レイ達は山登りをしていた。
「小野寺大丈夫か?」
「うん……大……じょ……うぶ……」
明らかに大丈夫そうではない。それもそのはず、元々この星は人工的に空気、つまり酸素を作っている。と言うことで高いところでは空気が薄い。
傾斜が緩やかとは言え富士の山ほどの高さのある山を登っていくのは大変なのだ。
「橘は…………駄目だな…」
橘は既に後方30mの地点で座り込んでいる。
「だったら此処に残るか?」
レイが珍しく気を使いそう提案する。
「そうしなさい、小咲。あ、そうそう。私この先に行きたいから一条君、小咲の事お願いできる?」
すると答えたのは小野寺ではなくて宮本だった
「ちょちょちょちょっとるりちゃん!そんな……」
「俺はいいぞ?」
小野寺がテンパっていると楽は二つ返事で了承した。
が、
(おいおい、宮本……どういうつもりなんだ(..;))
とってもテンパっていた。
「それでしたら楽様。わたくしも同伴させていただいて宜しいでしょうか?」
「あぁ。良いぜ。」
「それならブリンガーも行くぞ。」
「話がまとまったようだな。俺たちは上に行くけどお前等は下に行って休んでろ。」
「ありがとうございます。」
と言うことで小野寺たちは下に戻ることになった。
・・・
「ごめんね、一条君。こんな事になって。」
「いいよべつに。俺も正直キツかったんだ。」
「そう言ってくれるとたすかるよー。」
「所で楽様。下に着きましたら何を致します?わたくしは屋台なるもので食べてみたいですわ。」
「そうだな…。小野寺もそれでいいか?」
「うん。」
楽達が話しているとブリンガーが空を見上げた。
「未知の生物の接近を確認した。気をつけろ!」
そのとき、ドーンと言う音が響いた。
「ガニガニガニ。アルティメットの匂いがするガニ。ターゲット。」
煙の中からその声がして小野寺のデッキが光り出す。
「ゲートオープン開放ガニ!」
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此方は目標登頂組。
遠くからドーンと言う大きな音を聞いて全員が振り向いた。
「なんだ?何の音だ?」
「爆発したみたいだね?」
「そろそろ頂上だぞ。レイも気をつけろよ!」
「あれだな!」
クリスタルの一部が見えてきてレイが走り出す。
「まったく……まるで子供ね…。」
宮本が落ち着きを見せる。
「まぁまぁ。俺たちも行こうか。」
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「ガニ!お前誰だ!」
「はーい。私の名前は光翼の小咲だよー!所であなたは?」
「俺はかに座のルキノス。俺からだ。かに座のターン。殻武人テンドウを召喚。ターンエンド。」
「光翼のターン。ランブレイセアを2体召喚。更に、ネクサス、天使舞い降りた場所を配置。ターンエンドだよ。」
「かに座のターン。ネクサス、魔王蟲の根城を配置。アタックステップ。殻武人テンドウでアタック!アタック時効果でコアを一つ殻武人テンドウに追加するガニ。」
「うーん、ライフで受けます!……きゃっ?!」
「どうガニ?俺様のアタックは。」
「いつもより……痛いです…………。」
「ガニガニガニガニ。ターンエンド。」
「光翼の…ターン。ネクサス、天使舞い降りた場所の効果で手札のマジックカードをオープンする事でデッキから一枚ドロー出来ます。アルティメットプラズマをオープン。メインステップ。天の翼を羽ばたかせ、フィールドを舞う姿はまさしく天使!アルティメットミカファールをLv2で召喚!」
「来たー!アルティメットガニー!うまそうガニ。」
「アタックステップ。アルティメットミカファールでアタック。アルティメットトリガーロックオン。コストはいくつかなー?」
「コスト1マッハジーガニ。」
「ヒット!オープンしてあるアルティメットプラズマを使用。殻武人テンドウをデッキの下にバイバーイ。そしてライフを一つリザーブに。」
「ライフで受けるガニ。」
「ターンエンドだよ。」
「かに座のターン。殻刃将レギオスを召喚!召喚時効果で手札にある巨蟹星鎧ブレイヴキャンサーをノーコスト召喚!殻刃将レギオスの効果でランブレイセアを2体疲労させる!ア更に、巨蟹星鎧ブレイヴキャンサーを殻刃将レギオスにブレイヴ!タックステップ。殻刃将レギオスでアタック!」
「ライフで受けます!………ッ?!」
「ダブルシンボルのアタックガニ。これは相当きくガニ。ターンエンド。」
「はぁ、はぁ、光翼のターン。アルティメットミカファールをLv5にアップ。ターン…………エンド。」
