15 のどかの思い
とりあえずのどかのお母さんを待とうと話をしようとした瞬間、ラテがくしゃみをし、具合悪そうにしていた。
「ラテ!?」
「これって!?」
「ビョーゲンズだよ、ビョーゲンズ」
のどかは急いで聴診器でラテの声を聞くと…………
『あっちの方でイチゴさんが泣いてるラテ……』
イチゴって、まさかのどかのお母さんが行ってる場所じゃ…………僕らは急いでその場所へと向かうのであった。
イチゴ農園まで走っていく僕ら。するとのどかは足が縺れてしまい、転びそうになった。
「のどか!?危なかったラビ」
「のどかっち、大丈夫?」
「今回は私たちでお手当てするわ。のどかはラテと後から来てくれれば…………」
「行くよ…………私もラテも……危ないのはイチゴだけじゃない。大好きなお母さんもなの」
のどかは強い意思を秘めた目でそう告げる。
「私たちが寂しいとき、お母さんが助けてくれた。今度は私たちが助ける番なの‼」
走り出そうとするのどか。するとカナエさんは…………
「落ち着きなさい」
「カナエさん…………」
「紫乃くん」
「分かった」
僕はのどかを背負う
「お姫様だっこじゃないの?」
お姫様だっこって…………試しにやってみることにした。
「紫乃くん/////」
「私も前にしてもらったな~」
「なんと言うか少しは気にしたりしないのかしら?」
突っ込まれつつ、先を急ぐ僕らであった。
そんなこんなでイチゴ農園にたどり着くとメガビョーゲンが暴れていて、その近くにダルイゼンとのどかのお母さんが倒れていた。
「お母さん!?」
「へぇ、来たんだ。プリキュア」
「みんな…………行くよ」
「「「「スタート」」」」
「「「「プリキュアオペレーション」」」」
「「重なる二つの花!キュアグレース!」」
「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」
「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」
「「「地球をお手当て‼」」」
「「「ヒーリングっとプリキュア‼」」」
のどか達がプリキュアに変身し、メガビョーゲンへと向かっていく。メガビョーゲンは蔓も伸ばしていくが、グレース、フォンテーヌ、スパークルは蹴りで弾く
そして着地して、三方向からシールドで押さえつけ、僕はその間に攻撃をしようとした僕とカナエさんだかが…………
『メガビョーゲン‼』
メガビョーゲンは思いきり力を解き放ち、僕らを吹き飛ばした。
みんなが何とか着地をするが、グレースが地面に靄がかかったところに、足をとられていた。
フォンテーヌ達が助けようとするが、メガビョーゲンに阻まれている。助けられるとしたら、グレースの近くにいる僕だけだ。
「させないよ」
助けに入ろうとした瞬間、突然現れた青髪の少年に蹴られた。
「くっ!?誰だ‼」
「僕は茨木。酒呑様の命を受け、お前を倒す」
茨木の蹴りが連続で襲いかかる。僕は耐えながら、突破口を探していた。
するとグレースの近くにダルイゼンが現れ、ラビリンに靄を押し付けた。
「貴方たち、何でこんなひどいことするの!?」
「ひどい?何が?」
「地球を病気にして、みんなを苦しめることだよ」
「決まってるだろ。俺はその方が居心地がいいからさ」
「自分さえよければいいの!?」
「いいよ」
ダルイゼンはグレースの頬に靄を押し付ける。グレースは怯えていた。
「くそ‼」
「ほら、どうするんだ?」
茨木の攻撃から逃れて、グレースを助けないと…………
『いいか紫乃。友達や家族…………好きな人を助けるためなら…………無茶でも何でもやれ‼それが男だ‼』
不意に思い出した声…………無茶でも何でもか……やるしかないな‼
僕は距離を置き、刀を納めて構えた。そして一瞬のうちにグレースの側に行った
「速い!?」
「紫乃くん?」
「ハアアアア‼」
ダルイゼンに蹴りを放つが、避けられてしまう。だけどその隙にグレースを助けた。
「紫乃くん……?」
「…………大丈夫」
疲労が半場ない…………でもグレースを助けるためにしたことだから…………大丈夫だ
「おい、ちゃんと押さえておけよ」
「ちょっと油断しただけだ」
茨木はそう言い残して姿を消した。ダルイゼンは舌打ちをして構え、グレースと僕も構えるが…………
不意にフォンテーヌたちの方を見るとメガビョーゲンの攻撃でピンチになっていた。僕とグレースは頷き合い、メガビョーゲンへと向かっていく。
「「ハアアアア‼」」
二人同時に攻撃を繰り出し、メガビョーゲンを怯ませた。その隙にフォンテーヌがキュアスキャンでエレメントさんの場所を見つけた。
「スパークル‼」
「よぉし‼」
「動きは止めるわ」
カナエさんが連続で攻撃を放ち、メガビョーゲンの動きを押さえる
「今‼」
ハア‼」
スパークルが膝蹴りをして、メガビョーゲンが倒れこんだ。
「グレース‼」
「エレメントチャージ!」
「「ヒーリングゲージ上昇!」」
「プリキュア !ヒーリングフラワー!」
グレースの浄化技でメガビョーゲンは浄化されるのであった。
「「お大事に」」
メガビョーゲンを何とか倒し、のどか達がエレメントさんと話してる間、僕は体の痛みに耐えていた。
一瞬とはいえ、まだ使わない方がいいと言われた陸ノ型を使ったんだ
「紫乃くん……体の負担が大きいの?」
カナエさんが心配しているけど、僕は立ちあがり、笑顔を見せた。
「大丈夫…………ちょっと無理しただけだから…………」
「…………」
何とか誤魔化すなか、カナエさんは黙っていた。
それからのどかたちは、実りのエレメントさんからの新しいボトルをもらったけど、それはとても貴重なものらしく、大切に扱うようにと言われるのであった。