一青side
突然ラテが具合悪くなり、話を聞くとメガビョーゲンがヒーリングガーデンに現れたらしい。俺達は急いでそこへと向かうと小さなヒーリングアニマルを捕まえたメガビョーゲンが六体いた。
のどかたちはプリキュアに変身し、俺は刀を抜いた。
グレースたちはヒーリングアニマルたちを助けようとするが、見事なくらいに連携されて苦戦していた。
「プリキュア!エレメントはあの赤い奴の中だ!」
「えっ?エレメントさんが一人だけ?」
「すこやか饅頭は六個入りで一つラビ」
だからなのか?それはそれで面倒だけど……
「六個入りで一つ……」
するとアースの動きが鈍り、メガビョーゲンの攻撃を受けてしまった。
「アース!?」
「どうしたの?どっか調子悪いの?」
グレースたちが心配していると、アースは泣きながら……
「すみません……あのすこやか饅頭を攻撃するなど……私にはとても……」
「「「好きすぎー」」」
三人揃って突っ込みをいれるけど……状況が悪すぎる
「恐らくあれに野生のナノビョーゲンがついていたんだろ。人間がナノビョーゲンを持ち込んだんだ」
サルローがそう告げた瞬間、グレースたちは……
「それなら尚更私たちが責任もって浄化しなきゃ……」
「ごめんね。私たちのせいで……」
「こんな失敗やらかすとか思ってもみなくて……」
「今更なんだ!災いを持ち込むのはいつだって人間なんだ!」
グレースたちが動揺してる。くそ……違うって否定したい……
すると鬼神の牙がある方から爆音が聞こえた瞬間、何かが俺達の前に現れた
「…………」
白髪に両腕は金属で出来ており、額には二本の角が生えた男。こいつは……
「ヒーリングアニマルが人間に見切りをつけた。そのため処理を開始する」
「まさか!?」
テアティーヌがそいつを見て、驚きを隠せないでいた。
「みなさん!逃げてください!それは鬼神の牙!サルローの声を聞き、起動を!?」
何だって!?だけど……何でサルロー一人に?
「鬼神の牙には……二つの怨念が宿り……人間への憎しみが……強くなっていましたが……まさか……こんなときに……」
「くそ!グレースたちは……」
メガビョーゲンをと言おうとした瞬間、俺の前に鬼神の牙が現れ、腹に思いきり一撃を喰らった。
「かはっ!?」
「いっくん!?」
「処理する!処理する!」
「どうして……何で……」
戸惑うグレース。すると牙は動きを止め……
「お前たち人間は自分の事しか考えていない。それがもたらすものに気づかずに……」
「でも!それは……」
「ならば何故お前たちの仲間は死んだんだ」
「「「!?」」」
こいつ、紫乃のことを言ってるのか?
「お前たちが世界を救うために犠牲にした。助ける方法を探さずに」
「ち、ちがう……犠牲になんて……」
「あれは……紫乃が……」
「あの時は……そうするしか……」
「そう言い訳して、自分達が正しいと決めつけている」
牙の言葉に対して、言い返せないグレースたち。くそ……
「大地を汚し、海を汚し、動物を傷つけ、仲間を見捨てる。人間は浄化するべき……」
「紫乃は……生きてる……」
フォンテーヌが必死に否定しようとするが……牙は
「ならば何故助けに来ない。それはお前たちに見切りをつけたからだ」
「ちが……」
「また否定」
フォンテーヌside
牙の言葉を否定できない……私は……私は……
「先ずはお前から処理する」
両腕を二本の剣に変えて、襲いかかる。私は咄嗟にぷにシールドで防ごうとするが、間に合わない………………
「フォンテーヌ!?」
「逃げて!?」
「くっ!?」
「くそ!」
みんなが駆け寄ろうとするが……間に合わない………………
紫乃…………助けて……………………
『雪の呼吸!壱ノ型!初雪』
迫り来る剣を打ち砕く音と共に…………雪が舞い散る
そして私の前に…………
「持ってきてくれてたのか。良かったよ……」
白い日輪刀を持ち、いつも私たちを助けてくれた優しい声…………
「嘘……」
「本当に?」
「来てくれたんですね」
「たくっ……遅いぞ」
「紫乃……紫乃……紫乃!?」
「お待たせ!ちゆ……みんな!」
話の都合上、三話に分けることに……