ニセコイアルティメットゼロ   作:三桁

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異世界からの侵略。かに座vs.罪を背負いし者

「ズズズズズー……ふぅ。取りあえずこれ。渡せって言われてるから。」

 

そう言ってマナカは一枚のカードをポーラに手渡す。

 

「あっ、ありがとう。」

 

「これもなにもないカードですね……」

 

イアンが覗き込む。

 

「これは何なのですか?」

 

「これ?教えたいのは山々何だがまだ教えなくていいって言われてんだ。」

 

「そうですか……。」

 

「そんな事よりお前!」

 

マナカがキリガをビシッと杖を向ける。

 

「俺か?」

 

キリガがハッとしたようにマナカを見る。

 

「そうだ。俺は頼みごとをされていてな。その頼みごとってのがこれを渡すことなんだけどな…」

 

そう言ってマナカは杖を振る。

すると洞窟の中の天井から巨大なクリスタルが降りてくる。

 

「これは………」

 

「そう、察しの通りこれはアルティメットクリスタルだ。これをお前にやる………と一口に言いたいんだがそう言うわけにも行かねー。」

 

少々めんどくさそうにマナカが言う。

 

「お前とバトルをすればいいのか?」

 

キリガが問う。

その質問に対してマナカはニヤリとする。

 

「いいや。俺がやっても良いんだがな…。今回はこいつが相手だ……」

 

どこからともなく現れた目の焦点があって無いような男が現れた。

その男をキリガ達は知らない。

 

「ターゲット。」

 

「ふん、いきなりバトルか。行くぞイアン。」

 

「かしこまりました。」

 

「白き力におののくがいい。ゲートオープン開放!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「俺は流れ星のキリガ。お前は?」

 

「俺……………?」

 

“済まねー。そいつはツルギをモデルにしたいわば操り人形だ。だけどデッキは本人の物だ。バトルスタイルも完全コピー状態だしな。あとソードブレイヴは紛い物だけど効果は同じコピーしてある。そいつに勝て、キリガ!“

 

「モデルのターン。ブロンズヴルムを召喚。ターンエンド。」

 

「流星のターン。スタードライアンをLv2で召喚。ターンエンド。」

 

「モデルのターン。ネクサス、黄昏の暗黒銀河を配置。ターンエンド。」

 

「流星のターン。機兵フルングニルを召喚。アタックステップ。スタードライアンでアタック。」

 

「ライフで受ける。」

 

「ターンエンドだ。」

 

「モデルのターン。ダークディノニクソーを召喚。更に黄昏の暗黒銀河をLv2にアップ。アタックステップ。黄昏の暗黒銀河のLv1の効果で地竜を持つスピリット全てをBP+3000、ダークディノニクソーでアタック。」

 

「ライフで受ける。」

 

「エンドステップ。黄昏の暗黒銀河の効果でダークディノニクソーを回復させる。」

 

「流星のターン。白き力に秘められし荒ぶる力!アルティメットグランオーデンを召喚!コアは機兵フルングニルより確保。アタックステップ。アルティメットグランオーデンでアタック!アルティメットトリガーロックオン。コストはいくつだ?」

 

「コスト1グローリーガードラー。」

 

「ヒット!ヒットしたコスト分のスピリットを残しデッキの下に。デッキに戻れ、ダークディノニクソー。」

 

「ライフで受ける。」

 

「ターンエンド。」

 

「モデルのターン。闇を照らせ光の翼、輝龍シャイニングドラゴン、召喚!召喚時効果で光の赤きソードブレイヴ、輝きの聖剣シャイニングソードをノーコスト召喚だ!更に、輝きの聖剣シャイニングソードの効果でスタードライアンを破壊し一枚ドロー。そして輝きの聖剣シャイニングソードを輝龍シャイニングドラゴンにブレイヴ!アタックステップ。輝龍シャイニングドラゴン、ソードブレイヴアタック!」

 

「ライフで受ける。」

 

「ターンエンド。」

 

“キリガ様!“

 

“問題無い、大丈夫だ。済まないな…イアン……“

 

“心配には及びません。頑張って下さい“

 

「流星のターン。機兵フルングニルを2体召喚。更に、運命姫神ヴェルザンディをLv3で召喚!バーストをセットし、アルティメットグランオーデンをLv4に。アタックステップ。アルティメットグランオーデンでアタック。アルティメットトリガーロックオン。コストはいくつだ?」

 

「コスト5黄昏の暗黒銀河。」

 

「クリティカルヒット!輝龍シャイニングドラゴンを手札に。」

 

「フラッシュタイミング。ディノクライシスで機兵フルングニルを2体破壊し緑のラッシュにより輝きの聖剣シャイニングソードを回復させる。ライフで受ける。」

 

「ターンエンドだ。」

 

「モデルのターン。リフレッシュステップ。」

 

