ー地球ー
『では、先ほど説明したようにゲートを開いてください。』
剣蔵の声がソードアイズ12人の耳に付けた通信機から聞こえてくる。
「ゲートオープン開放!」
「………全員無事ゲートを開き、バトルフィールドに到着しました。」
「確認終了。皆さん、がんばってください。」
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作戦説明会
「今回はソードブレイヴにエネルギーをためるために、そして十二宮Xレアのエネルギーを放出するために皆さんにバトルをしていただきます。場所は地球の北極点。此処で神々の砲台の上でバトルフィールドを開き、貯めたエネルギーを砲台に乗せ引き金を弾君かバローネさんに引いてもらいます。そのエネルギーをあらかじめ召喚しておいたソードブレイヴの租、ブリンガーさん曰く裁きの神剣リ・ジェネシスにチャージして空間を切り裂きゲートをこじ開けると言う算段です。皆さん分かりましたか?」
「ブリンガーから質問がある。」
「何ですか?」
「ブリンガーの記録では、裁きの神剣を呼び出すには指定した場所ではないといけない。」
「それも調査済みです。そこは赤道上の昔で言うインドの南側の島国にあります。今は地球に殆ど人はいませんが、そこの島には人工衛星が近くを通るので数十人程の人が働いていて設備もあります。」
「他に質問がないなら早速出発しよう。弾、準備は良いかい?」
「勿論だ。バローネ、いいバトルにしよう。」
「あぁそうだ………」
バローネが弾に返事をするところで当たりが明るくなる。
「thisis my jastis……」
「ジャスティスさん………」
全身真っ赤な仮面の男、ジャスティス立花が入ってきた。
「やぁ、皆。そろそろ最終段階に入ったと聞いて此処まで忠告に来た。」
「忠告って、今更やめろっていいに来たんですか?」
剣蔵が声を張る。
「いやいや、ソードブレイヴの力の暴走についてだ。」
「ソードブレイヴの暴走…………!?」
「そう、過去にあった、ソードブレイヴの悲劇を話そう。」
ジャスティス立花の真剣な言葉に全員が息をのむ。
「そもそも、ソードブレイヴと言うのは光と闇のバランスが大事なんだ。色同士の関係はないと言うことはないが、殆ど世界に影響はしない。だが、最初にバランスを崩したのは白だった。光の白が力をつけすぎたんだ。ガルドスの兄が強すぎた為に。そのためにガルドスと言う災厄が生まれてしまった。彼も今でこそあんな感じだが、最初は兄を慕う良き者であった。そして二度目は闇の白だ。白夜王は、多くの者に信頼を得るという形で力をソードブレイヴに与えすぎた。その結果が、戦争だった。あの戦いで多くの者が亡くなった。」
「その戦争はブリンガーの記録にも残っている。」
「そうなんですの?」
橘がブリンガーに聞いた。
「その時ブリンガーはツルギを抱え、地方の村へ逃げ出した。」
「そんなことがあったのか。」
楽が、感慨深くつぶやく。
「こほん、それでその後、赤と言う色が強くなったのだ。」
ジャスティス立花が話を続ける。
「赤?光と闇どっちなの?」
桐崎が、細かいことを指摘する。
「その時は、赤としか言いようがないな。ツルギが光も闇も手に入れ、相乗効果と言えば分かりやすいかも知れないが、その時には神がこの世界に介入する程の力となった。」
「そんな事もあるのね。」
「そして、ソードブレイヴは神の消滅により完全に一度力を失った。しかし、ソードブレイヴは、マザーコアの出現により力を取り戻した……と言っても、復活したにすぎない。その直後、闇の紫が力をつけてしまった。馬神弾とのバトルによって……。その時に起きたのが隕石の落下だった。それは馬神弾も体験している話だ。」
「あぁ、確か陽昇って言う男だった。」
弾にとっては既に3年も前の話だ。
「確かに急に隕石が落ちてきて驚いたな。」
「そうね、その場所では弾とその陽昇って言う人しか生き残らなかったのよね?」
まゐが弾に聞いた。
「そうだな。あいつあの後姿が見えなくなったけどどうしたんだろうな。」
「それについては俺が説明してやる。」
ジャスティス立花が再び口を開いた。
「陽昇ハジメの血縁者、陽昇スグル。彼は此処の世界の人間ではない。」
「なっ?!」
春が、聞いたことのある名に反応する。
「その人知ってる!わたしの同級生……だった人…」
「確か行方不明でニュースになってた人だなよね」
集が補足する。
「うん……」
「その男は知識もなくこちらにやってきて闇の紫に力を与えてしまった。その後地方に身を隠し日落と名を変えた。君の先祖だよ、ショウイ君。」
「そうだったのか………記録も何もなくてただ、先祖の罪を受け継げと言われてきただけだからな。」
