プリキュア・ヒーリング・フラッシュ(物理)を喰らい、打ち所が悪く気絶していたけど、目を覚ますと湯船で玄弥と長の所ですれ違った子……炭治朗がいい争いをしていた。とりあえず止めに入り、何とか収まり、男三人でのんびり入ることになったけど、木箱から出てきた竹筒をくわえた子が楽しげに泳いでるけど、目のやり場に困る。
「それじゃ鬼みたいに再生能力が?」
「あと鬼になれる」
鬼化して見せると驚く炭治朗。まぁ鬼殺隊なら驚くよな
「鬼でも襲ったりしないからな」
「分かるよ。紫乃はそんな感じがするから」
「玄弥……こいつ、信じやすいのか?」
「炭治朗だからな」
「いや、匂いで分かるよ。紫乃から鬼の匂いはしない。優しい匂いがするから」
匂いって…………そういえば善逸は聴覚が鋭く、伊之助は触覚、カナヲは視覚。どこかしらの五感が鋭いらしい。玄弥は鬼を食べたりして力を得るから、味覚になるのか?
炭治朗は嗅覚に優れてるのか
「そういえば玄弥って……風柱の人と同じ名字だよね。兄弟なの?」
「…………あぁ」
何だか言いにくそうだな。兄弟の問題やら大変みたいだな。
「悪いな。今は詳しく話せないんだ。後で話すよ」
「わかった。待ってる」
「僕にも後で聞かせろよ」
「あぁ」
風柱か…………どんな人なのだろうか気になるな。玄弥のお兄さんだから優しいのかな?
「そういえば何で紫乃は倒れてたの?」
「確かに……俺が来る前にあいつらに会ったけど……」
「…………」
僕はありのまま話した。温泉に入ろうとしたら、先に入っていたのどかたちと出くわし…………つい
「いい身体してるなって言おうとしたら、石投げられた」
「自業自得じゃねぇか」
「あ、あははは……」
後で謝らないとな。
「すみませんでした‼」
温泉から上り、玄弥と炭治朗に同行してもらいながら、ちゆたち三人に土下座した。
「えっと……気にしないで」
「そうよ。わざとじゃないんだから……」
「その……石投げたのごめんね」
みんな許してくれているみたいだ。良かった…………
「それにさ、煙で見えてなかったでしょ。見られてないなら…………」
煙で?いや、ばっちりだったけど…………
「いや、ふつう…………」
ゴンッ‼
玄弥に思いきり頭を叩きつけられた。
「おまっ!?余計なことを言うな‼自分から死にに行くのか‼」
「玄弥、落ち着いて……」
「す、すまん。つい……」
何だかんだあってみんなに許してもらいつつ、蜜璃さんとカナヲと合流し、一緒に夕飯を食べてその日は終わるのであった。
朝になり、僕らの部屋にひょとこの面を付けた男の人が訪ねてきた。
「君が橘紫乃くんだね。私は鉄穴森 鋼蔵と言います」
「ど、どうも」
「君の日輪刀…………元々の持ち主の方の担当をしていました。この度貴方のも打つように頼まれました」
おじさんの担当だったんだ…………僕は土下座して謝る
「すみません。刀を折ってしまって……」
「あぁ~お気になさらずに」
「いえ、気にします。大切な刀を折ったのですから…………」
「本当にあなたは優しい方ですね。刀の事も大事に思っていてくださる。出来上がるまでの鍛練の準備がすんでいます」
鉄穴森さんから鍛練の場所を教わり、僕らはそこへと向かった。
蜜璃さんや玄弥も誘いたかったけど、忙しいみたいでいなく、カナヲは炭治朗と一緒に何処かに行ったらしい
「絶対カナカナってたんじーの事…………」
「確かにそう見えるけど…………」
「仲良さそうだもんね。禰豆子ちゃんと仲いいみたいだもん」
恋愛話に花を咲かせるのどかたち。女子は好きだな…………
「あっ、ここか……」
目的地には一体の人形が置かれていた。六本の腕の人形……
「これが紫乃の鍛練…………」
「あれ?動かしてくれる人がいないけど…………」
「ねぇねぇ、手紙が置いてあるよ」
ひなたが見つけた手紙を受けとり、読んでみると…………
『少しお待ちください』
「何処かに行ってるのかな?」
「少し待ってましょう。勝手に触ったりしたら壊れたりするし…………」
「そうだね」
「へぇ~絡繰り人形ってやつだよね。昔の人ってこんなの作れたんだ~」
何かひなたが触ってるけど…………大丈夫だよな
カチッ
