行動派七曜録   作:小鈴ともえ

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土曜日の夜は蚊が鬱陶しくて四時間以上寝付けませんでした。暑い地域でもないのに何故こんな時期から蚊がたくさんいたのか不思議でなりません

壁が真っ白で蚊を見つけやすかったのが不幸中の幸いですかね


作家的第二十四話

パチュリーside

 

 

白蓮は僧だった頃に慣れていたのか修行はとても楽しそうにやっていた。この瘴気に満ちた魔界での修行、私自身もかなり良い修行になったと思う。

 

あの日からは毎日神綺に連れて行ってもらい、魔法を教えながら、私も修行に励んでいる。そうでもしないと魔界から出てきた白蓮に追い抜かれてしまうかもしれないからだ。

 

魔法使いとしては白蓮の二倍ほどの時間を過ごしているが、人間としての白蓮は私の前世の三倍以上は生きているだろう。その”人間”としての経験が他の魔法使いたちより多いであろう白蓮は自身の成長を感じることに長けているだろう。

 

長い時を生きる上では自身の成長はなかなか実感できない。しかし人間のような百年も生きられるかわからない程の短命な存在においては、自身の成長を強く実感できる。生まれたときから長命な私たちには決してできない程の急激な成長を人間が見込めるのはこの為だ。

 

僅か十数年しか生きていない人間が百年以上生きた妖怪を退治できるのもそのせいなのだ。

 

妖怪は成長が遅く、人間は異常なほどに早い。白蓮があの歳から魔法を身に付けられたのは彼女の才能もあったのだろうが、人間特有の成長速度をその歳になって尚持っていたからなのだろう。

 

だから私も修行に手は抜けない。私は負けず嫌い、というわけではないが、それなりにプライドはある。それに師が弟子に負けるというのも格好がつかない。

 

白蓮は魔法使いになったことで多少成長速度は落ちているようだが、油断はしていられない。

 

 

 

 あれから五年経った。私が彼女に教えられることはもうあまりないだろう。

 

それにそろそろ魔導書を書かないといけない。前までは三冊しか書かないと言っていたが、神綺と話し合って変更した。

 

言っていた三冊に加え、そこそこのレベルの者なら読めるようなものも一冊書くことにした。だってねぇ、失敗作の魔法だけ市場に流すと私への評価がただの雑魚魔法使いになってしまうだろう。それは流石に気分が悪くなる。

 

だからもう一冊、本気とはいかないけれどそこそこな魔導書を書くことにしたのだ。原本もまあ市場に流してもいいんじゃない?そこは神綺次第。

 

 

 

うーん、魔導書を書くと言ってもなぁ。私は今まで書いてこなかったからなぁ。

 

「どう書けばいいのかわからないわ」

 

 

「貴方が今まで読んできたものを模倣すればいいんじゃないの?」

 

「模倣ねぇ、まあそれでいいか」

 

先ず書いていくのはそこそこの魔導書。いきなり失敗作のものを書くのは流石に嫌だったし、本気のものはなるべくゆっくり書きたいからだ。

 

さて、どんな魔法を書こうかな。うん、生活に便利な魔法でも書こうか。魔導書というよりもそこそこ力のある庶民向けの本、といった感じだけれど。

 

力のない者はあとで書く失敗作の本の後ろの方にオマケとして簡単な便利魔法をつけておけばいいだろう。性能はかなり違うけれど。

 

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「まずは一冊目が完成ね。早速だけれど複写してもらえるかしら」

 

 

「お金はいただくけどね。それで、どんなものにしたのかしら?」

 

「魔導書というよりも読み物に近いわね。内容は基本の生活魔法をさらに掘り下げたようなものよ。かなりきれいに掃除ができたりとかそんなもの。

 

あぁ、言っておくけれどかなりきれいと言っても所詮は中級者向けなのだから、夢子とかと比べては駄目よ」

 

 

「夢子ちゃんは優秀だからねえ。まあ早速複写してしまいましょうか、原本は置いておくけど」

 

原本置いておくんだね。私としてはどちらでも良かったけれど。

 