「ガニガニ。アルティメット使いは弱いガニ。かに座のターン。このまま殻刃将レギオスでアタックガニ。フラッシュタイミング。ソーンプリズン。ランブレイセアを一体疲労させる!」
「アルティメットミカファールでブロック……ブロック!………出来ない?!」
「ガニガニ!巨蟹星鎧ブレイヴキャンサーのブレイヴアタック時効果でアルティメット/スピリットでは2体じゃないとブロックできないガニ!」
「うー。ライフで受けます!」
「このアタックはお前を叩きのめすガニ!」
「キャーー!」
かに座のルキノスーwin
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「小野寺!大丈夫か?………っておい!小野寺!」
「ダメダメ。そんなんじゃ起きないぜ!」
楽が必死で倒れている小野寺を呼び掛けていると男が歩み寄ってきた。
「あんた……誰だ?どっかで見たことあるんだけどなー。」
「俺か?俺はイザーズ。通りすがりの魔族さ。」
「そうか……それじゃ人違いだな。」
「そんな事よりこのお嬢ちゃんだ。取りあえず水を持ってきてくれ。この薬を飲ませる。」
イサーズは懐からビンに入った葉っぱのような薬を取り出した。
「ブリンガーは了解した。直ぐに持ってくる。」
・・
「これ飲ませたから直ぐに目が覚めると思うぜ。いいバトルだったんだけどな…。」
イザーズが小野寺に薬を飲ませてそうつぶやく。
「見てたのか?」
「まあな。最後の方だけだけどな。」
「取りあえずありがとな。助かったよ。」
楽が何気なく行った言葉にイザーズが驚いた。
「おいおい、今のご時世魔族に、それも俺みたいな無名の魔族にお礼を言うなんざあんた相当なお人好しか馬鹿だな…。」
「そうなのか?俺には人間とか魔族の関係がよくわかんねーや。」
「ハハッ!やっぱお前面白いかもな。此処での用事か終わってからでいいから此処にいってみな。」
そう言ってイザーズは紙切れを渡す。
「これって……何の名前だ?」
「星の名だよ。無人星、ジャガン。此処は元々当時でもかなり珍しい人や魔族が仲良く住んでいて豊かな星だったんだけど、ある物が其処に現れて急に人が居なくなったんだ。」
「あるもの?」
「アルティメットクリスタルだよ。何でもソードブレイヴもあるって話だ。行きたいなら行けばいい。」
「ありがとな。こんなもんまで。」
「いいってことよ。っともうこんな時間だ。それじゃぁな。健闘を祈るぜ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「着いたわね…。」
宮本が表情を変えずに言う。
その頃には既にレイがアルティメットクリスタルにふれようとしていたところだ。
しかし、
「あれ?おーい。」
何も反応がないようでアルティメットクリスタルをバンバン叩いている。
「どうしたの?」
「なんかこいつ、レイに帰れって言っただけで無視しやがるんだ。」
ムゲンがとてもご立腹の様子で宮本に答える。
宮本はさらっと聞いてアルティメットクリスタルに近づく。
「まぁまぁ大きいわね。」
そうつぶやきそのままアルティメットクリスタルに触れる。
・・・・・
“お前に用はない。帰れ。“
「それはできない相談ね。」
“どういう事だ?“
「だって帰りたくないんだもの。」
“どうしてだ。“
「知らないわ。あなた知ってる?」
“…………っふ。面白い。お前、面白い!私の主には少々力量が劣るがな。“
「ふーん。じゃあ、いいわ。そろそろ帰るわね。」
“ちょっと待て。私を手に入れに来たのでは無いのか?“
「どうでもいいわ。あなたが付いてきたいって言うのであれば連れて行ってもいいけど……」
“………かつて私のことをどうでもいいなどと言った者はおらんかった。お前なら良き私の主となるだろう。どうだ?私を連れて行ってはくれんか?“
「あら、心変わりが速いのね。いいわ。連れて行ってあげる。」
・・・・・
現実の時間にしてみればおよそ1分弱と言ったところだろうか。
宮本がアルティメットクリスタルに触れてからその時間が経ったとき宮本の手には一枚のアルティメットがあった。
「やったな、レイなんかよりずっといいもちぬしだもんな。」
「おい、ムゲン。どういう意味だ?」
「そのまんまの意味だ。」
「そんな事よりバトルしようぜ!」
レイが身を乗り出し提案する。
「いいわよ。ターゲット。」
「オッシャー!行くぞムゲン。」
「ほいきた!」
「全てを飲み込む紫で行くぜ!ゲートオープン開放!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おや?あなたも少々変わるのですか?」
