汚れた暗殺者達の道   作:カムラス

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『スパニッシュ・ムーン』と『デストロイヤー』その②

「ケケケ……『軽くなれる………』!これが俺のスタンド『スパニッシュ・ムーン』!ダイエットに夢中な思春期真っ只中の女子に人気になれるだろうなァ~~~~。」

 

コンディメンは空中を、へんな言い方だがジャンプしながらアスペッティを追跡していた。

 

「ビアンコッ!!アスペッティはお前らの居たビルのすぐ近くの裏路地に逃げてるぞ。どうする!?」

 

「なるべく事故死にさせたいッ!!近くに事故死を装える様な所はあるかッ!?」

 

「ええと……あったッ!!お前らが居たビルから二時の方向に工事中のビルが有るッ!!そこへ向かわせる!!」

 

コンディメンはビアンコに携帯で連絡を取りながらアスペッティを追跡していた。

 

「もう追跡は終わりだ……ここから行くぞッ!!」

 

その瞬間、コンディメンは横に光るものを感じた。

 

「ん?」

 

すぐ横を見ると、光る何かを見つけた。それはコンディメンを捕らえた『デストロイヤー』であった。

 

「何ッ!?」

 

発射された機関銃をすべて躱すと大空を駆け上がった。大空に駆け上がったコンディメンを追跡する為に『デストロイヤー』は背中から四つのプロペラを展開すると、空を飛び、大空を飛んだ。

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!?」

 

銃弾を躱しながらコンディメンは逃げていた。とにかく連絡を取ろうと、携帯を取り出した。

 

「おいッ!!ビアンコッ!!聞いてるかッ!!あいつは俺を仕留めるのを優先しているようだ。さっさとあいつを工事現場まで誘導して仕留めろッ!!」

 

「分かってるッ!!だがな……あいつはお前を追いかけているぞッ!!少しだけ耐えてくれッ!!」

 

「頼むぞッ!!」

 

携帯を切ると、コンディメンは時間を稼ぐことを考えた。とにかく自分達がチームで襲っていること、スタンドを本体に危機があってもすぐに戻されないようにすることを考えた。

 

「だがッ!!もうすぐ俺の攻撃は完成するッ!!」

 

 

「最悪だ……俺はただ道端の『石』のように誰からも見向きにされず『平和』に生きて俺の『芸術』を作り上げる…それが俺の生きがいだったのにッ……!!だがあんな奴はすぐにでも殺せる……今もすぐにでもッ……!!」

 

アスペッティはそう言いながら裏路地を抜けた。そして表の通りに次の一歩を大地に踏み出そうとしていた。しかし、足は地面に付かずに、中に浮いていた。

 

「何だッ!?足が地面につかねえッ!!まるで足から強烈な空気が吹き出してる見てェーにッ……!!」

 

自分の身に何が起こっていたのか理解できていないアスペッティは思わず立ち止まった。あたりを見ても先程の男は居なかった。

 

「確かに奴は遠くに言っているッ!!糞ッ……何なんだこのスタンド能力はッ!?」

 

その時、アスペッティは頭から思わず帽子を拾おうとしていた。しかし帽子を手に取った時、違和感を感じた。

 

嫌に帽子が重い。いつもはすぐさま埃を払って持ち上げるのに、帽子に粘土が詰められた様にずっしりと重くなっている。

 

「あっ、あれ……?何だコレはッ……!?重いッ!!くッ!!」

 

持ち上げようとしていると、不意に足元から強烈な風が吹くと、アスペッティが大きく空中に巻き上げられた。まるで秋風に吹かれる様に宙を舞った。

 

「なッ!?上にッ……!!上に上がるッ!!」

 

アスペッティの体重:現在600g

 

『デストロイヤー』に追跡されながら、コンディメンは遠く、浮き上がったアスペッティから五時の方向に居た。

 

銃弾を腕で弾きながらに本体からスタンドを放していたが、腕や肩に幾分か被弾していたようだ。

 

「くっそーーーーッ!!まだかッ!!まだ来てねーのか……って!!居たッ!!浮き上がっているッ!!その前にこいつを引き離さなきゃいけね~~。さて、どうしたものか……」

 

その時、一瞬強風が吹いた。コンディメンは近くの建物の淵を掴んだ。

 

「フゥ~~……『強風』は動きがかなり抑えられちまうからな……おっと!!あいつが来る!!」

 

しかし『デストロイヤー』は砲台をクルクル回しながら空に浮かんでいるだけで、コンディメンを見失ったようだった。

 

「あれ…?見失った?……ちょっと待てよ。これは大きなことだぞ……慌てるな……じっくり見て……ってかさみ~な。ン?『寒い』?」

 

やがて『デストロイヤー』がコンディメンを再び捕らえた様で銃口を向け、近づいてきた。

 

「理科の先生よォ~~~~!!頼むぜェ~~~~!!あんたから習ったことが合ってるか確かめて貰うぜェ~~~~~!!」

 

コンディメンのスタンド、『スパニッシュ・ムーン』は建物の屋上の給水塔を切り裂いた。

 

給水塔から水が流れ、コンディメンは水を被った。銃口は完全に向けられたが、そこからは銃弾も体からミサイルが発射されるわけでも無かった。

 

(あっぶねェ~~~~~!!日本じゃ打ち水で暑い夏を乗り切る。確か水が蒸発する時に熱も一緒に持って行くからそうなるんだよなァ~~~~。こいつは恐らく体温を探知して追いかけてるらしいな!!遠隔操作は弱点を突けば脆いもんだぜェ~~~~!!)

 

やがて『デストロイヤー』はどうやら戻る為にアスペッティの元へ戻ろうとしていた。

 

「マヌケェ~~~~~~!!俺の方が早いっつーのッ!!」

 

コンディメンは建物を強く蹴ると、『デストロイヤー』よりも早くアスペッティの元へ向かって行った。

 

「ケケケ!!お前のスタンドは確かに強いッ!!だがなッ!!俺達を舐めて貰っちゃ行けねえッ!!」

 

to be continued……




スタンド名-デストロイヤー
本体-アスペッティ
遠隔操作型
能力-六本の足で歩き、弾丸やミサイルで攻撃する。人や動物の体温を探知し、追跡、発   見が出来る。弾丸やミサイルを喰らうと、弾痕から発する熱でさらに細やか追跡が
   可能。
   背中の部分から四つのプロペラを展開し、空を飛ぶことが可能だが空中での動きは
   少し遅い。

破壊力-B スピード-B(空中-C) 射程距離-数10メートル 
持続力-B 精密動作-E 成長性-C 
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