ニセコイアルティメットゼロ   作:三桁

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桐崎千棘様?

「あなたは……」

 

レイが目を見開き驚きを隠せない様子だ。

その様子を見て、降りてきた男は微笑み4人の前に立つ。

 

「あなたは………誰ですか!」

 

『…………………』

 

とても居ずらい空気になってしまった、

楽は目を泳がせ

キリガは憐れみを込めたような微笑みをうかべ

ダンは空気が読めず

レイは何に驚いているのか分からないがまだ驚いてます。と言う顔をしている。

 

「…………まぁ、余を知らぬのも仕方あるまい。」

 

降りてきた男は咳払いと共に仕切り直す。

 

「余の名は刃、と呼ばれていたが今は無いに等しい。」

 

「刃……………と言うことは嘗てのこの世界の王、白夜王刃か!」

 

「その様なことはどうでもよい。貴様等にはとりあえずこれを見てもらおう。」

 

そう言いつつ持ち出したのは寂れた剣。

刃はボロボロで束は折れている。

 

「あの…これは?」

 

楽が王と言う言葉を聞いたからなのか謙虚に聞いた。

 

「これは昔に私が神と呼ばれていた物を斬った時に使った剣だ。」

 

「………………」

 

「しかし、見ての通り使えるかどうか分からない。そこでだ!一条楽。貴様が再びソードアイズ、ソードブレイヴをすべて集め新たなる神剣を生み出すのだ。」

 

「…………………俺が?」

 

「そうだ。さすれば、異界からの迷い子を無事帰すことが出来、異界からの侵略者を追い返す力になる。」

 

突然の告白に目が点になる楽

一呼吸置いて大体理解した楽は

 

「無理無理無理無理無理無理!出来るわけねーって、」

 

あまりの拒絶に無言になる現神。

 

「おもしろそーじゃねーか。」

 

しばらく静かになった後ぽつりと言ったのはレイだ。

 

「それで世界が救えるんだろ?魔族を異界に返して、アルティメット達と一緒に異世界からの侵略者を追い返して…最高に面白いに決まってる。やろうぜ!楽。」

 

(これってチャンス何じゃねーか。これがうまくいったら小野寺も………)

 

「分かった。引き受けよーじゃねーか。こうなったらとことんやってやる!」

 

「お!いいねいいね!やろーじゃねーか!」

 

「決まりだな。ではよろし頼んだぞ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ダン!どうだった?」

 

帰って来たダン達にクラッキーが真っ先に聞いてきた、

それに対してダンはカードを見せる。

 

「アルティメット……ダンが手に入れたのか!」

 

そうこう話しているうちにキリガはポーラを連れて立ち去ろうとする。

 

「おい、キリガ。もう行くのか?」

 

レイが制止を促す。

 

「あぁ、あるところへ行く途中だったからな。」

 

「そうか。それなら一緒にいかねーか?」

 

「おい、レイ!正気か!何で此奴と……」

 

ムゲンが憤慨する。が、

 

「そんなの面白くなるからに決まってるからじゃねーか!」

 

レイは無邪気に笑う。

キリガはその様子を見て微笑むが

 

「済まない。俺はおまえ達とは行けない。」

 

「そうか。だったら気が向いたら声掛けろよ。」

 

「機会があればな。」

 

そう言ってキリガは行ってしまった。

 

「さてと、僕達も用事が済んだし、帰るか。」

 

「あぁ、」

 

「ちょっと待てよ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

此方は人類軍本部

 

「それで、みんな出払ってるってことね。」

 

「ゲホガホ、はい、そうです。」

 

兵堂剣蔵の胸ぐらを掴み剣蔵が5つの頭をみせるほど振り回して皆がどこに居るのか聞き出していた。

 

「皆新しいアルティメット、探しに行ってるんだね。せっかくこれ自慢しようとしてたのに。」

 

