紫乃side
温泉からの帰り道、里中に悲鳴が響く。何事かと思い、辺りをみると壺がついた怪物が暴れていた。
「あれは……」
壺、怪物…………まさかと思うけどさっき割った壺に封印されていた怪物!?
「…………黙っていよう」
とりあえず怪物を倒していくことにするのであった。
『雪の呼吸‼壱ノ型 初雪』
鍛錬のお陰なのか技の威力が上がっている。
「壺が弱点か。早く倒していかないと…………」
まだ敵が多い。のどかたちと合流しないといけないし、里の人たちを助けないと…………
「迷ってばかりだ。どうしたら…………」
やるべき事が多い。多すぎる。考えろ……考えるんだ。
「片っ端から片付ける‼」
暴れまわる怪物を倒して、のどかたちと合流する。待っててくれ
「紫乃くん!?」
すると僕のところに蜜璃さんが駆けつけてきた。確か任務とかでいなかったはずなのに……
「早く来れるように来たんだけど、みんなは?」
「宿の方に……」
「早く合流しないと…………」
蜜璃さんと一緒にみんなと合流しに行こうとしたとき、誰かが話しているなのが聞こえた。
「小鉄はどこに?」
「森に行ってるみたいだけど…………」
小鉄くんが…………こんな騒ぎの中……どうする?どうすれば…………
「紫乃くん、みんなは私に任せて」
「蜜璃さん……でも!?」
「私や玄弥くんは経験してるから大丈夫‼だから紫乃くんは急いで」
任せて……いいんだよな。間違ってないよな……そんな考えが頭の中に巡りつつ、僕は蜜璃さんにみんなの事を任せて森へと入るのであった。
のどかside
突然宿の中から大きな音が響いて、音の場所に行くと半壊された場所に三体の鬼がいた。
「ほう、他にも鬼狩りがいたか」
「だが刀を持っていないみたいだ。すぐに片付けられるぞ」
「悲しいな。知らぬまま死ねずに」
「鬼!?」
「ど、どうしよう……私たちだけで……」
「……」
玄弥くんは槍に刺されていて、禰豆子ちゃんは押さえつけられている。カナヲちゃんは錫杖を持っている鬼と対峙している。私たちは…………
「戦おう」
「のどか!?」
「私たちで何とかできるの?」
「このまま放っておけないよ。だから…………できる限りの事をしよう‼」
「……そうね。できる限りのことをしましょう」
「……分かった。やるよ‼」
「「「スタート」」」
「「「プリキュアオペレーション」」」
「「重なる二つの花!キュアグレース!」」
「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」
「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」
「「「地球をお手当て‼」」」
「「「ヒーリングっとプリキュア‼」」」
私たちは変身して、三人に分かれて戦う。
「姿を変えたところで‼」
カナヲちゃんと対峙している鬼……積怒が雷を落とすけど……
「ぷにシールド」
シールドで防いだ。
「防げたラビ」
「カナヲちゃん‼」
「うん」
『弐ノ型 御影梅』
カナヲちゃんが鬼を切りつける。私たちはなるべく防ぐことに集中しないと…………
フォンテーヌside
「積怒、油断したのか?」
この鬼……舌に哀って書かれてる。三体しかいないけど、喜怒哀楽ってこと?
「ハアアアア‼」
「邪魔だ」
槍を大きく振りかぶるけど、私はシールドで防ぐ。一撃が重いけど……
「玄弥‼」
玄弥が後ろから鬼の首筋に噛みつき、肉を食らう。
「オラッ‼」
肉を食らったことで、鬼の力を得て銃弾を至近距離で喰らわす。
「ぐっ‼」
「サポートは任せて」
「無理して怪我すんじゃねぇぞ‼紫乃に怒られるからな」
「そうね」
「こいつら‼」
スパークルside
押さえつけられている禰豆子っちを助けるために、背後から蹴り飛ばす私。一瞬の隙が出来て禰豆子っちが解放されて、鬼の顔を蹴る
「小娘共が‼全然楽しくないぞ‼」
「むぅーーー」
禰豆子っちが手から炎を出し、鬼を焼く。これって血気術?
「よぉし‼私たちも一気に決めるよ」
「いや、ひなた‼?鬼にプリキュアの技が効くわけないだろ」
「やってみなきゃわからないじゃん」
「エレメントチャージ‼」
「「ヒーリングゲージ上昇‼」」
「プリキュア‼ヒーリング・フラッシュ‼」
浄化技を放ち、焼かれている鬼に当たった瞬間…………
「ぎゃああああああああ!!!?」
鬼が塵になった。あれ?
