汚れた暗殺者達の道   作:カムラス

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新生暗殺チーム創設!!

ジョルノ・ジョバァーナはビアンコの報告書を読んでいた。

 

ビアンコは顔や腕に包帯を巻きながらジョルノの前で立っていた。

 

彼は実行通りに一ヶ月以内、正確に言えば27日掛けてスタンド使いの犯罪者を無事仕留めることに成功した。

 

 

「それで……どうですかね……」

 

ビアンコの言葉にジョルノは大きく頷くと少し笑みを浮かべながら言葉を発した。

 

「いいでしょう。新生暗殺チームの創設を認め、あなたをチームのリーダーに抜擢します。チームはグイード・ミスタの直轄になります。」

 

「ありがとうございます……」

 

「その前に……」

 

「何でしょうか……?」

 

「あなたのスタンド、詳しく教えてください。」

 

「?」

 

ジョルノの発言にビアンコは頭にハテナマークを浮かべる。そして少し口調を改めたジョルノが話し始めた。

 

「部下のスタンドを把握するのはボスの努めでしょう。一応ですがもしあなたが組織に仇名したとしたらすぐさまケリを付けれるようにですよ。」

 

「それは確かに。」

 

「詳しく話してください。あなたのスタンドは何が得意で何が不得手か。」

 

「分かりました。」

 

ビアンコは自分のスタンド能力を隠さず一切合財話した。ジョルノはそれを簡潔に纏めた。

 

 

「次はアジトか……」

 

ビアンコは簡単な地図を貰い、アジトに向かって行った。歩きなれた街を進み、裏路地を入ると、そこにはひっそりと、道端に転がる石のように扉があった。

 

「ここか……。」

 

扉を開ける前に念の為にスタンドを出しながら扉を開けた。扉のすぐそばにはスイッチが有った。スイッチを押すと、階段の電球が闇を切り裂いて輝いた。

 

階段を降りるとそこにはかつての暗殺チームよりかは幾分かマシな内装のアジトが広がっていた。

 

「彼らのアジトより幾分かマシだな……敷物はあるし……家具もある……ボスには感謝だな。」

 

ソファーに座り、しばらくぼうっとしていると、階段を降りる音が聞こえた。ビアンコが音の方を向くと、そこにはミスタが立っていた。

 

「どうもミスタさん。」

 

「よお。無事チーム創設は認められたらしいな。」

 

「おかげさまです。」

 

「しかし俺もチームをまたひとつ任されるわけだ。しくじるなよ?」

 

「それはありませんよ。任せてください。」

 

「頼むぜ?それと……今からこのチームに配属される奴が来る。まあ二人だけだがな。」

 

「分かりました。」

 

「メンバーについでだが人数は一桁に収めるよう、増やしたいときは俺に報告しろ。メンバーは外部からスカウトしてもいい。」

 

「了解しました。」

 

「それと!!」

 

「はい。」

 

「メンバーを四人ずつ増やしたりすんなよ!!」

 

「はっ、はい……」

 

「あとお前にメンバーがやってきてから行ってもらいたいところがある。」

 

「何処に?」

 

「ネアポリス中央警察署だ。行けば分かる。」

 

「分かりました。」

 

「それじゃあな。せいぜいくたばらないように頑張れよ。」

 

「はい。」

 

 

ビアンコがすぐそばの食料品店で買って来たオレンジジュースを飲みながら待機していると、階段を降りる音がした。

 

「配属されてここに来た奴か。ライオンの群れのオスみてーにしっかり俺がリーダーとして纏めないとあの人に笑われちまう。」

 

そして配属された新生暗殺チーム第一号のメンバーがビアンコの前に姿を見せた。

 

 

髪型はやや長め、服装は青い腕が穴だらけのシャツを着て、黒いズボンは膝から下が足に巻きついたようになっている。顔つきのせいで全体としては活発と言うよりやんちゃと言う印象であった。

 

今までややこわばった顔付きののビアンコの顔が緩んだ。相手もビアンコの顔を見ると顔つきが大きく緩んだ。まるで連休明けの学校で友達に会う男子学生のように。

 

 

「ビアンコじゃねえかよッ!!何だお前がリーダーかよッ!!久しぶりだなおい!!」

 

「お前こそ相変わらずくたばってないようだな。久しぶりだな。グノッコ。」

 

「ああ。これからはよろしくな。リーダーさんよ。」

 

やや暗い照明のアジトでビアンコとグノッコと呼ばれた男は固く握手した。

 

そして次のメンバーが来るまで二人は楽しげに会話をしていた。

 

 

「そういやお前なんで暗殺チームに配属されたんだ?」

 

その問いにグノッコは計算問題の分からない子供のような顔を浮かべた。

 

「暗殺チーム?ここって戦闘チームじゃないの?」

 

「ん?ああ……そういうことか。すまんな。上じゃ暗殺チームじゃなくて戦闘チームって呼んでんのか。暗殺チームは俺個人の呼び方だ。すまないな。」

 

「おいおい、山猫を一々クーガーって呼ぶエセ知識人みたいなこと言うなよな。」

 

「ああ、すまない。で?何でここに来たんだ?」

 

「ああ。糞ったれのスタンド使いに嵌められてチームに大損欠かせた挙句に幹部候補に重傷負わせた。」

 

「へえ。んでそのスタンド使いは?」

 

「ああ。何とか俺がケリをつけた。しんどかったぜ。」

 

「だろうな。お前のスタンドはパワーはイマイチだもんな。」

 

「うっせーな。そういうお前のスタンドも遠隔操作のスタンドではある意味致命的な弱点があんじゃねーか。」

 

「まったくだよ。ああ、メンバー集めるまでしんどくなりそうだな。」

 

「おいおい、俺とお前のコンビの前に倒せねー敵はいねえよ。」

 

「それもそうだな。赤い糸で結ばれたコンビかもしれねーな。」

 

そういいながら話していると階段を降りる音が聞こえてきた。

 

 




暗殺チーム(戦闘チーム)現メンバー
・リーダー ビアンコ・タリアテッレ
・第一メンバー グノッコ

ビアンコのスタンド

スタンド名-『メタル・マスター』
能力-金属を操るスタンド。射程距離10メートル以内で卑金属(アルミニウム等)や還移元素(銅やコバルトなどの一般的な金属)、5メートル以内でアルカリ金属(アルミニウムなど)やアルカリ土類金属(マグネシウムなど)、2メートル以内 で鉄や鉄分を操る。

破壊力-C スピード-C 破堤距離-5~10m
持続力-A 精密動作-C 成長性-B 

元ネタはメタリカのアルバム。姿はホルス神に翼と腕が生えた感じと思っててください。
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