男の娘トップアイドルRTA   作:椿遊

6 / 10
6月初投稿です。


6話:移動

 ゴールデンウィークがステータス上昇イベントと化したRTAはーじまーるよー。

 

 さてさてホモくん達4人は朝のランニングをあれから続けていることによって、ステータス、好感度共に上昇してますね。

 ちなみに好感度が高い状態でも喧嘩や揉め事は起きてしまいます。ただ好感度が高ければその件については無事終着するのですが、低かった場合最悪グループ解散もありえます。それの追加効果として主人公のステータスも下がるということもありえますので、友情は大切だと小学校教諭みたいなことを言ってしまったところで、事務所へレッツゴーです。

 

 

 

 はろーホモくんだよ〜、ってまだ誰も外にいないじゃないか……。集合時間30分前に来たんですけどね。まぁ、ただ今の時刻は朝の6時、太陽の光が完全に降り注いでいない時間帯ですので、普段なら寝てる時間だからね、しょうがないね。

 

 仕方ないので事務所の中に入りましょうか。外が暑いというわけではないですが、紫外線でホモくんの綺麗な肌を痛めつけたくないですので。太陽があまり出ていないといえども肌に降り注いでいますから。

 おっと、事務所の外には借り物のバスが停めてありますね。ワゴン車とかじゃ駄目なんですかね? 車2、3台で向かうよりもバスの方が旅行気分味わえるので個人的には好きですね。ホモくんの目がバスに気がついて輝いているように見えますね。

 

 

 

「おはよう星川さん、まだ6時だけど……何かあったんですか?」

 

 は? 集合時間の30分前じゃないんですか? 

 

「えっと……8時30分集合のはずなんだけど……」

 

 気まずそうに声を発する事務員さん……まさか見間違えるなんてなぁ……ホモくんにドジっ子属性をつけてくれるイベントかなんかですか? やっぱり僕は……王道を往く、ドジっ子系ですかね(好きな属性)

 

 それよりもこんな朝早くからスタンバってる事務員さん含むスタッフの方々がやべぇよ……やべぇよ……。事務所で寝泊まりしてる説がでてきましたが、ここはノータッチでいきましょう。

 

 仕方ないので、24時間営業のコンビニに行って何か買ってきましょう。今日は無駄に早く起きてしまったため、ご飯を食べてないので。食品添加物……? ちょっとくらいなら平気……と言いたいところですが、やはりここは気を使って10秒でチャージできるゼリーを買いましょうか。

 

 ただ、買い物して帰るだけでは暇です。今回は時間を潰したいので立ち読みでもしましょう。事務所に戻ってレッスンを行うという行動は今回に限っては蛇足です。合宿では経験値が多めに貰えるのですが、合宿前にレッスンを行って体力を減らしてしまうと、合宿でのレッスン量が減ってしまうのです。

 

 ということで、パチンコ雑誌や、スキャンダルが書かれている週刊誌ではなく、少年少女が読む方の週刊誌を手に取りましょう。

 

 ゴールデンウィークなだけあって、あまり人がいないですね。お陰で立ち読みしてるのがホモくんだけ、というか店内に客がホモくんしかいないです。店員も暇なのかこちらに来て雑誌読み始めましたね。立ち読みはご遠慮願います、みたいな注意しなくていいんですかね? まぁ注意しても聞かない客もいるので、注意するだけ面倒ですし。

 

 

 さて、見事1冊読み終えました。気づけば時間もある程度経ち、店員もレジについていますね。……10秒チャージゼリーを買ったといえ、立ち読みで読み終えたことに罪悪感を持ってしまうらしいので、そのままレジに向かって雑誌を購入しましょう。あ、ついでに飲み物を多めに買っていきましょうか。

 

 

 

 

 おはようございます〜。おっと皆さん集まってますね。いやぁ、どうやらホモくんが重役出勤みたいですね。

 事務所に来るのが今日は初めてですからね。6時前にホモくんが来てたから、ホモくんのスーツケースが置いてあるってなんのこったよ(すっとぼけ)

