ストレスの溜まる話は読みたくないと思われる方はいらっしゃると思うので、重くて暗い部分の要点を後書きに書いておきます。
暗いのを避けたい方は△▼の区切りをタップして、文章の最下部までジャンプして後書きを読むことをお勧めします。
「
「……っ!?」
食堂のテーブルに着いた兄さんから衝撃の知らせを聞いて、仰天した僕は夕飯のスズキの南蛮煮を喉に詰まらせそうになった。
「大丈夫か?」
箸を止めた兄さんの問いかけに、ウーロン茶を飲んだ僕は頷いて「平気だよ」と応じる。
できれば「驚くかもしれないが……」とか言って前振りをして、心の準備をするように促してほしかったけど、兄さんがマイペースなのは今に始まった事じゃないから慣れるしかない。
それはそうと。由希が綾兄の店に、自発的に赴いた事も驚いたけど。最近まで沈んでいるように見えた由希が、積極的な行動に出るなんて夢にも思わなかったよ。
なにか心境の変化でもあったのか? 由希に何があったのか僕は知らないけど、1つだけ言えることは……。
「綾兄の店に、本田さんを連れて行っちゃダメだろ」
「幾らなんでも、綾女は本田君に妙な服は見せないと……思いたいが……」
綾兄が店の商品のメイド服やナース服を披露しても、本田さんは引いたりしないと思う。由希は極寒の目を実兄に向けそうだけど。
「コスプレ用の服より、綾兄の店で働いている
綾兄の店で働く
僕は
去年の秋頃に楽羅姉が手芸用品を求めて綾兄の店を訪れた時、美音さんが「お着替えしましょうか」と言いながら迫ってきたらしい。
猫かぶりモードの楽羅姉は抵抗できず、フリルやリボンをあしらったピンク色のドレスを着付けられたようだ。
楽羅姉から経緯を聞いた僕はすぐさま綾兄の店に行って、噂のメイドさんを見てきた。
メガネっ娘のメイドさんが尊すぎて、僕が「ここは天国か」と呟いたら、それを聞き取った綾兄に「ここはボクの城だよっ!」と訂正されたっけ。
「本田君はドレスを着たと綾女から聞いたが……」
兄さんは案じるように眉を寄せた。着たじゃなくて、着替えさせられたと言った方が正しいだろう。
僕はぐれ兄の家にいる本田さんに向かって合掌しつつ、本田さんのドレス姿を見たかったなと思った。
変化が現れたのは由希だけじゃない。
今まで夾は花島さんや
「おふたり、つきあいだしたの~?」
「ひゅーひゅーっ!」
夾の変化に気付いたろっしーとすけっちがからかったら、夾は軽蔑を浮かべて「頭沸いてンのか」と吐き捨てた。
ろっしーとすけっちは、夾の冷淡な反応にしょんぼりしていた。彼らの予想では、夾が照れながら「バカかお前らっ。付き合っている訳ねぇだろ……っ」と言い返すと思っていたのだろう。
師範が目に見えて喜んで、楽羅姉と由希が落ち込んでいたから、夾と本田さんが付き合い始めたのかと思ったんだけど。夾の反応を見る限り、違ったみたいだな。
ぐれ兄の家に泊まって帰ってきた後、自室に閉じ籠っていた楽羅姉は翌日には普段通りに振る舞っていたらしい。楽羅姉は道場に週3回通うようになった夾を、嬉々として迎えに行っている。
師範と夾が和やかな雰囲気で本田さんの話をしていた時、楽羅姉は痛みに耐えるような表情をほんの一瞬浮かべていた。
何かあったのかって楽羅姉に直接聞いたら、亥憑きの従姉は言葉を濁して教えてくれなかった。誰かに口止めされたのか、それとも話しづらい事なのか。
僕が上の空になっているのを見抜いたのか、組手の相手を務める夾に「稽古の最中に武術以外の考え事をすんな!」と叱られた。
「建ちゃんに話があるの」
稽古の終了後、楽羅姉が声をかけてきた。楽羅姉の覚悟を決めたような表情が気になったけど、渡りに船だと思ったので僕は承諾する。
時刻は夜9時を回っていたため、辺りは闇に包まれていた。僕と楽羅姉は街灯で照らされた道を歩いて、落ち着いて話せそうな場所へと向かう。