「この時、運命姫神ヴェルザンディの効果で自分もリフレッシュステップを行う。」

 

「メインステップ。光輝龍王シャイニングドラゴンアークを召喚!ターンエンド。」

 

「流星のターン。このままアタックステップ。アルティメットグランオーデンでアタック。アルティメットトリガーロックオン。」

 

「コスト0ライトブレイドラ。」

 

「ヒット!全てのスピリットをデッキの下に戻れ!」

 

「ライフで受ける。」

 

「ヴェルザンディでとどめだ!」

 

「ライフで受ける!」

 

流れ星のキリガーwin

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「これは約束のもんだ。」

 

マナカが笑顔でキリガを見る。

そしてキリガもそれに応じアルティメットクリスタルに触れる。

 

“ようやく来たか………待ちわびたぞ。“

 

その言葉を聞いたとき、キリガの手には一枚のカードが。

 

「アルティメットサジットアポロドラゴン………」

 

「キリガ様、Wアルティメットトリガーとは……」

 

キリガとイアンがカードを覗き込む。

 

「よし!お前ら。次で俺達からの旅の提示は最後だ。此処に行け。」

 

そう言ってマナカは地図を出す。

 

「次に会って貰うのは………」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

此方は小野寺春と月光のバローネの旅。

 

「あの…………バローネさん?」

 

「なんだ?」

 

「えーと…此処を登るんですか?」

 

春がそう言ったのも仕方がないのだろう。2人の前にそびえ立つのは巨大な塔。恐らくその高さは150m。階段のような物もなく到底登れそうにない。

 

「そのつもりだが?」

 

何か問題でも?といった顔で春に返す。

 

「えーと……階段は………」

 

「見たところ無いようだな。」

 

「手でよじ登るんですか?」

 

「それしかあるまい。」

 

「こんなの登れるわけ無いじゃないですか!」

 

ちょっと涙目で春が返す。

 

「嫌なら此処に残ればいい。だがこの星には人食の軍隊蠍が生息している。10万匹の大群だがどうする?」

 

「えーと……」

 

今春は大きな選択を迫られている。

落ちるのを覚悟で目の前の塔を登るかこのまま蠍に食べられるのを覚悟で此処に残るか。

 

「あの……船で待つというのは……」

 

「あいつらは匂いを嗅ぎつけると1.5mのハサミで金を砕くらしい。あの船も破壊されるだろう。」

 

完全に涙目にと言うよりも泣くのを我慢している状態になった春が悩んでいるとバローネの後ろから声がした。

 

「あんたらこの塔を登るんですか?」

 

「そうだが………お前は?」

 

「俺ですか?俺はショウイ。あなたに間接的にだが恩があるんで此処は俺に任せてくれねーか?」

 

「どうするつもりだ?」

 

バローネが聞くとショウイがニヤリとした。

そしてショウイは棒状の物を取り出した。

 

「それは?」

 

「これは家にあった古い道具でね。」

 

そう言って棒を投げる。するとそれは地面につく前に翼のように広がり宙に浮いた。

 

「これは……」

 

バローネが物珍しそうにみている。

 

「さぁ、行こう。」

 

・・・・

 

「すいません。」

 

春が小さく手を挙げてバローネとショウイを呼んだ。

 

「なんですか?なんか問題でもあるんですか?」

 

それにショウイが応じる。

 

「えーと……問題しか見あたらないのですが……」

 

頂上に着いてほっと一息つきたかったが辺りを見渡してそう言うわけにも行かないようだ。

 

「それで問題とは?」

 

「此処、なにもないんですけど……」

 

辺りには何もない。ただ、唯一あるとしたら。

 

「嫌、瓦礫の山ならあるぞ。何か壊された後のようだな…これでは十二宮の手掛かりがなくなってしまったな。」

 

3人が瓦礫の山を見ていると瓦礫の裏から誰か出てきた。

 

「十二宮とはこれのことガニ?」

 

「……………………カニ?」

 

春が首を捻っているがバローネはカニであることに興味がないようだ。

 

「それを此方に渡してもらおうか?」

 

「アルティメットのにおいがするガニ。」

 

しかし、そのカニはバローネを無視した。

 

「ターゲット。」

 

そのコールと共にカニのデッキが光る。

その声の主は、

 

「バローネさん、此処は俺に任せてくれねーか?」

 

「ショウイ………分かった。」

 

「ありがとうございます。ゲートオープン開放!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「俺は先祖の罪を背負いし者、咎人のショウイ。お前は?」

 

「俺はかに座のルキノス。お前はアルティメット使い出ないな?」

 

「なにがいいたい?」

 

「やる気がでないガニ。」

 

「そんな事はどうでもいい。俺が勝てば十二宮は貰っていくぞ。咎人のターン。ソードールを召喚。更にネクサス、旅団の摩天楼を配置。配置時効果で一枚ドロー。ターンエンド。」