 

「おはよう桃羽……今週のサタデーと……なにその大量のペットボトルは」

 

 舞ちゃんがホモくんの細い指にかけられてる袋の中身をみてまじか、と困惑してる気がしますが、こっちの事情も考えてよ(棒読み)

 

「あっ、今週のサタデー読んでなかったんだよね〜」

 

 横から凛ちゃんがぬるりと現れましたね。実は、凛ちゃんが読んでないだろうと思って……(某メンタリスト)買ってきたんですよね。

 凛ちゃんにサタデーをパスして、残りの2人にも挨拶しにいきましょうか。

 

「おはようございます」

 

 ホモくんの低姿勢から繰り出される挨拶をくらえ。

 

「おはよう」

 

 それ以降の会話はないです。好感度はダメみたいですね(諦観)。加賀さんは挨拶返してくれただけ良しとしましょう。

 癒しを求めて朱音ちゃんにも挨拶しておきましょう。

 

お、おはよう! 

 

 

 今日も一日がんばるぞい。可愛い子が笑顔で挨拶してくれるってそれだけでもお金払えますね。

 

 

 

 みんな揃ったので、バスでGO! です。

 

 バスの中には、事務所のスタッフさんもいるのですがここで補足をさせてください。

 これまで好感度のことについて話してきましたが、同事務のアイドルのメンバーだけでなく、他事務所のアイドル、また事務所のスタッフ、業界のプロデューサーやらアシスタントディレクターにも好感度システムは働いています。

 だからスタッフだからといって雑に扱ってはいけません。スタッフやらプロデューサーやらに恨まれてドロップアウトを目指すRTAなら別ですけどね。

 

 てなわけで、スタッフの皆さんに気を使って飲み物でも配りましょうね〜。さっき飲み物を大量に買ったのはこのためだったんですよ。

 気配りのできるホモくんに好感度をよろしくオナシャス! 

 スタッフの皆さんに渡し終えたら席に戻りましょう。

 

 

 

「言ってくれれば私もお金出したのに」

 

 いやいや、これは私がしたかったことなのでノー問題ですよ。舞ちゃんはできた子ですね。

 

「でも普段からお世話になってるんだし、それに今日から一日中付き合ってもらうんだから」

 

 じゃあ、合宿の最終日にドデカイ花火でも打ち上げましょうか。

 

「なんで花火なのよ」

 

 口元から笑みを浮かべながら他にも色々あるでしょうと突っ込みましたね。

 

「やっぱり合宿最終日と言えばBBSだよ!」

 

 草〇根BBSですか? 今はぽけ〇んBBSくらいしか見てないですね。

 

「BBQでしょ? 桃羽は凛の適当なボケに突っ込まなくていいと言いたいところだけど……草〇根BBSって何なのよ」

 

 ……小さいことは気にしないでいいんですよ。ホモくん達のような若い子は、草の〇BBSなんて知らなくて当たり前ですから。

 

「でもあたし達から、スタッフさん達にお礼の気持ちを込めてっていうことでバーベキューを開催しようよ!」

 

「私もそれに関しては異議なしだけど」

 

私も

 

「まぁ」

 

 じゃあ決定ですね。1人2000円とかで大丈夫ですか? 

 

「「「「うん」」」」

 

 これが全員一致ってやつですかね。多数決は敗北者が出ますが全員一致なら敗北者はいないですからね。メンバーは5人なので、多数決によって3人に勝てるわけないだろ! (数の暴力)も起きなくて平和でよきかな。

 

 移動中は朱音ちゃんが持参してきたトランプでババ抜きをやったり、凛ちゃんが加賀ちゃんに旅行のテンションでウザ絡みをしたりと賑やかですね。

 女4人とホモくんが寄れば姦しいのは当然です。

 学校の数学の先生が恐ろしいだの、GW開けの試験がピンチだの、そんな話が繰り広げられつつ、静岡県に入りました。

 

