ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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19 紫乃の思い

しのぶさんを家に連れていき、カナエさんと再会させた。

 

「姉さん…………」

 

「しのぶ…………」

 

しのぶさんは涙を流し、そんなしのぶさんをカナエさんは抱き締めた。姉妹の再会を無事に果たしたと言うことでいいのかな?

 

「うむ‼今日はいい日だ‼紫乃、今日は御馳走を作った方がいいのでは?」

 

「材料用意してないですよ。まぁ出来る限り豪華にしますよ」

 

「煉獄さんもまたこうしてお会いできて良かったです」

 

「うむ‼」

 

さて三人が思出話に華を咲かせている間に夕飯を作るか

 

 

 

 

 

食事を作り、夕食を食べている時のこと

 

「それじゃしのぶはこっちに来たときに…………」

 

「はい、色んな知識が頭の中に入ってきました」

 

「私たちとは違うのね」

 

「俺たちは紫乃が色々と教えてくれたからな」

 

「本当に大変でしたよ」

 

大正時代から色々と教えるのは本当に大変だった。母さんたちが協力してくれたとは…………

 

「私たちがこの世界に連れてきたのは誰なのでしょうか?」

 

しのぶさんの疑問は分かる。三人ともどうやって来たのか…………

 

「考えられる理由は3つ、そっちの世界の鬼…………上弦の鬼の力、鬼神たちの力、その他の誰かの力ですね」

 

「上弦の鬼は違うでしょう。奴等は人を食うこと、私たちを食わずに転移させるのは変かと」

 

「鬼神たちの場合は、転移等の失敗だと思うけど、安定しない力を扱うのはどうかと思うわ」

 

しのぶさん、カナエさんの二人が2つの理由を否定する。残ったのは…………

 

「誰かしらの仕業と言うが、誰なのだろうかという話になるな」

 

杏寿郎さんの言うことは分かる。転移させた誰かとは誰なのか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

産屋敷邸

 

月明かりが照らす産屋敷邸の庭に洋装を纏った一人の初老の男性がいた。

 

「誰だい?」

 

「おや、私に直ぐに気がついたのか」

 

初老の男性は意外そうな顔をしていた。なるべく気配を感じさせないようにしていたはずなのにと…………

 

「それで何か用なのかい?あまり長居すると隊士が来て揉めることになるよ」

 

「そうだね。まずは自己紹介をしよう。私は宗一。この世界とは別の世界線の未来から来た者だ」

 

「それは興味深いね」

 

直ぐに信じられるとは…………この男は面白い

 

「無駄な問答はやめておこうか。君に頼み事をしに来たのだよ。私の世界にいずれ大きな脅威が現れる。力を貸してもらいたいのだよ」

 

「私の力…………と言うより私の子供たちの力をだね」

 

「そうなるね。今君たちは大変なのは分かっているが、全てが終わったあと…………彼らを私のいる世界に転移させようと思うが…………良いかな?」

 

宗一の頼み事に産屋敷は笑顔で答える

 

「いいよ。ただし全てが終わったあとというのは、死んだ子らもだね」

 

「そうなるが…………」

 

「彼らには戦いが終わったあと、平和に生きられるようにしてくれるかい?」

 

「それは勿論。鬼狩りの力を私の親友の孫に貸して貰えるならね」

 

「孫?」

 

「彼は、ある男より指導を受け、雪の呼吸を受け継いだのだよ」

 

「雪の呼吸…………なるほど彼もそちらにいるのだね」

 

「死んだよ。鬼神と名乗るものたちにね殺されてね」

 

「…………そうか」

 

「それでは私は他に行くところがあるので、またお会いできれば」

 

「お互い生きていればね」

 

宗一は消え、産屋敷は翌日の朝、ある手紙を書き、ある継子に渡すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝、朝食を作っていると、しのぶさんが起きてきた。

 

「早いのですね」

 

「えぇ、食事作るのが日課なので…………しのぶさんこそ早いですね」

 

「早く起きるのが習慣だったりするので」

 

しのぶさんは隣に立ち、作るのを手伝ってくれるのであった。さて後はあるものを買いに行かないとな。

 

そのために連絡はすんでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お邪魔しまーす」

 

朝ご飯食べたあと、しばらくしてのどかたちが訪ねてきた。僕はしのぶさんを連れて

 

「それじゃ頼んだよ」

 

「うん」

 

「任せて‼しの姉にぴったりの服を買うから」

 

「あの……これは?」

 

「私服を買った方がいいかと思って、僕だとよくわからないし、頼んだんですよ」

 

「私服…………」

 

いつまでも着物だと浮いたりするからね。お金はのどかに預けて、しのぶさんを連れて出かけて…………

 

「ちゆは行かないの?」

 

「私は…………」

 

「ちゆちーは紫乃っちと一緒にいたいんだって、だから買い物はのどかっちと私で大丈夫」

 

「しのぶさん、行きましょう」

 

「は、はい」

 

のどかはちゆにラテを預けて、三人は買い物に出て、残った僕とちゆは…………

 

「とりあえず……」

 

「どうしよっか?」

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず二人で日なたぼっこすることにした。ラテはラビリンたちと元気に庭を駆け回って遊んでいる

 

「平和ね」

 

「今日は特に何もなく過ごせそうだよ」

 

二人で他愛のない話をしていると、ちゆはあることを聞いてきた。

 

「ねぇこの間の怪我は大丈夫なの?」

 

「うん、傷もないよ」

 

零余子につけられた傷は綺麗に無くなっている。治りやすい体質とは言え…………

 

「化け物みたいだよな」

 

「紫乃?」

 

「小さい頃からそうだった…………傷とか治りやすいし、化物みたいなもんだよな」

 

周りに気づかれないようにしていたけど…………ちゆはこんな化物みたいな体質の僕の事を…………

 

「ちゆはどう……」

 

言いかけた瞬間、柔らかい感触が唇に感じた

 

「私は紫乃が何者だろうと…………大好きよ」

 

恥ずかしそうにしながら言うちゆ。僕はちゆを抱き締めた。

 

「ありがとう。ちゆ、大好きだよ」

 

「紫乃////」

 

 

 

 

 

 

「何だかお邪魔ラビね」

 

「杏寿郎に頼んで何処か行くか?」

 

「ラテ様、お出かけペエ」

 

「わん」

 

 

 

 

 

 

 

 

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