切なそうにカードを眺める。

その時、タイミングがいいのか、悪いのか、会議室のスクリーンに見覚えがある男が映った。

 

『俺の名前は大壁のジロー。此処は俺が乗っ取らせてもらうぜ。』

 

「ねぇ、あいつとバトルしていい?」

 

桐崎が剣蔵に囁く。

かなり近くに顔を寄せて。

剣蔵は顔を真っ赤にしながらいいと答えた。

 

「よし、それじゃあ行くわよ!ターゲット。」

 

画像越にジローのデッキが輝く。

 

『?!、貴様等の主力は出払ってるはずだろ!なぜバトルする奴が………まぁいい。相手取ってやる。ゲートオープン』

 

「開放!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「おまえの名は?」

 

「妾は、森林の千棘じゃ。」

 

……………桐崎が居るはずの場所には確かに顔立ちは桐崎だが、髪が緑と金のシマシマで目は右が緑、左が碧眼である。手には扇をもっている上に和服である。

それに態度がでかい。

 

「では、妾からじゃ。ネクサス、蟲招く妖花の塔を配置じゃ。ターンエンド。」

 

「大壁のターン。オーシンを召喚。アタックステップ。オーシンでアタック。」

 

「ライフで受けよう。蟲招く妖花の塔の効果でコア2個をリザーブに。」

 

「ターンエンド…………たく。こんな態度のでかい奴とやりたくなかったな。出来ればあの小野寺とか言う奴がよかったぜ。」

 

「妾では不満か?それはすまぬことをしたな。森林のターン。

ネクサス、命の果実を配置。更にネクサス、戦場に息づく命を配置。ターンエンドじゃ。」

 

「ネクサスばっかりかよ。俺は更に、オーシンを召喚。ターンエンド。」

 

「何もせずか……森林のターン。蟲招く妖花の塔をLv2にして、一番槍のシベルザを召喚。Lvは2。アタックステップ。シベルザでアタック。シベルザは最初のアタックの時回復する。」

 

「ライフで受ける。」

 

「ターンエンドじゃ。」

 

「大壁のターン。甲竜の狩場を配置。更にサンストーンドラグーンをLv2で召喚!ターンエンド。」

 

「森林のターン。ゴクラクチョーを召喚!コア1つをリザーブに。更にバーストセット。アタックステップ。」

 

「サンストーンドラグーンの効果発揮!ゴクラクチョーは必ずアタックしてもらう。更に青きラッシュ。シベルザはこのターンアタック出来ない。」

 

「ならばゴクラクチョーで参る。」

 

「サンストーンドラグーンでブロック。」

 

「ターンエンドじゃ。」

 

「大壁のターン。ネクサス、甲竜の狩場を更に配置。そして更にネクサス、ナウマンシティーを配置!配置時効果、手札の甲竜戦艦エンタープライズを召喚!」

 

「それがおんしの切り札か…」

 

「ラッシュにより最高レベルに。アタックステップ。甲竜戦艦エンタープライズでアタック。」

 

「フラッシュタイミング。クイックモスキーを神速召喚。そのままブロックじゃ。」

 

「エンタープライズの効果発揮。BPを比べ相手だけを破壊したとき相手のライフを2つをリザーブ置き回復する!」

 

「では、クイックモスキーの破壊によりバースト発動じゃ。風の覇王ドルクスウシワカ!エンタープライズとサンストーンドラグーンを疲労、そして召喚。」

 

「ターンエンド。」

 

「森林のターン。緑のスピリット確保じゃ。獣の王者、その雄々しき姿を妾にみせい!アルティメットビャクガロウをLv4で召喚。アタックステップ。」

 

「サンストーンドラグーンの効果でシベルザを指定。必ずアタックしてもらう。更に青きラッシュでドルクスウシワカを指定。このターンアタック出来ない。」

 

「では、アルティメットビャクガロウでアタックじゃ。アルティメットトリガーロックオン。」

 

桐崎は扇を閉じジローに向ける。

 

