ニセコイアルティメットゼロ   作:三桁

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激突王敗北。捕らわれのブレイヴ使い。そして始まる闇の計画

「私の負けだ。お願いを一つ聞いてやる。」

 

ヨリヒメが何故だか異様にしょんぼりしながら言う。

 

「いやー、別に願いって無いんだよな。」

 

「えーと…なんか無いの………?」

 

ヨリヒメの困ったような目に楽は必死で考える

 

「そうだ………………。」

 

「何か在るのか?」

 

「此処にソードブレイヴが在るって聞いたんだけどどこら辺にあるか知ってたらでいいんだ。教えてくれねーか?」

 

「そんな事で…………ゲフン。そんなことも知らずに此処に来たのか?」

 

ヨリヒメはちょっと勝ち誇ったように言う。

 

「じゃあ知ってんのか?」

 

「詳しくは知らん。だがこの星には誰もいなくなってからも住んでいる、仙人みたいな人が居るらしい。その人がソードブレイヴを護っているとか。」

 

「へー、それじゃあそこに………ってこの火の海に住んでんのか?!」

 

ヨリヒメがサラリと言い過ぎた為に一瞬流しそうになったがそれはとんでもないことである。

 

「そんな人間がいるのかよ。」

 

楽が呟くが

 

「いいや、楽~。そうでもないかもよ~。ほらあそこ。」

 

集が炎を指差す。

そこには……

 

「人……………がいる?!」

 

人影がありそれはゆっくり此方に向かってくる。

 

「誰だ!」

 

レイが一歩前にでてコンタクトを取ろうとする。

 

「まぁまぁ、そんなに構えないで、確か……一番星のレイ君だったかな?」

 

出てきたのは背の高い男。

 

 

「私の名前はリーブ・ア・ウイックだ。ウイックと呼んでほしい。」

 

そう名乗りおとこはそっと続ける。

 

「私がソードブレイヴ、黒蟲の妖刀ウスバカゲロウの守人。そしてお待ちしていました、闇の緑のソードアイズ様。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「この宇宙(そら)は綺麗だな…。」

 

キリガは大きな湖をボードに乗り満喫している。

 

「キリガ様、いつまでこんな所でフラフラしているおつもりですか?あのミロクの事です、新たな刺客を送り込んでくるに違いありません。」

 

イアンは少し呆れたように話す。

 

「ポーラも何か言って下さい。」

 

イアンは隣に浮いているボードに寝転がっているポーラに助け舟を求める。

 

「スゥー…………」

 

「………………………」

 

しかしポーラは深い眠りについているようだ。

 

「こほん。キリガ様、やはり此処にいては奴らに……」

 

「俺が誰かに負けるとでも?」

 

「いえ、キリガ様なら誰にも負けません!ただ……………」

 

イアンは辺りを見回す。

何故なら沢山の船が近づいていたからだ。

 

「やっかいごとは避けたいか……」

 

その様子を見てキリガはため息をつく。

 

「おい、にーちゃんたち。誰の許可得てクリスタル漁してんだ?」

 

「昼寝のじゃまはされたくないな。」

 

船頭と思われる男が叫んでいるにも関わらずキリガはイアンに話し続ける。

正にその時

 

「キリガ様ー!」

 

上空から………船の上から女の子が手を振りそのままキリガにダイブしてきた。

 

「ファーリー!」

 

キリガはそのままファーリーと湖に落ちた。

 

「危ないじゃないか。」

 

「だってキリガ様とあえると思ったら………会えて嬉しいです。」

 

そう言ってファーリーはキリガに抱きつく。

 

「あのー、いい雰囲気のと……ゴフッ?!」

 

にやけた顔で話しかけてきた船頭と思われる男に向かってポーラが石を分投げた。

 

「キリガ………水がかかった。」

 

ポーラが目をゴシゴシしながら言う。

 

「済まないな。そろそろ岸に上がろう。」

 

「そうね。」

 

キリガとポーラ、二人ともいつも通り、普段と変わらず話しているつもりだが……

 

「あ、あの……キリガ様?その方は……?」

 

「ああ、この子はポーラで俺と旅を共にしている。」

 

「え、えーーー!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ダン君。この卵は恐らくドラゴンが中にいるのではないでしょうか?」

 

剣蔵ば送られてきた卵を調べ上げ結果をダンに伝えた。

 

「ドラゴン?」

 

「はい、あのムゲンと言う名前のドラゴンと同じ反応が中からありました。」

 

「そうなのか……う、」

 

ダンが続きを言おうとしたとき。

 

“ピシッ“

 

卵に亀裂が入った。

そして……

 

“パリーン“

 

と言う効果音と共に黄色いドラゴンが生まれた。

 