「わたしですか?そうでしょうか……とりあえず自己紹介は要りませんよね?」
「いえいえ、それはバトルのたしなみと言うもの。わたくし、紫電のゼロと申します。」
「仕方ないようですね。わたしは毒凪のるりです。」
宮本の姿はメガネを外して髪をおろした状態。
髪の色は紫で右目が紫である。
服装は紫に花柄の和服で落ち着いた感じである。
因みに集はそんな宮本を写真に収めている。
「それでは紫電のターン。冥騎獅アロケインを召喚。ターンエンドです。」
「毒凪のターン。アメジスネークを召喚。召喚時効果で一枚ドローさせていただきます。アタックステップ。アメジスネークでアタック。」
「そのアタック、ライフでいただきます。」
「ターンエンドです。」
「紫電のターン。行きますよ。ムゲンドラゴン、召喚です。アタックステップ。ムゲンドラゴン、いってください。」
「そのアタック、ライフで。」
「ターンエンドでございます。」
「毒凪のターンホワイトペンドラゴンを召喚。バーストセットをセットしてターンエンドです。」
「なにもなしですか。では紫電のターン。冥騎獅アロケインのスピリットソウルを発揮致します。アルティメットをしょうかんするときシンボルを一つ追加。では今宵お聞きいただきますのは恐怖のどん底奥歯ガタガタ大合唱。冥界よりお出ましです。アルティメットベルゼビート、召喚。アタックステップ。アルティメットベルゼビートでアタック。アルティメットトリガーロックオン。お答えください。コストはいくつでしょう。」
「コスト5ホワイトペンドラゴン。」
「ヒットでございます。ですがトラッシュにスピリットはいないようです。このアタックはどういたしますか?」
「ライフで。ライフ減少でバースト発動します。ラウンドデーブルナイツ。トラッシュのホワイトペンドラゴンを召喚。更にフラッシュの効果を使用。2チャージでアロケインとムゲンドラゴンからコアをリザーブに置き消滅です。」
「それはそれは、なんと。ではターンエンドです。」
「毒凪のターン。それでは此方も。冥府術滅!総てを呪う者!アルティメットデスベラードを召喚!アタックステップ。アメジスネークでアタック。」
「ライフでいただきましょう。」
「ホワイトペンドラゴン。アタックしてください。」
「それもライフでいただきます。」
「ホワイトペンドラゴン、続いてください。」
「フラッシュタイミング。マジック、トーテンタンツを使用致します。効果で手札からダークヴルムレムノヴァナントを破棄致します。そしてホワイトペンドラゴン2体からコアをリザーブに置きます。」
「ターンエンドです。」
「紫電のターン。アロケインを召喚。更にアルティメットベルゼビートをLv4にしてアタックステップ。アロケインでアタック。」
「ライフで、」
「アルティメットベルゼビートでアタック。アルティメットトリガーロックオン。お答えください。コストはいくつでしょう。」
「コスト3アメジスネーク。」
「クリスタルヒットでございます。アメジスネークからコアを総てトラッシュに。更に地獄より蘇ります。ダークヴルムノヴァレムナント!」
「ライフで受けます。」
「ターンエンドでございます。」
「毒凪のターン。アルティメットデスベラードをLv5にアップ。更にジャンゴヘビを2体召喚。アタックステップ。アルティメットデスベラードでアタック。アルティメットトリガーロックオン。コストはいくつですか?」
「コストは6冥総裁バーゲン。」
「ヒット!ヒットしたコスト分、つまり6コアをスピリットからリザーブにおいてください。」
「アロケインとダークヴルムノヴァレムナントから総て置きます。」
「このアタックはどうしますか?」
「ライフでいただきます。」
「ジャンゴヘビでアタック!」
「………ふぅ。素晴らしいバトルでした。ライフでいただきます。」
毒凪のるりーwin
「今日の最強カードは皆のるりちゃんが…グペ!」
「この人はほっといて進めるわね。今日のは私の使ったアルティメットデスベラードよ。アタック時にトリガーでヒットしたコスト分のコアをリザーブに置かせる効果でスピリットを消し去り、相手のトラッシュとリザーブのコアが多ければパワーアップする効果も魅力的よ。」
「うんうん。それにしてもバトルしているときのるりちゃんかわい……アブベシ!」
「ふぅ。次は次回予告ね。次は一条君が頑張るらしいわ。」
「あれー。なんか適当……」
「いいのよ。それじゃぁ次回もよろしくね。」