ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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114 最終決戦 雪の呼吸

鬼神によって別の場所に連れてこられた僕。そこには師匠が……東堂さんが待ち構えていた。

 

「来たか」

 

「……あんたが最後の相手ってどういうことだ?」

 

「そのままの意味だ。お前が俺を倒さない限り…………な!」

 

刀を抜き、駆け出してきた。僕も構えて……

 

『『雪の呼吸!壱ノ型!初雪』』

 

同じ技を放つが、東堂さんの方が上手で弾かれ……

 

『弐ノ型!吹雪』

 

何十回も身体を貫く。

 

「どうした?その程度なら治るだろ」

 

治るけど……普通の攻撃よりもかなり効くんだよ……

 

「お前の力……その血は鬼舞辻の血を宗一が改良したもの…………知っているな」

 

「あぁ……それで一度苦しんだよ……」

 

鬼神の角とかと言う奴でな……だけどそれでも立ち上がれたのは……

 

「みんなが……好きな人がいたから立ち上がれた」

 

「ならば!」

 

『雪の呼吸!参ノ型!雪桜』

 

『雪の呼吸!玖ノ型!奏雪』

 

攻撃を受け流しながら、武器破壊を狙う。だけど……弾こうとした瞬間、東堂さんの攻撃の重さに負け、刃が地面に埋められ…………

 

『捌ノ型!雪桜死』

 

縦に五回切りつけられる。攻撃の速度が速い…………

 

「同じ使い手でもこうまで違うのは……お前はまだ使いこなしているだけだから」

 

『玖ノ型!死雪!』

 

両腕が切り落とされる。まだ……だ……

 

「俺は極めた。極めた技には勝つことはできない」

 

首に切っ先が当てられる。

 

「どうする?鬼の力を使うか?」

 

鬼の力を使えば…………勝てる可能性がある…………もしくは痣を発現させれば…………

 

「僕は……」

 

両腕を再生させた僕は当てられた刃を掴み、立ち上がる

 

「使わない……あんたには…………雪の呼吸で勝つ!」

 

後ろへと下がり、刀を納めて、構える

 

「これが……あんたに見せる……最後の技だ!」

 

「ほう……なら…………」

 

東堂さんは構えながら、身体を鬼へと変える。

 

「見せてみろ!お前の最後の技を……打ち砕く!」

 

「ここで……極める!」

 

刀を抜いた瞬間、東堂さんの刃が上から振り落とされる。

 

今は避けることは考えない…………雪の呼吸と恋の呼吸と風の呼吸と…………

 

 

 

 

 

 

 

「花の呼吸の型を見せてほしい?」

 

「うん」

 

「でも?どうして私に?カナヲの方が……」

 

「あぁ……なんと言うか……カナエさんの方が今編み出している技に合ってると言うか…………」

 

「そう、それじゃ……見せるわ」

 

優しく微笑みながら、僕の鍛練に付き合ってくれたカナエさん…………もしも、もしも生きる世界が同じだったら……この人の運命は変わっていたのかもしれない…………

 

 

 

『雪の呼吸!奥義!拾ノ型!雪月花!』

 

 

 

 

刀を納めると…………東堂さんの両腕は切り落とされ、身体に横一閃入れられて、血が吹き出した。

 

「……見事…………」

 

「……教えてくれ……あんたは死んだはずだ。何で……」

 

「簡単だ…………あの場所に……いた……皆には偽りの記憶を植え付けていたんだ」

 

「……鬼神の力か?」

 

「あぁ…………俺は…………鬼神と戦いながら奴の計画を知った…………そしてそのために…………お前を鍛えた」

 

「何で……鬼神は何をしようと……」

 

「プリキュアと合流しろ……そして……………………真実を知れ………………俺は……鬼神の最後の計画のために死ぬ…………」

 

「………………」

 

僕は後ろを向き、みんなのところへと向かう。戦っているときにアスミのワープが見えた。あそこに……みんなが…………

 

「…………紫乃……拾ノ型……雪の呼吸の奥義を自分のものにしたな………………頑張ったな………………後は鬼神が危惧していたことが………………起きないことを祈る…………ネオキングビョーゲンを倒して……終りにしてこい………………」

 

 

 

 

 

 

 

皆のところに向かうと、みんなは進化したシンドイーネに苦戦していた。

 

「あーあんなところにキングビョーゲン!」

 

スパークルが指を指してそう叫ぶと

 

「引っ掛かるわけないでしょ!グアイワルじゃあるまいし!と言うかキングビョーゲンじゃなくネオキングビョーゲン様よネオキングビョーゲン様!いい加減覚えなさい!」

 

一瞬の隙をついて、アースとフォンテーヌとグレースがエレメントボトルを使い

 

「音のエレメント!」

 

「雨のエレメント!」

 

「葉っぱのエレメント!」

 

シンドイーネを吹き飛ばす。

 

「なめた真似を」

 

「これでどうだ!」

 

僕は血の塊をシンドイーネにぶつけ、目を塞ぐ

 

「紫乃くん!」

 

「今だ!」

 

『ヒーリングアニマルパワー全開!』

 

『アメイジングお手当て!準備OK!』

 

「プリキュア・ファイナルヒーリングっど・シャワー!」

 

ヒーリングっど・シャワーでシンドイーネは進化する前に戻される

 

「まだよ……まだ……ネオキングビョーゲンのお役に……」

 

「浄化しきれなかった……」

 

するとラテが必死に何かを伝えようとしていた。

 

「おあ……おあしす」

 

「そうか!みなさん、ヒーリングオアシスを」

 

アスミはそう伝えると、シンドイーネを抱き抱え

 

「トリプルハートチャージ!」

 

「「届け!」」

 

「「癒しの!」」

 

「「パワー!」」

 

「「「プリキュア・ヒーリングオアシス‼」」」

 

ヒーリングオアシスがシンドイーネに直撃し、浄化されると、シンドイーネの欠片をアースが取り込んだ

 

「取り込んで良かったのか?」

 

「ネオキングビョーゲンを倒すために必要なの……」

 

必要って……

 

四人から話を聞くと、確かにその方法なら…………

 

「紫乃……大丈夫?」

 

「……ちょっと悪いけど……」

 

心配そうにしているフォンテーヌを僕は抱き締めた。

 

「あ……」

 

「敵とはいえ……恩人を……直ぐに立ち直るから…………」

 

「うん……」

 

「人が戦ってる最中にいちゃついてるのか?」

 

すると一青とカナエさんたちがこっちにやって来た。僕は直ぐにフォンテーヌから離れ…………

 

「後は……」

 

「うん、みんな、行こう。お手当てしに……」

 

最後の戦いの場所へと向かうのであった。

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