緊急という名目で呼び出された5人は恐怖する
なぜならばー
「ドクター!待ってください!働かせすぎたんですか!ストレスのせいですか!その行為をやめてください!」
必死な形相でドクターに向かって叫ぶアーミヤ
「・・・ドクター、まずは落ち着こう。君もわかっているはずだ・・君は不器用なんだと。無理しないほうがいいぞ」
と顔を真っ青にしながらも声をかけるサリア
「ねぇ、ドクター?ね?他のことにしようよ!皆ドクターが心配なんだよ!ほら、ゲームとか持ってきたからそれをしよ?」
どうにかしてでも今起きている現状を打破しようとするマゼラン
「・・・」
もはや諦めか、はたまた避けれぬ狂気が目の前で起きているからか
黙って現状を受け入れようと現実逃避するフロストリーフ
「・・・今でも保険って適用されるのかな」
と、遠い目をして元勤務していた保険会社に保険が効くか電話をしようとしているサイレンス
ゴポッゴポッ・・・キェェェェ!
明らか料理と言えない、食べ物ではありえない鍋が煮える音に叫び声
その原因を作っているはロドス全オペレーターへの指揮権を持ったドクターロベルタである
そう、彼女は恐ろしいほど料理が
ド下手くそなのである
メシマズなら周りが直せば治るだろう
元々苦手で頑張って克服しようとしているならばレシピを見ればいいだろう
しかし彼女は違った
アレンジを加えたのだ、そうアレンジである
鍋の近くにはカレールーのようなものがあるが鍋は赤紫色に輝き毒ガスが吹き出しているように見えるほどのダークマター
何を入れたかと思えば
「みなが疲れているだろうから源石を細かくして入れて肉がなかったから棘が生えたアイツを締めていれた、元気回復のために理性回復剤も3本入れておいたぞ」
なんぞのたまう物だから大変である
「・・・これは料理なのかしら、黒魔術?」
諦めゲージを振り切り遠い目で何かを見つめながら言うフロストリーフに元ライン生命組は気をしっかりもてと声をかける
マゼランは「・・・あのダークマターから恐ろしい反応が出てるよ・・・どうしよおおお・・・」ともはや戦闘不能
アーミヤに至っては声が出ないほど震えている
「せっかく作ったんだ、食べていくといい」
「「「「「いえ、結構!」」」」」
満場一致の拒否
それはそうだろう、ある年に彼女に料理をさせたら新生物が誕生したどころか原生生物の感染体にためしにかけたケルシーが「生物の細胞の変化まで見られた」という報告をするほどの食べるな危険、さわるな劇物レベルのものだったからだ
皆が一旦待ってほしいとドクターに告げ5人が集まりコソコソと会話を繰り広げ始める
「・・・生命保険で保証になる?」
「・・・いや、あれ程の劇物は分からん。もしかしたら逆にライン生命の上層部が欲しがるのでは・・・」
「ありえないでしょ・・・ドクター君あんなの作れるなんてある意味才能だよ」
「ドクターの料理で死ぬというのは伝説になるだろうか」
「フロストリーフさん、間違ってもしないでくださいね」
とやんややんや話しているところに扉が開く
「おん?それは何だドクター?」
と声をかけるは初期からこのロドスで働いているノイルホーン
ロドスでは結構な兄貴キャラで人気がある重装オペレーターだ
「なんか変わった匂いだなぁ。どれ」
「「「あ」」」
何も知らないのイルホーン、指でちょっと謎の物体を取りなめると
ドサァ・・・
身体を硬直させたまま倒れるノイルホーン
「お、おい!サイレンス!やつは大丈夫か!」
「ちょ、ちょっとまって・・・今ドローンで・・・」
「ど、ドクターがノイルホーンさんを・・・!」
「おい、私のせいじゃない。ただ口に合わなかっただけだろう」
「料理がだめな人は皆同じことを言うんですよぉ!」
後日ノイルホーンはその時の記憶が完全に消えてしまっていたようなので睡眠不足で倒れたという形にして報告をしたアーミヤ
なお料理を敵兵にかけたら素晴らしく効率的に倒せてしまったため遠距離オペレーターの弾丸に仕込むようにしようかと本気で悩んだのは言うまでもない