「じゃあ私は早速二冊目を書くわ。今度のは簡単だから今回よりかなり早く書き終わると思う」

 

 

「あら、一冊目も十分早かったわよ?まあ無理はしないでね」

 

それはわかっている。でもこんなお遊び+下級魔法なんてすぐに書き終わるでしょう。

 

 

 

   小悪魔side

 

 

今パチュリー様は本を書いているようだ。もう既に一冊書き終えて今は二冊目らしい。魔界神様は本の複写をしているらしいが、今はただ一冊目の本を読んでいるようにしか見えない。

 

 

「魔界神様、複写はもう終わったのですか?」

 

 

「勿論よ。私って大概何でもできるから、ほら」

 

急に複写された本が五冊ほど出てきた。流石は魔界神様だ。私たちにできないことを平然とやってのける。まあ世界一つを創り上げるような人にできないことはそんなにないから仕方ない。

 

五冊しか写本を作らないのは価値の下落を防ぐためらしい。

 

 

「流石は魔界神様ですね。でもそんなことができるのならわざわざ複写料を取る意味もないような気がするのですが」

 

 

「まあそうなんだけどね。売り上げの一部を貰うだけだからいいかな~と思ってね」

 

パチュリー様がそれでいいというのなら私が口出しすることでもない。神を使うこと自体にお金を払っていると思えばいいのかな。そうすればたったあれだけのお金で創造神が使えるなんて安いものだ、という考えに至ることができる。

 

あれだけの仕事にそんなお金を払うと考えてはいけないのかもしれない。

 

そんな話をしているともう二冊目が書けたらしい。いくらパチュリー様にとっては取るに足らないような内容の魔導書でももう少しかかると思うんだけど。

 

今日はその二冊を店に持っていったら終わりらしい。明日から時間をかけて残りの二冊を書くらしい。私は邪魔にならないように街にでも行っていようかな。

 

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今日は夢子さんが街に買い物に行くらしい。私は特にすることも無かったので彼女について行くことにした。もともと今日は街に行く予定だったし。

 

夢子さんは従者として普段魔界神様の前では言えないような彼女の愚痴を言ってくる。主が自由奔放ならそれは大変だろう。

 

特に彼女の主は魔界の頂点という立場もある。うかつに外を出歩かせるわけにはいかないのだろう。

 

でも愚痴を言っている夢子さんはどこか楽しそうだ。やはり主従仲はかなりよろしいらしい。まあ見ていればわかる。魔界神様を説得するときでもなるべく主の意を酌んであげようとしているのはわかるし、魔界神様も夢子さんが本当に困るような事はあまり言わないから。

 

私自身は主であるパチュリー様に感謝こそすれど、文句はあまりない。私を強くしてくれたうえに、彼女自身も私のすべき仕事を手伝ってくれるからだ。

 

 

「私はパチュリー様に言いたいことはほとんどありませんね」

 

 

「ほとんど、という事は少しはあるのでしょうか?」

 

 

「まあそうですね。パチュリー様が私の手伝いをしてくださるのはとてもありがたいんですよ。でも、私は百年以上頑張っているのにパチュリー様の方が圧倒的に手際が良くてですね、私のする仕事までパチュリー様がやってしまわれるんですよ。

 

だから私がパチュリー様に一言申し上げたいのは、もう少し私に仕事を回してくれ、という事ですね。従者のような立場の私の方が主より仕事をできていない現実に私自身とても衝撃を受けているのですよ」

 

 

「主がしっかりしているというのも困りものなんですね。私はそういう事を経験したことが無いし、聞いたことも無かったので新鮮に感じますね。

 

今は仕事がしんどいと思うときもありますが、もしそういう立場になったら私もそう思うのでしょうね。どちらの方が従者にとってはいいのでしょうか」

 

 

「それはわかりませんね。ただ私は今の生活もなかなか気に入っているのですがね」

 

 

「まあ私も今の生活には満足しているからこれでいいのでしょうね」

 

結局は個人の感じ方次第なのだ。どちらの方がいいかは明確に決められるものではなく、個人のいいと思う方がその人にとっての正解なのだろう。

 

