ドアを開ける……その時小さな鈴の音が鳴った。
「……いらっしゃい立花さん」
「……響でいい」
そう言って私はカウンターに座ったこのやり取りはもう出会ってから何回もしていてマスターは頑なに言ってくれない……
「ご注文は?」
「マスター」
私はマスターの目を見て言った。マスターは少し苦笑いしながら「じゃあいつもにしようか」と言ってコーヒーを作りはじめた。
「今日は何かいいことでもあったかい?」
そう言って私にマスターは尋ねる……私は少し笑いながら首を縦に振った。
そしてマスターがコーヒーをそっと置いた。
「ご注文のブレンドコーヒーだよ少し甘めにしたよ」
「……どうも」
マスターのコーヒーを頂きながら今日の色んな出来事を喋っていた。
するとマスターがふと聞いてきた。
「立花さんはなんだかこう犬みたいだね」
そんなことを言われて私は一瞬考えて違うと返したがマスターはただ嬉しそうにしていた。
私は閉店時間までお店に居たらマスターから呼ばれた。
「立花さん」
「響」
「……た「響」」
「……分かったよ響」
このやり取りが好きだったが今マスターから下の名前で呼ばれたことに私は嬉しくて私はフードで顔を隠した。
「どうしたんだい響」
「……なんでもない」
そしてマスターがフードのなかに顔を近づける。そしてマスターは意地悪そうに言った。
「もしかしていざ下の名前で呼ばれて恥ずかしいとか?」
「……バカ」
マスターはとても楽しそうにしながら片付けを始めただから私も一緒に手伝った。
「立……響いつも手伝ってくれなくてもいいのに」
「いい……私がしたいから」
そう言って私は椅子を片付ける。
するとマスターが困った様に言った。
「こんな私の何処が良かったのかね……」
その言葉に私は少し腹が立ってマスターに近づき強く抱きしめて言った。
「私はマスターが好き……」
「響でもそれは……」
マスターが戸惑うしかし私は止まらない
「私はマスターだから好きになったの」
「いやしかし私はもう20代後半だ……だから」
「私よりもいい人が見つかるって思ってるんだ」
マスターは何も言わないただ静かに私を見つめる、だから私はマスターに対して無理やり唇を奪った。キスを終わって私は今泣いているでも私は止まらない……
「私はマスターが好き!!他の人じゃなく貴方が!!」
「……」
「誰よりも優しい私だけの陽だまりなの!!……だから!!」
「響!!」
マスターは私を強く抱きしめ優しく頭を撫でた。
「分かった……響の気持ちよく分かった……だからそんな寂しい顔をしないでくれ……」
きっと私は怖かったもう何も失いたくない……だから私はマスターの胸で思いっきり泣き続けた。
しばらくして私達は落ち着いて座っていた。
「……ごめんなさい……私」
「いや謝るのは私の方だ……」
マスターと私はお互い戸惑っていた。私は今頃になって恥ずかしくなった。するとマスターが暖かいコーヒーを出してくれたが、その後マスターは真剣に言った
「響私と付き合ってくれないか……」
「え……」
マスターが私に告白をした……私はそれだけもう嬉しいかった。
「ほ、本当ですか……」
「あぁ本当だ」
でもどうして……そう思っているとマスターが答えた。
「私はね君を助けた時から君のことが好きになったんだ一目惚れってやつだ」
「……そうだったんですね」
その言葉に驚いたがそれ以上に嬉しかった。
「ただもうこの歳だ恋愛は考えなくなっていたんだ……でも響が好きって言って私はとても嬉しかったよ……」
「……」
そしてマスターは私に聞く
「さて響君の答えを知りたい……教えてくれないか」
「……マスターはずるいですね」
「そうだな」
そう言って私は机にコップを置いてマスターにキスをした。さっきと違って優しい、とても暖かいキスだった。
「……責任とって下さい」
「……あぁ」
「私恥ずかしかったです」
「それは……済まない」
「これから毎日来てキスして下さい」
「……善処する」
私はマスターに思いっきり抱きしめしめて耳元で囁いた。
「私も大好き……」
いやぁ響はええなあと改めて感じた。次はいつか分からんけど……
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