ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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12 のどかに迫る新聞部!?

ある日の放課後、のどかたちと一緒に廊下を歩いていた。

 

「はぁ~お腹へっちゃった~」

 

「ちゆちゃんは今日部活?」

 

「今日はお休み」

 

「帰りにでも寄り道でも…………ん?」

 

「ん?」

 

また視線を感じた。ここ最近、誰かに見られている気がする。のどかもその視線に気がついたのか、後ろを振り向いた。

 

「どしたの?のどかっち、紫乃っち」

 

「誰か私たちを見てるような…………」

 

「のどかも気づいた?」

 

「ちゆちゃん、知ってたの!?」

 

「昨日から誰か付け回してるみたい」

 

「悪意がないから放置しておきたいけど…………」

 

「紫乃くんも!?って昨日から!?」

 

「誰かって…………誰?」

 

誰なのか気になるけど…………何で付け回されているのか…………

 

僕は三人のことを見つめた。

 

「なるほど、みんな可愛いからか」

 

「なっ!?」

 

「えっ!?」

 

「ほえ!?」

 

つけ回したくなる気持ちは分からなくもないな

 

「紫乃くん/////」

 

「紫乃っち////」

 

「可愛いとか////あなたね////」

 

 

 

 

 

 

 

次の日も、渡り廊下を歩いていると、誰かが後をつけている感じがした。

 

「来てる?」

 

「うん」

 

「し‼静かに‼」

 

「作戦通りに…………」

 

建物の中に入り、近くの教室に身を潜める僕ら。

後をつけていた人物が掃除用具の近くまで着た瞬間…………

 

「私たちに何か用‼」

 

「ずっと後をつけてたよね‼」

 

「もう逃がさないぞ~」

 

「話を聞かせてもらおうか…………」

 

「わあああああー!?」

 

ちゆは用具箱から飛び出し、のどかが机の裏から、ひなたは骸骨標本を持ってきて、僕はモップを突きつける。

 

後をつけていた人物が驚いて置いてあった風船の上に尻餅をついていた。

 

「あなた、隣のクラスの…………」

 

後をつけていたのは眼鏡をかけた男子生徒だった。

 

「ふっ、バレたからには仕方ありませんね。走り出したら止まらない‼スクープ追いかけて東へ‼西へ‼たまに行きます‼南も北も‼あぁ、スクープイズビューティフォー。すこやか中学敏腕ジャーナリスト‼その名も益子道男です‼」

 

「有名な人?」

 

「うちの新聞部」

 

「あ~新聞部」

 

「ノンノン、新聞部ではありません。すこ中ジャーナル。編集長件記者です」

 

どっちでもいい気がするけど………

 

「でも他に部員いなくて一人でやってるんだよね」

 

「一人?」

 

「ノンノン、寂しくはありませんよ。僕のような優秀は人材が他にいないのです」

 

優秀なら僕らに気づかれない気がするけど…………

 

「何で私たちのこと、付けてたの‼」

 

「ふっ、スクープの臭いあるところ、この敏腕ジャーナリスト、益子道男ありです」

 

「面倒だからストーカーということで、先生に言いに行こう」

 

「紫乃…………あんた……」

 

「止めてください。これにはちゃんとしたわけが…………花寺のどかさん‼君は秘密の臭いがします‼」

 

「やっぱり警察につれていこう。大丈夫、初犯だからな」

 

「紫乃っち……何か怒ってる?」

 

別に怒ってないけど…………

 

「えっと…………ロープ……」

 

「橘紫乃さん、貴方にはお近づきの印に…………」

 

益子から封筒を受けとり、のどかたちから見えないところで中身を見ると…………

 

「………………それでのどかに何かあるのか?」

 

「急に紫乃っちが笑顔になった!?」

 

「何が入ってたんだろ?」

 

「紫乃…………見せなさい」

 

「断る‼益子…………いくら払えば他のももらえる?」

 

「いえいえ、お金は取りませんよ」

 

いいものを貰ったな…………とりあえず話を聞くと、どうにものどかがメガビョーゲンを呼んでるのではないかという話だった。

 

明らかに違うのだけど、益子は疑うのであった。

 

 

 

 

 

 

のどかの家に集まり、ラビリンたちにも今日のことを話していた。

 

「のどかがビョーゲンズだって疑われてるラビ!?」

 

「濡れ衣もいいところよ」

 

「のどかっちはビョーゲンズを浄化してるプリキュアだって、ちゃんと説明しよう」

 

「ダメラビ!」

 

「プリキュアの正体は絶対に知られたらダメなんだペエ」

 

「うっ、だよね……」

 

「もしプリキュアの正体が知られたら……それこそ一大事ラビ。そうなったら……」

 

ラビリンたちは神妙な表情をしていた。もしもプリキュアの正体が知られたら…………

 

「どうなるの?」

 

その場にいた全員が息を飲む…………

 

「「「さぁ?」」」

 

知らないのかよ!?

 

それから話し合って、のどかがしばらく僕らと距離をおいた方がいいと言うことになった。それはそれでどうなんだろうかと思うけど…………

 

「所で紫乃……それこそ益子くんから何を貰ったの?」

 

「別に普通の風景の写真だよ」

 

「嘘ね。見せなさい」

 

「やだ」

 

絶対に見せない…………特にちゆには…………

 

何とか死守する僕であった

 

 

 

 

 

 

 

次の日から、のどかは僕らと少し距離を置くが、益子の追跡は続いていた。石膏像に紛れたり、肖像画に紛れたり等々…………

 

見かねたちゆとひなたの二人は益子の追跡を何とかしようとしていた。そして僕も…………

 

「益子」

 

「何ですか?邪魔をしないでください」

 

「他の写真ないかな?」

 

「他ですか?一応ありますけど…………」

 

益子から写真を受けとる隙にのどかはその場から離れた。

 

「それにしてもどうして写真なんか…………」

 

「いや、頑張ってる所の写真だから…………」

 

本人には見せるのも、理由を言うのも恥ずかしいからな…………

 

「まぁ、いいですけど…………って逃げられた!?」

 

益子はのどかの姿がないことに気がつき、走り去るのであった。

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