ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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07現れる鬼とキュアスパークルのデビュー戦

ひなたの付き添いで、ゆめポートを訪れた僕ら。

ひなたは友達に電話をするが何度もかけてもかからなかった。

 

ちゆは買い物で夢中で気づかないだけと言うが…………

 

「はぁ~やばぁ、またやっちゃった」

 

「またって?」

 

「私、目の前の事にいっぱいになっちゃって、すぐ他の事忘れちゃうんだよね」

 

「まぁしょうがないと言うか……」

 

「大丈夫よ。ひなたちゃん、みんなで探しましょう」

 

「この人数なら直ぐに見つかるさ」

 

「カナ姉、杏兄…………」

 

まぁ、放っておけないからな。するとひなたのフードからニャトランが出てきて、

 

「二人の言う通りだ。ひなた。ひなたが俺を助けようとして遅れたって、その友達に言ってやるからさ」

 

「友達にバレるペエ……」

 

「隠す気あるのか?」

 

僕とペギタンが突っ込みを入れつつ、のどかさんとちゆの二人が代わりに説明することとなり、僕らは捜索を開始するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

探し回っているとラテがくしゃみをした。まさかメガビョーゲンが…………

 

「のどか、これって」

 

「メガビョーゲン!?」

 

「ひなたは俺に任せろ」

 

ニャトランがひなたを安全な場所に誘導し、僕らはラテの声を聞いた。

 

『キラキラ、鏡が泣いてるラテ。近いラテ』

 

「鏡?」

 

そんなものからもメガビョーゲンが生まれるのか?僕らは爆発音が聞こえた方へと行くと、メガビョーゲンが暴れていた。

 

「のどか、ちゆ」

 

「行くラビ‼」

 

「私たちも」

 

「うむ‼」

 

「行こう」

 

「「スタート‼」」

 

「「プリキュア‼オペレーション‼」」

 

「エレメントレベル上昇ラビ‼」

 

「「キュアタッチ!」」

 

「「重なる二つの花!キュアグレース!」」

 

「エレメントレベル上昇ペエ!」

 

「「キュアタッチ」」

 

「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」

 

のどかさんとちゆがプリキュアに変身し、僕らは日輪刀を抜く。

 

するとメガビョーゲンの近くに筋肉隆々の男が現れた。

 

「ははははは、出たなプリキュア‼それに鬼狩り‼」

 

「あれは!?」

 

「ビョーゲンズのグアイワルラビ‼」

 

「お前たちの力‼この俺に見せてみろ‼やれ‼メガビョーゲン‼」

 

グアイワルの指示にて、メガビョーゲンが襲いかかる。僕は呼吸を使おうとした瞬間、横から鋭い攻撃を受け、近くの壁に叩き付けられた

 

「かはっ!?」

 

「紫乃くん!?」

 

「ビョーゲンズか!?」

 

メガビョーゲンの前には赤い髪に額には角を生やした、金棒を持った男がいた。

 

「初めましてだな。俺は酒呑。お前たちが鬼狩りか?」

 

「酒呑?」

 

「あれがカナエさんたちが言っていた鬼……」

 

「違うわ……私たちが戦っていた鬼とは違う」

 

「妖怪などの鬼と言うことか」

 

「話は聞いてるぜ‼柱の二人‼楽しませろよ」

 

酒呑が大きく金棒を振った瞬間、地面が割れてカナエさんたちに瓦礫が襲いかかる。二人は瓦礫を避ける中、僕は立ちあがり、酒呑の首めがけて……

 

「『雪の呼吸!一の型‼初雪』」

 

斬ろうとするが、酒呑に刀を掴まれ、そのまま投げ飛ばされた。

 

「紫乃くん!?」

 

ギリギリの所でグレースに助けられたけど、グレースたちもメガビョーゲンの反射攻撃に苦戦していた。

 

どうすればいいのか考えていると…………

 

「うそ、何これ?プリキュア?」

 

「ひなたちゃん!?」

 

「避難したはずじゃ!?」

 

「見られたペエ」

 

「もうニャトラン‼何してるラビ」

 

こんな状況で…………ニャトランのやつ……まさかと思うけど…………

 

ひなたはと言うと…………

 

「か、可愛い~‼」

 

何か目を輝かせていた。そんなひなたを見て、その場にいた全員が戸惑っていた。

 

「え?え?何これ?めっちゃ可愛い~どうやって着替えたの?誰デザイン?あ~もう、超可愛い~」

 

こんなときになんと言うかぶれないな…………

 

「雑魚は退いてろ‼」

 

不意に酒呑が蹴りを喰らわし、僕はそのまま壊れたお店の中に吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

 

お店の中に吹き飛ばされた僕。血だらけになりながら、立ち上がる。

 

「くそ…………」

 

何とか立ちあがろうとした瞬間、ひなたが飛ばされてきて、僕を下敷きにした。

 

