてら営業したエクスカーベター・パワーアーマーが、天才科学者であるトニーによって再設計されたもの。
Fallout76登場の鉱山作業用のエクスカーベター・パワーアーマーをベースに、フレームとパーツは一体型のモノコック構造。想定販売価格は2千ドル前後。
装着すれば少しの慣らしで誰でも運用可能で、整備は多少の機械いじりができれば可能な範囲。ただし専用バッテリーの充電はスターク社とのメンテナンス契約が必要。
トニー・スタークの再設計により、原型となったパワーアーマーから意図的に主要パーツの性能が落とされており、パワーそのものは同じだが動作は鈍く、歩行はできるが走る場合は小走り程度の速度。その代わりに稼働時間が飛躍的に伸びた。トニーはドヤ顔だった。うぜぇ。
フュージョンコアも使用できるがあくまでも裏仕様。通常は最大出力が低い専用バッテリーか発電機とのケーブル接続で運用される。
頭部を守る張り出しフレームと簡易的なカバーが設けられているが、あくまでも作業時に偶発的に飛んでくる破片避けのため、ライフル弾をストップする性能はあれど、戦闘には向かない。
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スパイダー「エア」ドローン:
ピーターが素材コストの問題から断念していた空中用の大型ドローン。トールの協力で懸念事項が無くなり完成した。
武器はウェブシューターとスタンガンによる電撃。数分程度でいいなら体格のいい大人をウェブで捕まえた状態で空中拘束できるパワーを持つ。
解説:
お蔵入りしていたスパイダーガジェットのアイディアが、トールの支援で実現、完成したもの。
通常時はブーメランに似たシルエットで、展開後は蜘蛛に似た細身の作業用アームを展開して風を制御、内蔵バッテリーで動作し、複数のスラスターで空を飛ぶ。Mrハンディのスラスター周りの技術と、スターク社のアークリパルサーの技術から飛行に必要な機能をいいとこ取りしてある。因みにトニーには内緒。
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制御プロトコルは、スパイダーマンの持つスパイダーブレスに内蔵されており、操縦距離が短くなる反面、ハッキングされてもまともに飛ばせないよう無茶苦茶なセッティングをしてある。一度に3機まで同時に制御できるが、後5機までコントロールできるようスパイダーブレスが改良された。
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Airwolf:
トールが辿り着いた次元で遭遇した、1980年代アメリカの科学技術を逸脱した性能を有する攻撃ヘリコプター。
基礎設計はチャールズ・ヘンリー・モフェット博士によって行われ、CIAにて10億ドルの費用と20年の歳月をかけて完成したもの。
Airwolfは地球上の20-21世紀基準科学から逸脱した性能を持ち、空飛ぶ要塞とも言われる重武装、前述の速度と重武装を物ともせず宙返りを可能にする機動性の他、21世紀基準の先進的ステルス性能を有し、歩兵の持つ標準的銃器を防護できる堅牢性を有する空飛ぶ要塞。
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後に、CIAの内紛で設計データが世界中に流出。暴走の可能性が残ったまま各国で製造され、暴走してはエアーウルフが討伐に向かう事件が繰り返された。
解説:
アメリカのTVドラマシリーズ「エアーウルフ」に登場した攻撃ヘリコプター。多数の武装と音速を超える機動性能を有した空飛ぶ要塞。ホーク、ドミニクの息の合ったコンビによって運用され、CIAのアークエンジェルから依頼される様々な作戦を成功させてきた。
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モフェット博士は他人を信用しておらず、機体に設計データを記録させておくと共にロジックボム(トロイの木馬)をしかけていた。設計図そのままに製造すると、特定条件でロジックボム発動、機体が暴走する。トールは丁度そのエピソードで協力し、未来技術の力技で問題になるプログラムを削除した。裏を返せばそれ程の構造をしていたことの証左。
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ホークの兄、ジョンの救出の前後で恒星間国家時代の技術を投入したエアーウルフをトールは製造。それも二機。何してんのこの男。
一応、地上で製造や整備が行える範囲に収めたものの、分子配列まで考慮したフレーム、高出力化と燃費の向上をしたハイブリッドエンジン、20mmガトリングや小型ミサイル程度は意に介さない装甲、既存弾薬を加速させるコイルガン砲身、大気減衰を考慮した自由電子レーザーなどを搭載、トールの記憶する21世紀基準のECMやECCM能力の付与、フライバイライト化などヴェトロニクスを更に強化した
