ロロに言われるがまま洞窟に入る。
「此処は……どうなっているんだ。」
キリガが洞窟の中を見て驚く。
「此処は確か洞窟の中でしたよね?」
「そのはずだ。」
イアンも驚く。
洞窟の中は狭い。細く、人が独り通るのが精一杯の道の先には8畳ぐらいの空間。高さは2mぐらいだ。
だがそこに驚いているわけではない。
ただそこには岩でできた椅子が4つ。机が一つだけだ。
それなのにそこは昼間のように明るく草木が生い茂っている。
「不思議な匂い。」
ポーラも当たりを見渡す。
「これどうやって明かりをつけてるの?」
「壁や天井からだよ。そのおかげでまるで昼のような明るさなんだ。」
「それで、話とは?」
キリガがロロに聞く。
「それはね。この世界について…そしてこの世界から出て行った8人の秘密さ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『すぐにでるぞ。』
「分かった。一番星号、発進だ!」
クラッキーからの連絡で一番星号が動き出す。
「桐崎はどうするんだ?!」
楽が映像のクラッキーに聞く
『今は置いていく。大丈夫だ。彼女を見捨てたりはしない。』
「そんなこと言ったって…あいつは…」
『分かっている。取りあえず人類軍の本部に行こう。レイ、付いてきてくれ。」
「了解。」
「ところで万里香ちゃんは…?」
小野寺が辺りを見渡しながら言う。
『此処ですわ。』
映像の中から橘が返事をする。
『桐崎さんのことは残念のように思えますが大丈夫です。』
「ねぇ、さっきから言ってる大丈夫って根拠はあるの?」
宮本が橘に聞く。
『その事は本部でお願いするよ。今は逃げないと。』
・・・・・・
二時間位飛んでいると本部に着いた。
楽は直ぐに飛び降りソフィア号に向かう。
「橘!」
「楽様!」
「うわっ、」
話を聞こうと向かった先で橘に押し倒される。
「橘、桐崎が死んだんだぞ…そんなことやってる場合じゃ……」
そこで小野寺達がソフィア号にやってきた。
「皆来てもらったばかりで悪いけど別の部屋に移動してもらうよ。」
・・・
「それては皆さん、魔族の魔術によって命を落とされた桐崎さんの生き返らせる方法に付いて説明します。」
会議室のような場所に連れてこられた楽達に緑色の髪の男の子が講義を始めた。
「申し遅れましたが僕は兵堂剣蔵です。」
「あの……」
小野寺がおどおどと手を挙げる。
「はい、何でしょう。」
「本当に生き返らせることが出来るんてすか?」
小野寺が聞く。
「出来ます。確証はありませんが。」
「確証が無いのにあんなに自信があったんだ。」
集が茶々を入れる。
「確証がないと言ってもほぼ98%出来ると言えます。」
「それでその方法ってのは?」
楽がせかす。
剣蔵は一息置いて鶫の方を見る。
「それでは鶫さん。例の物を。」
すると鶫が一本の剣を出す。
「これって……」
「そうです。ソードブレイブ…これを12本集めれば、桐崎さんを生き返らせるための聖剣が手に入る……と古文書には書かれています。」
「それは『生き返らせる』と書いてあるの?」
「いいえ、ただ願いを叶える。と書いてあります。」
「今あるのは、鶫さんの持つ光の緑。ダン君の持つ闇の青。さっき確認した橘さんの持つ闇の白。更にザジと言う人の持つ光の赤。です。」
「ちょっと……私達も持ってるわよ?」
宮本が口を挟む。
「そうなんですか?!それなら探す手間が減ります。何せこの宇宙に12本ですかね。すごく大変なんですよ。それでどの位あるんですか?」
「私が光の紫。」
「俺は光の青。」
「俺のは闇の赤だな。」
「これで7本ですか……あと5本。」
剣蔵がうなっているとブリンガーが話す。
「それだけでは駄目だ。ソードアイズが必要だ。」
剣蔵は聞いたことがなかったようで聞き返した。
「しかし、もしそれが必要だとしてどこにあるんですか?」
「ソードアイズは生まれつきもって居るものだ。手に入れるものではない。」
「それじゃあソードブレイブじゃ生き返らせられないじゃないですか!」
剣蔵がブリンガーに憤慨する。
その時だった、
「This is my jastis…」
赤い仮面。赤い服。全身赤い男が現れた。
「ジャスティス立花……」
どうやらブリンガーは知り合いらしい。
「どうやって入ってきたんですか?!」
剣蔵が警戒する。
「僕は神のつかいだ!その位朝飯前さ。」
「だが、神が死んで使いは力を失ったのでは?」
「チッチッチッ。甘いな、ブリンガー君。別に神が死んだからそれで終わりというわけではないさ。」
「どういうことだ。」
「新しい神が生まれたということさ。5900年も前にね。」
「何だと…」
ジャスティスはメロンパンを取り出し食べ出す。
「まぁ。新しい神とは白夜王何だけどね…。そういうわけで、君達にそれなりの話をしに来たと言うことだ。聞いてくれるかい?」
ブリンガーは何かとんでもないことを流してしまったと考える。
「それで、その神が俺達に何のようだ?」
バローネが部屋に入ってきて聞く。
「それは君達の力についてだ。」
