ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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116 悪鬼襲来

一青side

 

ゆっくり歩む一人の男。こいつが鬼舞辻…………朝日に照らされてもなお動けているのは…………

 

「不思議そうだな。滅びたはずの私がいることが……」

 

ゆっくりと身体を変化させていき、13本の細い管と身体中に鋭い牙を生えた。

 

「あの日、私は確かに滅びたが……一つの細胞のみ、この楔の中に逃がした」

 

楔を抜いて、俺たちに見せた。あれは……まさか……

 

「これはあちら側の鬼神の角……それを手にして、次元の中に実を潜めつつ、童磨に気を伺うように命じたのだ……そして今、私は日を克服した!そしてまずやることは…………」

 

管と両腕が伸び、地面を抉る。

 

「お前たち鬼狩りの復讐だ」

 

囲っていた俺たちに向かって、鬼舞辻の攻撃が迫る。

 

「全員!頭を下げろ!」

 

悲鳴嶋さんの声が聞こえた瞬間、咄嗟に頭を下げ……俺は鬼舞辻に向かっていく。

 

「ダメだ!?一青!」

 

炭治郎の制止の声を無視しながら、俺は技を放つ

 

『十二月の呼吸!終りノ月!終月!』

 

鬼舞辻の身体を切っていくが…………

 

「その程度か?」

 

切ったはずなのに……傷が…………

 

右腕が迫り来る中、咄嗟に防ごうとするが、そのまま吹き飛ばされ……

 

「いっくん!?」

 

「かはっ……」

 

左腕の感覚が……ない…………見てみると、千切れそうになっていた。

 

「まずいぞ……人数はあの時以上だが…………確実にやつを倒す方法がない」

 

「日の光も効かないか」

 

「そして……珠世の薬もな…………選ばせてやる」

 

鬼舞辻の身体中の口から血が吹き出し、雨のように降りだした。その血に触れた瞬間、身体に痛みが走る

 

『血鬼術!不血癒ノ雨』

 

「毒におかされて死ぬか……楽に殺されるか……選べ」

 

誰も……選ばない……選ぶのはこいつの死だけだ…………だけど……倒す方法なんて……

 

「みなさん!浄化技を!」

 

するとテアティーヌの言葉を聞き、あることを思い出した。そうだ……プリキュアなら……奴を倒せるはずだ……

 

「ほう……面白いことを言うな」

 

鬼舞辻が攻撃を繰り出そうとした瞬間、奴の身体に鎖が巻き付いた。

 

「私たちがこいつを押さえている!今のうちに!」

 

「分かりました!みなさん!」

 

「うん!こいつをこのままにしていたら」

 

「みんなが……」

 

「紫乃……私たちが必ず浄化するから」

 

『ヒーリングアニマルパワー全開!』

 

『アメイジングお手当て!準備OK!』

 

「プリキュア・ファイナルヒーリングっど・シャワー…………」

 

ヒーリングっどシャワーを放とうとした瞬間、鬼舞辻は…………

 

「いいのか?私の中にいる小僧も死ぬぞ」

 

「「「!?」」」

 

鬼舞辻の言葉を聞いた瞬間、浄化技が消え…………

 

「死ね!」

 

鬼舞辻から放たれた衝撃波にみんなが吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

 

フォンテーヌside

 

「フォンテーヌ……大丈夫ペエ?」

 

衝撃波をぷにシールドで守ってくれたみたいだけど…………みんな、倒れていた。

 

「グレース……スパークル……アース……みんな……」

 

「人はほんの小さな希望にすがるが……無様でしかないな」

 

「えっ……」

 

「奴は取り込んだ瞬間、死んだ!私を倒しても無駄だ」

 

紫乃……が……もう……

 

「厄介な力だが……所詮は小娘。このまま死ぬがいい」

 

「フォンテーヌ!逃げるペエ!」

 

死ぬの……私……こんな悪鬼になす統べなく……殺されるの…………いや……いや……助けて……助けてよ…………

 

 

 

紫乃!

 

 

 

 

 

『月の呼吸!』

 

『ヒノカミ神楽』

 

突然鬼舞辻の両腕が切り裂かれ、鬼舞辻は後ろへと下がった。私の前には一青と炭治郎の二人がいた

 

「まだ……死ぬかよ……」

 

「お前を……このまま逃したら……」

 

二人が鬼舞辻に刀を向けると、倒れていたみんなも起き上がる。

それを見て……ううん、別の事に鬼舞辻は驚いていた。

 

「どういうことだ!?何故……致命傷を与えたはず!いや、毒に侵されて立ち上がることなぞ!」

 

確かに……それに一青の左腕も治ってる?

 

 

 

 

 

 

 

鬼舞辻side

 

私の中の細胞にいるはずの小僧を呼び出すが……一向に現れない。まさかと思い、中枢へと向かうとそこには……

 

「馬鹿な!?」

 

「何を驚いてるんだ?」

 

何故だ……取り込んだはずなのに……

 

「お前は僕を取り込んだと思っていたみたいだけど…………そうはいかないみたいだな」

 

「き、貴様!?」

 

「日の光の克服で気づかなかったみたいだな…………まぁお陰で……お前を殺せる」

 

小僧は笑みを浮かべていた。まさか……まさか…………!?

 

「さぁ……終わらそう……鬼舞辻無惨!」

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