道中は本題の話は持ち出さず、リン姉の話をした。
入院中のリン姉は、病院を何度も抜け出しているらしい。肩甲部の手術創の抜糸が済んでない状態で、激しく動き回ると傷が開く恐れがあるのに、リン姉は注意されても聞き流しているようだ。
「
リン姉は何か深刻な悩みを抱えていて、思い余って投身自殺を図ろうとしたんじゃないかと僕は推察しているんだけど。確証もないのに不安を煽る事を言ったら、今度は楽羅姉が思い詰めてしまいそうだ。
「病院にいると昔を思い出して、塞ぎ込むんじゃないか?」
リン姉は小学から中学にかけて実の親に虐待され続け、衰弱や打撲痕で体がボロボロになって入院した時期がある。
僕を含む周囲の人間がもっと早く気付いていれば、リン姉はあんな酷い目に遭わずに済んだのかもしれない。
虐待が発覚して両親が責められる事態を恐れたリン姉が口を噤み、娘は大切にしないくせに外聞は大切にするリン姉の両親が、見えない箇所を痛めつけていたせいで発見が遅れてしまった。
「……そうかもしれないね。でも依鈴はうちにいるのも嫌みたいだから、自宅療養に切り替えても外を出歩きそう」
楽羅姉の現在の家庭環境は物の怪憑きの中では良好な部類に入るから、リン姉は居づらいのだろう。
春の家に身を寄せる事ができればリン姉は大人しくなりそうだが、物の怪憑き同士の男女交際を認めない
リン姉の問題に解決策が見出せなかったので、話題は
校長と副校長と学年主任が、杞紗のクラスの様子を定期的に見に行くようになったから、いじめの首謀者達とそれに加担した者達はまずいと悟ったのかもしれない。
杞紗が通う学校は名門と評判が高く、良家・名家の令嬢が多く通っている。同級生の杞紗をいじめた事が表沙汰になれば、外聞に傷がついて将来に影響しかねない。
「いじめに手を染めた事が噂になったら、いずれ自分の首を絞める事になるって、ちょっと頭を働かせれば気付きそうなものだけど」
「私が思うに……彼女達は遊び感覚でさっちゃんをいじめていたから、物事を深刻に捉えられなかったのかもしれない」
「……やっぱりキッチリ報復しておくか」
僕が自分の手のひらに拳を叩き込みながら呟くと、楽羅姉は大袈裟に溜息を吐く。
「建ちゃんが報復すると、転校する子が続出しそうだからやめて」
「目には目を、歯には歯をって言うじゃないか」
「その言葉って、度を越えるような復讐をしてはいけないって意味があったと思う。大体ね。さっちゃんが普通の学校生活を送ろうと頑張っているのに、クラスメイトを追い詰めたら逆効果でしょ」
話している内にファミレスに到着した。
注文した料理が運ばれてきても、僕の対面に座る楽羅姉は話を切り出す気配はない。食事を終えてから話すつもりなのかな。
僕はシーザーサラダと和風ハンバーグと唐揚げとライス3人前を完食したけど、楽羅姉はフライドポテトを数本摘んだだけで残りは僕に差し出した。ダイエットって感じではなさそうだ。
「楽羅姉、そろそろ話す気になった?」
食後にドリンクバーから持ってきたコーラをひと口飲んでから、僕はそれとなく促した。
オレンジジュースをストローでかき回していた楽羅姉は、ようやく決心がついたのか重たい口を開く。
「――私がしーちゃんの家に泊まった日の夜に、ね。師範が夾君を庭に呼び出して……数珠を無理やり外したの」
沈痛な面持ちの楽羅姉が語った内容は、俄かには信じられなかった。
猫憑きの従弟は本当の姿をさらす事を、何よりも嫌がって恐れているのだ。それは僕がよく知っている。
夾が全幅の信頼を寄せる師範が強引に数珠を外そうとしたら、夾は誰も信じられなくなるだろう。
けれど、道場で見た夾と師範は以前と変わらず仲良くしていた。何がどうなって最悪の結末を回避できたのか、僕には見当もつかない。