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「ねぇ、その出て行った8人って……」
ポーラがロロに恐る恐ると言った感じで聞く。
「そう、君の思い浮かべてる人達であってるよ。」
「それで、秘密とは?」
キリガがせかす。
「彼等は、君の世界の神、元白夜王に選ばれたアルティメット使いなんだ。」
「アルティメット使い?」
「そう、だけど彼等はアルティメットを手に入れる前にあちらに行ってしまった。」
「だけど、そもそもなんでそのような人たちが行かなければ…」
イアンが話を中断させてまで聞く。
しかし、その位気になることだ。
「あぁ。まだ話してなかったね。取りあえず、今魔族と人間の関係は把握しているかい?」
「今魔族が人間を滅ぼそうとしていると聞いたことがある程度だ。」
「うーん、ちょっと違うかな。このまま行けば同じことだろうけど、魔族は異界に帰ろうとしているだけなんだ。そのために莫大なエネルギーが必要になる。」
「そこで爆発のエネルギーが出てくるわけですね?」
「そうだよ。だけど人間はそのエネルギーはソードブレイブを利用すれば十二宮と併用して誰も死なずに済む。と言うことを発見した。」
「それなら彼等を呼ぶ必要はなかったのでは?」
「そう、だけどソードブレイブを使うにはソードアイズが必要になる。」
「それでも必要ないかと。」
イアンが食いつく。
「それじゃあソードブレイブを使うにはソードアイズが必要になるといった。つまり、ソードアイズがいないと、ソードブレイブを使ってバトル出来ない。」
そこでイアンがハットする。
「彼等はソードアイズなのですね…」
「そう、ソードアイズだ。」
「それなら、アルティメット使いでなくても。」
「それを説明するのにもう少し話をさせてね。さっきエネルギーはソードブレイブと十二宮で利用すると言ったね?」
「あぁ。」
「だけどそれを制御しないと星の爆発と変わらない。そこで出てくるのがアルティメットなんだ。」
ロロがポットに水を入れてお湯を沸かす。
「アルティメットを使えばそのエネルギーが制御出来る。だけどエネルギーを使うにはソードアイズがいる。つまりソードアイズであり、アルティメット使いである必要がある。」
「しかし、アルティメットとソードブレイブを使えるような人……そんなにいないのでは?」
「そう、今ソードブレイブとアルティメットが使える者は馬神ダンと君だけだ。」
そう言って指をキリガに向ける。
「これのことか?」
キリガは剣を取り出す。
「そう、それは天空の光剣クラウンソーラーだね。」
「だけど、カードになりませんよ?」
「その時がくればなるよ。はい、どうぞ。」
「あ、ありがとうございます。」
ロロがついついかしこまってしまうほど優しく紅茶をポーラに出す。
「それでね、あの子達もアルティメットやソードブレイブを手に入れる必要がある。」
そう言って紅茶を一口飲む。
「と言うことはさっき飛んでいったアルティメットクリスタルもそのための……」
「そう、神に決められた……生まれる前から知っていた主の所に飛んでいったんだろうね。」
「それで、そんな話をして、俺に何をしろと?」
「いって欲しかっただけ。これからどうするかは君が決めればいいよ。」
そこで沈黙が生まれる。
数秒して、ポーラが沈黙を破る。
「私はどうなの?」
「君は全くの無関係。言うなれば事情に詳しい人になったかな?」
ポーラは納得しない。
「私も……私もやる。」
「それは命を賭けると言うことかな?」
ポーラは押し黙る。
「まぁ、こんなことしていいのかわからないけど、君がどうしてもと言うのならみんなの力になる、と言うぐらいならそれなりの力を貸して上げる。」
ポーラはまだ黙っている。
「どうする?僕はどっちでもいいけど。」
「やる………」
小さな声でポーラが答える。
「それは本当かな?」
「やる!だから力をかして!」
普段は無愛想な彼女だが何か思うことがあるのだろう。
「さっきの話全然分かんなかったけど、ブラックタイガーが関わってるんでしょ?だったらやる!」
真面目な顔でロロに話しかける。
ロロは『ふっ』と笑い
「分かったよ。それならこれを。」
ロロは一枚のカードを渡す。
それにイアンも覗き込む。
「これ……何もかかれていませんよ?」
枠だけ描かれたカードに疑問を示す。
「大丈夫。使うときは呼んでね。直ぐにかけつける。」
「どうやって?」
「それは考えてよ。」
悪戯っぽくロロが笑う。
「それじゃあ、そろそろ行って!」
ロロは杖を取り出し一振りする。
すると道が現れる。
「ここから元の世界に行けるから。」
「ありがとうございます。」
キリガが一礼する。
そしてそこを通り抜け元の世界へと戻っていった。
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ジャスティスが楽達にこの世界に呼ばれた理由を話した。
その事に納得が行かない楽。
これは楽に限ったことではないが、
