サクラ大戦外伝~ゆめまぼろしのごとくなり~   作:ヤットキ 夕一

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 上級降魔と魔操機兵を退けた梅里はせり、しのぶ、かずらとともに大帝国劇場の地下へと戻った。

 轟雷号の発着場から入り、格納庫を通り過ぎ、それから廊下に至ると、そこには除霊班のトップ3である、頭の紅葉と副頭のコーネルと道師がいた。

 

◆  ◇  ◆  ◇  ◆

 

「チーフ!!」

 

 紅葉が梅里の顔を見るなり、飼い主を見つけた犬のように一目散に駆け寄る。

 が、その途中でせり、しのぶ、かずらで阻止される。

 

「なにをするのですか、三人とも」

「梅里様は負傷してますので、激しい接触はいけません」

「紅葉は、これ以上近づいたらダメよ。あなたの力でしがみついたら傷が悪化するもの」

「ということですから、我慢してくださいね、紅葉さん」

 

 三人に言われて引き下がったものの、寂しそうな目で梅里の方を見る紅葉。

 それを見て、梅里は苦笑しながら状況を尋ねた。

 

「こっちの様子は?」

「はい。降魔が一匹来たのですが、三人で無事討伐いたしました!!」

 

 元気よくそう言って、何かを期待する目で見つめてくる紅葉。

 梅里はそれに「よくやった。ありがとう」と声をかけると、紅葉は誇らしげに笑みを浮かべる。

 

「……とはイエ、かなり厳しカッタのですガ……」

 

 コーネルが大きなため息とともに吐露する。

 

「紅葉の話しっぷりだとそうは感じないけど?」

「ダイブ、短縮シテますからネ。モミジは」

「紅葉の嬢ちゃんが言うほど、楽な戦いじゃあなかったねぇ」

 

 コーネルに続いて道師が言い、苦笑いする。

 その説明では侵入してきた降魔に対し、まずはコーネルが囮となって注意を引きつけ、道師が桃の木剣や自らの拳を武器に牽制し、紅葉が傷を与え、どうにか倒した、とのことだった。

 

「トニカク体力が高ク、こちらの攻撃を受けても弱る様子もなかったノデ苦労しまシタ。大神少尉が考えた蒸気のワナがなけレバ、倒せなかったデショウ」

「あんな狭い通路じゃあ、紅葉嬢ちゃんの長所が全く生かせないからね。ワシがあと10歳も若ければもう少し役に立てたんじゃが……」

「あれデ、ですカ? 十分すぎるホド……イエ、ドウシが居なけレバとても倒せなかったデスヨ」

 

 そんな老婆の言葉に真顔で答えるコーネルというやりとりに、しのぶもせりもかずらも苦笑いを浮かべるしかない。

 

「で、そっちの首尾はどうだったんだい、お嬢ちゃん方」

「はい。私と梅里さんの愛の力で倒しました」

 

 えへん、と胸を張ったかずらに、せりがジト目を向ける。

 

「……かずら。あなた、楽器弾いてただけでしょ」

「ひどいです、せりさん! 普段からそういう目で私を見てたんですか?」

「そんなことないわよ。でも、あなたが変なことを言うから」

「変なことなんかじゃありません。あの霊力を込めた演奏って結構負担が大きいんですよ。今回は、あの大きな魔操機兵の動きを止めてたんです。それに耐えられたのもひとえに梅里さんから私への想いに応えようという──」

「はいはい。ともかく、アレにトドメを刺したのは、私と梅里の合わせ技ですから。わ・た・し・の、(想い)を隊長が受け止めてくれて、その力で勝てたんだからね」

「なに勝手に変なルビ入れてるんですか! それだって私が精一杯の霊力(梅里さんへの愛)を込めた演奏があったからこそ、足止めできて、そのおかげで倒せただけじゃないですか」

「ちょっと人の真似しないでよ! そんな二番煎じを使っても──」

 

 喧嘩を始める二人に、しのぶは細い目のまま眉根を寄せた困り顔で仲裁に入る。

 

「お二人ともやめてくださいまし。道師様も困ってらっしゃいますよ」

 

 そう言われてせりとかずらは矛を収め、決まり悪そうにその老婆へと視線を向ける。

 彼女は楽しそうに笑みを浮かべ、「気にせんでええよ」とフォローした。人生の先達である彼女にとって、元気な娘達のやりとりがなんともほほえましかったのだ。

 

「──それに、梅里様の役に一番立ったのは、わたくしですし」

 

 しのぶがぼそっと付け加える。

 

「はあ!?」「えぇ!?」

 

 それを聞いてはせりもかずらも黙ってられない。

 

