ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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27 湯煙ハプニング

のどかたちの着替えが終わり、お館様との面会をする事になった。

 

因みにのどかたちが着ていた服はカナヲが回収し、しばらくしてから悲鳴が聞こえたけど…………何だったのだろうか?

 

「待たせたね。こんな格好ですまない」

 

案内された部屋の奥には身体中包帯を巻き、包帯がないところから見える傷跡のような痣…………怪我とかではなく病気によるものだろうか?二十代くらいの男性があまねさんに支えられながら身体を起こしていた。

 

「初めまして、君がいた世界では話は聞いていると思うが、私が産屋敷輝哉だ。橘紫乃、花寺のどか、沢泉ちゆ、平光ひなた、そしてヒーリングアニマルのみんな」

 

僕らの事を知っている……当たり前だよな。宗一さんから話はしてありそうだけど…………

 

「ねぇ、何だかあの人の声を聞いてると……」

 

「えぇふわふわするわ…………」

 

ひなた、ちゆの二人の言うことは分かる。この人は声を聞いてると落ち着く…………何かしらの力を持っている?

 

「紫乃、君の事は宗一から聞いてるよ。雪の呼吸を受け継ぎ、人の身でありながら鬼になれると」

 

宗一さんは全部話しているみたいだ。まぁそうだろうと思ったけど…………

 

「のどか、ちゆ、ひなた。君たちに聞きたい。もしも彼が鬼の力が暴走し…………人を襲うようになったらどうする?」

 

「「「!?」」」

 

「答えてくれないかい?」

 

のどかたちは迷っていた。ここで僕が暴走しないと言いたいけど……その保証はない

 

「…………私は」

 

「…………殺すって事だよね」

 

ちゆ、ひなたは迷いながら、のどかはある事を発言した

 

「私は止めたい」

 

「止められるのかい?」

 

「止めて見せます。声をかけたり、出来ることをして…………止められないって事はまだわからないから‼」

 

のどかの意思にお館様は微笑んだ。

 

「そうだね。止められないこともわからないからこそ、止めようとする。いい答えだね」

 

「産屋敷さん……」

 

「ここに来て、君たちは知れるといいね。彼を守る事を……そして紫乃、強くなるんだ。君はここで自分の力を知れるから」

 

面会は終わり、僕らは刀鍛冶の里に向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

里までは鬼殺隊事後処理係の『隠』に目隠しと耳栓をされて背負われながら向かう。

 

ついた場所は本当に里って感じの場所だ。それに仄かに温泉の臭いが……

 

「長がお待ちしてます。此方へ」

 

「それじゃ僕は行くけど……カナヲ」

 

「うん、任せて」

 

カナヲにのどかたちを任せて、僕は隠の人から聞いた長の所に行くのであった。

 

 

 

 

長の屋敷に行き、案内された部屋にはひょっとこの面を被った人たちが数人。その中央には小さいひょとこが……

 

「やぁやぁ、君が橘紫乃君だね。私は里で一番小さく、一番偉い人だよ」

 

「は、初めまして……橘紫乃です」

 

頭を下げると長は気さくに話しかけ続けてきた。

 

「いい子だね。君の刀は鉱造に任せようとしてるんだけど、蛍を探していてね。時間はかかるからのんびり里にいるといいよ」

 

「は、はい」

 

鉱造って誰だろう?まぁ出来るまでのんびりか…………

 

「あと産屋敷様からに頼まれてね。君にはある鍛練を受けてもらうから……明日案内するから」

 

鍛練?何をされるのだろうか?気になることが多いけど…………

 

「そうだ。長さま。これを」

 

僕は折れた刀を渡した。ずっと持っていてもいいけど…………

 

「出来たら供養してください。おじさんの刀…………お守りにして持っているより、ちゃんと供養した方がいいと思って」

 

「いい子だね。この刀は此方で処理するよ」

 

話が終わり、部屋をあとにしようとしたとき、木箱を背負った額に痣がある男の子とすれ違った。鬼殺隊の人かな?

 

「こんにちわ」

 

「こ、こんにちわ」

 

挨拶を交わし、僕は部屋を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

のどかたちを探しているけど見当たらない。と言うか玄弥と蜜璃さんもいないけど…………

 

「まぁいいや。温泉にでも行こう」

 

里の人に聞いた温泉へと向かう僕であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石段を登り、たどり着いた温泉。湯煙で見えないけど人はいないのかな?

 

とりあえず入り、のんびりしてると…………

 

「ちゆちースタイルいいね」

 

「ちょっとひなた……」

 

「ひなたちゃん、大きいな……」

 

「へっ!?」

 

「意外と着やせするのね」

 

「羨ましいな~私なんて…………」

 

「のどかっちだってこれからだよ~」

 

何か聞き覚えのある声と名前が…………いや、気のせいだよね

 

「温泉気持ちいいラビ」

 

「ちゆのおうちの方がもっと凄いペエ」

 

「まぁこういう温泉もいいよな」

 

「く~ん」

 

「ラテ様はもう少し慣れてから入るラビ」

 

わぁ~聞き覚えのある語尾だ~

 

と言うかまずいよな。覗き……という訳じゃないけど…………今は気づかれてない。湯煙のお陰でこっちの姿は見えてない。音を立てずにゆっくり出て…………

 

そんな時風が吹く。その風が湯煙を晴らし…………

 

「「「えっ?」」」

 

「あっ!?」

 

…………時が止まった

 

互いに裸のまま固まっていた。

どうする?どうすればいい?この状況…………

 

1 みんなよりも早く悲鳴を…………のどかは年相応の膨らみがあり、ほんのり肌が赤く染まっている。

病院生活が長かった割には肉付きもよく、健康的に色っぽい

 

 

2 何事もなく…………ちゆは運動部に所属しているだけあって、腕や足が引き締まっていて、スタイルもいい。胸部はのどかと同じくらいかちょっと大きい感じか…………

髪を纏めているからか、肌を伝う汗が妙に色っぽい

 

3 ひなたは服のせいで分からなかったけど、意外と大きいな…………それに髪の毛を纏めてないからか、濡れた髪が肌に張り付いて色っぽい。

 

何と言うかみんな官能的だな………………

 

 

 

 

選択肢おかしくないか?この状況の打開策を考えていたんじゃ…………

 

もう一回考えないと…………

 

1 のどかは驚いた顔をしたまま、固まり…………

 

2 ちゆは顔を赤らめ、困惑している。

 

3 ひなたは急いで自分の身体をタオルで隠し、目に涙を浮かべながら

 

「………………バカ」

 

4 ラビリンたちは三匹して『御愁傷様』と言う

 

選択肢すらでない。どうする?どうすれば…………もう心のままに従って、

 

「………………みんな、良いから…………」

 

プリキュア・ヒーリング・フラッシュ(物理)が頭に喰らい、気絶するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

玄弥side

 

甘露寺さんとカナヲと今後色々と様子を見ようと話を…………俺は話を聞いていただけだが…………

そんなことをしていると、何故か浴衣がはだけた状態ののどかたち三人とすれ違いつつ、温泉に入ると、湯船に頭から血を流す紫乃が浮かんでいた。

 

「な、何が…………」

 

「げ、玄弥…………?」

 

不意に後ろを振り向くと炭治朗が驚いた顔をしていた。

 

「こ、殺したの?」

 

「殺してねぇ‼」

 




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