「それで桐崎は殺されたんだぞ!どうすんだよ……」
うつむき加減で楽がジャスティスに言う。
だがジャスティスは表情を変えない。
「彼女なら大丈夫だ。それは僕が保証する。今の所はね…」
「今の所って…」
「彼女の体を安全な場所……此処とかに持って来る必要がある。」
「あんたがどうかしてくれんのか?」
「いや、ただ彼女が起きあがった時にまたグサリとされないかが心配なだけだ。」
ジャスティスが少し上を見ながら言う。
「その事に関しては問題ない。」
後ろから声がして楽達は扉の方をみる。
「あなたは……」
そこにはザジに殺されたはずの女王が立っていた。
「死んだバズじゃ……」
「殺されたのは妾の影武者じゃ。」
「そうだったんですか……」
「前々からザジの行動に不信を抱いておったのでな。」
「そうだったんてすか。それより大丈夫って。」
「あぁ、妾のもう一人の付き人に体の方は保護させた。2日もすればつれてこさせる。」
楽はほっとする。
「それじゃ、僕はこれで帰ろう。と言いたいところだけどもう一つやらなくちゃいけないことが。」
ジャスティスがデッキを取りだす。
「ターゲット。」
そう言うと集のデッキが光る。
「君が勝てばこれを上げよう。」
その手には一枚カードがある。
「そうですか。目的は知りませんがいいですよ。ではソードブレイブ!」
集がソードブレイブをカードにする。
「ゲートオープン開放!」
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「マイターン。カキューソを召喚。バーストセットでターンエンド。」
「僕のターン。闘士ランダルを召喚。バーストセットでターンエンド。」
「マイターン。カグツチドラグーンを召喚。ターンエンド。」
「僕のターン。戦士ガイウスを召喚。更に闘士ランダルをLv2にアップ。ターンエンド。」
お互いに動かず第五ターン。
「マイターン。カグツチドラグーンをLv2へ。アタックステップ。カグツチドラグーンでアタック。アタック時効果で一枚ドロー。更に激突!」
「闘士ランダルでブロック。」
「相打ちか。」
「此方はバースト発動!退魔絶刀角!チャージ1でデッキから6枚破棄。」
「デッキ破壊か…ターンエンド。」
「僕のターン。ネクサス、光灯る三舎灯台を配置!配置時効果で光の蒼き一線!蒼海の大剣メイルシュトロムを召喚。更にバーストセット。ターンエンド。」
「それではこちらも、リューマンフェニックを召喚。アタックステップ。リューマンフェニックはスピリットが2体以下の時最高レベルに。アタックだ!リューマンフェニック。効果で一枚ドロー。」
「ライフで受ける。」
「ターンエンド。」
「それじゃあ僕のターン。戦輝神ゼルドナーグを召喚。メイルシュトロムをブレイブ!」
「くるか?」
「ターンエンド。」
「なに?来ないのか?」
「まだ、その時じゃないでしょ。」
「バーストを警戒しているのか?マイターン。
炎皇帝アグニフォンを召喚。アタックステップ。アグニフォンでアタック。アタック時効果でトラッシュのコア2個をこのスピリットに。そしてシンボルを追加。」
「ふむ、手札にマジックがあるとみた。ライフで受ける。」
「ターンエンド。」
「それでは僕のターン。ガイウスを2体召喚。戦輝神ゼルドナーグをLv2に。アタックステップ。ゼルドナーグでアタック。アタック時効果で5枚破棄。5チャージで10枚破棄。更に破棄した中にマジックカードあり、シンボルを追加!」
「ライフで受けよう。そしてバースト発動!龍の覇王ジークヤマトフリード。効果でゼルドナーグを破壊し召喚。」
「ではその破壊でバースト発動!爆砕豪塵掌。」
「何だって?!」
「破壊されたブレイブスピリットはコスト13。更に4チャージで17枚破棄。」
ジャスティスーデッキ0
「ターンエンド。」
「スタートステップ。」
そのままジャスティスの足元は爆発する。
集ーwin
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「それで何くれるの?」
集の勝利でカードがもらえる約束だ。
「君にはこれを渡せという神から授かってきたものだ。」
「アルティメットオリハルコンゴレム。」
「そうだ。これは君の物だ。それでは私も帰る。」
ーーーーーーーーーーーーー
とある場所。
「あ……私死んだんだ。」
辺りは白く、色んな色の光が浮いている
“いや。お前はまだ死んでいない。“
「誰?」
「今回のゲストは?」
「プリム・マキーナだよ!」
「プリムちゃん可愛い~。」
「エヘヘ、ありがと!」
「お姉ちゃん、そうじゃなくて。」
「あ、そうそう。プリムちゃんはバトルするの?」
「勿論!私メカッコイイもの大好きだから武装のデッキを使ってるんだよ!」
「そうなんだー!可愛い~。」
「もう、お姉ちゃんたら……それでは次回は、桐崎さんは生き返る事が出来るのか?」
「そしてみんなはソードブレイブを探す旅に!それでは次回も、」
「「よろしくお願いします!」」