「――信じられない。師範は何を考えて、そんな事を……」
「透君なら、夾君の本当の姿を見ても……受け止めてくれるんじゃないかって……」
「まさか……そんな……本田さんは受け入れたのか?」
ここ数日の夾と本田さんは、以前より距離が縮まったように感じた。それだけで答えは明らかだけど、僕の頭が理解を拒否しているから聞かずにはいられない。
顔を上げた楽羅姉は、絶望を闇に溶かし込んだような目で僕を見据えてくる。
「そうだよ。私達とは違って、透君は逃げなかったの」
記憶の奥底に封じた情景が蘇る。
あれは僕が5歳だった頃の出来事だ。僕と楽羅姉と夾は、
どういう流れでそうなったのかは憶えてないけど、楽羅姉が夾の数珠をつけたがって無理やりはずしてしまった事は記憶に刻まれている。僕は楽羅姉を止めず、嫌がる夾を押さえつけたから同罪だ。
当時の僕と楽羅姉は数珠が猫憑きの本当の姿を封じる役割を果たしていた事や、猫憑きが異形に変身する事を知らなかった。無知は免罪符にはならないけど。
異形の姿を目の当たりにした僕と楽羅姉は、悲鳴を上げて逃げた。途中で2人とも嘔吐した。胃の中が空っぽになるほど戻しても楽にならず、どうやって家に帰ったのか憶えていない。
「……本当の姿になった夾君を追いかける透君の姿を見て、気付いたの。私は夾君の痛みなんて、考えていなかった……」
「それは……僕も同じだ」
自分の事で頭がいっぱいだった僕は、空き地に取り残された夾がどんな思いをしたか考えもしなかった。
僕達が数珠を無理やりはずして、夾が外で本当の姿を晒す羽目になったせいで、夾の母親の
噂でそれを知った僕は罪悪感に苛まれたけど、夾の待遇を改善するための行動を起こす事はしなかった。
僕は再び夾と会う事に、躊躇いを覚えたのだ。
夾が嫌がる事をしたのに、逃げてしまった後ろめたさ。猫憑きの本当の姿に対する恐怖。盃の付喪神憑きである僕を気味悪がって忌避する連中と、同類に成り果てた自己嫌悪。
僕が負の感情を消化できずにいる間に残留思念を読む力の検証が始まって、夾の事は頭の片隅に追いやってしまった。
「同じじゃないよ。建ちゃんは尭子おばさんの葬儀で、夾君を庇ったじゃない」
「いや……あれは庇ったとは言えないよ」
空き地での出来事から約1年経ったある日、尭子おばさんが他界した。猫憑きの息子を持った事を苦に自殺した、と噂されていた。
──猫憑きの子供さえ生まなけりゃ、こんな事にはね……。
──これで2人目だぞ。物の怪憑きを生んだせいで死んだ、哀れな母親は……。
――盃の付喪神憑きの母親は記憶を隠蔽された甲斐無く、病を患ってお亡くなりになったのよね。忌み子を生んだ後悔が心に深く刻まれて、心身共に弱っていたのでしょう。可哀相に……。
――盃の付喪神憑きと猫憑きの母親は、自分の子に殺されたも同然だ。
──猫憑きをごらんよ。泣きもしないよ。自分の母親が死んだっていうのに。
──自分が自殺に追い込ませたくせに。
僕も参列した葬儀会場は、遺児である夾に対する誹謗中傷がそこかしこで囁かれていて。中には僕に対する当て擦りも紛れていたから、当時の僕は苛立ちが募る一方だった。
──夾、おまえに母さんの気持ちがわかるか。あれは事故なんかじゃない、自殺だ。自殺したんだぞ、おまえのせいで。母さんがどれほど辛かったのか……おまえにわかるか。化け物のおまえにそれがわかるか。
妻の葬儀の最中に息子を詰る夾の父親の
父さんは自分の妻の死の遠因となった僕を視界に入れたくないほど強く嫌悪していたから、母さんの他界後に父さんは別居したのだろう。
草摩の主治医である父さんは病弱な慊人の側にいる必要があるから、別の家で暮らすようになったんだと兄さんは説明していたけど。
──あいつのせいだ! あいつが悪いんだ!! あいつを殺しておれも死んでやる!!
