ニセコイアルティメットゼロ   作:三桁

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S級バトラー?デッキ破壊とデッキ破壊

修学旅行も2日目となり奈良!

奈良と言えば大仏………ではなく、とある公園にて鹿にせんべいをあげていた。

 

「ここの鹿って人懐っこいですね。」

 

春が楽と一匹の鹿と戯れていた。

 

「それにしても桐崎先輩大丈夫ですかね………」

 

春が心配するのも無理もないだろう。桐崎は前日の出来事からまだ立ち直れていないと見える。その証拠に今は気分の悪さを理由にバスの中で休んでいる。

 

「そうだな…でもまあ、あいつの事だ。数日すれば元に戻るさ。」

 

「むう……その言葉は聞き捨てなりませんね。桐崎先輩だって女の子何ですからそんな言い方されたら傷つきますよ!」

 

春が頬を膨らまして反論する。確かにそうかもしれないと楽は照れ隠しに『はは……』と頬を人差し指でかきごまかした。

 

「それも大事なんですけど私も大丈夫なんでしょうか?成り行きとはいえ来年来るはずの修学旅行に来てしまってるんですから。」

 

「確かにな……バレたら停学……もしかしたら退学とか?!」

 

「そ……それは洒落にならないですね……」

 

顔が引きつる春。他の場所でも楽しく過ごしていると、

 

『スタートステップ!メインステップ!』

 

何だか聞き覚えのあるセリフが飛び込んできた。声のした方に目をやると何やら仰々しいスピリットが立っている。

 

「何だ?!あれは!!!」

 

「何でしょうか…………」

 

楽はついつい大きな声を出してしまう。

それに春も自分の目を疑う。まさか知らない間に子供たちが自分達と同じ様に、

 

「何だよ兄ちゃんたち、知らないのかよ。あれは日昇って言う謎の高校生が設計したバトスピのバーチャルシステムだよ。」

 

と思ったが違ったようだ。

 

「日昇………くん?」

 

春は聞き覚えのある名前を呟く。日昇と言えばクラスメイトで行方不明になった………。そしてバトスピの世界で何かしらをやった人間だ。

 

「そんで、あそこでバトルをしているのが世界で4人しかいないS級バトラーの群青早雲だ!」

 

一人の子供が指差す先には青い髪をした女の子(?)がバトルをしている。

 

「蒼海明王でアタック!アタック時効果でデッキの上から7枚破棄!さらにネクサス、千手観音堂のLv2効果によりソウルコアの乗っている蒼海明王がデッキを破棄したのでさらに5枚破棄!そして蒼海明王のLv2効果発動!ソウルコアをトラッシュに置きさらに7枚破棄!」

 

相手の子のデッキが無くなった。

 

「くそー!ライフで受ける!」

 

「ターンエンドだ。」

 

対戦相手の少年のデッキがなくなり、群青早雲の勝利が確定した。バトルが終了すると少年の乗っていた物はそのまま地面の穴にすっぽりはまり、群青早雲の乗っていた物はそのままどこかに飛んでいった。

 

「良いよな~。俺も早くS級になって専用のバトルマシーンがほしいなー!」

 

どうやらあのマシーンは貰えるものらしい。

そうこうしている内に群青早雲の周りに同年代ぐらいの男女が集まっていく。その様子を見ていると取り巻きの一人が此方に気づいて大きな声で話しかけてきた。

 

「おい!貴様、姫に何かようか?」

 

何やら不良に絡まれた感じがする……と春は思ったが楽は不良所かヤクザと住んでいる。この程度ではひるまない。

 

「いや!別に何もねーよ。」

 

楽はいつも通りに返答するが相手は気に入らなかったようだ。

 

「なにー!姫に対して失礼だぞ!」

 

「そうだ!」

 

相手方がヒートアップしてきた……などと思っていると群青早雲が前に出てきた。

 

「何をやっている!すまないな、こいつ等が迷惑を……」

 

身内をたしなめた後春と楽に頭を下げた。

 

「いいって、頭下げられるようなことじゃねーよ。」

 

「そうか………」

 

「それよりすげーな。こんな物ができてたなんて。」

 

「興味があるのか?」

 

「まぁな、」

 

「それではやってみるか?」

 

早雲は楽にバトルを申し込んできた。

 

「姫!良いんですか!」

 

取り巻きも驚く事のようだ。だが、それに反応したのは楽ではなく、

 

「なぁ、楽~。このバトル俺が受けていいか~?」

 

いつものようにおちゃらけた集だった。

 

「何でまた………」

 

「はぁ、楽よ。こんなにかわいい子が相手なら俺がやるべきだ!」

 