「パパー?」

 

「生まれてきましたね…。それにパパとは……」

 

剣蔵が目を丸くしていると警報が鳴った。

 

「こんな時に何ですか?」

 

スクリーンに映像が出る。

 

『ガニガニガニ。馬神ダンを出せ!さもなくばこの建物をチョッキンしてやるガニ。』

 

「剣蔵、行ってくる。」

 

「分かりました、此処は任せてください。」

 

『そこか……ターゲット。』

 

「ゲートオープン開放!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「はじめましてやな…。激突王!」

 

「……さっきの奴じゃないのか?」

 

「気にすんな。俺は奏雨。美しき過去を愛する者だ。」

 

「何のためにバトルを挑んできた?」

 

「そうそう、俺が勝ったらお前の身柄は頂くで。」

 

「何のために……」

 

「あんたがいたら俺達の“計画“がパーになるからな。それじゃあスタートステップ。メインステップ。バーストセット。ターンエンド。」

 

「スタートステップ。ブレイドラを召喚。更にモノゲザウルスを召喚。アタックステップ。行け!ブレイドラ。」

 

「来た来たライフで受けてバースト発動!大爆発の炎に飲み込め!爆炎の覇王ロードドラゴンバゼル、バースト召喚!」

 

「いきなりか…ターンエンド。」

 

「スタートステップ。ロードドラゴンバゼルをLv3に、更にイグアバギーを召喚。バーストセット。アタックステップ、ロードドラゴンバゼル、アタックや!アタック時効果でバーストオープン。双翼乱舞!デッキから二枚ドロー。更にロードドラゴンバゼルはバースト発動後回復する。」

 

「ライフで受ける。…………グハァ?!」

 

「豪勢に吹き飛んだね~。どうだい?獄龍隊より痛かっただろ?もういっちょバゼルゴー!」

 

「来い、ライフだ!」

 

「ターンエンド。」

 

「バースト効果……厄介だな。ネクサス、光輝く大銀河を配置。ターンエンド。」

 

「スタートステップ。メインステップ。バーストセット!アタックステップ。ロードドラゴンバゼル、アタックや!バーストオープン…はなしやで。」

 

「ライフで受ける。」

 

「ターンエンド。」

 

「スタートステップ。メインステップ。ブリンガー、使わせて貰うぞ!龍神の弓、天馬の矢、戦いの嵐を鎮めよ!光龍輝神サジットアポロドラゴン、Lv3で召喚!アタックステップ。光龍輝神サジットアポロドラゴン、イグアバギーに指定アタック。」

 

「イグアバギーでブロック。」

 

「モノゲザウルス、続け!フラッシュタイミング、バーニングサンを使用。手札にある輝龍シャインブライザーをサジットアポロドラゴンにブレイヴさせ回復する。」

 

「ならこっちもフラッシュや。マジック、絶甲氷盾。このアタックでアタックステップ終了にする。ライフで受けてバースト発動!氷の覇王ミブロックバラガン。」

 

「くっ……ハァハァ……ターンエンド。」

 

「どうした?激突王……いやブレイヴ使いの馬神ダン!痛いのだろう?スタートステップ。メインステップ。バーストセット。更にネクサス、神焔の高天原をLv2で配置。そしてアタックステップ。ロードドラゴンバゼル、行け!バーストオープン。甲竜封絶波!輝龍シャインブライザーをデッキの一番下に戻す。更にロードドラゴンバゼルは回復する。更に更に、ミブロックバラガンの効果でバーストセット!そんでもってネクサス、神焔の高天原の効果によりサジットアポロに指定アタック。」

 

「無茶苦茶だな…。サジットアポロドラゴンでブロック。」

 

「更にロードドラゴンバゼルでアタック。バーストオープン。双翼乱舞!条件を満たしてバースト発動!デッキから二枚ドロー。更にコアを払い更に二枚ドロー。そしてロードドラゴンバゼルは回復!そしてミブロックバラガンの効果でバーストセット!」

 

「ライフで受ける。」

 

「ロードドラゴンバゼル、更にアタックや!バーストオープン。爆裂十文刃。条件を満たしてバースト発動!ブレイドラとネクサス、光輝く大銀河を破壊!」

 

「フラッシュタイミング、デルタバリアを使用。このターンコスト4以上のスピリットのアタックではライフは0にならない。ライフで受ける。」

 

「最後まで粘るか。お前さんの手札は0。フィールドは空っぽ。どないするつもりや?ターンエンド。」

 

「スタートステップ。ドローステップ。………ターンエンド。」

 

「何を引いたんやろうな?メインステップ。グランドベンケイを召喚!召喚時効果で相手は手札を破棄する。」

 

