ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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118 帰りを待つ

のどかside

 

あれから数日後…………世界に平穏が訪れた。

 

何か変化があったとしたら、街のみんなの様子が少しだけ変わった。何だかラビリンたちのこと知ってるみたいで……気のせいかな?

 

そして…………

 

「帰るんだね」

 

「うん、ここでやれることはやれたと思うから……」

 

私は炭治郎くんたちの見送りをラビリンと一緒にしていた。みんな、元の世界に帰るけど……

 

「紫乃はきっと生きてるはずだから……」

 

「えっ?」

 

「先に帰った珠世さんが言っていたんだ。どんなに改良しても血鬼術で作られたものはその鬼が死ねば消えるって……でも……」

 

炭治郎くんはある小瓶を見せた。これって……

 

「消えずに……それに効果も残ってる……だから紫乃は生きてる」

 

生きてる……紫乃くんが…………

 

「だから……私たちは残るわ」

 

すると紫乃くんの家からカナエさん、狛治さん、恋雪さんが出てきた。三人はこの世界に残るみたい。

 

「でも残って大丈夫ラビ?あっちで色々と変なことが……」

 

「テアティーヌが言うには、大丈夫だって……ちゃんと転生もするとか……」

 

一体どういう理屈なのか分からないけど…………でも

 

「紫乃くんの帰る場所……守っていくんですね」

 

「えぇ、これから先……ずっとね」

 

「それじゃ……のどか、ありがとう。また」

 

「うん、またね」

 

みんなは元の世界に戻っていった。そういえばあの薬……持って帰ったけどいいのかな?

 

「明日はアスミちゃんたちが帰るのね」

 

「うん」

 

「のどか、淋しいラビ」

 

「淋しいけど……」

 

心配なのはちゆちゃんだ…………ちゆちゃんはあれからいつものように明るく振る舞ってるけど、無理してるみたい…………

 

「ちゆちゃんなりに……頑張ってるはず」

 

「そう言えば一青くんの家は?鬼たちがいるけど……」

 

「あぁそれなら、珠世さんが帰り際に薬を渡して人に戻って、今でも一青くんの家に住んでるみたい」

 

騒がしいと言いながらも嬉しそうにしている一青くん。

家族の事は昨日遠くから見てきたと話していた。

その後くらいにようやくひなたちゃんと付き合うようになったとか……

 

「そう……」

 

だからね……紫乃くん……早く帰ってきて……

 

 

 

 

 

 

 

一青side

 

「あーもう!何で宿題しないとダメなの!」

 

「溜め込んでるお前が悪い」

 

ひなたの家でひなたの宿題を手伝っている。何と言うかいつも通りな感じがするけどな……

 

「付き合い始めたんだからデートしたかったのに……」

 

「それはお前が悪い。それに……」

 

「ちゆちーのことだよね」

 

俺とひなたは少しちゆに気を遣っている。本人は気にしなくていいって言っていたけど…………

 

「紫乃っち…………生きてるよね?」

 

「多分な……」

 

薬については俺も……と言うよりみんな知っているけど…………

 

「あの馬鹿……」

 

「早く……帰ってこないかな……」

 

俺もひなたも帰りを待ってる……だから……早く……

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゆside

 

いつも通りの朝、いつも通りの日常の中……私は……みんなに心配かけまいといつも通りに振る舞っていたけど…………

 

「やっぱり……無理してるって思われてるわよね……」

 

砂浜でそう呟く。

みんなに心配かけまいとしてるけど…………やっぱり辛いわね

 

泣かないようにしてるのに…………

 

「紫乃…………」

 

 

 

 

 

 

それからラビリンたちがヒーリングガーデンに帰っていき、私たちはそれを見送った。

 

 

 

 

 

 

 

アスミside

 

ヒーリングガーデンに戻った私たち。すると出迎えてくれたテアティーヌがある場所に案内してくれた。

 

「ここは?」

 

「まだ蝕まれてる場所ラビ」

 

「ゆっくり時間を掛けて浄化しないとペエ」

 

「にしてもテアティーヌ様は何でここに俺たちを?」

 

「先に戻った際……あるものを見つけました。私たちは保護を……」

 

たどり着いた場所には…………

 

「そんな…………」

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