「いたた…………紫乃っち、ごめん、大丈夫?」

 

「早く退いてもらえたら嬉しいのだけど…………」

 

「ひなた、紫乃、大丈夫か?」

 

「私は大丈夫だけど…………紫乃っちは?」

 

「僕も…………つぅ!?」

 

身体中にに痛みが走った。頑丈な身体だけど、よく死なないですんだな…………

 

「紫乃っち…………無理しないで、ニャトランは大丈夫?」

 

ひなたは持っていたハンカチで血を拭くと、ニャトランの事を心配していた。

 

「俺、ひなたの事気に入ったぜ。心の肉球にキュンときた。なぁひなた。俺と一緒にプリキュアになんないか?」

 

「えっ?私もなるの?」

 

「あの怪物、ビョーゲンズから地球を守んないか?」

 

「地球を……守る?」

 

「そう、お前の中の好きなものや大切なもの、お前の手で守るんだよ。ひなた、お前なら出来る。て言うか俺はお前と組みたい‼」

 

ひなたは決意したのか、ニャトランに触れ、

 

「紫乃っちも一緒に守ってるんだよね」

 

「あぁ」

 

「それなら、やるよ‼ニャトラン」

 

まばゆい光と共にヒーリングステッキが現れ、ひなたはプリキュアに変身する。

 

「スタート‼」

 

「プリキュアオペレーション‼」

 

「エレメントレベル上昇ニャ‼」

 

「「キュアタッチ‼」」

 

「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」

 

僕は何とか立ちあがり、スパークルと並び立つ。

 

「行くぞ。スパークル」

 

「紫乃っち、大丈夫なの?」

 

「気合いで何とか…………」

 

「無理はしないでね」

 

スパークルと共に駆け出し、スパークルはメガビョーゲンを相手取り、僕は酒呑に立ち向かう

 

「ハアアアア‼」

 

酒呑の金棒を受け流し、首を狙う。酒呑は避けていく

 

「ちっ‼」

 

「紫乃っち、凄い‼私も‼」

 

ひなたはヒーリングステッキから黄色いエネルギー弾を放つが、メガビョーゲンの反射で返される。だけどそれを更に返してメガビョーゲンを吹き飛ばす。

 

「やるな‼スパークル」

 

「雑魚が!?」

 

「よそ見はしないほうが」

 

「いいですよ」

 

『伍ノ型‼炎虎』『伍ノ型‼徒の芍薬‼』

 

向かってくる酒呑に対して、カナエさんたちが攻撃して吹き飛ばす。

 

「くっ!?」

 

「止まったところに‼『参ノ型‼雪桜‼』」

 

僕は更に追撃を放ち、酒呑の腕を切り落とす。

 

「紫乃っちも頑張ってる‼なら、私たちも一気に止めを」

 

「待て!?ひなた‼浄化するんだ」

 

「浄化?」

 

一瞬立ち止まるスパークルに、メガビョーゲンが攻撃を放とうとするが、グレースとフォンテーヌがサポートに入り、スパークルを助けた。

 

スパークルはその隙にキュアスキャンを使い、エレメントさんの居場所を確認した。

 

「このまま一気にデビュー戦、大技決めるぜ」

 

「OK、エレメントチャージ‼」

 

「「ヒーリングゲージ上昇‼」」

 

「プリキュア‼ヒーリング・フラッシュ‼」

 

黄色いエネルギーがメガビョーゲンを貫き、エレメントさんを助けて、メガビョーゲンを浄化した。

 

『ヒーリングッバイ~』

 

「「お大事に」」

 

メガビョーゲンが浄化され、グアイワルは撤退。酒呑は落ちた腕をくっつけると、

 

「何でお前は立ち上がるのか分からないが、楽しめそうだ」

 

「貴方は…………私たちが知る鬼とは違うのですね」

 

「人から鬼になったのではなく、元から鬼ということだな」

 

「あぁ、そうだ。だが面白いことを教えてやる。お前たちの知る鬼は…………俺たちの配下になっている‼鬼神様の力によってな‼」

 

「「!?」」

 

「ガキ‼お前は確実に殺す‼」

 

酒呑はそう言って姿を消すのであった。鬼……それに鬼神とカナエさんたちの知っている鬼が…………

 

 

 

 

 

 

 

 

それからエレメントさんの無事を確認し、ラテも力を分けてもらって元気になった。

 

 

 

 

「そう言えば紫乃っち、体大丈夫?」

 

「まだ痛いけど…………元気だよ」

 

「頑丈すぎない?」

 

「昔からと言うか…………」

 

おじさんと出会ってから怪我とか治りが早いんだよな…………

 

こうしてひなたもプリキュアの仲間入りするが…………

 

「紫乃の身体については?」

 

「特異体質と言うべきでしょうか……治りが早いだけの人間ですよ」

 

「うむ、しかし奴らもいるとは」

 

「あの鬼の口振りでは日の光なんて関係ないみたいですね」

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