「アルティメットジークヴルムノヴァを破棄。」

 

「この場面でそのカードか。残念やったな。ロードドラゴンバゼル、やれ!」

 

「ライフで受ける。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「馬神ダンは我々が連れて行く。さらばだ。」

 

奏雨はダンを縄で縛り付け引っ張っていく。

 

「ダン!待って!」

 

まゐが手を伸ばすがバトルの結果には逆らえない。

 

「行くぞ!」

 

ダンは船に乗せられそのまま去っていった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「それじゃあ,ソードアイズの子は……君かな?」

 

ウイックは桐崎の目をじっと見る。

 

「それじゃあ来てくれるかな?」

 

「えっ?!あの日の中を通るの?」

 

桐崎は驚く。しかし、

 

「ハハハハッ!別にあれは熱くないんだよ。あれはドュームの見せる幻影。恐れに勝ち先に進む者だけがこのアルティメットに辿り着く物なんだけど、今は空飛ぶ飛行船みたいな便利な者があるからね~。取りあえず行こっか。」

 

涙を目に浮かべるほど笑い話すのでそれを信じ一番星号一行はウイックについて行く。

 

「ホントに熱くないんだな…」

 

「そうでしょ?これもドュームがこの星を離れれば消えてまた昔みたいにこの星も賑やかになると良いんだけどな…」

 

昔の事を思い出しながらウイックは遠い目をする。

 

「けど……って何か問題でもあるんですか?」

 

集がウイックに聞く。

 

「まぁ、多分何だけど恐らくこの星も魔族の土地に成って奴隷となった人々がここで働かされると思うと心が痛くてね………と暗い話はここまで。ほらあそこにソードブレイヴがあるよ。」

 

ウイックの指差す方向には岩に一本の剣が刺さっている様である。

 

「ほら、あれを引き抜いてきて。」

 

「わかったわ。」

 

そういい、桐崎は岩に登っていく。そして……

 

「この!抜けなさい………!!」

 

桐崎が力を込めるとゆっくりと剣は抜けていく。そしてその剣は姿を見せる。

 

「やった………抜けた!」

 

とても嬉しそうな桐崎が皆の元に駆けていく。

 

「良かったね、千棘ちゃん。」

 

「うん!ありがと、小咲ちゃん。」

 

「それじゃあ、一旦人類軍に戻るか?」

 

レイの一言に全員が賛同し船に戻った。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

「馬神ダンを倒したの?よくやった。これでこの計画をじゃまする奴は消えた!」

 

そう叫びイザーズはニヤリとする。

 

「さあ、始めようか。全てを壊して潰して、俺の…………俺達の復讐を始めるための……じゃまをする奴はここで消えてもらう!」

 

そういい、イザーズは大広間で手を広げる。そうすると大広間に円形の魔法陣のような物が現れる。

 

「呪え!そしてさようなら…………ソードアイズの皆さん!あんたらの命は無駄にしない。新たな力の礎に出来るか考えてやるからな。行け!」

 

その命令に従ったのか円形の魔法陣は黒く輝く、

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

人類軍本部

 

「ダン…………クソ!まさかダンが負けるなんて……」

 

クラッキーが机を殴りつける。

それをみた鶫は話しかけようとした、しかし

 

“ドサッ“

 

「誠志郎?オイ!どうしたんだ!」

 

そこにまゐが部屋に入ってくる。

 

「どうしだの?………って鶫さん!クラッキー、医務室に連れて行きましょう。」

 

「分かった。僕が背負っていくよ。」

 

「お願いするわ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

バローネの船

 

「お疲れ様。」

 

バトルから帰ってきたバローネに労いの言葉をかける春。

 

「ああ、あの程度問題ない。」

 

「そんなこ………」

 

春は倒れた。唐突過ぎてバローネも目を丸くする。

 

「おい、大丈夫か?イオラス!直ぐに人類軍本部に行くぞ!」

 

「分かりました!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ソルト!ピザをくれ!そして皆も呼んできてくれ。」

 

「わかりました!」

 

ソルトは各部屋に向かっていく。

 

「それにしても静かだね…。」

 

リクトが心配そうに扉を見る。

すると

 

「皆さんタイヘンです!」

 

「どうしたんだ?」

 

「皆さんたおれています。」

 

「なんだって?!」




「今回の最強カードはこれだ!」

「爆炎の覇王ロードドラゴンバゼル。」

「アタック時にバーストを発動する上バースト発動後回復する効果を持つので連続アタックでバトルの流れをつかめるよ。」

「それでは次回、ついに始まったイザーズの計画。」

「それを止めるのは………えー!この子が?なんで…もご.」

「桐崎!それ以上はダメだ!」

「そ、それじゃあ次回も宜しくね。」
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