みんなと一緒にエンジェルフォトさつえいかいに来ていた。
女子向けだから僕は離れた場所にあったイスに座っていた。
イスの下ではラビリンたちがビーズメーカーを使って何かを作っていた。
「ひひひ、ここなら人間に見られず自由にビーズメーカーが使えるぜ」
「きっとラテ様喜ぶペエ」
何か企んでる感じがするけど、気のせいかな?
「これ違うラビ。きっちり白黄色赤の順番ラビ」
「大体でいいんじゃね?これ可愛いんだしよ」
「ダメラビ。やり直すラビ」
「ラビリンは厳しいペエ…………」
ペギタン、どんまいと心の中で呟いていると、
「ん?」
フッとカナエさんに似た人が人混みにいるのが見えた。確かめようとするけど、直ぐに紛れてしまい見失う。
「カナエさん?」
確か今日は学校に行ってるはずだからこんなところにいないはず…………
「見間違いかな?」
とりあえずみんなの事を待つことにするのであった。
「のどか!?」
少しするとちゆがのどかの名前を呼ぶ声が聞こえ、そこに向かうとのどかが目を回していた。もしかして人混みで目を回したのか?
「とりあえず少し休もう」
「えぇ」
「あっ……」
ひなたは少し思い詰めた顔をしているけど、話すのはあとの方がいいかな?
外に出て、のどかを休ませていると、ひなたが飲み物を買ってきて、のどかに謝っていた。
「ごめん、本当にごめん」
「え?」
「ダメダメだよね。のどかっちが辛かったのに、全然気づかないで…………」
「ひなた……」
「ううん、そんな…………」
「も~私ってば、つい周りが見えなくなるって言うか…………一人でどんどん突っ走っちゃって…………これ飲んで落ち着いたら帰ろう」
のどかの事を思いやるひなた。のどかは…………
「ひなたちゃん、私……帰らないよ」
「ふえ?」
「だってこんなにドキドキするくらい楽しいんだもん。帰りたくないよ。ちょっと疲れちゃったのはそうなんだけど…………だからひなたちゃん……」
のどかが何かを言いかけた瞬間、ラテが突然走り出す。ひなたは慌ててラテを追いかけていった。
「ひなた!?」
「僕が行くから、ちゆはのどかの事を」
「分かったわ」
「もう少し美しいものがあると思ってみたけど、やっぱり人間界って、本当にセンスないわね。見苦しいったらありゃしない。貴方もそう思わない?零余子」
「私は一応元人間なんだけど…………まぁ、貴方がそう言うならそうなんじゃないの?」
「ふふ、なら私がもっと綺麗にして、貴方に見せてあげちゃう。進化しなさい。ナノビョーゲン‼」
ドッグランで何とかラテを保護したけど、突然くしゃみをして苦しそうになった。
僕とひなたは人気のないところでラテの声を聞くと…………
『あっちの方で綺麗な石が泣いてるラテ』
「綺麗な石?まさか!?」
ひなたと一緒にメガビョーゲンのいる場所に行くと、さっきまでいたイベント会場にメガビョーゲンが暴れていた。
「信じらんない。せっかくのイベントが目茶苦茶じゃん!?」
ひなたはラテを安全なところに移動させ、変身しようとするが…………
「のどかたちを待たないのか?」
「紫乃の言う通りだ。二人だけで大丈夫なのかよ?」
「そんなの待てないって、今すぐここ守んなきゃ私たちで……」
「ひなた…………」
目の前の事しか見えてない。何か言うべきだけど、話してる場合じゃないな
「スタート‼」
「プリキュアオペレーション‼」
「エレメントレベル上昇ニャ‼」
「「キュアタッチ‼」」
「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」
ひなたは変身し、僕は日輪刀を構えた。
「何?またプリキュアと鬼狩りじゃないの」
「柱はいないみたいね。今度こそ鬼神様の為に‼」
「スパークル‼」
「メガビョーゲンは任せて‼」
スパークルがメガビョーゲンに攻撃を仕掛けていくなか、僕は零余子と対峙していた。
「前みたいに逃げないのか?」
「言っただろ‼私は鬼神様の為に…………あの方は優しい方だ‼鬼舞辻様とは違う‼」
何か苦労してるのかな?零余子の言葉から前の主に対しての苦労が伺えるんだけど…………
「今は気にしてられない‼『壱ノ型‼初雪』」
初行くを放つが、零余子は爪で受け止める。
「逃げる気はないのは本当みたいだな‼」
僕の剣撃と零余子の爪が激しくぶつかり合うなか、スパークルは…………
「可愛いのいっぱい台無しにして、せっかくあんなに楽しんでたのに‼絶対元通りにしてみせる‼」
メガビョーゲンの攻撃を避けながら、攻撃を放つが、メガビョーゲンには効いてなかった。
「こいつ、めっちゃ頑丈なんだけど‼」
「スパークル‼無理はするな‼直ぐにこいつを片付けて…………」
「私を雑魚扱いするな‼」
一瞬の隙を突かれ、零余子の爪が僕の肩を貫き、思いきり蹴り飛ばされ、近くの壁にぶつかった
「くっ!?」
「紫乃っち!?」
「スパークル!?後ろ!?」
スパークルもよそ見をしていたためか、メガビョーゲンに吹き飛ばされ、僕の近くに倒れた。
「うっ……」
「スパークル……」
何とか立ち上がるけど、肩に痛みが走り、上手く刀を握れないでいた
「あはは、プリキュア三人でも大したことないのに、たった一人で何とかしようとするなんて、ホント考えなしなんだから」
「そっちの鬼狩りも舐めすぎね」
シンドイーネと零余子の笑い声が響くなか、スパークルは…………
「私……また……」
後悔していた。また一人で突っ走ったせいでこんなことになったと思っているのかもしれないけど…………
僕はスパークルの頭を撫でた。
「紫乃っち!?」
「大丈夫。のどかやちゆは気にしてない。スパークルはみんなのために一生懸命になってるだけだから」
「紫乃っち…………」
「よそ見をしてる暇があるのか‼」
零余子がまた襲いかかる。僕はスパークルを守ろうとした瞬間、
『蟲の呼吸‼蜻蛉の舞‼複眼六角』
六つの連撃が零余子を切り付けた。零余子は後ろに下がると、僕とスパークルの前に、蝶の髪飾りを付けた少女がいた。
「下弦の鬼ですか……それに貴方は隊の人間ではないのに…………」
何処と無くカナエさんに似てる気がするけど、少女が持っている刀は…………日輪刀?