「しのぶさんは敵に何もできてなかったじゃないですか! 水の膜は支配できません、とかおっしゃって」

「しのぶさんの目は節穴どころか塞がっているみたいね。かずらの音もコントロールできないって言って、隊長の要望に全然応えられてなかったのに。よくもまぁ、いけしゃあしゃあと……」

 

 そう言われればさすがにしのぶもカチンとくる。

 

「お生憎ですが、あの時のわたくしは目をきちんと見開いておりましたので、あしからず。だからこそ、かずらちゃんは繊細な霊力コントロールができていたわけですし、せりさんも最高潮で霊力が使えたはずですけど。梅里様は気づいてらしたから後で丁寧にお礼を言われましたが、お二人はお気づきではなかったのですか……」

 

 そこまで言って大きくため息をつく。

 

「いえいえ、まったく……大和撫子として出しゃばらず目立たずに振る舞っていたのですが、気づいてもらえ無いというのは悲しいものですね……」

 

 そしてわざとらしく、出した扇で涙を隠すような素振りを見せた。

 

「それを言ってる時点で充分、出しゃばってるじゃないですか」

「目立とうともしてるわよね」

 

 そんなしのぶにジト目を向けるかずらとせり。そんな三人の様子を見ていた道師がついに声をあげて笑い出した。

 それで少し冷静になった三人が顔を見合わせ、神妙な顔をして道師の方を見る。

 

「あーはっはっは……いや、楽しませてもらったわい。お嬢ちゃん方も仲がよろしくて結構じゃ。で、誰が一番役に立ったかは、これは隊長に決めてもらうしか……むむ、隊長はどこにいったんじゃ?」

 

「「「──え?」」」

 

 眉をひそめた道師の言葉に、しのぶ、せり、かずらは思わず振り返る。

 が、いつの間にか梅里の姿が消えていた。コーネルも紅葉も三人のやりとりに注目してしまっていたため、梅里の動向までは把握していなかったのだ。

 

◆  ◇  ◆  ◇  ◆

 

 そのころ、梅里は負傷をおして走っていた。

 

 先ほどまで隊員達のやりとりを一歩引いて見守っていた梅里だったが、さすがに見過ごせない事態が起こり、人知れずその場を去っていた。

 しかしその事態は、そのときの梅里に詳細はわかっていない。今までに経験したことが無いほどに強く、『聖刃・薫紫』が危機を伝えてきたのだ。

 それが導くままに危機感の根元へと向かい、そして愕然とする。

 

「魔神器が……」

 

 地下倉庫の奥に保管されていたはずの魔神器がなくなっていたのだ。

 納められた棚は開け放たれたままだが、三つともに姿を消している。しかも──

 

「封印が、破られていない?」

 

 夢組が張ったはずの封印だが、それが強引に破られた形跡はなかった。それに疑問に思ったが、それを深く考察している時間も余裕もなかった。

 幸いなことに薫紫は次なる場所を示してくれている。危機がまだ去っていない、つまりはまだ持ち去られていないという可能性が高い。

 

(あれを持ち去られたら取り返しの付かないことになる!)

 

 体が痛むのも忘れて、梅里は全力で走った。

 帝劇内を地下施設から地上へと上がる。薫紫はそこから支配人室、さらには食堂へと示している。

 廊下を駆け、慣れた食堂の前を通り過ぎ、たどり着いたその先──ロビーで、ついに人影に追いついた。

 そして、梅里はその人の名を呼んだ

 

「あやめさんッ!?」

 

 緑の軍服を着て、髪をアップにまとめた女性。見間違えるはずもない、帝国華撃団副司令の藤枝あやめだ。

 そしてその手には抱えるように三つの物──魔神器があった。

 それで先ほど抱いた疑問である「封印が破られていないのになぜ持ち出されたのか」という疑問が解消した。副司令の彼女であれば、緊急時に司令が行動不能になってしまうのに備え、封印を正規に解除できた。

 

「あやめさんッ!!」

 

 もう一度その名を呼び、彼女へと駆け寄る。

 あと少し、というところであやめが振り返った。

 

「う、梅里くん……」

「あやめさん、どうしたんですか? それに、その手にした物は……」

 

 警戒のために思わず距離を置いて対峙する梅里。

 一方、あやめは梅里を認識すると急に苦しみだした。

 

「うぅ……」

「大丈夫ですか!?」

 

 慌てて駆け寄ろうとする梅里を、手で制するあやめ。

 そして、彼女は何かに耐えつつ手の内にある魔神器を見つめ「これが、狙いね……」とつぶやいた。

 そして視線を梅里へと上げると、精一杯の声で彼に訴えた。

 

 