「どういうこと?」
「もしかしてプリキュアの浄化が鬼にとっては太陽の光と同じなのか‼」
「なるほど‼グレース‼フォンテーヌ‼」
炭治朗side
翼の生えた鬼を貫きながら宿に戻ると、禰豆子たちの他にも変わった姿の女の子達がいた。
「誰?それに三体いたのに2体しか…………」
「哀絶‼何だあの小娘共は‼」
「わからん‼だが他の鬼狩りたちとは違う‼」
俺はみんなのところに駆け寄ると、謎の女の子達から似た匂いを感じた
「君たち……紫乃と一緒にいた……鬼殺隊の……」
「私たちはプリキュアです。炭治朗くん、黙っててごめんね」
「力になれることは分かったわ。あと三体‼」
「一気に決めるよ‼」
よくわからないけど……これなら戦える
紫乃side
小鉄くんを探しているとあばら屋を見つけた。それと同時に小鉄くんと鉄穴森さんと長い黒髪の男の子と合流した。確かのどかが会った不思議な子……炭治朗に聞いたら時透だっけ?
「紫乃殿‼無事で」
「鉄穴森さん、良かった。どうしてここに?」
「鋼鐵塚さんが……炭治朗くんの刀を打っているかたがいるのです。早く避難しないと……」
鉄穴森さんが小屋に近寄ろうとした瞬間、時透が止めた
「待った」
「あれは……」
小屋の近くに壺が置かれていた。まさかと思うけど……
「ヒョッよくぞ気がついた。貴様は柱ではないか?それにそこにいるのは私の壺を割った小僧ではないか」
何かうねうねしたものが壺から出てきた。本来目があるところに口が二つ、額と口のところに目がある。その目には上弦と伍と書かれている。
「上弦の鬼‼」
「私は玉壺と申すものであります。ここに居られる四人には殺すま…………」
『雪の呼吸‼弐ノ型 吹雪』
とりあえず突きを喰らわせようとしたけど、壺に引っこみ、別の壺に移動した。
「せっかちな‼私の素晴らしい作品を‼」
「いや、壺の芸術とかいまいち分からないから…………花瓶と漬物に使ってるくらいだし」
「芸術を分からんとは嘆かわしい‼」
「漬物に使える壺くれない?」
「貴様はどれだけ漬物に拘る‼」
だって美味しいし…………
「それに漬物は瓶だ‼」
「そうなの?どうでもいいけど…………」
「このガキ‼」
「話終わった?早く片付けよう」
僕と時透の二人で玉壺に斬りかかる。玉壺は壺から壺へと移動して、金魚みたいなものを産み出す。
『千本針‼魚殺』
金魚から大量の針を吐いてきた。時透と僕は避けていくと鉄穴森さんたちの方に針が迫る。時透は二人を庇った
「時透!?」
「お前も針まみれになれ‼」
一瞬の油断で大量の針を喰らってしまった。
「直撃だな。生きてはいない」
「針まみれは初めてだよ……」
針を抜き、刀を構える。
「あの柱の小僧より弱いくせに‼だが毒で意識は保てないだろ」
確かに意識は薄れていく。だけど……まだ立てる
「動けないように針まみれだ‼」
更に針が僕の身体に刺さり、僕は倒れる。
「ヒョッヒョッヒョッ後は柱のみ‼」
薄れていく意識の中、僕は身体に力が湧くのを感じた。
(何だ?毒の影響なのか?違う…………鬼の力が玉壺の毒を取り込んで力に変えている?)
中和もしてくれてるのか?後は立ち上がるだけだけど…………
今の僕には上弦の鬼には勝てない。何か…………ないのか?
考え、考え抜いた。そしてあることに気がついた。血気術だ。僕だけの血気術を…………あいつの動きを……傷ついた人を助ける力を…………
「ヒョッヒョッヒョッあの水の檻を破ったみたいだが。毒が回った体でどうにかできるのか?」
「悪いけど身体の調子がいいんだ‼」
「ふん、痣を出した程度で…………」
玉壺が話に夢中で僕に気づいてない。僕は立ち上り、自分の手首を切った。その瞬間、勢いよく血が噴き出す
『血気術‼血癒の雨』
「ヒョ!?針まみれになったはずなのに!?それにその姿は!?」
「鬼になれるんだよ。それに血気術も使えるんだよ」
「ふん、いくら血気じゅ…………ゴフッ!?」
玉壺が突然吐血する。効いてるか
「僕の血気術は回復。人間には傷ついた身体を癒し、鬼には回復阻害、過剰回復。過剰回復は再生力を狂わせるから、身体が崩壊する。ほら、集中しないと身体が壊れるよ」
「ぐぬぬぬぬ!?」
意識をそらしているなか、鉄穴森さんが一本の日輪刀を渡してきた。
「紫乃殿、これを‼貴方の刀です」
新しい日輪刀を受けとり、僕は構えた。
『雪の呼吸‼漆の型 雪崩』
玉壺の腕を切り落とす。切り落とした腕はバラバラになっていく。
雪崩は飲み込むかのように相手を切り刻む技。速度が重要だけど鬼化してるからそこら辺はクリアしている。
「時透、行くぞ」
「…………無一朗でいいよ。そう呼ばれたいから」
何か寝てる間に感じがよくなってないか?まぁいいか
血気術 血癒の雨…………名前が入ってますね