夾の言う“あいつ”とは、ゆきの事だと思う。十二支の頂点に座す
――おれも死ねば、おまえはまんぞくなんだろ! そうすりゃまんぞくなんだろ!!
精神的に追い詰められた夾は叫びながら、貢茂おじさんを突き飛ばした。
周囲にいた親族は「父親に手をあげるなんて……」と非難しながら傍観したけど、師範だけは貢茂おじさんに掴み掛ろうとしていた夾を制止していた。
それを見ていた僕は、自分のトラウマを刺激する光景が不愉快で仕方なくて。僕は独りよがりな怒りに突き動かされて、夾達に近づいた。
己と似たような境遇の夾を庇おうとした訳じゃない。夾に残酷な仕打ちをした罪を償おうとした訳でもない。あの時の僕は単に、憂さ晴らしをしたかっただけだ。
──なぁ、きょーのおじさん。母さんがどれほどツラかったのかおまえにわかるかって言ったけど、おじさんはわかっていたのかよ。
──お、おまえは盃の……っ! こっちに来るなっ! 俺に近づくなぁっ!
尻餅をついていた貢茂おじさんは這いずるようにして、僕から距離を取った。僕に恐怖を抱く者は少なからずいるけど、貢茂おじさんの拒否反応は尋常じゃなかったな。
──きょーのおばさんがツラそうにしているとわかっていたなら、おばさんのきおくをインペイしてほしいって、あきとにたのめばよかったんだ。なんでそうしなかったの?
近くにいた師範が制止するように、「
──だっ、黙れ、黙れぇっ!! 夾と同じ母親殺しのくせして、偉そうな口をきくな!
──おれもきょーも、ははおやを殺してなんかいない。ははおやがかってに死んだんだ。
驚愕で目を見開いた貢茂おじさんは、恐怖が滲んだ声で「化け物め……っ」と罵った。
遠巻きに見ていた親戚達も、「亡くなった母親を貶めるなんて人でなしだ」とか非難してきた。
誹謗中傷は聞き流したけど、少し離れた所に立っている兄さんを見た瞬間、僕は後先考えずに発言した事を後悔した。
憂えるように眉根を寄せた兄さんの眼差しには、悲哀と憐憫が籠っているように感じられた。
僕は家に帰ったら兄さんに謝ろうと決意したのだが、その前に予想もしなかった人物に捕まった。
――建視。
感情を排した低い声で僕を呼びとめた40代半ばの男性は、草摩
実父なだけあって兄さんによく似た外見をしていたけど、四角いフレームの銀縁眼鏡のレンズの奥にある切れ長の瞳に温かさは宿っていない。
僕が物心ついた頃には既に別居していた父さんは、草摩の「中」に住んでいたけど、織姫と彦星より顔を合わせる機会が少なかった。というか、父さんはあからさまに僕を避けていた。
草摩の主治医だった父さんは、インフルエンザやおたふく風邪に罹った僕の診察を何かと理由を付けて拒み、父さんの助手に診察を任せていたからな。
父さんの方から接触を図ってきたのは、慊人の性別を僕に教えた時以来だ。
――何故あんな事を言った?
僕の育児を兄さんに丸投げしていたのに、父親面して叱ってきた。
当時の僕は苛立ちを覚える反面、父さんが僕の事を気に掛けてくれているんじゃないかと、儚くも愚かな期待を抱いてしまったのだ。
――あんなコトってなに?