 

「めんどくさいガニ。セイバーホーネットを召喚。アタックステップ。セイバーホーネットでアタックガニ。」

 

「ライフを捧げる。」

 

「ターンエンド。」

 

「咎人のターン。ダークソードールを召喚。召喚時効果で一枚ドロー。更に旅団の摩天楼をLv2にアップ。アタックステップ。ダークソードールでアタック。この時旅団の摩天楼の効果で系統無魔を持つスピリットがアタックしたとき相手のスピリット上のコアを一つリザーブに。セイバーホーネット、失せろ!」

 

「ライフで受ける。」

 

「ターンエンド。」

 

「俺のターン。ゴクラクチョーをLv2で召喚。召喚時効果でボイドからコアを一つリザーブに置く。ターンエンド。」

 

「咎人のターン。魔界の覇者、牛骨魔王を召喚。牛骨魔王でアタック。アタック時効果でゴクラクチョーよりコアを一つリザーブに。更に、旅団の摩天楼の効果でゴクラクチョーよりコアを一つリザーブに置く。」

 

「ゴクラクチョーでブロックガニ。」

 

「ダークソードール、続け!」

 

「ライフで受ける!」

 

「ターンエンド。」

 

「まだまだガニ。殻武人テンドウをLv2で召喚ガニ。ターンエンド。」

 

「咎人のターン。牛骨魔王をLv3にアップ。アタックステップ。牛骨魔王でアタック!アタック時効果でコアを飛ばすぞ!」

 

「それは残念ガニ。殻武人テンドウは殻人からコアを外せなくするガニ。ライフで受ける。」

 

「ターンエンド。」

 

「紫のコア外しなんて怖くないガニ。殻刃将レギオスを召喚するガニ。召喚時効果で手札から裏十二宮ブレイヴ、巨蟹星鎧ブレイヴキャンサーをノーコスト召喚。更に、レギオスの効果で召喚したブレイヴが系統“光道“を持つとき、相手のスピリットを2体疲労させる!アタックステップ。殻刃将レギオスでアタック!」

 

「ライフを捧げる。」

 

「ターンエンド。」

 

「咎人のターン。俺の家に代々伝わるカードを見せてやる。お前の罪を償わせし偉大なる剣よ!咎人の骨剣エグゼキューショナーズを牛骨魔王にブレイヴ!アタックステップ。牛骨魔王でアタック!この時、咎人の骨剣エグゼキューショナーズの効果でこのブレイヴを破壊することで相手は相手のスピリットを一体破壊する。さあ…選べ!」

 

「その効果………お前、ソードアイズか………。殻武人テンドウを破壊する。」

 

「そうか。ならば牛骨魔王の効果でレギオスを消滅させる!」

 

「フラッシュタイミング、ウインドウォール。このバトル終了時にアタックステップを終了させる!俺のライフは2。対して牛骨魔王のシンボルが一つ。このターンではライフを削りきれないガニ。」

 

「フラッシュタイミング、デットリーバランスを使用。お互いにスピリットを一体破壊する。俺はダークソードールを破壊する。」

 

「ガニ?クソー。巨蟹星鎧ブレイヴキャンサーを破壊する。」

 

「だがそれだけでは終わらんよ。咎人の骨剣エグゼキューショナーズの不死発揮!呪われしエグゼキューショナーズは復活し牛骨魔王にブレイヴする。」

 

「ら、ライフで受けるガニー!」

 

咎人のショウイーwin

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「それじゃ、これは貰うぞ。」

 

「仕方ないガニ。」

 

カードを渡したルキノスはさっさと逃げてしまった。

そしてショウイはそのカードをバローネに渡す。

 

「受け取って欲しい。」

 

「これはお前が手に入れたカードだ。」

 

そう言ってバローネは受け取らない。

しかし、ショウイも引かない。

 

「こればっかりは恩がある。このデッキはな魔族にとられてたもんなんだ。だけど、あんたらのおかげで返ってきた。だからこれは受け取ってほしい。」

 

ショウイは真っ直ぐバローネの目を見る。

 

「分かった。有り難く受け取っておく。」

 

「それじゃあ、俺はこれで。また今度、機会があればバトルをしましょう。」

 

「望むところだ。」




「今回の最強カードはこれだ!」

「咎人の骨剣エグゼキューショナーズ。このカードはブレイヴに珍しい不死を持ち、自らを破壊して相手のスピリットを道ずれにするソードブレイヴです。」

「それじゃあ次回予告ね。レイ達のアルティメット探しの方が進むみたいね。」

「後、ザジの計画も大詰めって事らしい。」

「なんかよく分かんないね…」

「まぁ、いいか。それじゃあ次回も、」

「宜しくお願いします。」
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