英雄の弟。今度はオカケンメンバーと異世界へ   作:孤独なバカ

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残された時間

「……ってことだ。」

「う〜ん。すなわちこの銀盤が身分証明書になるのか?」

 

と俺は正直信じられないように銀盤を見る

 

「気持ちはわかるけど他の人のステータスプレート?を見ると確かに才能が書いてあるんじゃない?」

「う〜ん。確かに信じがたいものではあるな。」

「えぇ。でも信じないと何も始まらないわよ?」

 

だよなぁ〜と思い俺はアーティファクトであるステータスプレートと呼ばれるものを見る

アーティファクトと呼ばれる現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のこと。まだ神やその眷属達が地上にいた神代に創られたと言われているらしい。そのステータスプレートもその一つでな、複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世界に普及しているものとしては唯一のアーティファクトらしい。

まぁ試してみるか

 

俺がとりあえず針に指をさしプクと浮き上がった血を魔法陣に擦りつけた。すると、魔法陣が一瞬淡く輝くとプレートに文字が表示される

 

天王寺 宇宙 17歳 男 レベル:1

天職:英雄

筋力:???

体力:???

耐性:???

敏捷:???

魔力:???

魔耐:???

技能:剣術・能力複製・魔力変換・解析・血液凝固・※※※※※※・言語理解

 

魔力変換 魔力を生命力に変えることができる

 

「なんだこれ?」

「ハテナマークばっかりですねぇ〜。」

「ん?おかしいな。こんな表示一度も見たことはないんだが。もう一度やってくれないか?」

「別にいいですけど。」

「多分このままでしょうね。」

 

と会長と俺にはなんとなく予測はついていた

恐らく※マークに隠されているのは

身体能力変換だろう。

すなわちステータスが自分の意思で変えられることでありステータスを自分の意思で変えられるからだ

てか魔力変換が結構有能だな。

生命力を削らずに能力を使えるようになるって正直いうならばありがたい。

この世に生まれてからは未だにリライトの力は使ってないし

そしてもう一度やっても結局は俺のステータスは変わらないまま次の人になった

 

「ん。私も。」

 

と次は静流がやるらしい。同じようにステータスプレートを開くと

 

中津静流 16歳 女 レベル1

転職:暗殺者

筋力:50

体力:50

耐性:50

敏捷:300

魔力:200

魔耐:50

技能:暗殺術・魔力変換・体内工場・気配感知・気配遮断・言語理解

 

俺は静流のステータスを見た瞬間近くにいたルチアの手を一度有無を言わさずに握るけど……特に変わりはない

俺の手は汚染されることがなくちゃんと握れているし素手のまま触っていても平気だ。

 

「そ、ソラ?」

「ルチアの能力を確かめていただけなんだけど……ルチアの能力は発動してなさそうだな。恐らく能力なしかもう一つの超振動か?」

「……えっ?あっうん。」

「能力?」

「あ〜まぁこっち側の話。」

 

と俺は苦笑する。

これは俺たちしかわからないであろう会話だ。

ルチアの能力でみんなを怖がらせるわけにはいかないだろう

 

「あの。ソラ?」

「いいから。もうちょっとこのままで。」

 

だけど絶対に一人にしない。

月の時だって始めに死んだのはルチアだった。

孤独。それがルチアにとって一番の嫌なものであることは確かだ。

だから此花ルチアという少女とあった時から決まっている。

俺と静流は絶対に隣にいる。だから一人じゃないって。

言葉にしなくても伝わったのかルチアは顔を真っ赤にしていたがコクリと頷く。

 

「……むぅ。」

「……どうした静流?」

「ん。」

「……ルチアじゃなくて俺?」

 

すると頷く静流。会話が少ないが言いたいことはわかっている

 

「はいはい。」

「♪〜。」

 

もう片方の手を繋ぐと静流は嬉しそうに鼻歌を歌いだす。

えっと確か恋文だったか?懐かしいなと少し俺もルチアも聞きいっている

 

「本当に仲がいいんだね。」

「そりゃ何回も同じ組織にいたわけだからな。」

「……そっか。」

 

小鳥の言葉に軽く苦笑してしまう。

 

「そういや。小鳥さんや。ステータスはどうなった?」

「えっとね。……う〜ん。私とちーちゃんは魔物使いだってさ。」

「……朱音さんは?」

「統率者だって?」

 

なるほどなぁ。なんというか

 

「……面白みがないな。」

「そだね〜。多分委員長が面白いステータスを見せてくれると思うよ。」

「いやマジレスするけどどうせ剣士だろ?てか魔物使いって魔力変換は。」

「うん。ついているから大丈夫。」

「ならいいけど。」

 

と少し原理は違うけどガイアとガーディアンに戻ったんだな

 

「とりあえずルチア。って悪い手を繋いでいたままだったな。」

「えっ?あっ。」

「とりあえずステータスプレート作ろうぜ。身分証明書は大事だし。」

「あ、あぁ。」

 

とルチアも同じようにステータスプレートを作りだす。

そしてルチアのステータスを見た瞬間全員がそのステータスを二度見することになった

 

此花 ルチア 17歳 女性 レベル1

天職 お嫁さん

筋力:100

体力:100

耐性:50

敏捷:300

魔力:100

魔耐:50

技能:剣術・超振動・魔力変換・家事・言語理解

 

「「「……」」」

 

ルチアが顔を真っ赤にしてこっちをチラチラと見てくる。

……まぁそういえばそうだよなぁ

 

「……ルチアと小鳥、静流は家事ができるからなぁ。」

「「うっ!」」

「てか委員長が家事にのめり混んでいるのは多分ソラ君のためでしょ?」

「……悪かったな。家事ができなくて!!」

 

俺とガイア組がバツの悪そうな顔をしている。

ついでに能力の関係上俺も家事に関しては壊滅的である。

料理くらいは基礎的なものを作れるくらいで他はダメダメなのだ。

 

「……そういう意味で言ったんじゃないんだけどな。」

「……」

 

知っている、そんなことは俺も分かっている

それでも俺には時間がないから気づかないふりをするんだ。

すると何かに気づいたのだろう。小鳥が悲しそうな視線で見てくる

さすが幼馴染だ。もう俺の異変に気付き始めている

 

……もう近いの?

 

そう言いたげに。

俺はそれでも笑って目線で対応する

 

まだ大丈夫

 

っと。笑顔で

そうしながらも俺は笑顔で輪の中に入る。

そんな笑顔もあと何回笑えるのだろうと思いながら

 

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