「そういえば、伊豆で行ってみたいところがあってさぁ」

 

 

「どこなのよそれ?」

 

「秘宝館……!」

 

「「あんたねぇ……」」

「……」

 

 秘宝館とは、有り体に言えばちょっとエッチな展示物が飾られてる場所ですね。近年はそういった類いのものに対して規制が強まり、伊豆にしかなかった気がしますが。

 凛ちゃんはそういった場所でも楽しんで見て回りそうです。それを遠目に見守りたいと私は思いますね……。

 

 ただ、2人は顔を赤らめて、1人はぽかんとしてますね。

 

「おや? 舞さんと加賀ちゃんは顔を赤くしてどうしたんだい?」

 

 にししと手で口元を隠し笑う凛ちゃんですが、これはからかってるってはっきりわかんだね。

 

凛ちゃん、秘法館ってなに? 

 

「秘法館っていうのはね、むっつりスケベな舞さんと加賀ちゃんが行きたがる場所のことだよ」

 

「「おいコラ」」

 

 おいゴルァ! 降りろ! 免許持ってんのかコラ! 

 

 不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまうことはないです。

 

 箸が転んでもおかしい年頃ですからそういうことに興味関心を持つことは普通だと思います。恥ずべきことじゃないです。

 

 

「あたしと桃羽ちゃんで行くから気にせずに」

 

 まあまあと2人を宥めながらとんでもないこと言ってくれましたよこの娘。

 ホモくんがそういう気分になって、過ちを犯したらどうするんでしょうかね。凛ちゃん視点からは同性なんで問題ないと思ってるんでしょうけど。

 というか、ホモくんさっきからこの話に入らないように狸寝入りをかましてたんですけど、意味なかったですね。

 

「桃羽だけ連れて行かせるわけないでしょ、私も行くからね」

 

「朱音」

 

「じゃあ皆で行こう!」

 

 ぐっと握りこぶしを作り意気揚々に宣言する凛ちゃん。

 

「は? 私は行かないけど?!」

 

『皆』という言葉に反応して、行かないという意志を示し抵抗しようとしてますね、

 

「本当は行きたいんでしょ? むっつりさん?」

 

 相変わらずにやにやしながら煽ってますね。というか凛ちゃんと加賀ちゃんってこんな風に言い合いするような仲になってたんですね。

 

「誰がむっつりだこのビッチ!」

 

「むっつりよりマシですぅ」

 

 ちょっと女子〜くだらないことで喧嘩しないで〜。

 

 いや、これは喧嘩じゃないですよ。多分2人は結構仲いいです。ホモくんが知らないところで何かあったんでしょう。凛ちゃんは、仲悪い子に向かって煽り行為は働かない性格だと私は踏んでるので、そのことも踏まえてチャートを組んでますから心配しないでください。

 私の人を見る目は確かだと自負してますから。

 

 

 しゃーない、ここはホモくんに場を治めてもらいましょうか。

 

 加賀さん、皆で行きましょう(ホモくんの上目遣い)

 

「はいはい」

 

 

 てことでこの話は終わりっ! 閉廷! 

 

 ちょうどバスの動きも止まり、目的地に着いたみたいですね。

 では素晴らしい海の眺め……あれれー丘people!? 

 周りが山に囲まれてるじゃないか。てっきり海を一望することができる高級ホテル……って合宿するんだからそんなわけないですね、うっかりしてました。

 

 スマートフォンが圏外になってはいないし、GPSは伊豆を示しているのでここが伊豆なのは間違いないですね。

 おっと旅館? がバスの先にあるじゃないですか。

 それじゃ荷物を持って旅館? の中にイキますよ〜……イクイク。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




5月に投稿できずすいません許してください!何でもしますから!

投稿頻度について

  • 週一回
  • 週二三回
  • 月一回
  • 毎秒投稿
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。