変な音が聞こえた瞬間、絡繰り人形が動き出した。
「ひ、ひなた……」
「ご、ごめん!?」
絡繰り人形は動きだし、持っている木刀を振り回してくる。僕は咄嗟に持っていた木刀で立ち向かう。
「みんなは下がって‼」
『雪の呼吸‼壱ノ型 初雪』
技を放つが六本の木刀に弾かれる。
まさかと思うけど…………
『雪の呼吸‼弐ノ型 吹雪』
何十回もの突きを繰り出すが、突きが全て弾く。
「…………技に反応してる?」
「紫乃‼私たちも…………」
「みんなは下がって…………」
「でも!?」
これは僕の鍛練だ。それに気になることがある。技術があっても、勝手に反応するとかこの時代ではあり得ないはず…………
『先ずは弾かれないように人形に技を当てろ。そこの娘たちはしばらく待っていろ』
何処からともなく声が聞こえてくる。誰かが操ってるのか?だとしたら…………
「やってやる‼」
『雪の呼吸‼壱ノ型 初雪』
技を繰り出し、弾かれる。何度もそれを繰り返すなか…………
見えてきた。隙間が…………
『雪の呼吸‼弐ノ型 吹雪』
絡繰り人形の木刀の太刀筋の隙間を潜り抜けながら、絡繰り人形に技を当てる。
すると人形は止まる。それと同時に地面に倒れると…………
「紫乃!?」
みんなが駆け寄ってきた。こんなに技を繰り出すのは初めてだ。流石に疲れる。何とか立ち上がる。
「大丈夫……疲れただけだから…………」
「もう…………」
ちゆは僕を抱き締めてきた。あの……こんなときに……
「ちゆちー、流石だね」
「うん、流石だね」
何が流石なのか気になるのだけど…………
するといつの間にか手紙が置かれていた。
『この絡繰りは雪の呼吸の使い手の為の専用のもの。説明書に書かれているように動かせば、全ての技に対応出来るようにしてある。そっちの娘共に手伝ってもらい、全ての技の精度を上げろ。相鉄』
もしかしてさっき動かしていた人が…………
「私たちも手伝えるって事だよね」
「えぇ、説明書を見る限りでは、簡単に動かせるわ」
「えっと、紫乃っちの技に対して後だしすればいいんだよね」
「糸は七本……ラビリンたちも手伝うラビ」
「僕たちも手伝うペエ」
「よっしゃ‼行くぜ紫乃‼」
みんなに手伝ってもらいながら、鍛練が始まるのであった。
(それにしても…………七本?あと一本は何なのかしら?)
夜になり、鍛練が終わり、温泉に入る僕。流石に昨日みたいな事にはならないように注意はした。
「いないな…………はぁ、疲れが取れる…………」
今日1日、鍛練してたけど…………弐ノ型しか当てられてないな…………
「気合いをいれて頑張らないと……」
体質のお陰で怪我はないけど…………疲れはある分……温泉の気持ちよさに……眠く……
「紫乃?」
ちゆの声が聞こえてくる。何だろう?夢かな?
「…………疲れてるのね」
ちゆは微笑むと、僕にキスをした。
「お疲れ様」
目を覚ますけどちゆの姿はなかった。夢だったのか?それにしては…………感触がリアルだったような…………
「まさか…………」
夢じゃなかったとか…………
湯船から上り、部屋に戻るとのどかたちが楽しそうに話していた。
「おかえり。紫乃くん」
「長湯だったね~」
「途中で眠ってた」
「それ溺れるよ~」
「溺れる前に起きたけど…………そういえばちゆ」
「な、何?」
何故か動揺しているちゆ。どうしたんだろう?
「温泉に来てなかった?」
「…………来てないわよ」
来てなかったなら、あれは夢…………
「あれ?ちゆちー温泉に入りに行くっていってなかった?」
「うん、でもすぐに戻ってきたけど…………」
「そ、そうだったかしら?」
何か誤魔化してるけど…………これ以上は聞かない方がいいかな?
ちゆside
温泉で寝落ちしそうになっていた紫乃。疲れているせいもあるのかもしれない。
「頑張ってるのね」
頑張ってるご褒美にほっぺにキスをして、戻ろうとしたけど…………
「あっ!?」
手が滑り、ほっぺにキスではなく、唇にしてしまった。気づいてまた見られるのが嫌で私は慌てて温泉から出るのであった。
一話に一回イチャイチャさせないと…………戦闘等で書くのにモチベーションが…………
次回は炭治朗の鍛練を見に行く感じです。時透くんとも出会う感じです