何とも言い難い理由で引き受けようとしている。

 

「それに、青には青だろ。」

 

集は親指を立て耳打ちをする……がやはり理由としては不足過ぎる。

 

「良いだろう。来い!海神丸!」

 

「初めて何でお手柔らかにお願いしまーす。」

 

「「ゲートオープン!開放!!」」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

「私のターンからだ。ネクサス、千間観音堂を配置!これで貴様は膝まで浸かった。ターンエンド。」

 

「天城のターン。光の衛士アドリアンを召喚。さらにネクサス、鉄壁なる巨人城塞をLv2で配置!アタックステップ。光の衛士アドリアンでアタック!鉄壁なる巨人城塞の効果で粉砕!1チャージで2枚破棄!」

 

「ライフで受ける。」

 

「ターンエンド。」

 

「此方のターンか。青海童子を2体召喚。アタックステップ、青海童子、アタックだ!粉砕!デッキを1まい破棄!」

 

「ライフで受けるよー。」

 

「ターンエンドだ。一つ聞いていいか?」

 

「何でしょう?」

 

集がヘラヘラと答える。

 

「本当に初めてか?」

 

「そりゃー、まあ。コレでやるのは……」

 

「………まぁ、いい。続けろ。」

 

「天城のターン。巨人大帝アレクサンダーを召喚!ターンエンド。」

 

「何もなしか?それでは此方ターンだ。時は満ちた!今こそ出でよ、大海の名の御名の元に!天地万物、森羅万象!一切合切飲み尽くすが良い!蒼海明王を召喚!さらにネクサス、千間観音堂をLv2にアップ!アタックステップ。蒼海明王でアタック!アタック時効果でデッキから7枚破棄!さらに、千間観音堂の効果でさらに5枚破棄!」

 

「ライフで受ける。」

 

「青海童子、続け!粉砕により1まい破棄!」

 

「それもライフで受ける。」

 

「これで首もとまで浸かった。ターンエンドだ。」

 

「いやー、流石にやばいね。天城のターン。ネクサス、サファイアの城塞を配置。更に、光の戦士ガイウスを2体召喚!そして巨人大帝アレクサンダーをLv2にアップ!アタックステップ。巨人大帝アレクサンダーでアタック!アタック時効果で回復状態の青海童子を破壊!そして、青海童子のコスト分…つまり3枚破棄に3チャージつけて6枚破棄!さらに、鉄壁なる巨人城塞の効果で粉砕!3チャージで5枚破棄!そして強襲!鉄壁なる巨人城塞を疲労させて回復!」

 

「ライフで受ける。」

 

「巨人大帝アレクサンダーでもう一度アタック!青海童子を破壊し6枚破棄、さらに粉砕で5枚破棄!そして強襲!サファイアの城塞を疲労させて回復!」

 

「ライフで受ける!」

 

「巨人大帝アレクサンダーで再度アタック!更に5枚破棄!」

 

「仕方あるまい。フラッシュタイミング、マジック、ハイドロ爆龍!コアは蒼海明王より確保!ソウルコアを使用により巨人大帝アレクサンダーと光の戦士ガイウス2体を破壊!」

 

「光の衛士アドリアンでアタック!粉砕で2枚破棄。」

 

破棄カード、爆砕轟神掌、赤剣明王

 

「破棄した中にバーストカードあり!よって久世明王を手札からLv2でノーコスト召喚!」

 

「ライフだ。」

 

「久世明王でアタック!デッキからカードを5枚破棄!」

 

「くっ!ここまでか……ライフで受ける。」

 

舞子集ーwin

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『すげー!あの早雲に勝っちまうなんて!!』

 

『あいつもS級バトラーなのか?』

 

遠くで子供たちが口々に話している。

 

「まさかデッキを破棄されながらライフを削りきられるとはな。」

 

「いや、俺もまだまだですよ。」

 

早雲と集が握手をした。

 

「っと、そろそろ集合時間なんで行かせてもらいます。」

 

そういい残し去っていく舞子集が気になる早雲だった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

所かわってミロク達のアジト。

 

「あーあ、暇ね~」

 

「そうだね~」

 

ふたご座のコンビ日和と陰和がせんべいを食べながらだらけている。

 

「そろそろあいつが来ても良いと思うんだけどな。」

 

牡牛座のシヴァがそう言いながら双子のせんべいを食べる。

 

「あいつって?」

 

「マナカだよ。あいつを潰して射手座も完全復活だ。」

 

「俺を待っていたとはやはりケイは此処にいるのか?」

 

噂をすれば何とやら、マナカがやってきた。

と言うか背後に突然現れた。

 

「オーオー!何千年ぶりだ?飛んで火にいる夏の虫さん?」

 