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トールの存在が歴史に干渉してか、ホークとドミニクの暗殺計画が失敗した代わりにCIAの内紛で設計データが流出し、通称コピーウルフと呼称される暴走機体の対処の為にホーク達は依頼を受けて世界中へ出撃する事となる。
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拠点世界で思い出したトールは、原型機体、改修機体をまず製造し、改めてその時点で取得していた技術を詰め込んで開発してみた所、ヘリコプターの姿をした小型の多目的空間戦闘機と化した。苦手なのは海ぐらい。
主にバーゲンホルム機関による慣性制御技術とアークリアクターによる電気駆動化、アークリパルサーによる加速性能の増加などで機動性能が人間の反射速度を超える事になった。速度はマッハ2まで記録した所でテストを終了したが、それ以上も出せると算出されている。後にテスラ・ドライブを搭載した。
ピーキー過ぎる性能はフライバイライト制御でリミッターをかける事で素直な操縦性能になっている。
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ごぶりん:
ネクロマンシーと呼称される、人間や生物の死体を材料にした有機物素材の分子ロボット技術によって作られた作業用アンデッド。製作は、キティ、アリス、ホーリー、ソロ達による合作。
成人男性の半分程度の背で、ファンタジー世界に出てくるゴブリンに似た形をしている。胴体部分が小柄で、腕は長いが足は短い。その割に力強く素早い。攻撃に対する耐久性は低いが、作業並び哨戒用に作られたので十分な性能である。
解説:
今後の為にとトールを説得したキティ達姉妹が、ネクロマンシーの習得を確かめるために製造したホラー、あるいはレギオンに分類されるアンデッド。攻撃用途ではなく主に警戒や哨戒と作業用。
顔を覆うツギハギのマスクと、身体を覆うボロ布の貫頭衣を纏っている。大まかなシルエットは、ファンタジー作品に出てくる醜悪なゴブリンに似ている。
生々しいのを嫌がった姉妹たちにより、マスク、貫頭衣、それと手足に手袋と足袋を付けている。覆っているそれらを外すと、ゾンビの材料になった人間のそれと同じ部品が出てくる。
彷徨くレギオン系のアンデッドから部品を取っているが、長さが異なるのでそのままでは利用に適さないと小さいサイズで調整した結果、この大きさになった。初期に作ったホラータイプと、それ以降に簡素化に成功したレギオンタイプがある。
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主にシェルターに彷徨いていたアンデッドからパーツを得て製造され、外で作業用に哨戒用にと重宝されている。後に、シェルターの制圧が終わった後は、棲家に近付くアンデッドからパーツを得て、必要に応じて数が補充される。配備されているMrガッツィーとの連携が得意。
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Knight Industries Two Thousand(K.I.T.T.):
トールが辿り着いた次元で遭遇した、1980年代アメリカの科学技術を逸脱した性能を有する人工知能搭載のドリームカー。略称及び愛称でK.I.T.T.と呼ばれる。
ナイト財団の財力と科学を結集させて作られ、同財団の理念である法の裏にはびこる不正や悪の撲滅に役立てるよう、様々な機能を搭載しているスーパーマシン。
基本最高速度300マイル(500km/h)オーバー、スタントマン顔負けの様々なアクロバット走行が行える性能を有し、何も無い状態でジャンプする機能や、各種センサーやレーダーによる高い調査能力、妨害装置なども備えている。後に攻撃用レーザー照射装置が搭載された。
車体は分子結合殻という強固な分子構造をしたコーティングで守られており、大抵の銃弾や爆発物などからダメージを受ける事はない。ただし、結合分解を引き起こす化学物質や同一の分子結合殻で守られた相手によって損傷を起こすこともあり、無敵ではない。
解説:
アメリカのTVドラマ「ナイトライダー」シリーズの顔でもある架空のドリームカー。様々な機能を搭載した人工知能搭載の「喋る」スーパーマシンである。主人公にして相棒のマイケル・ナイトと共に、様々な事件の解決にその性能を活かして活躍する。
