行動派七曜録   作:小鈴ともえ

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本編
プロローグ的第一話


どうもこんにちは、私はパチュリー・ノーレッジと名乗っている者。

 

「名乗っている」と言っても成りすましているとかそういう類ではない。生まれも育ちも正真正銘ノーレッジ家である。ならなぜかというと、『私』という存在がここにある限り、私自身は()()()パチュリーではないから。しかしながら本来の原作に出てくるパチュリーがどこかにいる、という訳ではないと思う。

 

原作なんて私が生まれた時期からして狂ってしまっているから。今は4世紀中頃。うん、何があったんでしょうね。原作開始どころか、レミリアが生まれるまででも1000年以上もあるっていうね。

 

魔法使いに生まれたからなのかこの家の方針なのかは知らないが15歳頃には独り立ちしなきゃならない。家を出たらなるべく魔法使いだとばれないようにしたいから、ちょっとした変装でもしながら日本にでも行こうと思っている。

 

魔法という概念が殆んどない場所だから、陰陽師の真似事でもしていれば多分怪しまれることもないでしょう。前世が日本人だったおかげで日本語も問題ない。

 

 

そういえば前世が日本人だったせいで小さい頃は大変だったね。「私」という自我が前世で形成されていたおかげで脳の成長が遅かったのはいただけないけれど、脳ができたちょっと後だと思われる時期から自分を認識できていたのは流石に魔法使い故だろうね。

 

でもまさか生れ落ちるのが日本ではないとは。親が何を言ってるのか全くもって分からなかったのはちょっと悔しかったかな。折角神童として有名になれるかもしれないと赤子(精神年齢20代)なりに思っていたのに。

 

まあそもそも人間じゃなかったんだけど。でも魔法使いの脳だから言語学習は()()()()()楽に出来たのはかなりありがたかった。この脳でそれなのはちょっと悲しくなったけども!

 

 

 

 まあそんなこんなでもうすぐ15歳になるから旅の準備を始めているのだけれど、何を持っていったらいいのかがさっぱりわからないから、とりあえず喘息の薬だけでも持っていきましょうか。

 

原作崩壊している世界だからちょっと期待していたけど、残念ながら持病は変えられなかった。だからこそ、その他病弱設定を乗り越えるべく、欧州から歩いたり飛んだりして旅をし、体づくりを行おう、というのが日本に行こうとしている理由のうちの1割、つまりは建前。残りは原作キャラに会いたい、というのが7割、日本の食べものが食べたい、が2割。

 

ちなみに原作まで1500年もあれば忘れてしまうこと必至なので、生まれた時代に気づいた直後に本を漁って、原作の記憶は残るようにしておいた。知らず鬼にケンカを売るとか馬鹿なことはしたくなかった。流石にこれくらいのハンデはあってもいいよね。なしとか言われたらキツイよね。

 

 

旅に出るまでの残り数か月で、何とか妖怪どもと戦えるだけの魔法を探さないと。魔力量は種族「魔法使い」の中でもかなり上位と呼べる(聞いたときは「まあパチュリーだし当たり前だよねぇ」と思った)ところらしいからあとは使い道を探すだけなのよね。

 

精霊魔法は極めるとしてあとはやっぱり七曜関係か。木火土金水の五行を自在に操れたらかなり強くなれるんじゃないかな?そうと決まれば早速練習ね。

 

 

先ずはそれら関係の本を探して理論を理解しないといけないわね。攻撃の方は原作のカードを強化して使えばいいけど、防御の方は無詠唱で何枚か結界を張ればいいかな。そちらを先に仕上げてしまった方がよさそうね。

 

能力の恩恵を受ければ相手と相性のいい結界が張れるね。普通に入ってこられそうな紫や鬼とは本当に戦いたくない。

 

 

そんなこと言ってないでさっさと始めようか。時間が惜しいし、何より原作開始前に死んじゃうのはシャレにならん。そうならないためにも練習と実践あるのみ。実践はちょっと怖いけど。

 

   ~少女修行中~

 

 

 

 そんなこんなで明日家を出ることになりました。実践の途中で喘息の発作が出たときは、流石に死を覚悟する余裕はなかったけど死ぬかもしれないとは思った。

 

なんとか空に飛んで逃れられたけど、妖怪なんて大体空を飛べるから相手が飛べなかったのはただの幸運にすぎない。

 

この世は弱肉強食、強くならなきゃ即刻この世からの退場だからね。特にこの世界はシビアすぎる。でも幸運に頼ってばかりではこの先生きていけなくなるから旅路でも練習は怠らないようにしないと。

 

 

今日でこの家も最後だし、もう帰ってくることも無いでしょう。そもそも個人の研究を盗られないようにすべきだから、魔法使いが固まって生活すること自体本来ならばあり得ないこと。

 

私も本来ならば何処かに籠って黙々と魔法の研究をすべきなのだけど、どうやら先達の魔法使いによると、魔法でよく使う水銀やら砒素やらのせいで魔法使いは体が弱い者が多いらしい。そんなことになるのは御免蒙る。

 

聖ほどではないにしろ動き回れる程度には丈夫でいたいものだ。

 

 日本に行くまでには沢山の敵がいるかもしれないが、少しは味方になりうる存在もいるかもしれない。すべては天運に任せよう。

 

方角はきちんと見ていかないと、この時代には地図もなければろくな道もない。海はどうやって渡ろうか。飛んだら流石に目立つかもしれない。

 

妖怪なんかより自然の方が逃げることができない分厄介そうね。でも旅をするのに人外というのはかなり大きなハンデとしてはたらきそうね。種族「魔法使い」だから食料がいらないのもとてもありがたい。

 

食料だけで数キロ超えたら人間に近い私には日本に行こうという意志さえ生まれなかっただろうからね。この時代人間の移動が少ないのもそれが理由にあるのかもしれない。

 

睡眠も特に必要ないけど一応出発前夜だから寝ておきましょう。

 

 ~翌朝~

 

 楽しみで眠れないか懸念していたけど杞憂で良かったわ。

 

さて、いよいよ出発ね。ここから私の人生が始まるといっても過言ではない程だわ。一先ず東に向かっていけるところまでは歩いていきたいものね。

 

でも砂漠越えはかなり辛くなりそうだから、水は生み出す分の他にも入れ物に入れておいた方がいいかな?でも水筒とも呼べない入れ物に入れても仕方ないね。砂漠越えの時の私が水を出せる状態にあることをねがいましょうかね。

 

 

喘息の薬たくさん持ったし、両親にも別れは告げたし、いざ出発!さらば私の実家。




一応二度ほど見直しましたが、如何せん書き慣れていないので誤字脱字あったかもしれませんし、改行が汚いかもしれません。

どうせ書くならきちんと完結までもっていきたいですね

ではまた次話も読んでいただければ幸いです
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