「その後はしばらく何もなかったのたが、君たち一条君たちの登場。その時の闇の赤の復活。更に、十二宮の一角、金牛龍神ドラゴニックタウラスの影響も有りガルドス復活の引き金となってしまった。」
「俺のせいでガルドスが…」
楽がうつむき顔を曇らせる。
「その通りだ。だが、君が悪いというわけではない。元々、君たちがきた時点で気づくべきだった。誰が悪いとかではなく、全てが運命なのだ。」
ジャスティスは握り拳をつくる。
「それで、つまり何が言いたいのですか?」
鶫がジャスティスに問う。
「ふむ、勘が良くていい。つまり、いいたいのは今回の作戦についての注意事項だ。」
「注意事項ですか?」
「光と闇、互いにバトルをするわけだが全力を出さなければならない。それに加えて一方的なバトルはしてはいけないということだ。」
「一方的になるとどうなるんですか?」
小野寺が恐る恐る聞いてみる
「それは分からんな。起こってみないと分からない。今のソードブレイヴは力をため込んでいる。この状態でバランスが崩れるとハイパーノヴァか、はたまた他の世界に影響を与えるか………」
ジャスティスのさり気なく言った恐ろしい響きにその場の全員が息を呑んだ。
「まぁ、話は以上だ。頑張ってくれたまえ。」
これを最後に帰ってしまった。
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楽vs.依姫
「私のターンからだな。ライトブレイドラ、先陣を切れ!バーストをセットしターンエンドだ。」
「やっぱり赤か……」
「当たり前だ。互いに赤のソードアイズなのだぞ?」
「それもそうだな………それと気になってるんだけどさ…。」
「何だ?」
「バトルすんの久し振りだからさっきまで気付かなかったけど今日は性格の変化とか無いんだな。」
『皆さんそのようですね。それについては僕から考察を説明させて貰います。恐らくですがバトルフィールドである宮殿のせいではないかと。そちらにいる宮殿は星座をモチーフにして並べられています。星座の力はアルティメットと相反しているようで性格の変化を押さえているものと思われます。』
楽の疑問に剣蔵がインカム越に答える。
「なんだか難しい話だな。俺のターンだな。マジック、ストロングドロー!三枚ドローし2枚破棄。バーストセット!ターンエンド。」
「私のターンだ。ブロンズヴルムを召喚。アタックステップ。ブロンズヴルムでアタック!」
「ライフで受ける。」
「ターンエンドだ。」
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橘vs.キリガ
「わたくしのターンです。ダークカリブーを召喚いたします。ターンエンドです。」
「流星のターン。神機ゲイボルグを召喚。バーストをセットしターンエンド。」
「わたくしのターン。ネクサス、氷宙遺跡スカイリオを配置。さらに、シュライクンを召喚!この時、ネクサス、氷宙遺跡スカイリオの効果で一コア追加いたします。そのコアを氷宙遺跡スカイリオにのせ、ターンエンドです。」
「流星のターン。ブロードファルコンを召喚!ゲイボルグをLv2にアップ。アタックステップ、神機ゲイボルグでアタック!」
「ライフで受けますわ。」
「ターンエンド。」
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桐崎vs.鶫
「鶫とやるのは初めてね。」
「そうですね。手加減はなしで行きますよ。チューニンツバメを召喚!ターンエンド。」
「つぎは私のターンよ。ネクサス、蟲招く妖花の塔を配置、バーストセットしてターンエンド。」
「わたくしのターンですね。チューニンツバメをLv2へアップ。さらにケンゴーウキジを召喚!アタックステップ、ケンゴーキジでアタック!」
「ライフで受ける!」
「続けて……」
「待ちなさい、ネクサス、蟲招く妖花の塔の効果でライフがコスト7以下のスピリットのアタックで減ったので2コアブースト」
「ターンエンドです。」
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宮本vs.ショウイ
「じぁ、俺のターンからだな。メインステップ。ボーントプスを召喚。召喚時効果で一枚ドロー。ターンエンド。」
「スタートステップ。メインステップ。バーストセットしてターンエンド。」
「スタートステップ。メインステップ。ソウルホース、ソードールを召喚。アタックステップ、ソードール、いけ!」