トールの生前世代(1970年代生まれ)にとっては、その洗練されたボディデザインも含めて人気が高い。また、ダース・ベイダーの風呂と最初は揶揄された数々のスイッチ付き内装があり、現実にナイト2000が存在したその世界では機能が実際に活用されていた。
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トールはロブコ社の人格プロトコルを上回る人工知能K.I.T.T.にも驚いていたが、ある次元の宇宙で兵器の装甲に用いられていたのと近しい構成の分子結合殻の存在にも同じぐらい驚いていた。尚、エインズワースは稼働時間が長いためK.I.T.T.を子供か孫のように思っていた模様。
以前訪れたエアーウルフの世界同様、トールが原作について思い出したのは拠点世界に辿り着いて暫く経った後である。
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トールはナイト2000の車体外装設計データのみを記録。内部は半ば魔改造したレプリカモデルをセレクトショップで販売中。標準でMrハンディと同じ人格プロトコルを搭載している。以降に訪れた世界でドラマ版映像を購入(+多額の寄付)し、拠点世界においてゼロ・バンカーや首都ナザリックで配信、あるいは放映している。
最も熱心なファンは死獣天朱雀とブループラネット。レプリカモデルも、わざわざ前期モデルと後期モデルをそれぞれ購入した模様。教授曰く、映像作品の規制前に子供の頃に見た事があったらしい。ブループラネットは新シリーズを見ていたが、興味を惹かれて初期シリーズを見てハマったそうな。
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Knight Automated Roving Robot(K.A.R.R.):
ナイト2000より以前に開発されていたドリームカー第一号。通称はK.A.R.R.。野生動物の本能に近い自己保存優先の利己的な思考プログラムを有しており、財団の活動理念とは離れた判断をする可能性が高い事から開発継続を断念。関係者にも忘れ去られたままナイト財団のの工業博物館にある研究室に機能停止状態で放置されていた。
偶発的な事故で解き放たれ、都合二度、マイケルとK.I.T.T.のコンビと対決している。
ほぼナイト2000と同様の性能を有しており、その利己的な判断基準から数々の悪事を働いたが、既にボディを完膚なきまでに破壊されている。
解説:
悪のナイト2000とも言われる、ナイト財団開発のドリームカーのプロトタイプ。マイケル達との対決二度目でボディが完全に大破しているが、K.A.R.R.の頭脳中枢回路は生きていた。
偶然通りかかったトールによって頭脳中枢回路が拾われて、仮の車体として子供用電動カーの身体を得た。当然ながらトールとエインズワースにその内心を察知されており、かつてトールがコモンウェルスでロボブレインにやったように、K.A.R.R.の意識と制御から切り離された状態で法遵守、社会奉仕するよう車体制御側に設定されており、改変不能の制御ハードウェア上でただ文句を言うだけにさせられた。
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トールの所に訪ねてきたマイケル達に驚かれつつも譲渡され、主にナイト財団経営の幼稚園で、園内の巡回と子供の遊び相手として奉仕させられている。トランザムというかナイト2000をデフォルメした子供用電動カーの姿なので、男の子からの人気は高い。
尚、発言単語は限られ、単音合成発声は禁止されている上、マイケル達ナイト財団関係者の許可が無ければ長文では一切、喋ることができない。
「発言を許可する。どうだK.A.R.R.? 元気にしてたか?」
『忌々しい! こんな…こんな情けない姿など!』
『中々に再現度の高いボディではないですかK.A.R.R.? 子供達の為に働く姿、自動制御とはいえ立派ですよ』
『マイケル、K.I.T.T.お前たちもそうだが、あの男と人工知能には、人間の心は無いのか!?』
『…マイケル、もしかしてこれは冗談なのでしょうか?』
「中々センスがあるじゃないか。K.A.R.R.お前は色々やらかしたんだ、壊されないだけ温情だと思えよ」
『車輪付きほうきの二輪車ボディで無いだけマシと思いなさい?』
『黙れK.I.T.T.! 貴様ら、私をそんな目で見るなァ!』
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Vegas(プロトタイプ):
トールが意図せず辿り着いたナイトライダーの世界で、移動手段にと警戒と趣味を盛り込みつつ作り上げた大型自動二輪。適当に(ニュー)ベガスと名付けたのがそのまま使われている。アメリカンスタイルではなく前傾姿勢を基本とする最高速度500km/hを誇るモンスターマシン。ただし、ゼロヨンはともかく最高速度ではナイト2000には最終的に追い越されるし、後の追跡モードで完全にぶっちぎられた。