「答えい。コストはいくつじゃ?」

 

「コスト3ストロングドロー。」

 

「クリティカルヒットじゃ。まず剣獣を持つアルティメット/スピリット1体につきスピリット1体…つまり此処では2体オーシンを疲労させる。」

 

「ライフで受ける。」

 

「では、バトル終了時、今疲労しておるおんしのスピリット全てをデッキの下に……と言っても誰も残らんがの。」

 

「?!」

 

「更にシベルザでアタックじゃ、」

 

「ライフで受ける。」

 

「ターンエンド。」

 

「大壁のターン。ゲッコゴレムを召喚。ターンエンド。」

 

「森林のターン。ふむ、では、このままアタックステップ。シベルザでアタック。効果で回復。」

 

「フラッシュタイミング。光速三段突。効果でシベルザをデッキの下に戻す。」

 

「そうか。しかし、おんしの手札はもう無いようじゃの。ドルクスウシワカでアタックじゃ。」

 

「ゲッコゴレムでブロック。」

 

「フラッシュタイミング、コテツティーガーを神速ブレイヴ。」

 

「ブレイヴまで使うのか!」

 

「コテツティーガーのブレイヴ時効果。BPを比べ相手だけを破壊したとき相手のライフのコア一つをリザーブに。」

 

「ぐはっ」

 

「では最後じゃ。アルティメットビャクガロウでアタックじゃ。アルティメットトリガーロックオン。」

 

「コスト5バーストタートル。」

 

「ヒット!じゃが対象がおらんの。このアタックはどうする。」

 

「ライフで受ける。」

 

森林の千棘ーwin

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

勝った桐崎は部屋に閉じこもった。

いや、訂正しよう。立てこもった。

 

「ちょっと、桐崎さん!大丈夫ですか?」

 

心配した剣蔵が桐崎の立てこもっている部屋の前で話しかける。

 

「もうほっといて………なによあれ……ほんとになによ、妾って………あんなのあたしじゃない……」

 

「格好良かったですって。」

 

精一杯励ます。

 

「ホントに………?」

 

「ホントですよ!」

 

剣蔵も必死で食い下がる。

 

「でもはずかしー。」

 

その日桐崎は部屋から出てこなかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「モヨモヨする。」

 

ムゲンが胸をさすりながらなんだか元気が無い。

 

「小咲ー、あんたもちょっと様子が変よ?」

 

宮本がそう言うがほかの者は分からない。

 

「なあ、宮本。どこが変なんだ?いつもと同じように見えるけど……」

 

「はぁ………」

 

「なんだよその目。」

 

楽の発言に宮本がジト目でため息をついた。

 

「ねーねー、るりちゃん、俺も何だか変なんだけど……これってもしかして恋わ……グベッ。」

 

集もおかしいがいつものことだ。

 

「にしても、変ね。」

 

宮本が考え込んでいる。

 

「集がか?」

 

「おい楽~。どういう意味だ?」

 

「そうじゃないわよ。」

 

集はスルーされる。

 

「私と一条君は何ともないんでしょ?」

 

「それがどうしたんだ?」

 

「私達はアルティメットを持っていない。ということを言わないと分からない?」

 

「言われてみればそうだな。」

 

4人で考えていると併走しているソフィア号から連絡が入った。

 

『12km先に舟が此方に向かってきている。気をつけてくれ。』

 

だそうだ。

そして近づいて来た船は。

 

「なんだあれ、ボロボロだな…。」

 

レイが感想を言う。

 

『私は阿南、黒煙の阿南です。』

 

「目的はなんだ?」

 

レイが画面越しの女に聞く。

 

『そうですね…貴方達の持つ十二宮Xレアを頂きましょうか。』

 

『一番星、どうする?こっちのエースはやる気満々なんだけど。』

 

「今回は譲るぜ。さっきのアルティメットも見てみたいしな。」

 

『そうか。ダンいっていいそうだ。』

 