「梅里くん、私を……殺しなさい!」

「──え?」

 

 

 ドクンと梅里の鼓動が大きく脈打つ。

 その言葉は、梅里の古傷を大きくえぐるものであった。

 

「なぜ、ですか……」

「今、私を殺さなければ、取り返しがつかないことになるわ」

「だから! なぜ、そんな……」

 

 

 ──梅里の脳裏にはあの日のことが思い浮かぶ。

 

 

「聞きなさい、梅里くん。司令から聞いたけど、夢組は……華撃団から裏切りが出ると、予知していたそうね」

「ええ。そうですけど──」

「おそらく、私よ。予知にあったのは。裏切るのは……」

 

 苦しみながら、吐き出すようにあやめが言う。

 

「そんな! でもあやめさんは今……」

「ええ、今の私は……今ならまだ私の意識が勝っているから、私の意志で話せる。でも……そう、長くはもたない、わ」

「それはどういう……?」

「私の中にいる別の私が、この魔神器を持ちだそうと、華撃団を裏切ろうとしているのよ!」

 

 

 ──あの日の彼女と、今のあやめの姿が、重なって見える。

 

 

「諦めないでくださいッ!!」

 

 梅里は必死に叫ぶ。彼女の意識をつなぎ止めるために。彼女のいう別のあやめを彼女から追い出すために。

 

「あなたは、強い人だ! 皆に希望を与えてくれた人じゃないですか! 僕は、あなたがいたからここにいる。あなたが誘ってくれたからここに来て、そしてあなたが集めた皆のおかげで、こうしていられる! なのに、そのあなたが諦めるなんて……」

「お願い、梅里くん。このままでは私が、華撃団を、帝都を……」

「あなたは、帝都を守った人でしょ!? 6年前、降魔戦争で米田司令と一緒に戦い、帝都に平和をもたらした人だ! そんな人が、負けるわけ無い!!」

 

 

 ──苦しげに見つめるあやめの顔は、やはりあの時の彼女と同じようであり……

 

 

「刀を抜きなさい! 梅里くん!! これは、命令です。私を……藤枝あやめを斬りなさい!!」

「ッ!」

 

 

 ──い、イヤだ……僕にはできない!!

 

 

 あの日、彼女に言った言葉が脳裏に浮かぶ。

 

「お願い、私がまだ……華撃団副司令として、藤枝あやめであるうちに……」

 

 必死な彼女の訴えを聞いて、梅里はいつの間にか全身が震えていた。

 震える手が、反射的に腰の愛刀へと延びている。

 迷いを示すように激しく震えるその手は──柄を握ることなく──

 

「──ッ!!」

 

 表情を一変させて襲いかかってきたあやめの両手が梅里の首を掴む。

 それを防ぐため、『聖刃・薫紫』の柄に伸びかけていた手は彼女の手を掴んだ。

 が、一瞬で呼吸を阻害された梅里には、すでにその手で彼女を邪魔できるほどの力はなく、意識が遠のいていく。

 

「あ、やめ……さん。ゴメ……ン、なさい……」

 

 梅里の意識は闇に落ちた。

 

◆  ◇  ◆  ◇  ◆

 

「……めさと! 梅里ッ!!」

 

 体を揺さぶられ、梅里の意識は急速に回復した。

 まだ霞む視界には、泣きそうなほどに心配そうにした顔で白繍 せりがのぞき込んでおり、同じように伊吹 かずらと塙詰 しのぶも見つめている。

 

「梅里さん!? 良かった、意識が戻った……」

「梅里様、いったいなにがあったのですか?」

 

 段々と意識がハッキリとしてくる。

 しのぶに説明するため、考えをまとめようとし──梅里は慌てて身を起こす。

 

「ちょ、ちょっと、まだ無理しないで!!」

 

 せりが抗議するが、かまわず立ち上がろうとして、膝がガクンと落ちる。

 

「ほら見なさい。そんなすぐには──」

「……あやめさんは?」

「「「え?」」」

 

 梅里の問いに三人が首をかしげる。

 

「あやめさん、どこに行った?」

 

 なんとか自力で立ち上がろうとしている梅里を、しのぶが手を貸して立ち上がらせる。

 

「副司令ですか? わたくし達が来たときにはいらっしゃいませんでしたが」

「突然、あなたがいなくなるから、みんなで探してたのよ」

 

 そう言ったのはせりだが、他の二人は彼女の霊感をあてにして、行動を共にしただけである。

 しかし案の定、せりはほぼ迷うことなくロビーにたどり着いている。

 

「それで、ロビーで倒れている梅里さんを見つけたんですけど、意識を失ってたんです」

「──ってことは、外か!」

 

