ニセコイアルティメットゼロ   作:三桁

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最後のソードアイズ

「う、ん………」

 

楽が気分の悪い目覚めをする。

 

「あぁ、やっと起きましたか。」

 

剣蔵が楽に駆け寄り話しかける。

 

「此処は…………人類軍本部か……俺って何でねてたんだ?」

 

「それについては会議室まで行ってください。皆さん待っています。あと、終わったら皆さん一緒に検査室まで来てほしいと伝えて下さい。」

 

「あ………うん。わかった。」

 

「では、宜しくお願いします。僕は用事があるので。」

 

そう言って剣蔵は机に散らばっていた紙をまとめて出て行った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

人類軍本部会議室

 

楽は自動ドアが開くのを見て中に入った。

 

「楽~。遅かったな。」

 

集が何時もの調子で楽に言う。

 

「なんかあったのか?」

 

「何がじゃないしょーが!あんただけ起きなくてちょっと騒ぎになったんだからね!」

 

きょとんとした楽に千棘が人差し指を向けて叫ぶ。

 

「騒いでいたのは桐崎さんだけだったけどね~。」

 

「ふんっ!」

 

「ゲフっ!」

 

桐崎が顔を真っ赤にしながら集を殴り飛ばした。

そして楽の入ってきた扉が開く。

 

「皆さん揃っているみたいですね……って何かあったんですか?」

 

剣蔵がキリガ、ポーラ、ダン、バローネを連れて部屋に入ってきた。

 

「気にしなくていいわよ。」

 

「そうですか。」

 

剣蔵が眼鏡を人差し指で押し上げる。

 

「それでは報告会と行きましょうか。取りあえずダン君とキリガさんは3日前のポーラさんとザジ……基イザーズとのバトルにより帰ってくることができました。」

 

「大したことじゃないわ。」

 

そう言いながらポーラは鶫の隣に座る。

それに続くように楽も集の横に座った。

 

「そしてイザーズの魔法のようなものにより意識不明の状態にあった楽さん、集さん、桐崎さん、小野寺さん、宮本さん、鶫さんが2日前から順に意識を取り戻していきました。」

 

剣蔵は手元の書類を読み上げた。

 

「何か質問がある人は居ますか?……………居ないようなのでこれからの事を説明させていただきます。」

 

「ちょっと待ってくれ。」

 

剣蔵が別の書類にてをつけたとき楽が手を挙げて静止を促す。

 

「何でしょうか。」

 

「レイはどこにいるんだ?」

 

楽たちが意識を失ってからのことを知るクラッキーたちの顔が曇る。

 

「ガルドスに連れて行かれました。」

 

しかし、剣蔵はさらりと答える。

 

「だいじょうぶなのか?!」

 

楽は立ち上がって机を叩く。

 

「はい、ガルドスはイザーズの魔術によって息を吹き返した存在だそうです。つまり、イザーズは負けてしまったので僕達に従うことに決めたそうなのでガルドスは棺桶にまた寝てもらうそうです。」

 

言葉は残酷であるが皆がほっとする。

 

「そうか…………良かった。」

 

「では、仕切り直して今後の事を話しておこうと思います。まず、ダン君とバローネが地球の北極点で十二宮Xレアを使いバトルしていただきます。これで十二宮Xレアの力を蓄える事ができます。」

 

それにダンとバローネが頷く。

 

「更にその周りで北から東回りに赤、青、黄、白、緑、紫のソードアイズ同士でバトルしてもらいます。」

 

そこで小野寺が手を挙げる。

 

「あのー、ソードアイズアイズって12人居るんですよね?」

 

「はい、そうですが。」

 

「全員そろっているんですか?」

 

「そうですね。整理をしましょう。」

 

そう言って剣蔵が会議室にある巨大な液晶画面に映像を映す。

 

 

 

 

赤……成典依姫

 

青……舞子集

 

黄……小野寺春

 

白……キリガ・ザ・シューティングスター

 

緑……鶫誠志郎

 

紫……宮本るり

 

 

赤……一条楽

 

青……

 

黄……小野寺小咲

 

白……橘万里香

 

緑……桐崎千棘

 

紫……ショウイ

 

 

 

「と、こんな感じです。」

 

「赤の光ってあの女なの?!」

 

桐崎が声を荒げる。

それもそうだ。依姫は今まで数度、一番星号一行の邪魔をしてきた。そして

 

「そもそも光の赤のソードブレイヴを使っていたのはイザーズなんでしょ?」

 

そう、問題は今までソードブレイヴその物を使っていたのはイザーズだった事である。

 

「その事については今から説明するべきですね。」

 

そう言って剣蔵は語り出す。

 

「イザーズはあなた達のようなソードアイズがこの世にやって来ることでソードブレイヴの存在を知りました。そしてイザーズは赤の光のソードブレイヴである輝きの聖剣シャイニングソードを見つけたのです。そしてそのソードブレイヴの持ち主、依姫さんのところに行きました。そしてバトルが行われました。賭ける物はイザーズは輝きの聖剣シャイニングソード。そして依姫さんは存在その物を賭けました。」