 

「さて、着きましたよ。先ずはここに来た用事を早めに済ませてしまう事にしましょうか」

 

 

「そうですね、それにしてもあのあたりに住んでいるのは魔界神様と夢子さんしか見たことが無いのですが、他にもいるんですよね」

 

 

「はい、ですが皆結構色々な役目がありますのであそこで会うことはないと思いますよ」

 

どうせ皆私よりはるかに強いんだろう。正直に言えばあまり会いたくは無いからそれはありがたい。口には出さないが。

 

 

 

 

「食材を買い終えたので今日はもう帰るだけですね。小悪魔さんはどうなさいますか?」

 

 

「私はもう少し街にいますよ。帰ってもパチュリー様の邪魔になるだけでしょうから」

 

 

「そうですか、では私はお先に帰らせていただきますね」

 

 

 

夢子さんを見送った後はあまりすることが無い。どうしたらいいのかよくわからない。

 

あ、あれは昨日パチュリー様が書いていた本だ。やはり内容はそこまで高度ではないので値段も魔導書にしては安めなようだ。パチュリー様に秘密で二冊とも買ってしまおう。

 

残念ながら原本は魔界神様のところに置いておくらしいので、手に入れられるものはこれしかない。

 

因みにお遊び用の魔導書(?)は価値がそれほど重要では無いのでかなりの数の写本があるようだ。

 

 

「すみません、これとこれをください」

 

 

「はいよ、宋銭なら五十ってところだね」

 

どうやら今のお金は文とか両とかが一般的になっているらしい。私はそんなこと一切知らなかったけど。

 

 

「毎度あり~。また来てくださいね」

 

もう来ることはできないかもしれないが、いい店ではあった。写本の方が多そうだったが、品ぞろえは良かった。

 

さてさて、パチュリー様が書いた本(写本だけど)でも読んでいようか。

 

おぉ、これは転移魔法を完成させる途中でできた失敗作の魔法だ。昔散々実験に付き合って壁に何度も埋められたのは良い(?)思い出だ。この魔法を完成形に持って行ったものは今パチュリー様が書いている本に載るものとほとんど同じくらいのレベルの魔法、つまりはかなり高度な魔法だ。

 

一度に転移させられる物は軽く家一軒丸ごとを超える程重くて大きなものでも可能なのだ。そんな魔法を作る過程に私は転移させられていたのだ。家一軒よりはるかに軽い私では指定された場所に転移することはできなかった。最も近くの石の中に転移できる魔法は対象が家くらいならば正常に働いた。

 

こんなことを踏まえて完成された魔法ならば私くらいの軽さでも指定場所に送ることができるようになったわけだ。

 

流石にこの本に載っているのは石の中に転移させるだけで、家なんかは動かせないようになっている。もし出来たら危なすぎるからこんな庶民用に売らないだろう。

 

この本の巻末辺りには低級の生活魔法が書かれている。このレベルの魔法ならば普通に掃除洗濯をした方がかなり質が良いと思う。相当なものぐさでもなければこんな魔法に頼らずに自分ですると思う。

 

二冊目の方は一冊目とは比べ物にならない質にはなっているが、それでも雇われている者ほどではない。しかしこっちは全員が使えるわけではない分、そこそこの力を持っていて片付けや洗濯、料理が苦手な人には最適だろう。

 

魔法陣を書くのもそこまで複雑ではないし、詠唱も簡単な方だ。

 

読んでみて初めて分かった、パチュリー様が何故失敗作の方をあそこまで早く書き上げられたのか。失敗作の方には魔法陣が一切ないどころか詠唱すらいらない魔法ばかりだ。これなら本の題名通り”誰でもできる”だろう。

 

 

「ちょっといいですか?」何か声をかけられた。

 

 

「はい、何か御用でしょうか?」

 

 

「今あなたが読んでいるのは昨日ある店で入荷されたという本ですよね?実は私も一冊欲しいのですがどこに売っているのかわからなくて」

 

 