『ゲートオープン開放!』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「黒煙のターン。ネクサス、闇の聖剣を配置。ターンエンド。」

 

「おまえ、魔族か…。」

 

「そうよ。よろしくね。」

 

「スタートステップ。メインステップ。ブレイドラ、モノゲザウルスを召喚。アタックステップ、ブレイドラでアタック。」

 

「ライフで受けるわ。」

 

「ターンエンド。」

 

「黒煙のターン。まずはバーストセット。続いてソウルホース、シキツルを召喚。シキツルの召喚時効果。デッキから一枚ドロー。アタックステップ。シキツルでアタック。」

 

「ライフで受ける。」

 

「ソウルホース、アタック。」

 

「フルアタックか、いいだろう。ライフで受ける。」

 

「ターンエンド。」

 

「スタートステップ。メインステップ。駆け上がれ、神の名を持つ赤き龍、太陽神龍ライジングアポロドラゴンを召喚!アタックステップ太陽神龍ライジングアポロドラゴンでソウルホースに指定アタック。」

 

「いいわ。ソウルホースは破壊される。」

 

「ターンエンド。」

 

「攻めないの?なら黒煙のターン。ソウルホースを召喚。更に黒き骸王バルトアンデレス。アタックステップ。バルトアンデレスでアタック。アタック時効果でライジングアポロドラゴンを破壊。更に、赤のラッシュで必ずブロックしてもらう。」

 

「ブレイドラでブロック。」

 

「シキツルでアタック。」

 

「ライフで受ける。」

 

「ターンエンド。」

 

「スタートステップ。メインステップ。マジック、エクストラドローを使用。デッキから2枚ドロー。更に1枚オープン。そのカードが赤のスピリットなら手札に加える。雷王龍ジークブルムなので手札に加える。ターンエンド。」

 

「赤のカード……黒煙のターン。バルトアンデレスをLv3にアップ。アタックステップ。バルトアンデレスでアタック。ラッシュでブロックしてもらう。」

 

「モノゲザウルスでブロック。」

 

「ソウルホースでアタック。」

 

「フラッシュタイミング。マジック、サイレントウォールを使用。このバトルでアタックステップを終了させる。そのアタックはライフで受ける。」

 

「ターンエンド。」

 

「スタートステップ。コアステップ。ドローステップ。来た!メインステップ。ブレイドラを2体召喚。更にマジック、ビッグバンエナジーを使用。このターン星竜を持つスピリットはコストをライフと同じとして扱う。雷よ天を裂け!雷王龍ジークブルムを召喚。更に雷王龍ジークブルムを転生!超新星龍ジークブルムノヴァを召喚!召喚時効果でライフを5まで回復する。」

 

「何だと!」

 

「更に、アルティメットジークブルムノヴァを召喚!召喚時効果でアルティメットトリガーロックオン。コストは?」

 

「コスト7魔界七将ベルゼビート。」

 

「ヒット!トリガーのコスト分ライフを回復する。だが上限は5までだ。」

 

 

 

 

 




「今回の最強カードはこれだ?」

「一条君!言い切らないと!」

「ワリー、小野寺。こう言うの初めてでさ。」

「うん大丈夫。私も初めてだから。」

「千棘も何か話せよ。」

「………はい、今回からあとがきコーナーを担当することになりました。桐崎です。」

「何で棒読みなんだよ……」

「あはは……、えーと今回の最強カードは千棘ちゃんが使ったアルティメットビャクガロウです。」

「えーと何々?神速持ってんのか!へー、凄いな。BPだってスピリットにはだいたい負けねーだろうし。」

「凄いでしょ!何たってあたしのアルティメット何だから。」

「あのー、二人ともそろそろ次回予告しないと。」

「そうだな。決着!三龍神の猛攻!」

「それにやっとみんなと再開するあたし!」

「千棘ちゃん、名前で言わないと……。それでは次回も宜しくお願いします。」
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