ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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09 水族館で深まる絆

ひなたとちゆのお互いの悩み…………何とか解決してやりたいなと考えていると、のどかが訪ねてきた。

 

「こんな時間にどうしたんだ?」

 

「ごめんね。あの、紫乃くん。明日予定ある?」

 

「明日?特にはないけど…………」

 

「明日、水族館に行かない?」

 

のどかと二人きりで…………なのか?

 

「みんなで‼」

 

うん、だと思っていたよ。のどかは僕にチケットを四枚見せた。

 

「お母さんにちゆちゃんとひなたちゃんの事相談したの。そしたら一緒にいる時間を増やしたら自然と深まるって…………それでもらったの」

 

一緒にいる時間か。そのためのお出掛けもいいかもしれないな。

 

「わかった。明日行こうか」

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

「お待たせ~」

 

「二人とも早いな」

 

すこやか水族館に来た僕ら。何というか二人が先に来てるのを見るとその間の会話とか気になる…………

 

「どこ行く?」

 

「それじゃ私、イルカ…………」

 

ひなたがいきたい場所を言おうとするが、すぐにやめ、ちゆの方見て…………

 

「ちゆちの行きたいところに行こう」

 

「私はどこでもいいわよ」

 

「うっ……」

 

「じゃあね、私イルカ見たい」

 

のどかの希望でイルカを見に行くことになった。

 

 

 

 

 

それからイルカショーを見て、今度は中にあるクラゲの水槽を見ていた。

 

「ふわぁ~きれい~」

 

「すご~い、意外とめっちゃ可愛い」

 

「そうね……夢みたい……」

 

ちゆがクラゲに見とれていた。

 

「こうやって見に来るのは久しぶりだな」

 

「小さい頃ね……懐かしいわ」

 

「何だかちゆちー、教室にいるときと全然違う」

 

「私、そんなに怒ってる?」

 

「違うよ。雰囲気が柔らかいと言うか…………あわ、あわわわ!?」

 

水槽の泡に驚くひなた。するとちゆが笑いをこらえ始めていた。

 

「あわわって、泡見てあわわって……」

 

「えっ?ダジャレ?」

 

それからひなたはダジャレを言って、ちゆを笑わせていく。

 

「相変わらずツボに入りやすいな…………」

 

「そうなの?」

 

幼い頃から変わらないというか、変わってないな。

 

するとラビリン達がペギタンがいないことに気がついた。まさかと思うけど…………

 

「迷子か?」

 

 

 

 

 

 

 

 

水族館中を探し回り、お土産コーナーを探していると、ラテが具合悪くなった。僕らは人目を避けてラテの声を聞くと……

 

『ここの泡が泣いてるラテ』

 

「ここの泡?もしかして水槽の泡?」

 

「急いでメガビョーゲンを探しましょう。被害が大きくなる前に‼」

 

「待ってよ。ペギタン見つけるのが先でしょ」

 

「でも……」

 

「ペギタンだって、ちゆちーを探してるよ‼一人で心細くて泣いてるかも……」

 

「メガビョーゲンが現れたのよ‼放っておくわけにはいかないじゃない」

 

言い争う二人。こんなときに止めろと言おうとした瞬間…………

 

「どっちも探そう。ペギタンは私たちの大事なお友だちだし、それにメガビョーゲンを見つけても、ペギタンがいないとちゆちゃん、プリキュアになれないでしょ」

 

「確かにのどかの言う通りだな」

 

にしてものどかは言い争う二人を止めるなんてすごいな…………それも諭すように優しく…………

 

「わかったわ」

 

「私たちはあっちを探そう」

 

ちゆとひなたが一緒に探しにいき、僕とのどかは別の方へと向かった。

 

「のどかはすごいな」

 

「何が?」

 

「言い争う二人を止めるなんて…………僕なら絶対に怒鳴ってた」

 

「たまたまだよ。紫乃くんでも止められてたよ」

 

「そうかな?」

 

走りながらそう話していると…………僕らの前に白髪の少女が現れた。

 

「あの人!?」

 

「のどか……先に行って」

 

「でも……」

 