「それならこの道をまっすぐ行って二つ目の十字路を右に曲がったところにある店ですよ」

 

 

「ご親切にありがとうございます」

 

パチュリー様の本が売れるのなら私だって全力で協力する。

 

主の役に立つこと、それが従者の務めだから。

 

 

 

 

   パチュリーside

 

 

書き始めてから体感時間で一週間、ようやく二冊を書き終えることができた。こういう時に眠らなくていいのは本当に便利だ。もし睡眠をとっていたら三週間はかかったかもしれない。

 

この二冊は書く魔法陣もとても複雑で詠唱も長いものばかりだ。複写は必要ないから神綺に渡せばそれで私は外に帰ろうと思っている。

 

レミィたちにはいつまでいるか言っていなかったとはいえ、流石に何も言わずに五年はいすぎたかもしれない。紫にも伝えておこうかな。

 

「……………………紫」空間連絡って楽だね。携帯より楽。

 

 

「急にどうしたのよ、帰りたくなったの?」

 

「そういうことよ。そうねぇ、三日後に迎えに来てくれないかしら?」

 

 

「構わないわよ。ではまたその時にね」

 

迎えの目処も立ったし、明日神綺たちにも伝えておこう。

 

 

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「……というわけで二日後に帰ることにしたわ。流石にいつまでいるか言わずに来たわけだから。

 

あぁ、これ言っていた魔導書ね。絶対に無知な人に見せては駄目よ」

 

 

「勿論わかっているわ。でも私はまた暇になっちゃうわねえ」

 

「白蓮と毎日話をしていればいいんじゃないの?それか新しい子を創るか」

 

 

「それもいいわね。いつになるかはわからないけど次に創る子は人間にしましょう」

 

「まああなたは自由だからね、いつになるんだか。

 

白蓮にも別れを告げるから一緒に来てくれないかしら?」

 

 

「私が一緒に行かなければならない、でしょ。いいわよ」

 

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「おはよう白蓮」

 

 

「おはようございます師匠、神綺様」

 

「実は私は二日後に外に帰ることになったのよ。だから今日が最後の修行よ。明日は忙しいだろうからね」

 

 

「そうだったのですか。でもまた会えるでしょうからその時にはゆっくりとお話しましょう。

 

さて、今日が最後なのですね?何をなさるのです?」

 

「それは勿論最後と言ったら弟子の修行の成果を見るしかないわ。

 

さあ、始めるわよ。あなたは自身の最も得意な方法で私と勝負する。私に一撃を入れられたらその場で免許皆伝よ」

 

 

「条件は一撃入れるだけなのですか?」

 

「えぇ、それでも私の張る結界や障壁を崩さなければならないわよ。それに勿論私からも攻撃はするから」

 

 

「わかりました、では始めましょう。私から行きますよっ!」

 

はっやいねぇ。私では目で追いきれない。でも目で追いきれなかったことは今までも何度もあった。だからこそ私も色々と対策は作っているのだ。

 

その一つは身体強化。苦手だができないことはない。身体全体に回すのではなく、目に一点集中させれば効率はかなり良くなる。目で見切った後は高速詠唱するために喉と口に集中させる。そうすれば他人からは全くもって聞き取れない程の高速詠唱が可能だ。

 

しかしこれはあくまでも理想の形。聖は集中しても見切れない。ならばどうするか、攻撃を受けないように360°完全な障壁を十枚程度張っていればいい。いくら白蓮が超人でも金属の壁を十枚も破ることはできないだろう。それに今回は二枚ほどヒヒイロカネを混ぜている。正直これだけでも大抵は大丈夫だが、まあ念のため。

 

ヒヒイロカネは入手が非常に難しい。私の錬金術でも生み出すことはできないから、旅の途中も地道に探しては保管しておいたのだ。

 

 

ようやく白蓮の攻撃がいったん終了したようだ。次は私も攻めようか。白蓮は魔法使いである前に僧だ。勝手な偏見だが火と水には強そうだ。マーキュリポイズンでいいか。

 