 

「そんな事が………」

 

誰かがそう呟いた。

 

「依姫さんの街も冷害によって作物が育つような環境では無かったようです。それを改善出きるのが輝きの聖剣シャイニングソードだった……と言うことです。」

 

会議室は静まり返ってしまった。

が、剣蔵は続ける。

 

「そうしたことがあった訳です。それで、これから皆さんにしていただきたい事が有りま……」

 

「闇の青がいないわ。」

 

剣蔵の言葉を遮って宮本が言う。

 

「その事なんですが………えーとですね。もう見つかってはいるんですよ。」

 

「なる程………それでわたくし達に連れてきて欲しいと?」

 

橘が状況を察した。

 

「そうです。まあ、噂で小耳に挟んだ程度ですが。」

 

「行ってみる価値は有りそうだな。」

 

「そう言うことです。」

 

楽たちが頷く。

 

「そう言うことなら俺が船を出そう。一番星がいないようではそこまで行けまい。」

 

キリガがそう申し出る。

 

「そうしていただけると嬉しいです。それでは此方を。」

 

剣蔵は地図をキリガに渡す。

 

「では、早速行くぞ。」

 

「それと………橘さん、気をつけて行って来てください。」

 

「……………え?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

人類軍本部を出発してからかなりの時間がたった。出発してからという物の橘はそわそわしている。

それもそうだ。出発間際にあのような事を言われたのだから。

 

「そろそろつきそうだ。」

 

その言葉に一同は窓をみる。そこに見えたのは蒼く美しい星だった。

それから数分後流れ星号はその星に降り立った。

 

「いい星だな。」

 

「そうですね。キリガ様もこのような星はしばらくぶり出はないでしょうか?」

 

「あぁ。そうだな。」

 

などとキリガとイアンが話している。

 

「空気が旨いな。」

 

「そうだね。ずっと部屋の中とかだったもんね。」

 

「て言うか本当に此処にソードアイズって居るのかしら。」

 

「居なかったら仕方ないんじゃないかしら。」

 

「ブリンガー宮本を肯定する。」

 

と、楽、小野寺、桐崎、宮本、ブリンガーの順。

 

「なぁ、万里香は?」

 

楽は辺りをま見渡す。その先に見たのは橘が女の子の憧れと名高い壁ドンをされていた。見知らぬ男に。

 

「ねえ、君。僕とお茶でもしない?美味しい店しってんだ。」

 

その上ナンパされていた。

 

「そうですか。それでは楽様と行きますので店の場所だけ教えていただけるとありがたいですわ。」

 

橘も笑顔で返す。

 

「良いじゃん。僕と行こ………」

 

男は途中で言葉を切った。そして楽たちのいる方向とは反対側を見る。そこにいたのは。

 

「おい、空!いっつもいっつも!女の子が怖がって……はいないようだけど迷惑でしょ!」

 

25才ぐらいの女の人がいた。

その人の言葉で空と呼ばれた男はたじろむ。

 

「分かった分かった。ごめんなさいっと。」

 

「ちゃんと謝りなさい!」

 

あーだこーだ言い合っている二人に桐崎が割って入ろうとする。

 

「ねぇ、そんな事はいいからソードアイズを持ってる人っている?」

 

そう言った桐崎を男は一瞥する。そして……

 

「ゴリラに興味はないから。」

 

ズコッ!………ドサッ!

 

「あらー、可愛い子ね~。お名前はなんて言うの?」

 

女性は空の腹をpanchiし膝をつかせた。

 

「えっ?あ、桐崎千棘です。」

 

「そう、さっきはごめんなさいね。この子が_…………。私はレティー。宜しくね。」

 

「はい、此方こそ。」

 

「それで、さっきソードアイズって……」

 

「はい、探してるんです。」

 

「…………それならこの子が……」

 

レティーはそう言って空に目をやる。

 

「えっ………………?」

 

桐崎は固まる。

 

「こんな男が~?!」

 

「…………ごめんなさい。」

 

レティーは空をみた後頭を下げて謝った。

 

「それでもね、この子は……良い子なのよ。そんなことより、なんでソードアイズを?やっぱり魔族が異界に帰るため?」

 

「なんでそんな事知ってるんですか?」

 

宮本が話に入ってきた。

 

「だって私の父が人類軍の軍員だから。」

 

「だから知ってるんだ。ならついてきてくれるわよね?」

 

宮本は空に問う。

 

「嫌だ。」

 

空は即答する。

 

「何でだよ!皆を助けるためには………」

 

楽が言いかけたその時、船の襲来に辺りが暗くなる。その船からは女性と付き人らしき男二人が出て来た。

 

「ここか?金銀財宝が眠っていると言うのは。」

 

「はい、その様です。そして噂の子があの男のようです。」

 

頷いた女性は指を指された空に向かう。

 

「ターゲット。」

 

「やっぱりあれが目的ですか……良いぜ!僕が勝てば帰って二度と来ないでもらえるかな?」

 

「では、私が勝てばそのお宝は貰っていく!」

 

「そんじゃ成立だな。」

 

空はデッキを取り出す。

 