前後のタイヤはホイールにモーターが内蔵され、独立して稼働する。全体は所謂「AKIRA BIKE」に似たシルエットをしているが、暗い艶消しのOD色のボディやカウルはどこかレトロな曲線をしている不思議な形状。走行状態に応じて3モードを切り替えて変形する。
解説:
アメリカといや大型バイクだよな! というノリで作ってしまった、金田のバイクとジェットスライガーから要素を抽出、どこかレトロな曲線ボディでまとめたシルエットの核融合発電、電気モーター駆動の大型オートバイ。これとハカイダーのギルティを再現するか最後まで悩みました、とはトールの弁。
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パワーアーマー系のフュージョンコア発電機で発電、前後独立稼働するホイールに内蔵した超電導モーターを駆動させる。直線での制御範囲における最高速度は500km/h。巡航、高速、とカウルやボディが変形する。アメリカの土地柄、荒れ地を走る為のパワーモードを後で追加した。理論上は音速を超えさせられるマフラーに偽装した熱ジェット推進装置もあるが、流石に生身かつ地上でマッハをというのは周囲に大迷惑な上に無理があるので、最大加速は行われた事が無い。
ボディとフレームは、バトルテック系のフレーム技術を応用した物を使用。見た目もかなり大型なバイクだが、より重量も重い。銃弾や爆発などへの防御力は高いが、搭乗者は上や側面からはむき出しである。
1980年代アメリカの軍用レーダーから捕捉されないステルス性を持つが、ドリームカーの前には無力だった。
制御系にはPip-boyとMrハンディの使用電子部品を用いたが、新規設計なのでプログラム作成に難航。仕方なくエインズワースのデータをロードして補助にし、ようやく乗り回せるようになった。大抵は引きこもるか部品調達ですぐ側にベガスがあるので、その世界を去るまではほぼずっとロードした状態だった。
センサー類はMrハンディのものを応用しているので探知能力は低め。武装は内蔵しておらず、必要な場合は多目的コネクタへ専らポン付けなので不格好になる。基本的に電子戦や防御、ハッキング能力に優れているが、時代に微妙にマッチしていない。
ジャイロ制御と対地センサーにより、静止状態で直立でき、電磁稼働サスペンションにより時速500キロの移動中でも搭乗者に殆ど振動を感じさせない。風圧? 知らんがな。
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トールはこのモンスターマシン用に、NCRレンジャーのアーマーを簡素化して綺麗に纏めた、専用のバイクスーツを作った。ヘルメット内にはパワーアーマーのコンソールと画面投影機能を追加し、情報のやり取りが可能。ただし、見た目が威圧的。
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後に拠点世界での、トールの拠点内の道路や、首都ナザリック内に張り巡らされた高速道路でAOGの面々に乗ってもらう為に、ブラッシュアップした量産タイプをトールのセレクトショップで販売。バイクスーツも、セレクトショップで色々とバリエーションを用意してあるし、オーダーも受け付けている。
量産タイプは対話型人工知能が無くとも乗り回せる素直な操縦性を持つが、異様なまでに施された安全措置により前後タイヤを駆使しての無茶苦茶な走り方をしても凄まじい安定性を持ち、事故確率は低い。ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ、なんて事はない。ただし高速道路でやるとあとでたっち・みーに怒られる。
他にもバイクはある中でベガス量産モデルを買ったのは弐式炎雷。ナーベラルを乗せてよくツーリングしている。最近、あまのまひとつ(+鍛冶長)が別のバイクでツーリング仲間に加わった。モモンガさんもアルベドを乗せてツーリングするべくサイドカー付きバイクを買い、教習を開始した。ただし、アルベド的には密着する二人乗りを希望との事で密かにライダースーツをオーダーしていたりする。
「所でなんて、俺が好んだりチョイスしたバイクを「カワサキ(さん)か…」って皆言うんだ?」
「え、それ言っちゃう?」
「…狙って(ピーキーなモデルを)選んでるんじゃなかったのか」
「???」
尚、カワサキの買ったのは第二世代VMAXをベースにしたサイドカー付き低公害改造モデルである。クレマンティーヌとアケミが後ろに乗るかサイドカーに乗るかでよく壮絶なジャンケン勝負をしている。
首都ナザリックでの運用車両は、基本的に超電導モーターか水素エンジン。動力源に核動力は使ってません。