水銀は人体には有毒、水銀の液状で白蓮の動きを制限し、毒で負担をかける。勿論殺すつもりはないからかなり弱めの毒になるように調合している。

 

 

「こっ、これは…水銀……………ですか」

 

「えぇ、でもまだ終わらないでしょう?」

 

 

「勿論です。私は何としてでも貴方に一撃を入れなければならない」

 

良い表情だ。だがまだまだ攻めさせてもらおう。次はシルバードラゴンかな。

 

実はこれは私がかなりアレンジして実際にドラゴンが動いているように見せるために水銀で身体を形作ってみたのだ。さあ行け、ドラゴンよ。

 

 

液体は白蓮の物理攻撃をものともしない。形はすぐに戻る。さあ次だ。シルフィホルン。

 

空気の精霊も彼女の攻撃は受け付けない。スペルは重ね掛けしてはいけないがこの場においてはそんなルールは無い。

 

次の攻撃はエメラルドメガリス、巨石をもって白蓮を押しつぶせ。

 

 

「私は人を超えた存在、超人ですよ!」

 

ほーう、あの攻撃をしのぎ切ったか。あれが超人「聖白蓮」の原型にあたるのかな。

 

「面白い、それでこそ勝負をする意味があるってものよ」  エメラルドメガロポリス

 

さっきの技をより格闘向けにしたものだ。魔界の高層ビル群に似ているような気がする。

 

 

「なんの、この程度の攻撃なんて」

 

白蓮はかなりタフだね。次はアグニシャイン

 

 

「私は火には強いですよ」

 

「では次、神の火ならどうかしら」 アキバサマー

 

 

「これはっ!?」「それは火之迦具土神の火を目標に作った技よ」

 

 

「参りました。流石の私でもあの火は対処のしようがしないですよ。

 

勝てる気がしません」

 

「そうかしら?あなたは初めに比べて随分と魔力の運用が上手くなっているわ。先ほどのものは神の火に近いものだったから畏怖しただけじゃないかしらね?

 

でもあなたは師匠である私から見れば十分に免許皆伝には相応しいと思う。ただ肉体にすべてを任すことをせずにきちんと考えて技を繰り出せるようになっていたわ」

 

 

「…え?師匠に一撃も入れられなかったのにですか?」

 

「私は一撃入れられなかったら免許皆伝とはならない、とは一言も言ってないわよ。

 

この勝負を通じてあなたが確実に私の教えを理解し、吸収していたのならするつもりだったのよ。

 

強くなったわね、白蓮。前までのあなたなら途中の連撃で終わっていたかもしれないわ」

 

 

「そうだったのですね。

 

それでは今までありがとうございました、師匠!」

 

「ふふっ、私もあなたと修行していて楽しかったわよ。

 

こちらこそありがとう、また会いましょうね」

 

 

「はい。次は私の封印が解けた後に、ですね」

 

「ではまたね、白蓮。修行は怠っては駄目よ」

 

 

「勿論ですよ。私は僧なんですから」

 

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「さて、忘れ物はないかしら?」

 

「えぇ、大丈夫よ。それでは帰りもお願いするわ。

 

神綺、夢子も今までありがとうね」

 

 

「私も楽しかったからいいのよ。ではね」

 

 

「さようなら。また機会があれば会いましょうね、小悪魔さんも」

 

 

「はい、また会えるといいですね。さようなら」

 

まさか夢こあがしっかり成立してしまったとは。人生分からないものだ。

 

じゃあね、魔界。またいつか来られたら嬉しいわね。

 

私の書いた本は売れると分かったことだし。

 

 

 

 




作家要素はほとんどありませんでしたが

気づいたら7200字超えていました。実は平均文字数が4000字を超えたんですよ。オマケを投稿した時点では3200字くらいだったんですがねぇ

本来ならばもう少しパチュリーvs聖を書きたかったんですが長くなっていたので断念。同様にパチュリーの魔導書の売れ行きの話も割愛

分かりにくかったと思いますが最後のブロックの会話の一人目は紫です。次のパチュリーのセリフから読み取れますが


では次回も読んでいただければ幸いです
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