「ゲートオープン開放!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「まだ名を名乗っていなかったな。私の名は言伝えのエリー」

 

「僕は蒼爪の空!先攻はいただきます。ネクサス、サファイアの大迷宮を配置。ターンエンド!」

 

「言伝えのターン。ネクサス、賢者の木の実を配置。ターンエンド。」

 

「蒼爪のターン。豹人剣士バーマンを召喚!アタックステップ。豹人剣士バーマンでアタック!アタック時効果で強襲!ネクサスを疲労させることでバーマンは回復する。」

 

「ライフで受ける。そして、賢者の木の実の効果でコア一つリザーブに。」

 

「ターンエンド。」

 

「言伝えのターン。先ずはバーストセット!ガブノハシを2体を召喚。ターンエンド。」

 

「蒼爪のターン。そんじゃバーストセット!更に、軽業兵フォックを召喚。召喚時効果でコアをネクサスに。バーマンをLv2にアップ。ターンエンド。」

 

「言伝えのターン。ガブノハシを転召!黒き蟲の王よ、ブラックタウラス大公を召喚!アタックステップ。ブラックタウラス大公でアタック!」

 

「ライフで受ける。そしてバースト発動!ディクタトールレギオン!ネクサスにコアを二つ置きコストを支払い相手のバーストを確認。」

 

「私のバーストは風の覇王ドルクスウシワカだ。」

 

「スピリットカードなら破棄だ!」

 

「なぬ?!ターンエンド。」

 

「蒼爪のターン。大海原に名を馳せろ!海賊王レヴィアダンを召喚!召喚時効果で僕の場にいる獣頭と同じコストのあんたのスピリットをぜーんぶ破壊だ!ガブノハシを破壊!」

 

「くっ」

 

「アタックステップ。海賊王レヴィアダンでアタック!」

 

「ライフで受ける。賢者の木の実の効果発揮。」

 

「ターンエンド。」

 

「言伝えのターン。タケノサイガーを召喚。更に、ブラックタウラス大公をLv2にアップ。アタックステップ。ブラックタウラス大公、やってしまえ!」

 

「ライフで受ける。」

 

「ターンエンド。」

 

「このターンで最後にしましょうかね~。」

 

「ほう?そんなことが出きると思っているのか?」

 

「まぁまぁ。蒼爪のターン。青き牙、青き瞳、このフィールドを蒼く染め上げろ!次代獣王ライオドラスを召喚!」

 

「アルティメット使いだと?!」

 

「アタックステップ。ライオドラスでアタック!アルティメットトリガーロックオン!」

 

「コスト4カナブーン。」

 

「ヒット!一番コストの高いブラックタウラス大公を破壊しコスト8以上なのでライフを一つリザーブに。」

 

「ライフで受ける。」

 

「海賊王レヴィアダン、やれ!」

 

「タケノサイガーでブロック………いい太刀筋。だがフラッシュタイミング、マジック、ブーブートラップを使用!スピリットを全て疲労させる!」

 

「なら此方もフラッシュタイミングでマジック、ギャラクシーエターナルレクイエムを使用!僕のスピリットをぜーんぶ最高レベルにするぜ。」

 

「このタイミングでか?」

 

「これで良い。海賊王レヴィアダンのアタック時効果!バトル終了時、自分の効果の記述を持たないスピリットを破壊して回復出来る。更に、Lv3効果で自分のスピリットは全て効果の記述を持たないものとして扱う。軽業兵フォックを破壊する。」

 

「何だと?!」

 

「これで最後だ。レヴィアダン、アタック!」

 

「ライフで受ける!」

 

蒼爪の空ーwin

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

空の活躍により言伝えのエリーは逃げるように帰って行った。

 

「なぁ、やっぱり来てくれねーか?」

 

楽が空に言う。

 

「だったら俺にバトルで勝てばいい。まぁ、ソードブレイヴがないからきついけどね。」

 

「人類軍本部に闇の青きソードブレイヴがある。」

 

「知ってるよ。」

 

空は鼻で笑う。

 

「だから来いって。」

 

「はぁー。それじゃあそこの栗毛の子。僕とバトルだ。君が勝てば僕は従う。だけど僕が勝てば君は僕の物だ。」

 

「そんなの言い訳……」

 

楽が言いかけたが

 

「分かりました。ターゲット。」

 

橘が遮る。

 

「おい、橘……」

 

「大丈夫ですわ。勝てば良いだけです。」

 

橘はいつもの自信で言う。

 

「決まりだな。ゲートオープン開放!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

ここはとある星

 

 

ガルドスは六楯帝ケイを連れていた。

 

「さあ、早く力を………ソードアイズ!!」




「今回の最強カードは!」

「アルティメットライオドラス。トリガーがヒットしたら相手のスピリットを破壊してコストが8以上ならさらにライフも破壊する効果を持つのよ。」

「確かにこれは強力だ。それじゃあダン、次回予告。」

「青きソードアイズの空。橘万里香は勝つことができるのか?更に、まだ生きていたガルドス。この男の目的は……」

「それでは次回も宜しくね。」
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