「ん…」
「気がついたみたいだな。のどか」
気絶していたのどかが目を覚ますと、僕の身体を見て、戸惑っていた。
「紫乃くん…その身体……」
「ちょっと……無理しすぎて…………どうにも治らなくなってる」
少し時間が経てばなおるかと思ったけど…………そう言うことじゃないみたいだな
「紫乃くん……」
「今は僕の事よりキンググアイワルだ……正直強すぎだろ……あれ……」
「はい……逃げるのが精一杯でした」
戦闘続きとは言え、明らかなパワーアップ……対抗するにしてもどうしたものか……それに今からどう動くか……
「もう一度キンググアイワルを浄化しに行こう」
「のどか……」
圧倒的な強さを見せつけられたのにも関わらず……にか?
「放っておけないよ……このままじゃもっと悪いことが起こるかもしれない……」
確かに放置できないよな……
「そうね。やるしかないわね」
ちゆもアスミものどかの意見に賛成みたいだな。するとラテが具合悪くなり、声を聞いてみると……
『みんなの町が泣いてるラテ』
まさかすこやか市が蝕まれてるのか……何とか戻らないといけないが、アスミのワープで戻れないかとちゆが聞くが、ビョーゲンキングダムが完全に蝕まれているせいでそれもできない……詰んだか?いや……まだだな。念のために保険を掛けておいたからそれまでは……
「ごめん、全部私のせいだ……私がグアイワルの罠にはまったせいで……取り返しのつかないことしちゃった……」
「ひなたちゃん、そんなことないよ……」
「そんなことあるよ!だって……ニャトランが反対したのに私が行こうって言ったせいで……みんなも地球も……困っちゃってるじゃん……」
「こんなことになるなんて……誰も思わなかったわよ……」
「分かってた……何やっても私は……私は……失敗する……ちゃんと考えたつもりでも……迷惑かけて……紫乃っちはあんな身体になって……やっぱり私……何もしなきゃ良かった…………」
泣きながら後悔するひなた……あまり自分の事を責めるなと言おうとした瞬間……
「てい!」
一青がチョップを喰らわした。
「い、いっくん?」
「失敗したことを後悔するなよ……」
「で、でも……」
「そうだよ。おまえ、失敗したことばっかり考えるなよ」
ニャトランも励まし始めた。
「それに紫乃のアレは自業自得だろ」
「おい……」
いや、そうだけど…………
「成功したことを考えろよ。俺と話したときとかさ」
「あ……」
そういえば一青がこうして一緒にいられるようになったのもひなたのお陰だったな
「それに……お前は泣いてるより……笑ってる方が……いいぞ」
「いっくん……」
ひなたも元気を取り戻したのはいいけど…………何か見せつけられている気がするのは気のせいか?
「それに……紫乃、お前の事だ。保険かけてるだろ」
『保険?』
のどかたちが僕の方を見てハモった。流石に……
「バレてたか」
「敵の本拠地に向かうのに、鬼殺隊から二人って言うのもおかしいだろ」
「念には念を入れておきたかったから…………」
「どう言うこと?」
「ちゆ、どれくらい持つか分からないけど、アッチは思った以上に蝕まれてないはずだよ……何せ」
「あ!」
グアイワルside
「どう言うことだ?」
思った以上に蝕まれてない……まさか……
「鬼狩りか!?」
まさか……邪魔されるとは……だが……
「それも時間の問題だ!」
プリキュアがいなければ浄化は無理だ
紫乃side
あっちに戻る方法を話し合っていると、ラテがあることに気がつき、浄化技でもしかしたらあっちと繋がるゲートを空けられると言う話になったが……
「あっちは大丈夫だとしても……」
片腕と片足を失ってる状態じゃ……戦いは無理だな
「みんな、悪いけど……」
戻るとしても僕は置いていって欲しいと伝えようとした瞬間、誰かがこっちにやって来た
「誰だ!」
一青、杏寿朗さん、カナエさんが身構えると、現れたのは……
「お久し振りです……と言うべきですね」
珠世さんだった。やっぱり助けてくれたのは……
「紫乃くん……少し失礼します」
珠世さんはそう言って、僕に注射をすると再生できてなかった部分が再生した
「回復剤を打ちました。とは言え力の反動は消えた訳じゃないので……」
「あ、あの……珠世さんって……紫乃くんの」
のどかが僕と珠世さんの関係を話そうとした瞬間、珠世さんは悲しそうな顔をした
「彼と私の関係は限りなく小さい可能性……だからと言って喜ぶことは…………」
珠世さん…………
「私は貴方たちを助けるようにと宗一に言われてきました。後は……」
「みーつけた」
珠世さんがいいかけた瞬間……ダルイゼンに見つかった。のどかたちはプリキュアに変身するのであった。
「「「「スタート」」」」
「「「「プリキュアオペレーション」」」」
「「重なる二つの花!キュアグレース!」」
「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」
「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」
「「時を経て繋がる二つの風‼キュアアース‼」」
「「「地球をお手当て‼」」」
「「「「ヒーリングっとプリキュア‼」」」」
「カナエさん、珠世さんをお願いします!グレースたちは蝕みが少ないところを浄化しろ!」
「紫乃くんは……」
「ダルイゼンの足止めだ!」
「へぇ、お前が相手か」
「紫乃、俺も……」
「一青、お前はグレース達を守ってくれ」
「お前……」
今体力的には僕の方が動ける…………それに……
「無茶をする気はない!」
僕は駆け出し、ダルイゼンに向かっていく
「お前が相手か!まぁいい!」
ダルイゼンが攻撃を避け、光弾を放つ。僕は何とか避けながらダルイゼンに斬りかかる
「ち!面倒だ!」
「紫乃くん!」
グレースの呼び声が聞こえ、振り向くとあっちに続く穴が開いたみたいだ。
『血鬼術!血癒の血柱!』
ダルイゼンを血で出来た柱に囲い込み、全員で穴の中に飛び込むのであった。
何とか元の世界に戻った僕ら。
街はそれなりに蝕みが進んでいたけど…………
「早いところ終わらせるぞ!」
まだ僕らの戦いは終わらない!すこやか市を戻さないと!