「誰が虫だ?」

 

「40000年前は負けたが今回は負けんぜ。ターゲット!」

 

「臨むところだ!ゲートオープン!開放!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「スタートステップ!メインステップ!来い、イクサトカゲ!ターンエンドだ。」

 

「牡牛座のターン。彷煌う天空寺院を配置。ターンエンドだぜ。」

 

「ネクサスか?スタートステップ。メインステップ!ジンライドラゴンを召喚!アタックステップ。イクサトカゲでアタック!」

 

「そいつはライフで受けるぜ!」

 

「続けてジンライドラゴンでアタック!」

 

「そいつもライフだ!」

 

「ターンエンド。」

 

「ふー、さっそく削ってきたね~。牡牛座のターン。オードランを召喚!更に、彷煌う天空寺院をもう一枚配置!バーストセット!ターンエンド。」

 

「貴様が何もしないとは不気味だな。」

 

「お?分かってるね~。下準備は整った!こっからはガンガン行くぜ!」

 

「言ってろ!メインステップ!センゴク・グレンドラゴンを召喚!コアはイクサトカゲから確保!アタックステップ、センゴク・グレンドラゴンでアタック!真激突!必ずブロックしてもらうぞ。更に一枚ドロー!」

 

「オードランでブロック。」

 

「ターンエンド。」

 

「牡牛座のターン。マジック、ソウルドロー!カードを3枚ドロー。更に、ワンケンゴー、オードラン、ドスモンキーを召喚!アタックステップ。ワンケンゴー、激突!」

 

「ジンライドラゴンでブロック!」

 

「オードランでアタック!」

 

「ライフで受けよう!」

 

「ドスモンキー、続け!」

 

「ライフだ!」

 

「ターンエンド。」

 

「イクサトカゲを召喚!更にジンライドラゴンを召喚!センゴク・グレンドラゴンをLv3に上げアタックステップ。イクサトカゲでアタック!」

 

「ライフで受けるぜ!」

 

「更にジンライドラゴンでアタック!」

 

「そいつもライフで受けてバースト発動!アルティメットウォール!アタックステップを強制終了!」

 

「た、ターンエンドだ。」

 

「それじゃあ一気に決めますか?牡牛座のターン。ネクサス、彷煌う天空寺院の効果発動!コスト8以上のスピリットを召喚するときこのネクサスを疲労させることでコストを2払ったものとして扱う!リューマンブレードをLv3で召喚する!更に、金牛星鎧ブレイヴタウラスをリューマンブレードにブレイヴ!そしてマジック、ダブルハートを使用!コアはオードラン、ワンケンゴー、ドスモンキーから確保!リューマンブレードにシンボルを一つ追加!」

 

「トリプルシンボルか!」

 

「アタックステップ!リューマンブレードでアタック!アタック時効果発動!シンボルを一つ追加しBP+20000!!合計33000!!更に金牛星鎧ブレイヴタウラスのブレイヴアタック時効果で真激突!」

 

「センゴクグレンドラゴンでブロック!」

 

「チェックメイトだ。」

 

「何?」

 

「そういや初めてだったな。金牛星鎧ブレイヴタウラスのブレイヴアタック時効果発動!ブロックされたときシンボルを比べ上回った分だけライフを削る!4-1は3!ライフを3つ砕け!ブレイヴスピリット!!」

 

牡牛座のシヴァーwin

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「やったね!シヴァ。」

 

「流石だよシヴァ。」

 

日和と陰和が口々に言う。

 

「40000年の雪辱をはらしたぜ!」

 

シヴァがガッツポーズをとるとパチパチと手をたたく音がした。

 

「いやー!流石だよ。これで射手座も完全復活だよ。」

 

「ミロク殿か。次はい……一の宮?だっけ?」

 

「一条くんね。」

 

「あー、そいつだ!そいつをぶっ潰してやる!」

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「マナカがやられた…………」

 

何かに気づいたようにロロが空を眺める。

 

「あのマナカ殿が……」

 

そばにいた女性が驚くように目を見開く。

 

「早く、『本物』のソウルコアを渡せるようにカードバトラー達に成長してもらわないと……」

 

「そうですね…。」

 

「うん、じゃないと日昇君に頑張って貰った意味がなくなる。今回の敵は………前よりも強いからね。戦力ばかり多いに越したことはない……」

 

そう言い、目線を落として再びロロと女性は歩き出した。

 

「そう言えば6人方はどうなっているでしょうか?」

 

「紫は見つかったって連絡があったよ。」

 

「なかなかてこずっていらっしゃるようで?」

 

「時間がないから僕達も急ぐよ。」




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