「鬼殺隊の人?」
「私は胡蝶しのぶ。蟲柱です」
しのぶ…………前にカナエさんが言っていた妹さん?
「柱!?まずい‼逃げさせてもらう」
零余子は直ぐに逃げ出すと、のどかたちが合流してきた
「ひなたちゃん、紫乃くん」
「ごめんなさい。気づくの遅くなって……行くわよ。のどか」
「うん」
「「スタート‼」」
「「プリキュア‼オペレーション‼」」
「エレメントレベル上昇ラビ‼」
「「キュアタッチ!」」
「「重なる二つの花!キュアグレース!」」
「エレメントレベル上昇ペエ!」
「「キュアタッチ」」
「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」
二人がプリキュアに変身し、僕らの近くに駆け寄る
「紫乃、この人は?」
「詳しいことは分からないけど、カナエさんの妹のしのぶさんだよ」
「貴方…………どうして姉さんの事を……」
「えっと……」
しのぶさんに事情を話そうとすると、スパークルが突然謝りだした。
「ごめん、私……また突っ走っちゃって……今日のイベントだってそうだし、今だって……」
謝るスパークル。するとグレースがスパークルの手を握り、
「スパークル、さっき最後まで言えなかったけど……今日ずっと自分の事そっちのけで、かわいいアクセサリーとか私たちに似合うのを見つけてくれたよね。私、楽しすぎて胸がいっぱいになっちゃった」
「私も……私も紫乃のことを理由にして、ドレスで写真なんてって思っていたけど、その、ワクワクしたわ。それに突っ走ってしまったのは、貴方が一生懸命だったからでしょ」
「なぁ、言った通りだろ」
「フォンテーヌ……紫乃っち……」
「ありがとう。私、そんなスパークルが好き」
グレースに好きと言われて、顔を赤らめて照れるスパークル。
「あの……呑気に……」
しのぶさんが苦笑いをしながら言われて、僕らはメガビョーゲンと対峙する
「鬼とはちがうみたいですね」
「でも攻撃は通じます‼『雪の呼吸!弐ノ型‼吹雪』」
何十回も突きを喰らわせるが、メガビョーゲンの体には傷ひとつつかなかった。
グレースがキュアスキャンでエレメントさんの居場所を調べると、宝石のエレメントさんだった
「宝石だから固いのか‼」
「砕くには少し厄介ですね」
「フォンテーヌ、氷のエレメントボトルを使うペエ」
「分かったわ。氷のエレメント‼」
フォンテーヌが氷のエレメントの力でメガビョーゲンを滑らせ、凍りつかせた。
「今よ‼スパークル‼」
「OK、エレメントチャージ‼」
「「ヒーリングゲージ上昇‼」」
「プリキュア‼ヒーリング・フラッシュ‼」
スパークルの浄化技を喰らい、メガビョーゲンが浄化されるのであった。
「「お大事に」」
グレースたちがエレメントさんの状態を確認してる中、僕はしのぶさんに事情を 話していた。
「ビョーゲンズ……プリキュア……それに鬼神と私たちの世界の鬼…………厄介なことになってますね」
「それにあの零余子って下弦の鬼にも逃げられましたしね」
あの鬼…………逃げ足早すぎだろ
するとしのぶさんはクスクス笑っていた。
「多分大丈夫だと思いますよ。私が切ったときに毒を撃ち込みましたから、上手くいけばそのまま死ぬか。もしくは苦しんでいる頃でしょう」
笑って言ってるけど、かなり怖いんだけど…………
「とりあえず家にカナエさんと杏寿郎さんがいるので、詳しい話はまた」
「えぇ、紫乃君」
「お~い、紫乃っち~」
みんなが呼んでいるので、僕らは皆のところに行くのであった。
零余子side
「かはっ!?」
血を吐く私。あの柱の女…………刀に毒を仕込んでいたのか?何とか分解したが…………それでも苦しみが襲う
「許さない…………あいつらだけは!?」
『ならば力を授けよう』
突然何かが体を貫き、何かを打ち込まれる
『更なる強さを手にしろ。零余子』
力が溢れてくる。これならあいつらを殺せる‼
紫乃side
みんなの撮影が終わり、写真を見せてもらったけど…………
「ちゆ……顔……」
「言わないで……」
ちょっと緊張してたみたいだけど…………
「ドレス姿のちゆ。凄くかわいいよ」
「紫乃///」
「仲良いね~二人とも」
「うん」
「あの二人は…………恋人同士なんですか?」
何か三人に言われてるけど、僕とちゆはお互い手を握り、見つめあうのであった
次回はオリストになります