『あれがキュアアースか!報告通り古のプリキュアに似ている!その実力はいかほどかな?』
キングビョーゲンが無数の光弾を放ち、グレースたちが攻撃を避ける。
「よそ見をするな!」
すると巨大な木竜が僕に迫ってくるが、僕は手をかざし、憎伯天の血鬼術を吸収した。
「ちっ!」
「相性的には僕が戦うべきだな。一青たちはグレースたちのサポートを!」
「いや、お前の相手は俺だ」
空から何が降ってきた瞬間、僕の右腕が切り落とされた。こいつは…………茨木!?
「憎伯天、お前は残りの奴をやれ」
「分かった」
「うむ!面白い!カナエと一青はプリキュアの方に!こいつは俺が斬る!」
「煉獄さん……分かりました!」
「二人とも無理するなよ」
それぞれ分かれて戦うことになったが……さて……気合いを入れるか
一青side
アースが攻撃を避けながら、キングビョーゲンにキックを喰らわそうとするが、すり抜けてしまう。
『無駄だ!』
そのままキングビョーゲンの攻撃を直撃するアース。こいつ、実態がないのか?
『鬼神のお気に入りか……面白い!どれ程のものか試してやる!』
光弾が俺の方に放たれる。俺は避けていくと、グレースたちがエレメントボトルの力で応戦するが…………切りがないみたいだが……突然キングビョーゲンの攻撃が止まる
「止まった?」
「油断するな!みんな!」
すると地面から黒い鬼みたいなものが五体現れ、それぞれに向かっていく。
「花の……きゃあ!?」
「十二月の……くっ!?」
見た目が雑魚みたいなのに……こいつら強い!?
『お前たちが戦いやすいようにしてやった』
だからって……強すぎだろ……
グレースたちはアースのサポートで距離を取ると、
「プリキュア!ヒーリングフラワー!」
「プリキュア!ヒーリングストリーム!」
「プリキュア!ヒーリングフラーシュ!」
『花の呼吸!伍ノ型!徒の芍薬!』
『十二月の呼吸!参の月弥夜李‼』
一瞬の隙をついて、俺たちも攻撃をくり出し、吹き飛ばすが…………敵は無傷だった。
敵は更に強めの攻撃をくり出し、俺たちは吹き飛ばされるのであった。そして助けに入ろうとするアースもキングビョーゲンの攻撃で吹き飛ばされた。
『お前たち、その程度の力でよくプリキュアを名乗れたものだな』
くっ……強すぎる……
杏寿郎side
鬼の血鬼術……迫り来る枝を切り落とすが、やはり尽きないか
「防ぐばかりでいいのか?あいつらやられているぞ」
「確かに……助けに行くためにはお前を速攻で倒した方がいいが…………その前に終わる」
「何?」
「皆、既に立派な戦士だ!だからこそ!安心してお前を倒すことに専念できる!」
「ふっ!その結果……惨たらしく死ぬのは奴等の方だ!」
「それはどうかな?」
気がつくと赤い雨が降りだしてきた。紫乃がサポートしてくれているのだな
「ちっ!面倒な……だが……」
『炎の呼吸!壱ノ型!不知火!』
鬼が技を放とうとしたが……その前に首を切り落とした。強くなっているからか、気づかなかったか…………ほんの少し動きが鈍くなっていることを……
「お前の敗因は…………油断だ」
「くっ……ふふふ、油断か……ならお前たちは…………気づかなかったことだな」
死に際の台詞…………どう言うことだ?
紫乃side
何とかサポートしていくけど……
「どうした?動きが鈍いぞ」
「はぁ……はぁ……」
血鬼術吸収をしてから、どうにもダメだ……何だ?この疲労は……
「お前には重すぎるみたいだな」
「何がだ……」
「鬼の力を秘め、鬼とビョーゲンズを浄化する力に、痣、そして吸収……強い力を宿し続けていけばいくほど、お前は滅びの道を進む」
「何を…………うくっ!?」
突然右腕が落とされた。再生したのに……いつの間に……いや、これは……
「崩れ落ちた?」
「反動だ。お前が吸収するたびに…………鬼の力に身体が耐えきれなくなる」
「そんなもの……」
「気合いでどうにかなると思うか?お前には重すぎるんだよ!力も!宿命も!」
宿命?どう言うことだよ…………
「お前はあの裏切り者にも、鬼神にも宿命を定められているのだ!」
「訳の分からないことを…………」
僕は茨木に突っ込んでいくが……茨木は刀を構えた……あの構えは!?
『雪の呼吸!漆ノ型!刃雪!』
放たれた一撃が右肩を抉り、僕は吹き飛ばされた。何だ……何で……こいつが師匠の…………
「警告しておく。これ以上は吸収の力を使うな……お前にはまだ早い!」
「お前は…………」
「キングビョーゲン!俺は帰るぞ!」
『好きにしろ!』
茨木は姿を消すと、僕はみんなが倒れていることに気がついた…………くそ……
『役立たずのヒーリングアニマルと力のない王女が束になってもどうてことはない!』
言いたい放題だな……色々と考えなきゃいけないことがあるのに…………
僕は何とか立ちあがり、構えた。
『無駄な足掻きを!そのボロボロの身体で我に勝てるとでも思っているのか!』
「勝つ!それだけしか今は考えない!」
『血癒ノ雨!』
再び雨を降らせていく。そして、弱気になってるラビリンたちに向かって叫んだ!
「諦めるな!」
「紫乃~」
「でも……」
「お前、その身体で……」
「お前らは半人前じゃない!グレースたちがいるだろ!一緒に頑張ってきただろ!」
僕の叫びと共にグレースたちが立ち上がる。
「お前たちは半人前でも……お手当てしたい気持ちは……強くなっただろ!」
「そうだよ……ラビリン……」
みんな、立ち上がった。僕は力を振り絞り、キングビョーゲンに向かって、血鬼術を放った
『血鬼術!血癒木竜!』
血の色に染まった木竜がキングビョーゲンに当たり、ほんの少しダメージを与えた瞬間、僕の左足が崩れた。
「今だ!」
『ヒーリングアニマルパワー全開!』
『アメイジングお手当て!準備OK!』
「プリキュア・ファイナルヒーリングっど・シャワー!」
『グオオオオオオオオ!?』
浄化技を喰らい、キングビョーゲンの断末魔が響く。キングビョーゲンを浄化できたのか?
グレースたちも喜び合う中、僕は一青に支えられていた
「再生できるのか?」
「多分……それと後で聞きたいことがあるんだ」
「分かった」
今は勝利を喜ばないと…………だけど……
「礼を言うぞ。プリキュア」
突然グアイワルが姿を現すのであった。