ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

10 / 129
05 新たなプリキュア キュアフォンテーヌ‼

カナエさんと一緒にちゆの家にたどり着くとのどかさんは驚いていた。

 

「わぁーここ沢泉さんのお家だったんだ~」

 

「えぇ、紫乃から教えてもらってなかったの?」

 

「わざわざ教えたりはしなくてもいいかなと思って…………」

 

「紫乃らしいわね」

 

旅館に入ると、ちゆのお母さんが出迎えてくれた。

 

「いらっしゃい。ようこそ、沢泉へ。ちゆのお友だちね。それにカナエちゃん、もうすっかり常連ね」

 

「お久しぶりです」

 

「また来ちゃいました」

 

丁寧に挨拶をしつつ、ちゆが旅館を案内してくれた。

 

「良い旅館。あの子達も連れてきたかったわ」

 

「あの子達?」

 

「カナエさんの……家族かな。こっちに来てから会えないけど…………」

 

時折その家族を思い出すカナエさんは寂しそうだった。

 

そしてペットが入れる温泉の場所に案内され、ちゆは着替えてくると言い、部屋に戻った。

ラテに入ってもらおうとしたけど、ラテはまだ小さいため水に怖がっていた。

 

「カナエさんは、鬼殺隊の人なんですか?」

 

「えぇ、そうよ」

 

「きれいな人なのに強いんですね」

 

「ふふ、ありがとう」

 

「でもどうやってこの世界に?」

 

「分からないわ。気がついたら病院で……」

 

おじさん、カナエさん、杏寿郎さんの三人がこの世界に来た理由はわからない。ただ気がついたら病院にいたらしい。

その原因が分かれば良いのだけど…………

 

フッと気がつくとペギタンがため息をついていた

 

「ぼく、何もできてないペエ。パートナー探しにいけないし、ラテ様のお世話もできてないペエ」

 

やっぱりまだ落ち込んでいたのか…………ラビリンもペギタンの悪いところだと言うけど…………

 

「ぼくもラビリンみたいにお手当てしたりして、助けたいペエ」

 

気持ちは十分みたいだけど、後は勇気だな…………そんなことを思っていると、扉をノックする音が聞こえ、ラビリンとペギタンは急いでお湯の中に隠れた。

 

「花寺さん、紫乃、今の声は?」

 

「声?ラテと話してたの聞こえちゃったかな?ねぇ、カナエさん」

 

「えぇ」

 

「そう…………」

 

もう誤魔化すの大変だからばらしてもいいんじゃないのか?

 

するとラテがくしゃみをして、苦しそうだった。もしかしてと思い、僕らはちゆと別れて外に出た。

 

 

 

 

 

 

のどかさんが聴診器でラテの声を聞き、温かい水がと話していた。

 

「例の敵が現れたのね」

 

「はい、温かい水…………」

 

「ここって源泉とかあるはずよ。行きましょう」

 

 

 

 

 

 

源泉の場所に行くとメガビョーゲンが暴れていた。

 

「のどか?大丈夫ラビ?」

 

「うん、行くよ‼」

 

「スタート!」

 

「プリキュア ・オペレーション」

 

「エレメントレベル上昇ラビ‼」

 

「「キュアタッチ!」」

 

「「重なる二つの花!キュアグレース!」」

 

のどかさんはプリキュアに変身し、僕とカナエさんは刀を抜く。

 

「あれがプリキュア……可愛いわね」

 

「変身したいんですか?」

 

「一度くらいわね」

 

僕とカナエさんが日輪刀を構えるとメガビョーゲンの前に角を生やした女性がいた。

 

「あんたらが噂のプリキュアと鬼狩りね」

 

「ビョーゲンズの仲間の一人、シンドイーネラビ!?」

 

「キングビョーゲン様の因縁の相手、お手並み拝見させてもらうわよ‼メガビョーゲン‼」

 

メガビョーゲンの攻撃を避け、グレースはキックを喰らわした。

 

「『雪の呼吸!一の型‼初雪‼』」

 

「『花の呼吸‼伍ノ型‼徒の芍薬』」

 

二人同時に攻撃を喰らわせる。メガビョーゲンは少し怯む

 

「このまま押しきるぞ」

 

「うん‼」

 

メガビョーゲンは僕らに向かって放水してきたけど、僕らはそれを避け、放水で近くの木が吹き飛ばされる。木の落下地点には…………ちゆ!?