――惚けるな。猫憑きを庇う発言をしただろう。おまえは猫憑きと親しくしているのか?
――べつに……なかよくないよ。
夾に対する罪悪感がぶり返してそっぽを向いた僕を、父さんは冷徹な目で探るように見ていた。
――猫憑きと馴れ合うな。
父さんはそう言い捨てて立ち去った。
それから約半年後に父さんは病死してしまったから、あれが僕と父さんが交わした最後の会話になった。
僕が
猫憑きと親しくしたらおまえの評判が更に悪くなるぞ、と暗に忠告していたのか……いや、それはないな。
父さんはもうこの世にいないから、何を考えて僕に警告したかなんて知る由もない。
考えても無駄だと僕が思考を放棄した頃、黙りこくっていた楽羅姉が再び言葉を発する。
「私はあの時……何も言えなかった。貢茂おじさんに責められていた夾君を、庇えなかった。一緒にいてあげるって……ずっと側にいてあげるって言ったくせに。私は自分を守る事しか考えていなくて」
こんな自分がたまらなく汚く思えて嫌だった、と楽羅姉は消え入るように呟いた。
「楽羅姉の汚さなんて、草摩の人間の中では可愛い方だよ」
僕が慰めの言葉をかけると、楽羅姉は自嘲を含んだ笑みを浮かべて「草摩の人間の中では、ね」と言った。
「もしかして、本田さんと自分の内面を比べている? 楽羅姉と本田さんは育った環境や背負っているものが違うんだから、比較しても意味ないと思うけど」
「……解ってる。でも夾君は透君の事が好きだから、比べずにはいられないの」
「うーん……夾って、本田さんに恋愛感情を抱いているのかな?」
僕は何気なく疑問を発してから、まずいと気付く。楽羅姉のジト目は“それを私に聞くの?”と主張している。
幸いな事に、ファミレスの中で楽羅姉がバーサーカー化する事はなかった。
「夾君は解りやすいタイプだから、建ちゃんも解るでしょ。逆に聞くけど、建ちゃんは何で夾君が透君に恋していないって思ったの?」
夾は今まで本田さんを異性として意識している言動を何度か見せたけど、クラスメイトにからかわれた時は照れる素振りすら見せなかった。
感情が表に出やすい夾は、からかいを回避するために演技ができるほど器用じゃない。それらから導き出せる推測は……。
「夾は本田さんの事が好きだけど、本気にならないように気持ちを抑えつけているんじゃないかな。そんな事をする理由としては、高校を卒業したら本田さんと一緒にいられなくなるから」
猫憑きの夾が外で自由に過ごせる期間は、残り1年半を切った。倖せになればなるほど別れが辛くなるから、夾は本田さんに積極的なアプローチをしないのかもしれない。
「そう……だよね。夾君と透君は……ずっと一緒にはいられない、んだよね」
楽羅姉は憐れむような薄笑いを口元に浮かべてから、自分に嫌気が差したようにぐしゃりと顔を歪めた。愛する人の未来が閉ざされる事を願うなんて、まっとうな愛情とは言えない。
夾に対して罪悪感と憐情を抱きながらも見下す僕には、楽羅姉を非難する権利なんて無いけど。物の怪憑き同士の繋がりは美しい絆じゃなくて醜悪な呪いだと、改めて実感した。
夾の両親とはとりの父親の名前は、独自設定です。
楽羅の暗い打ち明け話で、話の大筋に絡んできそうな部分。
・建視と楽羅は幼い頃に、夾の数珠を無理やり外して夾の本当の姿を見て逃げ出した。
・楽羅は昔逃げた事に罪悪感を抱き、逃げずに受け止めた透にかなわないと思う気持ちが強くなった。
・夾の母親の葬儀で、はとりと建視の父親が建視に向かって「猫憑きと馴れ合うな」と釘を刺した。
今回は要点抜き出しという処置を取りましたが、フルバってこれから重くて暗い内容が増えるんですよね。どうしましょう……?