「フラッシュタイミング、マジック、トーテンタンツを使用。手札のホワイトペンドラゴンを破棄してソウルホースとボーントプスのコアをリザーブに。そのアタックはライフで受ける。さらにバースト発動。ラウンドデーブルナイツ!トラッシュにあるホワイトペンドラゴンをノーコスト召喚。」
「な………まさかここまでやられるとはな。ターンエンド。」
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集vs.空
「さーてさて。集よ。俺のターンから行かせて貰うぜ!ネクサス、海帝国を配置。ターンエンド。」
「俺のターンだね。メインステップ。光の闘士ランダルを召喚。ターンエンド。」
「スタートステップ。メインステップ。さらに海帝国を配置。そして、軽業兵フォックを召喚。召喚時効果でネクサス2つにコアをボイドよりのせ、ターンエンド。」
「スタートステップ。メインステップ。光の戦士ガイウスを召喚!バーストセットしてターンエンド。」
「俺のターン。メインステップ。青き牙、青き瞳、このフィールドを蒼く染めろ!次代獣王ライオドラス!Lv4で召喚!アタックステップ、次代獣王ライオドラスでアタック!アルティメットトリガーロックオン!」
「コスト4マジックハンマー。」
「ヒット!光の闘士ランダルを破壊!」
「ライフで受ける。」
「ターンエンド。」
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管制塔
「剣蔵くん!小咲ちゃんと春ちゃんからの通信が途絶えました!」
「やっぱり………春さん本気でやるつもりなんでしょうか……」
赤、白、緑、紫、青とバトルの流れは悪くない、むしろ調子よくエネルギーは貯まりつつある。だが、黄色だけはバトルが始まっていない。それに通信が途絶えると言うのは完全に異世界とも言える空間でバトルをしている彼ら彼女らが正しくゲートを開けなかった…または死んだと言うことである。だがそれらの原因は別にあると剣蔵は何となく、いや、はっきりと分かっている。
「大丈夫です。他はこのまま続けて下さい。お二人の事も事前に話は聞いていますので安心して下さい。」
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作戦会議直後
本部の通路の所々にホールと隣接している所がある。そこに6人の人がいた。依姫、キリガ、鶫、ショウイ、空そしてなぜかレティー。
その6人が話している。のを春が隠れて聞いていた。
「やはり……敗者は犠になるのか……」
キリガが手元にある、古い本を眺めながら呟く。
「これは確かなのですか?本当に……」
鶫が悲しそうに空に聞く。
「ああ……恐らくな此処までの流れは剣蔵君の持っていた文献と同じ内容だし、あれは最後の方が破けていた………これは俺んちから持ってきたものだが元々は地球の物だってのは確かだ。」
「そうね、この子を引き取ったとき渡されたこの子の所有物の中にコレがあったのは確かよ。」
レティーが手を顎に当てて呟くように話す。
「それで?此処に集めたのは依姫だろ?コレを見せて何がいいたい?」
話じ進まないと感じたショウイが結論を依姫に聞く。
「それはだな………私が思うに他のソードアイズは他世界の住人だ。元々我々の世界の問題に彼ら彼女らを巻き込む道理などない。」
「つまり……俺達に負けろ…そして犠になれと?」
「そう言うことだ。」
春は聞きながら思った。何故鶫さんまでいるのだろうか…
「それは分かった。俺はそろそろこの呪縛から解き放たれたいと思ってたところだ……だが他の奴はどうなんだ?此処にいる鶫もそうだか小野寺姉妹なんて確実に犠牲は出る。」
ショウイが正論を言う。だが
「私は構いません。お嬢が元の世界に戻るためにはこの問題を早急に解決しなくてはいけません。それにこの様な話を聞いてしまっては……」
「それは分かった。それで小野寺姉妹はどうすんだ?」
「それは私」
レティーがすかさず自分を指差した。
「別にソードアイズが犠になる必要はないの。捧げる命さえ用意すれば。」
「あんたはそれでいいのか?」
「いいのよ。空だけ先に逝かせるのは母親として承諾出来ないわ。でもこの子がやるって言うなら止めなし私もついて行くことにしたから。」
満面の笑みで答えるがこれから自分を犠牲にする者の笑顔ではない。
「分かった。ならば俺もその話に乗った。」
キリガも承諾し6人は自室に戻った。春が聞いていたのも知らずに。
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春vs.小咲
「ねぇ……お姉ちゃん。とっても大事な話が有るからインカム外して欲しいんだけど。」
バトルフィールドで春が小咲にそう言った。
ある決意と共に……