 彼女たち三人は食堂の方から来たことになる。梅里は体を無理矢理動かして、ロビーから外へ向かうため玄関へと一歩踏み出す。

 

「ダメです! まだ動いては……」

「いや、今すぐ、追いかけなくちゃいけないんだ!!」

 

 思うように動かない足をどうにか動かし、梅里は外へと向かう。

 梅里自身は知らないことだったが、あやめに首を絞められて意識が落ちてから、三人に介抱されて意識を取り戻すまでは、それほど時間が経っていなかった。

 そうして、やっとの思いで外に出た梅里に真っ先に飛び込んできたのは、真っ赤な満月。

 

 そして──

 

 

「あ、やめ……さん?」

 

 

 まさに先ほど自分の首を絞めてきた彼女と、その傍らには降魔を操る華撃団の敵、葵 叉丹。

 

 

 その二人が唇を合わせた直後、それは起きた。

 

 

 藤枝あやめという存在が消え──そこにはコウモリのごとき翼を持ち、解かれた長い髪が風に揺れ、そして彼女と同じ顔立ちをした上級降魔が現れていた。

 

「降魔・殺女(あやめ)……叉丹様の理想を実現するため、参りました」

 

 あやめと全く同じ声で、その降魔は名乗った。

 

◆  ◇  ◆  ◇  ◆

 

 ──梅里はあの日のことをハッキリと思い出していた。

 

 自分の幼なじみが命を落とした、その日のことを。

 あの時、ありえた最悪の結末が今、まさに現実となって目の前で起こっていた。

 そして思い知る。あの時、なぜ彼女が自ら切っ先へ飛び込んだのか。その優しさを二年経った今になってようやく気が付いた。

 そして痛感させられる。あの時、自分の弱さが彼女に防がせた最悪の結末を、今度は現実のものにしてしまったということを。

 そんな自分の弱さを突きつけられ──

 

 

「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!」

 

 

 梅里の慟哭が、赤い満月の夜を迎えた銀座に響きわたった。

 


 

─次回予告─

ティーラ:

 ついに姿を現す降魔の城、聖魔城。

 その最強兵器、霊子砲を止めようと華撃団が動き出す。

 そして、立ちはだかる巨大な敵の圧倒的な力を前に、隊長が決意した覚悟とは──

 

 次回、サクラ大戦外伝~ゆめまぼろしのごとくなり~ 最終話

 

「この命、賭して」

 

 太正桜に浪漫の嵐。

 勝利の鍵は「絆」……それこそあやめさんが残してくれた、隊長──いえ、華撃団の最終最強の武器です。

 

 

 




【よもやま話】
 初めて、ラストで引きをやってみました。
 ちなみに、─7─でのタロット占いで出た「裏切り」ではなかった「運命の車輪(ホイール・オブ・フォーチュン)」の逆位置が意味する[急激な悪化」「アクシデント」「別れ」は全部ここに入ってました。
 さぁ、残すところあと1話。がんばろう。

【第5話あとがき】
 第5話、いかがだったでしょうか。

 最初の頃は「やっとヒロイン全員がヒロインとして活躍できるようになっだぜ~」とやりすぎた感はありましたが、最後は今までになくシリアスな引きで終わりました。……この落差よ。
 前回の次回予告は実質─1─だけの予告だったし。

 今回、後半をやるに至って悩みました。オリジナルの敵役だった『十丹』を出すか出さないか、についてです。
 ゲームのサクラ大戦をやっていて突然の「え? 花札!?」という違和感におそわれた感のある、暁の三騎士「猪」「鹿」「蝶」に合わせたオリジナルの敵だったわけですが、今回は外そうと考えてもいたのですが……正直、ネタがないのですよ。
 今までは黒之巣会という「組織」が相手で、それに「六破聖降魔陣の完成」という目的があったのでいろいろネタも思いついたのですが、敵が「葵 叉丹が支配している降魔」であり、目的も「魔神器の奪取」ときわめてシンプル。そのため戦場がブレないので「猪鹿蝶相手に別の場所で戦ってました」が使いづらく、また彼らも捨て駒のようにすぐ退場していくので再登場も違和感ありすぎる。
 ということで、どうしようもなく、旧作から引き続きで出演となり、彼らの乗機にしてオリジナル魔操機兵の童子シリーズも登場となりました。
 また、童子シリーズは猪鹿蝶が使った不動シリーズの廉価版という設定と、新たに支援機という役目も与え、支援機なのに前線に出てきちゃったという残念な性格を与えることで、生身の梅里達にも倒せたという裏設定もつけました。

 さて残すところあと1話ですが、最後までどうぞお付き合いください。
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