「やつの狙いは僕だ。早く‼」

 

「うん」

 

のどかは少女の隣を通り抜けた。少女は特に攻撃とかせず見逃す。

 

「今日はプリキュアの相手は私ではないからな。狙いはお前だ‼」

 

「お前はカナエさんが言っていた鬼か‼」

 

「鬼神様の命を受け、お前を倒す‼この下弦の肆‼零余子が‼」

 

爪を鋭く伸ばす零余子。僕は日輪刀で防ぐ。

 

「日の光は関係ないのか‼」

 

「鬼神様のお陰でな‼」

 

「なら、首が弱点なのは変わらないか‼」

 

爪を弾き、零余子の首を狙う。

 

「『一の型‼初雪‼』」

 

「くぅ!?」

 

ギリギリのところを避ける零余子。

 

「下弦の肆…………普通の奴と違って強いはずだよな」

 

さっきから逃げることに集中してる気が…………気のせいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

零余子side

 

違う。酒呑様から聞いた話と違う。このガキ……強い。普段なら柱相手に直ぐに逃げていた私でもこのガキには勝てるはずだと言われたのに…………考えが甘かった。

 

 

 

 

紫乃side

 

一気に距離を積め、零余子の腕をつかみ、投げ飛ばした。

 

投げ飛ばした先にはのどか、ちゆ、ひなたがいた。どうやらペギタンとメガビョーゲンを見つけたみたいだな。

 

「ちっ、あんた、何やられてるのよ‼」

 

「やられてない!?でも足止めはしておいた」

 

零余子はそのまま姿を消した。さて後はメガビョーゲンだな。

 

「みんな…………お手当てするわよ‼」

 

何かちゆが怒ってるけど…………何があった?もしかしてシンドイーネが何かしたのか?

 

「「「スタート」」」

 

「「「プリキュアオペレーション」」」

 

「「重なる二つの花!キュアグレース!」」

 

「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」

 

「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」

 

「「「地球をお手当て‼」」」

 

「「「ヒーリングっとプリキュア‼」」」

 

プリキュアに変身したのどかたち。僕も並び立った。

 

「小賢しい‼」

 

メガビョーゲンが攻撃を放ち、僕らは避けると、スパークルが

 

「小賢しいってどういう意味?」

 

などと考え出していた。その隙にメガビョーゲンが攻撃を仕掛けてきたけど、僕とフォンテーヌが攻撃を弾く。

 

「生意気って意味よ」

 

「何それ!?めっちゃ失礼じゃん!?」

 

「ならさっさと倒すぞ‼『二ノ型‼吹雪‼』」

 

メガビョーゲンの体を何十回も突き刺し、怯ませると

グレース達が三人同時に蹴りを喰らわす。更に怯んだメガビョーゲンをグレースがキュアスキャンでエレメントさんの場所を確認し…………

 

「フォンテーヌ‼」

 

「えぇ‼エレメントチャージ‼」

 

「ヒーリングゲージ上昇‼」

 

「プリキュア・ヒーリングストリーム‼」

 

フォンテーヌの浄化でメガビョーゲンを浄化するのであった。

 

「「お大事に」」

 

 

 

 

 

 

 

 

無事に浄化して、エレメントさんも助け、ラテも元気になった。

 

僕はと言うと…………

 

「何だったんだ⁉あの鬼は…………」

 

考えても仕方ないか。

 

 

 

 

 

 

 

ビョーゲンキングダム

 

零余子の前には真っ赤な鎧を纏う男がいた。

 

『逃げたな。零余子』

 

「ひっ、す、すみません」

 

『思った以上に手強いか?』

 

「そ、それは…………」

 

『なら、油断せずに挑めば良い。日の光を克服したお前たちは自由に動けるのだからな』

 

「あ、はい…………」

 

前の上司なら殺されるはずが、全くと言っていいほどおとがめがない。

 

『お前たちが動くことで、キングビョーゲンと我が力を得る。お前たちは人を食うことなく、ただ自由に戦え‼そして生きて戻れ』

 

「は、はい‼」




やさしいせかいな敵の組織
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