 

「危ない!?」

 

「くそ!?」

 

僕とグレースはちゆを庇った。その影響で僕は日輪刀を落とす。

 

「うっ、紫乃くん…………」

 

「大丈夫…………ちゆ、大丈夫か?」

 

「紫乃、花寺さん……」

 

「えっ?」

 

変身してるところを見られていたのか…………僕だけならまだ良かったけど…………今はそれどころじゃない

 

「グレース‼ちゆは僕が」

 

「うん」

 

グレースがメガビョーゲンに立ち向かうけど、ダメージを負っていて、思うように動けないみたいだ。

カナエさんも援護しようとするけど妨害を受けている。何とかしないと…………

 

そんなとき、ちゆがペギタンとラテのところへ向かった。僕も追いかけると…………

 

「ペンギンさん」

 

「ペエェェェ!?」

 

「あなたももしかしてあんな風に戦えるんじゃない?」

 

ちゆの問いかけにペギタンは頷く。

 

「出来るのね!なら、私にも手伝わせて、お願い」

 

「無理ペエ」

 

「どうして?」

 

「自信ないペエ。ラビリンたちでも苦戦してるのに、こんな僕じゃ君を危ない目に合わせるだけペエ」

 

「でも、あなたもみんなを助けたいんでしょ」

 

ちゆの奴、聞いてたのか…………

 

「怪物は私も怖いわ、でもそれ以上に大切なものを守りたいの」

 

ちゆの力強い言葉、大切なものを守るか…………

 

「私は貴方より大きいから少しは力になれると思う。もし勇気が足りないなら私のを分けてあげる。大丈夫、私がいるわ」

 

ちゆの言葉を聞き、ペギタンの心の肉球が光り出した。

 

「私はちゆ、あなたは?」

 

「僕、ペギタン」

 

二人の手が触れ、ヒーリングステッキが現れた。

 

「紫乃、行くわよ」

 

「あぁ」

 

僕とちゆが並び立ち、

 

「スタート!」

 

「プリキュア ・オペレーション!」

 

「エレメントレベル上昇ペエ!」

 

「「キュアタッチ」」

 

「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」

 

「沢泉さん!?」

 

僕とフォンテーヌは素早く動き、メガビョーゲンを撹乱する。

 

「こっち‼」

 

「こっちよ‼」

 

二人の動きに翻弄するメガビョーゲン、その隙に攻撃を加える。

 

「『弐ノ型‼吹雪‼』」

 

一瞬のうちにメガビョーゲンの体を何十回も突き刺す。

 

『メガ!?』

 

「フォンテーヌ‼」

 

「「キュアスキャン‼」」

 

スキャンによってエレメントさんの囚われている場所を見つけるが、メガビョーゲンがその隙に攻撃を仕掛けてきた。

僕とグレースとカナエさんでその攻撃を妨害し…………

 

「エレメントチャージ!」

 

フォンテーヌがヒーリングステッキの肉球に3回触れ、

 

「プリキュア!ヒーリング・ストリーム!」

 

水のエネルギーが螺旋を描き、メガビョーゲンを浄化した

 

『ヒーリングッバイ~』

 

「「お大事に」」

 

 

 

 

 

 

 

 

シンドイーネも撤退し、助けたエレメントさんの声を聞くことに、僕はちゆのを半分借りて聞くことに

 

「お加減はどうペエ?」

 

『ありがとう、みなさん。』

 

エレメントさんが力を分けてくれて、ラテも元気になった。

 

 

 

 

 

 

戦いも終わり、僕らは高台に来ていた。

 

「ありがとうペギタン。私の大切なもの、守れたのは貴方のお陰よ」

 

「僕の方こそ、ちゆがいたから頑張れたペエ。だからこれからも僕と一緒にお手当てしてペエ」

 

「もちろん、助けてもらうだけで、後は放り出すことできないわ」

 

ペギタン、良かったな。

 

「ねぇペギタン。よかったら私の家に住まない?」

 

「いいのペエ!?」

 

「のどかも沢山匿うの大変でしょ」

 

「のどか…………」

 

「駄目?」

 

「ううん、いいよ。ちゆちゃん」

 

のどかさんとちゆの絆も深まったのかな?するとちゆは僕を見て

 

「紫乃の事、聞かせてね。カナエさんとの関係も……」

 

「あぁ」

 

「ちゆちゃんと紫乃くん仲良いけど…………どういう関係?」

 

「言ってなかったの?」

 

「うん」

 

「私と紫乃は幼馴染よ」

 

「幼馴染なの!?」

 

何故か驚くのどかさんだった。

 

 

そんな中、カナエさんは…………

 

(どうしてあのビョーゲンズは鬼狩りのことを?まさか奴らまで来ているの?)

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。